空を見上げて
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USBデバイスの製作(7)

サンプルをコンパイルして書き込むのはできたし環境も出来た。
今度は自分独自のものをやってみることにする。

まずはUSB-IOもどきに挑戦する。
ベースは
EVK527-series4-hidio-2_0_1-doc.zip
というのがそれにあたる。
ただ今回はホストも作りたいので
generic_usb_hid_2008-11-19.zip
も一緒に調べる。

このプログラムはいいのだが、
出力:1バイト目にOnかOffか、2バイト目にLED番号を書く。

if(Led1 == false) {
Led1 = true;
m_Led1.SetWindowText(_T("LED 1 ON"));
DYNCALL(writeData)((UCHAR *)"11");
}
else {
Led1 = false;
m_Led1.SetWindowText(_T("LED 1 OFF"));
DYNCALL(writeData)((UCHAR *)"01");
}
入力:1バイト目を見る。
if(sbuffer[0]==1) {
AddRecievedData("Button as been pressed");
}
else {
AddRecievedData("Button as been released");
}
となっている。
これでもいいが、もっと単純に投げたデータをそのまま書いたり読んだりするようにする。
ホストプログラムはAtUsbHid.dllが使える。
これは入力8バイトと出力8バイトを転送するもので簡単な呼び出しで実行できる。
(ヘッダは後者に含まれている。)
面倒なのでDelphi用のPascalヘッダを作成する。
これでホストにサンプルを書き込んで実験。
ここまでは簡単に動く。

162側も書き換えてみる。LedとかJoyとかいう名前もおかしいので自前で書き換える。
するといろりろなファイルに変更が波及する。こうやって勉強するものなのかもしれない。
それやこれやをやっているとめでたく動作する。
USB-IOみたいに使えるしdllもある。

それでは面白くないので拡張を考える。
仕様を読むとSCIがある。CDCにするとブリッジ風なので、HIDとSCIの変換を考える。
これはCypressのものでもMOTOという会社からサンプルがあった。
こういうブリッジをやると転送速度の違いを考慮して設計しなくてはいけない。
つまりアプリにはある程度制限がかかる。
しかしメリットもある
・HostはComとして扱う必要がない(設定が要らない)
・DeviceはSCIで拡張が簡単。例えばAVRをもう1つなど
というメリットがある。
この162にはADコンバータがない。(TT)
外付けでSPI経由というのもあるのだが、価格とか入手性とか柔軟性からすれば、AVRをもう1つつないでも似た様なものである。(するとCDC+AVRと変わらないが、IOが使える。)
それもあって、このSCIを活用することにする。


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USBデバイスの製作(6)

シリアルROMが届いたので早速組み上げる。
1.27mmのSMTなので秋月の変換基板でDIPに変換する。
こんな感じ。

少し狭くなってきた。(^^!
このシリアルROMは電源が3.3Vなのでそれも作成が必要になる。
ただ入出力は5Vトレラントなので直結可能。
STK526の接続と同じでよい。

次にソフトを修正する。
これは結構箇所が多い。(TT)

・usb162\ms_hidmouse\lib_board\stk_526\stk_526.h
// One AT45DB642D
#define DF_8_MB

#define DF_2_MB
に。
・usb162\ms_hidmouse\lib_mem\df\df.h
に以下を追加。4Mまでの定義があるが2Mの定義がない。
DF_DENSITY、DF_PAGE_MASKは他のROMのデータシートと比べながら修正。
結果的にはあっていたようである。
//_____ D E F I N I T I O N ________________________________________________
#ifdef DF_2_MB // AT45DB161 memories
#define DF_SHFT_DFIDX (21) // RShift to apply to an absolute
// * Byte address to get the DF idx
#define DF_DENSITY ((Byte)0x2C) // Status Register Format???
#define DF_PG_BUF_1 ((Byte)0x82) // fast main memory program through buf1
#define DF_PG_BUF_2 ((Byte)0x85) // fast main memory program through buf2
#define DF_PAGE_SIZE (512) // page length
#define DF_PAGE_MASK ((Byte)0x00) // mask MSB page bits
#define DF_SHFT_B1 (1)
#define DF_SHFT_B2 (7)
#endif
・usb162\ms_hidmouse\lib_mem\df\df_mem.c
以下を追加(メモリ容量)
#ifdef DF_2_MB // AT45DB161 memories
*u32_nb_sector = ((DF_NB_MEM*2*1024L*1024L)/512)-1;
#endif
後2箇所512B PAGESと1024B PAGESの切替箇所がある。
8MのROMは1024で2Mと4Mは512である。
#ifndef DF_8_MB // 512B PAGES
//#ifdef DF_4_MB // 512B PAGES
を書き換え。

試行錯誤だったのだが、だいたいそんな感じだったと思う。
動かしてみると「フォーマットされていない」とメッセージが出てフォーマットするとちゃんと動く。
一応読み書きも正常である。早くはないし、2MByteにしても小さいのだが、便利そうでである。

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USBデバイスの製作(5)

調子にのって幾つかのサンプルを動かしてみる。
Atmelさんのサイトには以下のものがある。
・hidio(HIDの汎用ポート)
・hidmouse(HIDのマウス)
・cdc(シリアルポート)
・ms_hidmouse(マスストレージ+HIDマウス)
上の2つはLEDとスイッチであっさり動く。
cdcはドライバがない。(^^!
MSの標準ドライバで動くのだが、VIDとPIDの問題でinfを書く必要がある。
しょうがないので自前で書いて、なんとか動いた。
動作は
・USRATで受信したものをエコーバックしLEDを点滅
・ボタンを押すとUSRTに文字列を送信
みたいな動きをする。
汎用のブリッジの方が使い勝手は良いと思うが、調べるとここここが参考になる。

とりあえず残るのはms_hidmouseだけになった。
これを動かすにはSPIのシリアルROMが必要である。STK526は8MByteらしい。
ネットで探すとスイッチサイエンスさんにAT45DB161D-SUが1個¥360であった。
2MByteだがピンは同じだし、なんとかなるだろうという気持ちで注文した。
¥3000以上で送料無料なので10個にしようとしたら、1名4個までだった。(TT)
支払いにはPayPalが使える。
届いたら、マスストレージに挑戦することにする。

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友人の紹介(1)

アンプのところの委託された伯耆陽治さんについてのお話。
伯耆さんはアンプ設計以外にもバンド活動などもやられる。
どれをとっても一流なのでこんな才能の人もいるんだとうらやましい。
ついでにお住まいまでうらやましい。
建築家は廣部剛司さんでお宅はここで紹介されている。
カタログにも採用されている素晴らしいお宅である。(しかも東京の一等地!!)
このお宅は渡辺篤史さんの建もの探訪という番組でも紹介された。
2006年の10月15日の放送たっだ。
見た時は「中庭に水って凄い」という印象だったのだが、出演が伯耆さんなので驚いた。
その後、こっそり番組の録画をいただいた。(^^!

伯耆さんとは勤務時代からのお知り合い。
お知り合いになったのは確か1983年程度であるのでもう25年以上のお付き合いになる。
住んでいる場所が違うのだが、メールを通じていろいろ近況をやりとりしている。
良い友人(勝手に友人にしたが)にめぐり合えて嬉しい限り。
また草案中の案件もあるとのことで、楽しみ。

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USBデバイスの製作(4)

アトメルのサンプルソフトをコンパイルする。
あっさりコンパイルできるので、FlLIPで書き込む。
書き込みはここが参考になる。
とりあえず、
・HIDの汎用IO
をやってみる。しかし動かない。
よくよく調べるとSTK526は8MHzなのに、ストロベリーLinuxさんのものは16MHzだ。(^^!
STK526-series2-hidio-2_0_1-doc\STK526-series2-hidio-2_0_1-doc\demo\STK526-series2-hidio\conf\config.h

//! CPU core frequency in kHz
#define FOSC 8000
とあるが
#define FOSC 16000
に修正する。

動いた。デモソフトも同梱してあった。このdllも有難い...と思う。
同じようなファイル構成なので他もこの方法で修正できる。

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USBデバイスの製作(2)

さっそく届いたので組み上げる。
と言っても殆ど作らなくて良い。

ストロベリーLinuxさんのここにチュートリアルがある。「インストール」を参考にインストールする。
FLIPというソフトでUSB経由で書き込む。ブートはあらかじめ書いてあるので、ジャンパでBootを走らせることになる。
・ハードリセットするときBootPinをショートさせておく
・ハードリセットを解除する(Bootが走る)
・Bootのショーとを外す
という手順。BootはHWBが正式名称?USB-KEYも同じである。
ところが、ストロベリーLinuxさんのはジャンパピンでこれがやりにくい。
しょうがないので押しボタンスイッチをつける。

ついでにピンもたてておく。

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USBデバイスの製作(3)

さっそく動かしてみるというので、まずは同社のサンプルソフトを動かす。
サンプルソフトはアトメル社のこのページにある。
AVR USB Series2というのがAT90USB162用なので全てダウンロードしてみる。
サンプルは
・USBマウス
・HIDの汎用IO
・マウス+マスストレージ
・CDC(つまりシリアル変換)
などがある。
STK526用であるが、これは同社の評価Kitである。
AVRではおなじみのHEROさんのページで和訳を見つける。有難く参考にする。
STK526では
・スイッチ4個
・LED4個
・シリアル1個
・SPIのFlash
で成り立っているらしい。
SPIのフラッシュ以外はなんとかなるのでつけてみる。

シリアルはどうせ+5なのでストロベリーLinuxさんのUSBシリアルをつける。

こんな感じ。

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USBデバイスの製作(1)

汎用のUSBチップがどんどん生産終息になる。
まあ、工作などならいいのだが、やはり生産品を使いたいもの。
今までで工作に良いと思ったものは以下なのだがいずれも生産終息。(TT)

シリアルはPCの関係もあってUSBに移ってきたのだが、USBの工作は敷居が高い。
シリアルと違うのは
1.デバイスのプログラムが面倒だし、よくわからない
 Chipごとに違う作法を覚えなくてはならない。
2.ドライバが必要になり、これまた敷居が高い
 DDKなどから作るのは至難。
3.アプリの製作が面倒
 Comをあけてデータを送受信という具合になかなかならない。
となる。
ComとUSBを変換するChipもあるので、それを使えば解決はするが、それでも最適とはいえない。
例えば単純にPCにスイッチを1つつけて、その動作を読む場合を考えるとする。
これをUSBでやろうとすると、Comで変換してもその先にまたChipが必要である。
もっともFTDIでBitBangもあるので、そちらが手っ取り早いし安いのだが。
それでは、スイッチ4個とLED4つなると、これはもうCom+AVRなりになる。
これはこれで優れた解決方法だと思うのだが、もっと柔軟性もほしい。 

■USB-IO
Cypress CY7C63001Aを使っている。書籍も出ていて知名度も高い。
元はPDAを目指したモルフィー企画の企画製品であったが、同社が解散したため、Km2Netさんテクノキットさんで現在も扱われている。
Kit価格はだいたい@1,500程度である。
このChipはワンタイムだしライターが必要なのだが、それをうまくまとめてある。
・ドライバはHIDなので不要
・アプリ用のDLLが有志により提供されている
なのでユーザはアプリに専念できる。

■EZ-USB
Cypress AN2131SCを使ったもの。C8051CPUを内蔵している。
開発プログラムをダウンロードして使えるので様々な応用が可能。
現在、オプティマイズさんから販売されている。
Kit価格はだいたい@3,000程度である。
また現役のFX2は同社のほかストロベリーLinuxさんからも販売されている。(Kit価格はだいたい@4,000)
このChipは開発環境が必要なのだが、Freeだしライターなどの必要ない。
・ドライバはCypressから提供されるので不要
・アプリは同社のドライバがBulk転送なので、それを作ることになる
なのでユーザは少し面倒ではあるが柔軟な開発が可能になる。

ところが最近はPICやAVRにその機能が内蔵されてきた。
・PIC
 書籍も出ている(有名な後閑 哲也さん執筆)。販売は上のオプティマイズさんが扱っている(PIC24FJ256GB106)。また有名な秋月通商さんにもある(PIC18F2550)。
 これも悪くはないのだが、開発環境が限定なのがどうもいただけない。
価格は@1,000-2,000。

・AVR
 販売は上のストロベリーLinuxさんやマイクロファンさんにある。(AT90USB162)秋月通商さんにもある(AT90USB1287)。
 開発環境は無料である。価格は@2,000-3,500。
 資料が少ないがそこはWebがある。(^^!

とりあえずはストロベリーLinuxさんから購入する。
開発環境が全て無料というのはありがたい。(^^)

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オーディオアンプの製作(15:出荷)

■出荷■
結果的には12月の13日に伯耆さんに向けて出荷した。
年内に...というのはなんとか間に合った。(^^)

当初のコンセプトである以下の3点であるが

1)安価な部品で高級レンジの性能を目指す
に関しては一般的な部品で透明感のあるアンプができたように思う。
この評価は伯耆さんや雑誌社の方々の客観的な評価を期待したい。
個人的には満足のいく音だと思う。

2)ホームオーディオ以外にも車載用などのバリエーションを作成する
・Kochia-Home
Home
・Kochia-Car
Car
・Kochia-DebugKit
Debug
の3種を製作できた。

3)やってみないとわからない部分があるので初回は実験できるような構成
・ICはソケット(金メッキ)になっており、手軽に差し替えできる
 またピンのタイプも1Chipに2個入ったものも搭載できる
 音量の関係ではプリアンプも搭載可能である
・TPピンを多く実装してあるので追跡が容易になっている

という実現状況である。

本、アンプが記事になるということであわてて制作記事をまとめてみたが、出来に関しては是非雑誌にてご覧いただきたものである。

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オーディオアンプの製作(14:Kocha-Home)

■Kochia-Home■
今度はHome向けである。
Homeはタカチ電機のWS99-32-33Bを使った。
大きいのとパンチング穴があるので熱も篭らない。
340*332*99とCarより二周りほど大きなものである。

配線前の状態。
上面

配線が終わりテスト中の様子。
前面

テスト中の背面の様子。
背面

例によって保護のビニールシートはそのままつけてある。

なぜか完成品の写真を撮り忘れてしまった。(TT)
と思ったら伯耆さんが撮影して送ってくれた。(^^)

前面

背面

記事は雑誌に掲載されることを祈りながら...。

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オーディオアンプの製作(13:Kocha-Car2)

■Kochia-Car2■
次は内部の配線にとりかかる。
線材は指定のものを使用。
コネクタ部分がやややりにくい。次回はプリント板にしたい。

上面

前面

背面

完成

保護のビニールシートはそのままつけてある。

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オーディオアンプの製作(12:Kocha-Car1)

■Kochia-Car1■
まずは、サイズの小さいKochia-Carを製作する。
ケースはタカチ電機のYM-300。
300*200*50とかなりコンパクトである。

まずは内蔵のプリント基板。

上面

側面

かなりコンパクト。

同じくケースに組み込んだ状態。
前面

上面

背面

電源もスペースはたっぷりある。
電源はACアダプタを分解したのでFGはなく、SGだけである。
そのためケースからは浮かせて使っている。(電源の放熱板はSGである。)

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オーディオアンプの製作(11:バラツキ)

■バラツキ■
5枚の基板を順次試験していくと2枚がどうもおかしい。

波形(これはオペアンプ出力)に異常波形がある。

異常

ちょっと発振気味である。
いろいろ試すが、決定的な手法はやはり位相補償コンデンサになる。
以前は220pであったが急遽510pに変更するとピタリと収まる。

問題なのは音の変化なのであるが、聞いている分にはさほどわからない。
ただ当方の耳も環境もあてにはならない。(TT)
この回路は電源用のコンデンサを除いて、この部分だけにコンデンサが入っており、しかも信号系である。(信号そのものではない。)
そういう意味でも、これに関しては抵抗があるのではあるが
・オペアンプは最終的にこれかどうかわからないこと
・外す作業は簡単であること
からひとまず全てに入れてみた。

結果的には5枚ともこれで安定したが、ちょっと心残りなのは事実である。
(これは伯耆さんも同意見であったが。)

とにかくここで5枚揃ったので、次はシャーシに組み上げることにする。

まずは、何はともあれDebugKitをまとめる。

DebugKit


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オーディオアンプの製作(10:DebugKit)

■DebugKit■
このプロジェクトでは最低でも5枚の基板が必要になる。
そこでまずは基板調整用のDebugKitから作成した。
と言ってもプラケースにコネクタをつけただけのものである。

DebugKit

使い方は

DebugKit-Use

みたいにして使用する。
これで基板を順次調整していった。

手作りのプロトボードは既に配線がケロイド状になっていたので主要部品を外して、Pt板に組み上げた。
ただ初期と少し寸法が変わったので、これをDebugKitの基板としてバックアップ用として使っていただくことにした。
従って、これが一番素子の通電時間が長いことになる。

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オーディオアンプの製作(9:プリント板2)

■プリント板2■
先回実装できなかったため急遽手配したパーツが届いた。
もう12月の7日で、伯耆さんとの約束まで間がない。(^^!
クリスマスには出荷したいもの。(悲願に近い)

Pt板実装1

まあまあ、さまになっている。
トランジスタの足はピンヘッダに配線。信頼性は良いが、ちょっと美的にはいまいち。

試しにKochia-Carで目指した実装の予行。

Pt板実装2

いい感じである。熱が心配ではあるが。(^^!
さて電源であるが、やはり内蔵するのに「ACアダプタ」はまずかろうというので、オープンフレームの電源を探す。
しかし、気に入った容量&サイズ&価格がない。
試しにACアダプタを分解する。

ACアダプタ分解

うまく改造すればオープンフレーム風の電源にも見える。
伯耆さんとも相談して、この線で進めることにする。

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オーディオアンプの製作(8:プリント板1)

■プリント板1■
プリント板を作るにあたって、やはり開発名称がほしくなった。
回路設計者は伯耆さんであるので「ほうき」にちなんで「Kochia(ほうくぐさ)」で合意。
早速花壇に植えた。(後列の両端がKochia)
紅葉するのでとても綺麗になる。

Kochia

また、いろいろ相談の結果
・ホーム用のセット(Kochia-Home)
・車載用のセット(Kochia-Car)
・実験用のセット(Kochia-Debug)
の3種を製作することとした。
車載用の製作はどうしても「小型の実装」を実現したかったこともある。

さて、プリント板であるが、「P板.com」さんに発注することにした。
ガーバデータで受け取っていただけるし、価格的にも良心的であるし、納期も早い。
ツールも同社で提供されているいるが、今回はアナログ配線ということで、手書き風のPCBEを使った。
PCBEは高戸谷 隆さん作のCADでFreeで提供されている。また愛好者も多くライブラリも多く存在する。
多くの提供者には心から感謝し、ありがたく使わせていただいた。

プリント板の外形は板取りの良い秋月電商さんのサイズである155*114mmを採用した。
これはプロトと同一サイズ。
プリント板の線幅であるが「最低でも1mm」としてある。
これは通常は電源ラインなどに使われる幅であるが、信号ラインでその幅ある。
そうなるとICのピン間は通過できないが、極力短くなるように配置を動かしている。

BGMはプロトで流している。聞き疲れしない。
アートワークも作業効率も良くなった...のかもしれない。
スピーカはフォステクスの16cmフルレンジのもので、これまた結構自然な音がする。
自分にはどちらかと言えば重低音云々よりはこの方が向いている。

P板.comからクリアランスなどで指摘をいただいて修正出図が11月21日である。
驚いたことに1週間で来てしまった。
(サポートの方も非常に親切な対応で感謝している。)

早速組み上げたのがこれ。

Pt板1

なんとピンヘッダの穴径があわなくて入らない。(TT)
原因は使ったライブラリの穴径を確認しなかったこと。(TT)

ここから再びピンヘッダの径の違う部品をあわてて手配。
この間にトランジスタを放熱板につけたものを作成。
並べると壮観!!

トランジスタ

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オーディオアンプの製作(7:調整3)

■調整3■
調整の最後に発熱対策を行った。
以下はその途中の写真である。

熱対策

発熱対策は結果としては出力電力とのトレードオフになる。
このあたりも設計者の意図もあり、伯耆さんとメールでやりとり。
お忙しいのに本当に丁寧に回答いただいた。
結果、自然空冷でもそこそこの発熱量に抑え、かつ満足のいく出力が得られている。

最終的に
・ジャンクスピーカ
スピーカ
・トランジスタ
トランジスタ

を破損してしまった。(TT)

これは決して設計云々ではなく、当方が誤ってオシロのプローブなどでショートさせた結果。
この程度で済んでよかったのかもしれない。(^^!

この調整が終わったのはもう10月も末を迎えた30日になっていた。
改造の都度の部品手配納期がやはりネックになった気がする。

それより、この基板の裏側が悲惨になっている。
これでモノラル1台なので、正規に2台組むにしても大変である。
そこで、再び伯耆さんと相談してプリント基板を起こすことにした。

このアンプはとても澄んだ音がする。透明というかそういう感じ。
人工的な印象が全然しないのが良いと思う。
毎日工房でBGMを流すことにした。

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オーディオアンプの製作(6:調整2)

■調整2■
調整の中でも一番手ごわかったのがこの発振対策。
帰還しているので起爆剤がわからない。
そこで、遠回りには違いないが電流ブースター部分を切り離したものを作成した。

調整

コンデンサは少し節約してあるが、基本回路としては同じである。
しかし、これだけでも発振してしまう。
まずはこれを止めないと進まない。

伯耆さんともメールをやりとりしていたが、結果的には泣く泣く位相補償コンデンサを追加することにした。
懸念されたのは、(計算上はともかく)やはり音への影響である。

ここでは結構時間がかかったのであるが、伯耆さんからのメールでいろいろな経験談を聞かせていただくことができて勉強させていただいた。

結果は下に示すように、同相・逆相とも安定な出力が得られている。(電流ブースタを追加後)

スピーカ+

スピーカ-

位相補償コンデンサはマイカを採用した。
発振防止の最低線である220pをつけている。
音に対してこのコンデンサがどの程度影響するのか?は後日の検討とした。


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オーディオアンプの製作(5:調整1)

■調整1■
10月5日から早速調整にとりかかる。
低価格部品路線なので電源もACアダプターである。(^^!
電源の影響は少ない回路構成になっている。

調整

怖かったのでジャンクのスピーカをまず接続する。
(そのうちいろいろやって破壊したので、これは正解だった。)
しかし動かない。(TT)
結論からすると次の3点に修正が必要である。

1.定数のマージンがない箇所がある
2.系が発振する
3.熱的にマージンがない

1は、計算で求めて簡単に修正できたのだが、部品を必要数しか手配していなかったため、納入時間がかかってしまった。
2に関しては非常に難物。以下のような波形になる。
(入力と出力を捕らえたもの)

調整

3の対策に取り掛かる前にまず安定させておくことにする。

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オーディオアンプの製作(4:プロト製作)

■プロト製作■
10月4日には実装も完了して、配線も完了。

面倒なのは放熱板に穴を空けてタップをたてる部分。
電気ドリルでやったのだが、やはりズレが出てしまう。

もう1つは線材。これも指定だったが、ビニール被覆が熱に弱くわずかな熱で溶けてしまう。
この段階ではさほど溶けてはいないが、後日デバッグすると無残になってきた。

コネクタはピンヘッダなのだが接触抵抗を下げるため
・大容量のものを使用する
・複数ピンを並列にして使用する
ということで実績があるとのこと。
これも安くするのに貢献。

で、出来上がったのが以下。

尚、デバッグ用に安物のコネクタがついている。(^^!

プロト表

プロト裏

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オーディオアンプの製作(3:実装検討)

■実装検討■
10月2日なって注文した部品がほぼ揃った。
まずは実験用のボードから製作することにして、早速実装設計に取り掛かった。
この設計では
・パワートランジスタが4ペア必要で熱結合が必要
・その放熱板サイズが実装的には支配的
になる。
しかし、放熱板をたててしまっては無駄な空間が多く生じ、ホーム用ならともかく車載用では敬遠されそうである。
そこで思い切って
・放熱板を寝かせてしまう
・1モノラルで1ユニットにする
という方針で作成した。
その方向で基板の上に主な部品を配置した。
実装検討
この写真を伯耆さんに送って了解をいただく。

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オーディオアンプの製作(2:部品の調達)

■部品調達■
9月16日になって伯耆さんより回路図が届く。
う~ん、変わっている。
コンセプトとしては
1)安価な部品で高級レンジの性能を目指す
2)ホームオーディオ以外にも車載用などのバリエーションを作成する
3)やってみないとわからない部分があるので初回は実験できるような構成
とのこと。
早速、部品リストを作成する。
安価とのことだったのだが、それは「オーディオの世界では」ということのよう。(^^!
伯耆さんに部品選定を相談する。
伯耆さんの過去の経験則もあり、この作業は比較的順調に進む。例えば抵抗などは金属皮膜(Daleなど)を採用・コンデンサはOSコン...のような具合。
セメント抵抗のように巻線型のものは音が良いとのことで、積極的に採用。
一般の電子部品からみれば少し割高ではあるが、コンセプトを損なうものではない。
また入手性も比較的良いものが多いのが助かった。
しかし、伯耆さんは東京にお住まいなのであるが、当方は田舎。
伯耆さんがお忙しいので、当方が手伝うのに、購入までお願いしては申し訳ない。
そんなこともありすべて通販でそろえることにしてURLを調べて部品発注。
通販では送料がかかってしまうが、逆に安いお店も探せる。
送料を補うぐらいまとめて購入することにする。

最近の通販はとても早い。翌日というのも珍しくない。(もっとも入荷待ちもあったが。)
お店の情報が重要なことを認識する。
伯耆さんとのやりとりもあわせて2週間で調達完了。

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オーディオアンプの製作(1:製作の発端)

■製作の発端■
2008年の9月8日にお世話になった友人の伯耆さんから「アンプを作ってみませんか?」というメールをいただいた。
納期としては2008年年末だったので時間的な余裕は十分ある。

伯耆さんは、御自分でアンプも設計されるし、雑誌やコンテンストにも参加され活動されている。
会社に勤務されてている他にも、バンド活動や愛犬との散歩なので多忙な生活。
それもあってだと思うのだが、拙い当方に声をかけていただいただけでも感激してしまう。

正直なところ、電子工作という意味では興味もあるし、ハード工作もできるのだが、オーディオは中学生時代に真空管アンプを作った程度で、どうも心もとない。(^^!
音には自信は無かったのだが、正直にその旨伝え、お受けすることにした。
基本の音だしまでは当方で行って、ブラシアップは伯耆さんにお願いするという分担になった。

それからこの執筆時点の2009年4月になったのであるが、伯耆さんからこのアンプが雑誌記事になるという連絡をいただいた。
雑誌にはURLが掲載されるらしいのだが、このサイトはドメインはとったものの全く手付かず。(TT)
ホームページを書くのも面倒だし、ブログで過去からの経緯を日記風にまとめることにした。
レンタルサーバにMT(3)を入れたのであるが、無料のさわやかなテンプレートもdecoさんで見つけてなんとかここに至った。
昨日の今日なのであるが...。
幸いにして製作写真は伯耆さんに送ったのが残っているので、それを使ってまとめる予定をしている。
挫折しないようにしないと...。

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