芝生とスギナ(その1)
さて芝生を植えて2週間も経過するとスギナがどんどん出てきました。
スギナは茎が地下で伸びてなかなか撲滅が難しいものです。
スギナを抜いても根絶は難しく、基本的には根を枯らし、繁殖しにくい土壌にすることが必要です。
しかし、芝生を張り始めたままでこの難題に取り組みました。
1.石灰をまく
本当は植える前にやればよかったのですが、大丈夫だろうと甘くみていました。
どうもしっかり酸性土壌だったようで、おまけに肥料もスギナに行ったかと思われるほど大繁殖しました。
スギナは酸性土壌を好むらしく、石灰が良いとありました。
しかし、今から巻くと芝生まで枯らす公算が高く、悩んだあげく有機石灰にしました。
有機石灰は牡蠣の貝殻を砕いたもので、これは穏やかですので芝生にも影響はありません。
これ以上の繁殖を阻止するべく撒きました。
欠点としては、水に溶けませんから、地面が真っ白になります。(TT)
2.MCPPを試す
最初はラウンドアップなどの万能除草剤を考えましたが、これだと1本1本塗る必要があります。
もう大繁殖してしまって、それではとても間に合わない状況になりました。
さてスギナは(その葉に似ず)広葉雑草です。一方の芝生はイネ科です。
そこでイネ科以外に効果のある除草剤ということで、MCPPに行き当たりました。
これなら芝を植えたままでもいけそうです。
MCPPは葉から吸入されますのでスギナはある程度成長させる必要があります。(このあたりはラウンドアップも同じです。)
そこで1週間放置してそれから撒きました。
以下が、撒いた時の写真です。もう一面スギナに覆われた状態です。
一時は芝生をはがしてやり直しではないかと悩みました。
藁にもすがる思いのMCPPでした。
地面はもう有機石灰で真っ白です。
芝生を植えてわずか3週間後です。スギナはたくましいです。