HDDレコーダー(6)
結局は一般動画の東芝へのムーブバックはあきらめた。
わかっているのはm2tsに依存している
・音声がAC3だと早々にはなねられるが、AACかmp2だと99%までは行く
・この後がどうしても登録できない
TSReaderLiteというのがあってtsなら解析できる。
有償であれば
TSPE - Transport Stream Packet Editor(bit stream tools)
というのもある。30日間は無料のようだ。これはm2tsもtsもOK。
m2ts<->tsはいろいろ落ちているのでそれで変換可能。cciconvなどが有名らしい。
TSReaderLiteで、ちょっとフォーマットを見てみると
1)tsMuxerで「認識できないTrackがある」
となり確かに未定義のパケットが出ている。
2)PMTにstream identifier descriptorがない。(user defineもない)
というのが目に付いた。
1)は東芝で録画し、PCで解除。TSPE は特定のパケット削除ができるので、それで未定義部分を削除。
その状態でBDにしてみると...ちゃんとCopyできたりする。
尚、この状態だとTSMuxerは警告を出さない。やはり要らないものらしい。
2)は手持ち動画をtsに変換。ツールをいろいろためしたが、VLCとかではつかなくてTSSniperに一旦読ませ、出力するとついてくる。tsなのでm2tsに変換。
つまりPMTにstream identifier descriptorを記述するような感じ。(UserDefineはない)
その状態でBDにしてみると...Copyできない。(TT)
結局のところ予想はことごとく外れ、「できないまま」という結果になった。
東芝にメールしても返事も来ない。(TT)
とどのつまりHDDレコーダで動画管理を夢見たが、東芝では無理のようだ。
そのうちVerUpでできればいいが期待薄にも思う。
これをやるのであれば松下で外付けUSB-HDD対応のものを買うしかない。(Sonyやシャープは不明)
動画について考えてみると
・録画されたもの
元々TVで見ることを前提としているためサイズなどが一定
・動画一般
PCで見る前提なのでサイズ・解像度などバラバラ。PCで見るのならいいが、TVで見るとなると変換が必要。
唯一の方法としてネットワークメディアプレヤーやDLNAクライアント付のTV(HDDレコーダー)などをつなげば見えるが、これもオールマイティではなく例えばflvなどは再生できない。
となる。
それ以前に元々TVで見る前提のDVD動画も一元化したい。
とどのつまり「TVで見られるように変換した動画」にしておけばいいのだが、そうなると
・720×480以下のもの:VOBに変換する
・それ以上のもの:m2tsに変換する
のが良さそうだ。
尚、VOB->m2tsはtsMuxerで無劣化でできるが、逆のm2ts->VOBは包括的で1対1ではないので再エンコードになる。なので無理してm2tsにしないほうが良いような気がする。
またm2tsはSITなどに「番組情報」があるので、そこに題名などを書き込めば、ファイル名を変えても表示題名はまともになる。(pinfocopyというソフトでできる)
m2tsで統一してもいいのだが、VOBには戻れないことは留意しておいたほうがいい。
ちなみに
VOB: Chpper XPで無劣化編集できる。VOB Mergeで結合もできる。
m2ts: 出力がtsになるがTSSniperで無劣化編集ができる。tsMuxerで結合できる。
という編集ならできる。
m2ts化してBDにすると松下ではムーブバックできるので、それをレコーダで編集して書き戻すことでPCがなくても編集できる。東芝ではこれができない。(当然ダビングもできない)
まあVOBは圧縮効率がいいとは言えないが標準化が厳しい分、形式統一には向いているように思う。
そうなると動画->VOB変換のツールが必要で前にAnyVideoConverterを紹介して、実際にある程度は使っていた。しかし、このツールは原画をTVサイズにリサイズ変換するらしくアスペクトがおかしなことがあった。
そこでiWisoft Free Video Converterに変えた。これは起動時にブラウザを立ち上げるが
・VOBで変換元サイズがTVサイズと違う場合でもアスペクトは維持され余白に黒が入る変換になる。ただ16:9と4:3で合わないケースも出るが、それはVOBにした後reaspectなどで修正できる。
・VOBの音声はAC3だけではなくmp2を指定できる(東芝とは相性が良い)
・HD形式で720×480以上のVOBが作成できる(あまりそういうものは作らないほうがいいような気がするが)
という利点がある。
こうやっておく利点であるが
・DVD化する
Free Videos To DVDが良さそう。(日本語は文字化けするが処理は正常)
VOBからこれを通せばDVDが作成できる。
・BD化する
chotBDAVが良い。
m2tsならこれですぐできる。
VOBの場合VOB->m2ts(tsMuxeRGUI)で無劣化変換できる。
このぐらい簡単で良いと思う。chotBDAVのおかげ。
書くのはImgBurn。ファイナライズ(?)されて読み込み専用になるがBD-REなら消せば何度も使える。(寿命はあるようでWinで読めなくなったことがある。)
tsMuxeRGUIやmulutiAVCHDでもできるが、これはBDMV形式になりHDDレコーダにはCopyできなくなる。
まあ、動画を全部m2tsにしてHDDレコーダの外付けに入れる夢はなくなった。(TT)
松下の外付けUSB-HDD対応機種を買えばできるが、そこまでのことでもない。松下は一時外付けUSB-HDDに否定的だったのでDMR-BWT2100にはついていない。まあそういう用途は想定外なのだろうけど。でも動画をTVで見たいってのはあると思う。
ただ考えると、結構しんどい作業になるわけで、結局は
・今のままのバラバラの形式でNASに入れておく
・BDにしたくなったら変換してBDにする(DVDにしたくても同じ)
程度でいいように思えてきた。
変換は最低、ネットワークメディアプレヤーで見える形式ならTVで見られる。ただネットワークメディアプレヤーにしろDLNAクライアントにしろ反応がいまいち。
「できる」のと「使える」ってのは別物にも思える。