空を見上げて
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TQWTスピーカ(11)

いよいよバッフルを作る。

バッフルはコンパネの針葉樹系を使った。
これは表面はふしもあって面白い。ただ固くてすぐに割れる。(^^!

バッフル用にコンパネを1枚買ってカットしてもらった。
¥1500+カット代ほど。
MDFの端材でもできるが端材の値段を足すとこの方が安い。
ただ沢山できるので、置き場所に困るかもしれない。

こんな感じ。

スピーカはBOSE。
メルセデスベンツのカースピーカでオークションで入手したもの。
メルセデス・ベンツSLK R170 BOSE16cm純正スピーカー
とあった。
ベンツというよりBOSEに惹かれたのかな?
実はJBLの16cmを狙ったのだが落札前にせりあがり...やめてしまった。
BOSEはJBLより人気がないのか、やはり競ったがそうあがらなかった。
カースピーカは容積が小さくてもバランスがよくなるものが多い。

裏はこんな感じ。

つけるとこんな感じ。

針葉樹のコンパネがいい感じ。

音はどうなんだ!!といわれると、16cmの中では良い。低音も出る。
とってないが測定でもそこそこ良い印象がある。
ただ、QWTもそうだったが、TangBand W4-930SAは音色がいい。
このあたりから好みかもしれないがTangBand W4-930SAが一番いい感じ。

好きなのは「聞いていたら眠くなる=刺激的ではない音」なのでそういうのがある。
歯切れのいい音は疲れる自分なので、作業の後に聞くのならTangBand W4-930SAかな?

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TQWTスピーカ(10)

まず前面はメープルのオイルステインを塗る。

サイドはタモなのでマスキングしたが盛大にステインが染み出し...。
ヤスリで削っている。(TT)
メープルってもっと綺麗に出るのかと思っていたが...。
コンパネなのでベニアなのだが、どこか工事現場で雨ざらしにあったベニアみたいだ。
その後透明ニスだとインパクトがなく(濃くならなかった)、メープルの着色ニスを塗ってみた。
どうもオイルステインと色は違っていて赤っぽい。
2度塗ったが、光沢を出してもいまいちそうなのでそこでやめてしまった。(TT)

・側面はウォールナットのステイン。

パテにも着色できるが色合いが違うというか。そもそもが木目を見せる塗装なので下地が見えていかにも「パテが塗りたくって」みたいになる。(TT)
しょうがないので、その上から水性のペイントを塗った。
教訓:ステインを使う場合はパテは最小限度に、目立たないように。

塗り終わった!!

なんかいまいちだか、前面はメープルというよりチーク材の色に近いような。
なんでメープルのステインとメープルの着色ニスでこうなるのか不思議?
タモの白だけがいい。(無塗装なので。)

しばらく乾燥させて塗装の匂いも少なくなったので室内へ。
スピーカケーブルの相手側もネジ止めにするように変更。

このスタイルで「エンクロージャ」として独立っぽくなった。
それにしても塗装がうまくなりたい。(TT)

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TQWTスピーカ(9)

TQWTスピーカの続き。
塗装の前にフロントバッフル方式にして、バッフルごとユニット変更できるように考える。

今の穴の周りに穴をあける。

ジグソーでそれをつないであける。

盛大に曲がる...が内側なのでいいか...。

つめ付ナットを入れる。

これが精度なのではたまたハンマーの変形なのか結構しぶい。(TT)

工作はここで完了して次は塗装。

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TQWTスピーカ(8)

塗装に入る前に、Fostexの16cmを忘れていた。

元々メーカの密閉箱なので分解が面倒なのでやらなかった。
TangBand W4-930SAはいいのだが10cmなのでちょっと物足りない。
まず、自分の耳では信憑性がない。

頑張ってつけてみた。

(TT)
ひどくはないがTangBand W4-930SAには全然及ばない。
この手はどうも中音があがっていてバランスが悪い。

やはり塗装すべきなのだろうが、こうやってユニットを変えられるようにもしたい。
できれば簡単に...。

その前に前面のサイドからの空気漏れ対策で角材をつけた。
¥100ショップで1本¥100のを8本。結構高価かも。
内部に貼る手もあるが、木口もあるし外部にしてみた。
接着でつける。

でこの部分は完成。

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TQWTスピーカ(7)

まず、自分の耳では信憑性がない。
そもそもかなり落ち込んでいたのでフラシーボも大きいような気がする。
本当にいい音なのか疑問がある。

そこで測定してみた。(試聴位置)

おおーーー。60Hzからフラットに出ている。
定在波も少ない。(^^v
10cmなので50Hzはしょうがないとしても出てないわけではない。

これなら素性は悪くないのでチューニングしても面白そうだ。
とにかく良いユニットが1つでも見つかって良かったような。

これで安眠はできる。
短気を起して捨てなくて良かった。(^^)
急にかわいくなって塗装してみようと考える。

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TQWTスピーカ(6)

とりあえず試聴。

1. ダイトーボイス DS-160FⅡ

(TT)
壊したくなってきた。中音が強すぎてちょっと期待はずれ。
音圧は結構高いというかエコには違いない。
いきなり粗大ゴミになったかと思うと悲しい。(TT)

2.ジャンク16cm(その1)
センターコーンのあるジャンクの16cm。

さほど期待せずにつけた。
見事に期待に答えていまいちだった。(TT)

3.ジャンク16cm(その2)
センターコーンのないジャンクの16cm。

これも、さほど期待せずにつけた。
これもまた、見事に期待に答えていまいちだった。(TT)(TT)

普通、自作すると思いいれというか愛着で贔屓目に見るのが普通なのだが、どうしてもそんな気分にならない。
ここまで来て気分が落ち込み、ゴミ箱にでも改造したい気分になっていた。
もう取り替えるとしてもユニットぐらい...。

4.TangBand W4-930SA10cm
abo-xに使ったのを思い出した。
家捜しすると20cm*20cmのMDF(¥100ショップで2枚で¥100)が見つかったのでこれにつけてみる。


少しは期待するというか...。
おおーーー。これならまともに聞けるような音だ。
思い出が脳裏をかすめて涙が出そうになった。
取り乱して散らかったままを写してしまった。(^^!

それなら「こんなにでかいのはいるのか?」はありそうだが。

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TQWTスピーカ(5)

さらに続き。
*写真を間違えて削除(TT)

やはり屋外はいい。(^^)

9.パテのはみ出しを削る
でかいのでサンダーで磨く。
【写真を間違えて削除】
硬化すると、もろくなるようで欠けたりする。粘土みたいというか。
接着性はあまりないような感じであるが木目に入るととれない。では木目同士の間に塗ると接着しそうなものだが、(するのかもしれなが)もろくてすぐに割れるというか。

マスキングテープをとるとマスキングテープにつくというか、そのせいで盛大に崩れる場所ができてしまった。まあ残った部分も結構あるので前より密着性はいいし、斜めカットの接合部は全部埋まっている。
背面ははずす予定がないのでもう1度パテを塗っておいた。
前面ははずすので土砂崩れした部分をパテで補っておいた。(やや心配)

10.吸音材を入れる
【写真を間違えて削除】
前面がとれるので後でも入るけど。
フェルトを定在波の出やすいスロート・マウス部とスピーカの後ろに貼る。
両面テープ+木工ボンド。
ただマウス部は後で測定しながらやるつもりになって、はずしてしまった。

11.端子をつける
【写真を間違えて削除】
やっとエンクロージャっぽくなってきた。

12.天面処理
もっと前にやるべきだったが天面処理。
カンナで削って、端材を切ってネジ止め。
【写真を間違えて削除】
隙間はやはりパテで埋める。

塗装前だけどスピーカをつけて第二段階完成!!
【写真を間違えて削除】

ここまで半日でまたパテを塗ったので、翌日まで乾かすことにして作業終了。
今度はパテの量が少ないのでヤスリぐらいでOK。


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TQWTスピーカ(4)

さらに続き。

そろそろ暗くなってきたので、室内でできるように足にフェルトをつける。
特にネジがあるのでその上に貼る

室内作業であるが...(屋外の方がいいけど)
このままでは各所に隙間ができる。
そもそも斜めカット接合など当方の技術では無理。

8.パテ埋め
これが今回の目玉のパテ(木工用)
悔いがないように大きなものを買ってくる。
色は2種あったらが同系色のラワンにした。

中身は以下。
袋に入っていてヘラもついている。容器はプラスチック。

固さは、ホットケーキの生地というかそういう固さで粘土ほどではない。

後で前面だけははずしたかったのでそこの処理を考えた。
・一旦マスキングテープを貼る
・裏からパテを入れる
・乾くのを待つ
・マクキングテープを外す
でバッチリ完成!!と思っていた。
が結局この作戦はマスキングテープからパテがうまくはがれず失敗する。(TT)

とりあえず失敗の模様を含めて...
1)マスキングテープを貼る
表面がつるつるのものでこれならパテもはがれると期待
・前面

・後面

2)パテを入れる
木口も入れてパテを塗る。

面白いので調子にのってどんどん塗る。
しかし後でこれが塗装で苦労することになる。
色は似ているが微妙に違うし、そもそも木目とパテではテクスチャーというか模様が違う。

乾燥があるのでひとまず1日目はここで終了。

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TQWTスピーカ(3)

製作の続き。

4.側面をつける
 側面をつけてみる。

ん?このつけ方間違っている。これだと前面・後面の板のスロートが小さくなってしまう。
このTQWTは側面は前面と後面の間にはさまないといけない。
なんか設計した本人が間違えてると世話がない。(TT)
とんだ後戻り。
 コーススレッドネジなのでとめなおし。またパテをあてにする。

5.後面をつける

でかすぎてデッキからはみ出して庭で作業。(TT)
後面もつけた。

6.足と反射板をつける
これが足。

これが反射板。

ネジ止めなので簡単にできてしまう。

7.第一段階完成?

でかい!!しかも微妙に傾いている。(^^!
縦長なので足の少しのずれで盛大に傾く。ここはフェルトの傷防止シールがあるのでその枚数で微調整に決める。(^^!

ここまで半日ほどだったが、最初のミスがあるのでなければもっと早いと思う。
それにしても作業場所を食う。段取りが悪いのだろうけど。

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TQWTスピーカ(2)

とにかくホームセンターのコメリで買ってきた。

1.板材
板材はラワン系のコンパネだが、防水性のものでこれは密度も高く期待できそうなのでこれにした。
ただ表裏があり、裏はいまいち。¥1750/枚と針葉樹より高かった。

2.斜めカット作業
やはり斜めカットは無理だった。(TT)
切断前。

丸ノコで切断後。

面白いぐらい曲がる。(TT)
良く考えると補強用の1X4材があったのでそれをガイドにすればよかった。
大型ジグソーみたいに曲がってしまう。2度目はややまとも。

3.スピーカの穴をあける
16cmがつくようにあけてしまう。
もしかしたらツイータもつけるのであけてしまう。

ここもホームセンターでは無理で自在錐であける。
16cmだとロングバーになる。
そういうのも買ったので余計に高くなる。工具の方が高いような...。
ま、いいか。

ここまで半日ほど。買出しが長いかも。

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TQWTスピーカ(1)

TQWTスピーカを作りたくなる。

発端はやはりabo-x。これはQWTである。
・同じものを作ってもしょうがない
・定在波を下げてみたい
・元々、16cmの背面解放型を作ってみたかったが背圧が低く同じような鳴り方をする
というのが動機になる。

いろいろと考えたのだが、
・折りたたみはやめてまっすぐにする
 定在波が減る方向。但し高さが高くなる。でもユニークというか市販は大半折りたたんでいる。
・ユニットは16cmまで対応する
 小口径も面白いが、中口径というか16cmも楽しみたい
ということになり、考えてもでかそう。

一応板取をよくしたのがこちらの設計になる。

コンパネ1枚から1台作成できる。
端材で反射板を作るので、足りないかもしれないが10cmの端材で調整する。

厚みは迷ったが12mmにしてある。
このクラスだともっとあったほうがいいと思うが小音量ということでこれにする。
それでも箱鳴りする場合は1X4材なのでそこを補強することにする。
なのでラワン系のコンパネなら180cm*90cmで¥1000/台程度(いろいろあるけど)。針葉樹系でも¥1500/台程度になる。

それでも重たそう...。

後で考えると、前面は1X6材、側面は1X8材にして、足は1X4材などを使えば柔らかいとは言え合板ではないので見た目はいいと思う。
ただ1X4材はともかく1X6材や1X8材はホームセンターでは置いてない可能性もある。1X4材をうまく張り合わせてもできるが、乾燥で良く反ったりする。
それに遥かに重くなる...が箱鳴りはしないような気がする。

工作で難しいのは
・斜めカットがある(カットできるホームセンターもある)
・接合部が斜めで難しい
というところ。

・斜めカット
 ホームセンターで聞いてみてNGなら自分でカット
・接合部が斜めで難しい
 ここは木材パテを買ってそれで埋める!!
で対応することにした。

とにかく図面ができたのでもってホームセンターに行く。

一般的には180cm*90cmというのも181cm*91cmなどで売られているので端材も寸法よりは大きくなる。一方、切断しろが2mmぐらいはあるので、左の寸法を確保するように切ってもらって、後はあまった分にしてある。

設計的には共振周波数は50Hzで見てある。(正確には47.8Hz)
ただTQWTの場合でこの構造だとLは厳密に「どこなのか?」は難しく180cmだと47.8Hz、192cmだと44.8Hzなので46Hz付近と見るべきだろう。
その意味でスピーカセンターも90cmになっているが、93cmぐらいが適当に思われる。

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絨毯スピーカー

絨毯スピーカーなるものがある。

系列としてはタイムドメイン系になる...と思う。

正式な作り方はよくわからなかったが、YouTubeにあった。
工作としてはすごく簡単。

1.絨毯というよりはマットを丸めてしばって、鍋敷きの上に置く
とりあえず玄関マット。

2.スピーカをその上に置く
エンクロージャから外してそのまま置いた。

 全然正式ではないと思うが、実際にも市販されている。(そちらは、かなりまともだと思う。デザインもいいし。)
 良い音ならまじめに作ろうかな?と思って聞いてみる。

 印象というと、スピーカそのものの音というか。だからクリアといえばクリア。

 測定でもそうなのだが、スピーカそのものから出る音というのは波形も綺麗だし、聞いていてもそういう印象がある。
 濁っているのは「ダクト音(ダクトがある場合)」「エンクロージャの振動音」という考え方はあるし、波形も音色もそうなる。
 タイムドメインはこれを嫌って、スピーカをゲルで浮かせていて振動をエンクロージャに伝えないようにしている。一方筒があるものは、そこが共鳴管として働いているような気がする。
 エクリプスは卵型でエンクロージャ容積は小さく、共鳴管という感じはしないが、それでもスピーカは浮いているらしい。背面にダクトはあるが、スピーカの音が支配的になっている。

 絨毯スピーカの特徴は「ソフトエンクロージャ」ということらしい。確かにソフトというか吸音材なので振動しても余分な音は出ないようだ。
 ただ平面スピーカではないので「無限大バッフル」というのはあたらないように思う。エンクロージャは有限なので同じサイズの筒ぐらいの音の干渉はあるだろうし、エンクロージャ容積そのものは小さいので背圧はかかっている音になる。固有振動数は低そうなので、音につれてエンクロージャ容積が変化するというよりは、吸音材でできたエンクロージャとして働いているように思われる。
 スピーカの固定方法がよくわからないが、ただ置いただけだとやはり不安定な気がする。小さなバッフルをつけている例もあるし、固定からすればそのほうが良いように思うが、思想からすれば「振動要素が増える」のでないほうがいいのだろう。
 低音に関して言えば、共鳴音は(一応ダクト構造なので)あるにはあるが、盛大に吸音材があるような感じになる。つまりは共鳴音はあまりしないので他のエンクロージャほどの低音は出ない。非常に柔らかい材料で笛を作ったような感じ。
 スピーカの特性がそのまま出るのに近いので、そういうユニットを選べばその能力である程度は出せると思うが、同じユニットで最適設計された一般的なバスレフのエンクロージャほどは出ないと思われる。

 まあそういう聞き方をするエンクロージャというより振動せずにピュアな音を楽しむためのものなのだろう。
 良い点は
・エンクロージャの振動がない
・定在波が少なそう(吸音だらけなので)
・製作が(多分)タイムドメインより簡単
ではないかと思う。
 ただスピーカに関してはタイムドメインのように錘をつけないまでも慣性をあげたほうが良いという話もある。音の出力時には反力があるので絨毯の変形に負けないような構造は(理想とは別に)望ましいとは思う。

...などと読んでもいいのか悪いのかさっぱりわからないのだが、タイムドメイン系を好む人には案外面白いし、絨毯の発想が凄くユニーク。
ただ、タイムドメイン系は音の純粋さを求めているので音のバランスというかそういう面は物足りない向きもあるように思う。
 勿論、そういうユニットをもってこればある程度はいけるが、小口径でも低音が出るものはウーハーっぽくなって高音が出ない傾向になる。
かと言って2wayでもないので、同軸というかコアキシャルのユニットなどがいいのかもしれない。大口径で作る手もないではないが、同じことになりそう。
 もし全く同じユニットで最適設計したら...が前提なら低音の量感は一般的エンクロージャに負けるが、質感は人次第だろう。共鳴音が少ないので歯切れがいいと思う。

 これも限られたジャンルであれば、生々しい音になり感動もあるのだがそうオールマイティでもないと思う。特にアコースティック系のソースはよさそうだ。
  まじめに作るとすると
・バッフルはまじめに作る(絨毯との密着度を稼ぐにはやはりゲルか?)
・ダクトもまじめに作る
・スピーカに慣性用の錘を工夫してつける
ぐらいはやってもよさそうだ。
 タイムドメインに近づくが、エンクロージャ素材が柔らかいというのが最大の相違だろう。共鳴を捨てて振動をとった...という感じ。
 ただ個人的な方向性とは少し違うし、エクリプスが同様傾向なのでパスすることにする。

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スピーカ測定の実際

スピーカの測定の続き。

測定機材そのものは、かなり安価でもそれなりに測定はできる。
ただデータの信憑性となると、やはり校正したいところだ。
自分の測定環境が「正しいのか?」はいずれにしても気になる。
「フラットな特性」といわれても完全にそういうものはまずないので、測定器で見たほうがいいと思う。

手法は前にも書いたが、「何か特性のわかったスピーカ」が良いように思う。メーカが周波数特性を公開している場合、それは校正された測定器で測定されていると考えられる。
なのでこれを基準に測定するのだが、共振型のエンクロージャでは共振点で背圧が変化するため、ダクトはふさいで密閉にすると一致しやすい。

影響の大きいものは
・マイク
 会議用などだと、周波数特性がフラットでなく「会話が聞きやすい」ようになっている場合がある。
・サウンドボード
 これはループバックできるが、おかしな特性を示すものが存在する。
・アンプ
 滅多なことはないが、20Hz-20KHzまでそれなりに再生できること。OTLだとGNDがないのでループバック測定は難しい。
であるが設置もまた影響する。
 測定結果はメーカデータと軸をあわせて合成してみるとよくわかる。特性そのものが全くあわない場合はともかく、dbがメーカとあわない場合もある。
 この場合、どこか系のリニアリティではないかと思われるが、自分の環境が正しくは「どれだけを示すのか?」を知っていれば換算はできる。

 いろいろやったあげく、秋月のコンデンサマイクと特定PCだとかなり類似したデータになるので、今はこれを信用してもっぱらこれで採取している。

 ふりかえってみてもTangBandのデータともずれない。(高音は別)

 設置というかマイクの固定は結構面倒なのでブームスタンドを使っている。
こんな感じで測定する。

ブームスタンドはいろいろ売られているが安いものは@2,000ほどからある。
マイクの設置が自由なのでお勧め。
足は一応ゴムキャップになっているが、それでも振動をひらう場合はカーペットかスポンジを敷くといいかもしれない。

いつもは「スピーカ」「ダクト」「試聴位置」を測定する。

「スピーカ」「ダクト」はかなり近傍で採取するので、結構音量も小さくてよいし外乱影響も少なく再現性は高い。
一方、「試聴位置」は、外乱も大きいし部屋の影響もかなり出てくる。身に覚えのない定在波は殆どが部屋によるもので、カーテン(吸音材)などでも変化する。
ここが一番大事な測定ポイントになるが、測定を見ていると結構いやになる感じでもある。

部屋を変えられる人なら、それで対策できる部分もあるが、定在波ならともかくバランスが崩れている場合はそんなに簡単ではない。
そこで「スピーカ」「ダクト」の測定が物を言う。
つまり自作の場合は、そのあたりを調整できる。

「スピーカからして出ていない」のか?
もし出ていない場合はユニット交換という手がある。なるべく特性付になるとそれなりのメーカになるが、測定器があればジャンクでも測定はできる。但し望むものかどうかは別。
「ダクト」は正しく共振しているか?がわかる。
ポートを調整すれば、ディップなども防げる。設計は共振周波数を欲張って低くしてしまうが、共振しても十分な音圧がない場合もあり、上にずらすほうが量感が増す場合もある。耳でもできるが測定したほうが手っ取り早い。
一般的には「細く」「長く」すれば周波数が低下する。

こうやって調整するのが無理な場合もある。その場合は例えばバスブーストになるが、そうやっても1度は測定したほうが良い。
バスブーストしたアンプで測定して、まずはフラットにしてみる。(バスブーストそのものも、適当になると凹凸ができて、うまく設計しないとフラットにするのは難しい。そこにも使えるが...。)手っ取り早いのはグラフィックイコライザあたりでやることだし、そう高額ではない。但し、補正には限度があるので、スピーカが出ない場合「どうやっても出ない」場合もある。

そこが世の中の基準...でもないが、そうやって聞くように録音されているのだと思う。

その後、自分で好きなようにするのは別段かまわないが、「自分が標準に対してどう設定しているか?」を知っておくことは大事だと思う。
何度も書いたが、周波数特性だけですべてが決まるわけではないし、ユニットやエンクロージャで独特なものがある。共振音などは制動がゆるく柔らかい反面歯切れはよくない。
ただどういう方式やユニットを比べるにしてもバランスがフラットでないと不公平なものになってしまう。というか、フラットになれば後は「好み」ともいえる。ただ「好み」も80%の人が「この方がいい」というものは存在すると思う。

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スピーカの測定すすめ

abo-xからスピーカの測定をよくやるようになった。
それでなくても「フラットな特性」を聞いたことがない場合(あるいは思い出だけの場合)、基準がわからないということになり、「今よりXXX」風で絶対基準がない。
周波数特性で全部わかるとは思わないが、少なくともバランスだけは把握できる。
その意味ではエンクロージャを自作しなくても、やっておいて損はないと思う。

測定は「簡単にできる」とあり、実際にそうなのだが「このデータは信用できるか?」という問題がつきまとうと思う。つまり「校正」になる。
確かにマイクとPCがあれば後はWS、WGなどのFreeソフトで測定ができる。
これはこれで喜ばしいことだが、いろいろとおかしくなることもある。

1.サウンドボード
 これはループバックすればわかる。20KHz付近を除いてフラットに出れば十分使える。
 そう思って幾つか見たらそうでないものもあった。ドライバ処理かもしれないが、そういうもののない素直なものが望ましい。
 ダメな場合はUSBオーディオあたりを使うことになる。

2.アンプ
 スピーカの測定なのでアンプを使うが、この特性が問題。とは言っても最近のアンプは優秀。これも素直でバスブーストなどはないのが良い。
 これもループバックできし、やったことはあるが、優秀だった。サウンドボードより高価だから当然なのだろう。
 ただ注意してほしいのはOTLのものはGNDが必ずしもGNDになっていない場合ループバックすると、破損する危険性がある。トランスをかませればこれは回避できるが、今度はトランスの周波数が問題になる。
 なので選ぶとしたら、OTLでも片側GNDにものが望ましい。
 アンプは最近のものなら信用していいので、必須ではないと思う。

3.マイク
 経験からは、多分これが一番やっかい。ECM8000(ベリンガー)などが推奨されていて、確かにいいと思うが、このマイクは使う場合ファントム電源が必要だし、音楽用なのでキャノンコネクタになっている。なので必要機材を揃えるとそれなりの価格になる。とは言っても1万以下で揃う。
 測定はダイナミックマイクは高音がとりにくいのでコンデンサマイクが良いと思う。
 実は今までPC用や会議用のコンデンサマイクでやってみたが4つともうまく行かなかった。特性がどうもうまくあわない。これらは指向性があるとか周波数で人間の声以外を落とすなどされているような気がする。
 ECM8000を買うか迷ったが、秋月電子の@100のマイクがとても良かった。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-02303/
パナソニック製で20Hz-16KHzまでひらえる。特性データもある。

4.固定
 これは適当でいいのかもしれないが、人間が手で持つのはちょっと。
ブームスタンドで安いものがいいと思う。一番安いのなら@2000ほどで買える。
できれば振動を避けるためカーペットの上に置いたりするといい。

 で、やっと測定になるが、次に苦労するのがノイズ。
「スピーカ部分」「ダクト部分」の測定は音圧が高く周囲の音はあまりひらわないので苦労はしない。
しかし「試聴位置」の測定は普通の環境なので生活音(車の音など)をひらう。
おまけに一般住宅なので定在波も沢山出る。
アンプを大音量にすれば、確かにSNはよくなるが、それでも近所迷惑の場合も多い。特に高音は聞いていてもちょっと遠慮するような音がする。
で普通の音量にするとSNは悪い。手としては
・コンデンサマイクの電源をPCをやめて電池にする。
 PCにもよるが当方の場合、これで随分ノイズが下がった。
・コンデンサマイクの後ろにアンプをつける
 実はこれもやっている。というのもやはりケーブルノイズがのる。勿論電池駆動にする。

 以上でほぼ測定できるようになるのだが...冒頭にように「果たしてあっているのか?」が難しい。
 これをやる場合は
・特性の公開されているスピーカユニットの直前にマイクを置いて
・ダクトがあればふさいでエンクロージャを密閉にして
測定する。
 つまりメーカのデータを校正用データとして利用する。
 密閉で測定すると共振影響がなく、データはメーカデータにかなり近いものが出るはず。
 狂っていると測定器としては使えない。

例えばこれはTangBandのデータ

密閉してスピーカを計ったデータ

このままでよくわからないので重ね合わせて見る。

5KHz以上は低下しているが、それまでは一致しているのがわかると思う。
高音の測定はそれはそれで難しい側面もある。
これだと5KHzまでの測定に関しては信用できると思う。

で、「そうならなかった場合」であるが、許容範囲であれば、自分の測定器の傾向を把握していくだけでもいい。
そうでない場合は...1つづ取り替えながら改善を行うしかない。ループバックやアンプのテストを行っている場合はマイクが主要因であると思われる。
会議用のマイクがすべてそうとは限らないが、こういう測定に向いていないものも多い。

自分のシステムをはかるのも悪くないと思う。

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abo-xのTQWT改造(2)

abo-xのTQWTの改造の測定結果。

いきなり測定結果。惨敗の予感。

・スピーカ部分

お目当ての定在波は激減している...が、2KHzに変なディップが。
謎を解き明かすつもりが謎が増える。(TT)

・ダクト部分

160Hzっぽいのが出ていてこれがTQWTの共振だろう。
ただ実用的にはf0より高いのでバスレフにもなってない。(TT)
従って実用性がないのが悲しい。理論は正しいみたい...ぐらい。

・試聴位置

 実用的には全然ダメでバスレフ以下。(TT)
 やっぱり、実用的にするには、まじめに作り直ししないと無理。
普通の作例f0=100Hzだと60-75Hzぐらいを狙って高さが750mm程度にするのだろう。
 高さがほしい...がそれでは改造ではすまないので新作になる。底上げしてもスピーカ位置が問題だし...。
 いくら定在波がいいとは言えこれでは実用性はない。とわかっていてもなんだか悔しい。
 400Hz付近は気になるが、多分スピーカとダクト周波数がかぶっているためそれをはずれる部分だろう。つまり設計そのものが問題というか。

 ってことで、実験結果としては
・理論的には正しく160Hzで共振した
・定在波もQWTよりは少ないようだ(想像を含む)
までは正しい。
 問題でもないが、教訓としては「改造実験はともかく実用的にはちゃんと製作しないと使えない」という当たり前風の結論。
 理論は
http://vicdiy.com/products/tqwt/tqwt.html
が詳しいので割愛。

 元々QWTとTQWTは似ているが、スピーカの位置も1/3付近と1/2付近と異なるわけで実際の設計に関して、片方を改造してもう片方にする設計ってのはなかなか難しい。
 むしろある程度の大きさで作って、中身の仕切りで切り替えたほうがいいかもしれない。
 幾つか作例をあたると、この手であれば高さをあげている。そんな成功例を参考にしたほうが実用的には早道だろう。
 というのでやはり改造は(理論通り)無理であった。(TT)

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abo-xのTQWT改造(1)

いきなりabo-xの定在波対策でTQWTにしたくなってくる。
とは言え最初から作ったら大変だ。
実はTQWTの方が製作は簡単だったりする。

で改造を考える...が最初からできるわけではない。
元に戻せないといけないし...。

で苦肉の策
1)仕切りの長い板はそのままつかう
2)スロートは計算すると15mmになる。マウスはそのまま。

で両面テープでとめて作ってみる。
こんな感じ。

どうみてもテーパ(T)がでかい。
もう少し高さをあげればいいのだが、それだと作り直しになる。
これだと540mmで計算しても160Hzの共振になってf0以上だったりする。
だから「はなから設計がおかしい」ということになる。
でも一番簡単にできて元に戻せる。

不吉な予感というより「こりゃあかん」という信念が生まれる。(TT)

ただ、こういう遊び方も面白いような気がする。

で、テープで空気漏れを防いで組上げた。
目的は
1)定在波は減るのか?
2)160Hzで共振するのか?
かな?
実用にはならないので念のため。

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abo-xダクト改造(2)

abo-xのダクトの改造の測定結果。

いきなり測定結果。開口は40%。

・スピーカ部分

確かに定在波は気持ち小さくなっている。
ただ中音も若干ではあるが低下はみられる。
開放的な感じで音圧があがったように見える。スピーカ音圧だけがあがってダクト低音音圧はそのままみたいでバランスを欠いたような感じ。

・ダクト部分

こちらはもっとはっきりと定在波が下がったのがわかる。
とは言ってもたいしたほどではないが...。

・試聴位置

ううむ。聴いたのと一緒かも。
・中音が少し持ち上がる感じ(4-500Hzあたりが若干)
 aboさんのメールもそうだったが低音が下がる...というか中高音があがる。
 人間の耳って凄い測定器に思えてきた。
・定在波は低減している
音は、
・開放的な感じの音になる。
・少しエコーがつく
・ダクトが小さいよりスッキリした印象
になる。

どうしようかしばらく悩んでいたが、結局は戻してしまった。
一番気になったのはやはりバランスでフラットではなく低音が弱くなったこと。
もし低音があまっているのなら手法としては悪くないと思う。

最初の状態は32φだったので大雑把には開口比率は10%ほどになり、推奨値の1/4ほどになる。
推奨値はもっと低音が出ている場合は有効ではあるが、今の状態ではかえって低音の量感を減らしてしまうので、この方法はもう少し低音の出るユニットで試したほうが良いと考えた。
後、定在波は、多分QWTよりTQWTがいいのだろう。対策でも似たようなことをやると低下した。ただ周波数もずれてくるので、どこまでやるか?は難しいところ。

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abo-xダクト改造(1)

abo-xのダクトの改造を試みる。

理由なのだが、一般的なQWTは開口面積は筒の面積の40%が良いとされている。
これは前のaboさんのメールにもあった。
aboさんの2号機はこれが32φとかなり小さく設定してある。
まず、これがどうなるか実験して、みることにする。

とりえず、40%になるようにずらして片側をとめる。

この状態で聴いてみる。
個人的な感じとしてはTangBand風で
・中音が少し持ち上がる感じ
 音圧はあがるような気がするので、低音が下がるというよりこの表現があう。
・定在波が低減する(とあった)ためかややスッキリした印象
・開放的な感じの音になる。
みたいな感じで悪くない。
実際は少しエコーがつく...というか元々ういていたのが顕著に聞こえる。

aboさんも
中音にエコーがかかったような音ともいえますが、開放的な感じの音とういのは同感です。
との感想。
好みはあるが、この部分を付け替え可能にしていただいたので両方楽しめる。(^^v
これでJazzコンボを聞くとちょっとした「小ホール」の演奏みたいで、これがまた面白い。(よくあう)この「小ホール」の雰囲気は捨てがたいものがある。

測定に先立ってまじめに改造してみる。

ううむ。穴を大きくするのは難しい。
結局は一旦中に入る円を切りぬいて、それを中に入れてそれでやったが、不安定なので傷だらけになった。(TT)
おまけにでかい穴なので三角材が見えたりする。(^^!

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abo-x勢ぞろい

aboさんから試作(?)の写真を送っていただいた。

実は1セットではなく7セットもある!!
メールから見ると3-4日で製作されたことになる。凄いことだ。

aboさんのメールより)
計算できない設計は実際に試作して評価する方法しかありませんので、納得できなければまだまだ一杯試作するつもりです。

とのことで、アマチュアでここまでやる姿勢には頭が下がる。

なんとも壮観っていうか。

<aboさんの説明>
左から
秋月の¥1500(ペア)の片側(寸法比較用)
1-2, 108Wx486Hx204D, 91.9, (1号機)
2-2, 120Wx540Hx228D, 82.4, (2号機2台目) →共鳴周波数を高くする改造もテスト予定です。
3-1, 120Wx612Hx228D, 74.7, (2号機の共鳴管を長くしたもの、5号機と同じ共鳴周波数)
4-1, 120Wx684Hx228D, 68.3, (2号機の共鳴管を更に長くしたもの、6号機・7号機と同じ共鳴周波数)
5-1, 132Wx594Hx252D, 74.7, (2号機の共鳴管を太くしたもの)
6-1, 132Wx666Hx252D, 68.3, (5号機の共鳴管を長くしたもの、7号機と同じ共鳴周波数)
7-1, 144Wx648Hx276D, 68.3, (6号機の共鳴管を太くしたもの)
です。

最初に試作した1号機はダクトの開口を推奨どおり管の面積の40%にしました。
TQWT特有の音になり低音を増やすかについては失敗と思っています。
次に、10cm口径も取り付けられるようにと10cm口径は共鳴周波数をもっと低くできると思い、2号機(2-1:当方がお借りしているもの)は一回り大きくしました。

今回は「5.松下 T10P45A6 10cm 6Ω/35W」は更に低い低音も可能ではないかと思い、2号機より共鳴周波数を低くしたものを数種類試作しました。
このとき、共鳴管の断面積や断面積と長さとの比率によって特性がどの様に変わるかのテストをする予定です。

というお話であった。
カットはホームセンターみたいだが、組み立てはご自分でやられたとのこと。
さぞかし大変だったと思うし、自分だと置き場所がない。

aboさんの自宅そのものが広いようで、置き場所には困らないとのこと。
工作する場所だけでも大変だったと思うが...。

寸法を見るより実感が出ると思うが、想像以上にコンパクトに仕上がっている。
写真掲載に快諾いただいたaboさんに感謝!!

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abo-xにツイータ(3)

調整用と思って測定してみたが、この限りではクロス周波数も音圧もあまり問題はないようだ。
そこでこの状態で音楽を聴いてみることにする。

音質というかそういうのは確かにTangBandとは異なるのだが、音のバランス(特に低音)はこちらの方がいい。
TangBandは低音が「控えめ」であるが、これは丁度バランスしたような感じをうける。
高域はさすがによい感じになって女性ボーカルやシンバルなども結構いい感じの音がする。
モヤが1つはずれたようなそういう印象。やはり高音で解像度もあがって聞こえるのかもしれない。
松下T10P45A6にはツイータは足したほうが良い結果だった。

個人的には
・TangBandはゆったりとしたバラードやボーカルなど
・松下はJazzコンボ(シンバルなどはツイータをつけたほうがいいです)
あたりにあっているような気がする。

TangBandはf0が低いので電流モードアンプでも面白いかもしれない。
電流モードアンプも透明度は高い。

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abo-xにツイータ(2)

abo-xにツイータをつけて調整用に測定する。

おさらいではないが現状の特性をとてみる。
スピーカ近傍なのでほぼスピーカ特性。

これにツイータを足すとこうなる。

ううむ。うまくつながっている。
何もしなくてもこのままでいいかもしれない。

で肝心の試聴位置。

80Hzのディップは共振のずれではなく共振背圧によるディップ。
300Hzのディップ(定在波)は相変わらず派手に出ている。
高音がしっかり出ているのがわかる。

ためしにダクトを測定すると

当たり前だが別エンクロージャなので影響はない。
定在波の影響はかなり大きい。

聴いた感じでは松下はTangBandより音圧が低いようで音量を少しあげないと同じ音量にはならない。
また松下を入れるとダクト音が増す。TangBandはスピーカ音を直接聞いているのでなめらかな感じがする。

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abo-xにツイータ(1)

abo-xの話に戻る。
先回、TangBandを入れたのだが、どうも低音が松下ほど出ない。
松下は高音が出ない。
では松下にツイータを足したら...というのでツイータを手配した。

でSP01ネタになるが、
1インチドームツィーター(ヨーロッパ製)OEM
を買ってみた。
vifa BC25SC75-08 OEM 1インチソフトシルクドームツィーター
は品切れだったのでそうなったが、今考えると
Dayton ND20FB-4 Rear-Mount 3/4" Neodymium Dome Tweeter
の方がつけやすいような。

このユニットは松下と同じくカーステレオ用のようだ。
abo-xに穴をあけるのもためらわれるし、幸いスピーカが最上部にあるので上置きにすることにした。
車のツイータはただ据え置きできるのもあるが、この価格ならDIYでもできそうだ。

abo-xの定在波の対策用の端材があったので利用してみる。ツイータなのでエンクロージャではなくスタンド。(エンクロージャのもあるが。)
やってみると取り付け部があたってそこをのみで削った。


のみって久々だった。
切って、穴をあけて、取り付け部を削った。

後はサイコロ状に切断された端材を接着する。

なんともお手軽な工作になった。


置いてみると、まあインスタントなわりにまともっぽい。
定在波で斜めカットしたところがいいのかも。(^^!
ふしがあったりするのがDIYっぽいかも。

3Khzぐらいのものらしいがコンデンサはついていた。クロスオーバや音圧を調整するので測定してみる予定である。

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激安D級アンプ

これもSP01ネタだが、「20W+20W TA2020デジタルアンプ V2銀(完成品)」が売っていた。
これも在庫調整なのか、はたまた中国の実力か¥1940だった。
送料がかかるので全部一緒に買ってしまう。
ヤフオクでTOPPINGを買っていたが、それよりは安い。

最近はDEGITのフルデジタルの低音がどうも気に入らない。他は良いと思うがこれがどうもいただけない。
TOPPNNGを自分で改造してたものの方がバランスはよい。
「いかに安価に」というaboさんに敬意を表して...でもないが買って遊んでみることにした。

TOPPINGよりは小さくてタバコ2箱ほど。

ボケてます。


背面端子もターミナルブロック。

ただ電源スイッチが前面についていて普通に上がOnなのはいい。(TOPPINGは前面ではなく後ろだし、ついていても下がOnという...。)


さっそく解体。
この電源端子であるが統一DCコネクタは使えない。(センターピンが太い)
安いので電源も買ったが、コネクタをつけかえればもっと便利なのでつけかえることにした。


トライパスTA2020はこれで4台目なので自分好みにバスブースト。abo-x(QWT)だと要らないかも。
一般論としてだが、D級やフルデジタルは低音はさほどでもないように思う。他の音はシャープなのに...。
別に低音が出ないわけではなく、例えば同じフラットなアンプのKochiaではもっと凄い低音が出てくる。PWMの調整かもしれないが...。

トライパスTA2020は丁度OPアンプのFB抵抗みたいなのがあるので、簡単に細工できるし特性も素直。

あっという間に完成して試聴。

フルデジタルはクリアでよい部分もあるが、こちらは低音も存分で元気が良い。
中間ぐらいがいいのだが...。
でもこの価格ならまあ買って遊べるし、ケースなどを考えると作るより安い。
電源コネクタは惜しいというか標準があわない。(HPにもそうある。)
しばらく聴いてみようと思う。

*その後聞いていると、なんだかフルデジタルの音の方がよく思えてきた。
 変な話、このアンプは「人工的な音」っぽい。生々しくないというか。バランスも悪くないし、D級独特の透明感もあるのだが...。
 凄く僅差なのだが、これは何なんだろう。
 低音はスカスカという表現があったフルデジタルでそこは同感だが、後はいいような。(^^!
 デジットのフルデジタルはTIのChipなのでバスブーストをサポートしてくれないかな。1度は聴いてみたい。
*さらにその後abo-xの開口部を広げたら雰囲気が変わり、このD級を素に戻してつないでみた。
 人工的な印象はなりをひそめて結構聞ける音になった。開口部をひろげると共鳴管特有の(?)エコーっぽい音になるので随分印象が変わる。新鮮でなかなかいい感じ。
 要は「個性がでてきて面白い」という感じ。後日特性をはかってみようかな。

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LCマルチマータ

ツイータなどがほしくなってSP01をみていたら「高精度 LCR計測付万能テスター」が売っていた。
手持ちのマルチメータも増えて電流をクランプで測定するものもあるが、LCが測定できない。このマルチメータは以下もできる。
・インダクタンス 2mH/20mH/200mH/2H/20H  +-(2.5%+20)
・キャパシタンス 20nF/200nF/2μF/20μF/2000μF  +-(2.5%+20)
・周波数 2kHz/20kHz/200kHz/2000kHz/10MHz +-(0.5%+4)
・温度 -40℃~1,000℃ +-(0.8%+4)
Lがやや心もとない。
ただ価格が(在庫整理なのか)破格で¥2990だった。
この手は秋月のKitでもこれより高いし、思わず買ってしまった。

やはり中国、恐るべし。

写真はコンデンサを測定しているが、当たり前だがちゃんと出てくる。
説明書は英文だけど、まあなんとなく読まなくても使える。
Lはやってないけど、手巻きだとuHなので心もとないかもしれない。
スピーカのLも計ると面白いかもしれない。

面白いのは温度がついている。
原理はわからないがプローブ2本ではさむらしい。やってみたが正確なのかどうかもよくわからなかった。
他にも、トランジスタのhfeなどが測定できるようになっている。
電流がクランプで測定できるということが無いぐらい。
あ、ACは200Hzぐらいまでの対応らしい。ここらが20KHzだといいのに。
菊水はもう少し高周波でも測定できる。
掘り出し物に思ったが、あまり使わないかも。(^^!

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abo-xユニット交換(3)

で聴感テストというかただ聴いただけっていうか。
そもそも、この評価ってのが難しい。
文学的に音を表現するのは苦手だ。

どこまでも広がる...雄大な...果てしなく透明な...。
ううむ読んでわかるのだろうか?

話は変わるが、マイケル・フランクスが好きで久々に新譜が出た。
TimeTogetherでAmazonで予約しておいた輸入版。
前作の「ランデヴー・イン・リオ」と雰囲気も似ている。
変わらないスタイルがとっても凄い。自分もこうありたい。
なんだかすごく癒される感じ。どんなスピーカでもいいのかも...風。(^^!
全体的にはJazz&ボサノバ系でスロー&バラード的な曲が多くなってきた。
洗練されたセンスを感じるアルバム。全体はアコースティクなJazzよりだ。
WMPでリッピングしたら新しすぎてタイトルや曲名がDBにないようで出てこない。(TT)
iTunesでリッピングしたら、ちゃんと出てきた。Appleって偉いかも。
これで外でもマイケルが聴ける。(^^)

ってアルバム紹介ではないので進めるとして
「これが良くあう。」この一言で済むかも。
abo-xの音は柔らかいし、マイケルの曲や演奏もそうなのでこれが結構しっくりくる。
またTangBandに乗せ変えたので高音ののびははっきりわかるほど松下よりいい。これは測定結果でも同じ結果が出ている。
低音は控えめであるが、これまたマイケルの曲とピッタリで上品な低音が漂う。過度でないのが上品というか。
で高音であるが、これだけ出てると荒れを感じなくなる。なので吸音材はなくてもOKっぽい。コンテンツがいいのかも。

正直これはのんびり聴くには最高の取り合わせに思えてきた。
癒し系が似合う。abo-xは少し個性が出るが、それはそれでいいように思う。面白いので。

いいことばかりを書くと嘘っぽいので逆のことを書く。
・低音は松下T10P45A6ほどは出ない
 測定にもあったが、中音に対して控えめ。もう少しあってもいいような。
・歯切れの良いシャープな音ではない
 硬い音はしない。低音は共振音。
・少しくせを感じる時がある
 若干音変化があるかも。ディップが残るせいかもしれない。
こういうのは素直に信じてもらえる。なぜだろうか?

個人的には、今のところは松下電器 T10P45A6 よりはTangBand W4-930SAの方が好きだが、高音にも思えている。
幾分上品で滑らかな音になる。
もっと滑らかにしたい場合は若干の吸音材がいいかもしれないが、少し荒さが残っていたほうが面白いと思う。工業製品ではないわけで、同じ方向に行くこともない。

低音は松下の方が出るので、そのうち松下にツイータを足してみようかな?

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abo-xユニット交換(2)

10時間ほど聞いたので測定してみた。

まずはスピーカの前。


80Hzになディップが出ている。
高音はさすがに優秀だ。
全体的にゆるやかにハイ上がりなのはグラフどおり。
80Hzがフラットならメーカ測定グラフに近そうだ。
背圧なのだろうか?
*後でダクトをふさぐと綺麗に消えたので共振の背圧のようだ。ただ後述のようにダクトから80Hzは出ている。

次にダクト前。


低音のディップはない。(^^v
でも300Hzの定在波はそのままだ。エンクロージャが同じなので当然か。

試聴位置ではこれ。

300Hzのディップ以外は優秀。
もう少し低音があってもいいのかな?中音に対して5-10db低い。
低音は60Hzってところか。そこは秋月の「大画面TV対応 2WAY 3スピーカーシステム(グレー)61cm」と似ている。
まあ、周波数特性という意味ではこんな感じなのだろう。

後は聴感テストにしてみる。

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abo-xユニット交換(1)

SP01から届いた温度計で遊んでいたが、同時にTangBanのスピーカも届いた。
早速つけてみた。

TangBand W4-930SA(OEM) 10cm 6Ω/25W 70~20000Hz

ちなみに公開の周波数特性は以下。

特性を計測する前に少し音楽を鳴らしてみた。まだエージング時間ほどもない。
ユニットは
・FostexFF105WK
・AURA SOUND  NS3-193-8A
・TangBand W4-930SA
で、迷った。
「高音の特性がよさそう」「紙コーンだった」などが要因だったのもあるが、非接触温度計も一緒にほしかったのもあってSP01になりTangBand W4-930SAを購入。
後でよく考えると松下T10P45A6 +ツイータもありかな?と。ただディップが出ているので...。

結局はAazonで予約した輸入CDが届いたのでそれを聞いていた。
なんせ初めて聞くアルバムなので経験による比較ができない。それと初期歪みを緩和する「なじみ」のエージングも兼ねてしばらく試聴した。
今のところは低音は最初についていた
松下電器 T10P45A6 10cm 6Ω/35w
ほどは出ていないが、それでもそこそこの響きがある。中高音は期待に近い感じ。

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非接触温度計

スピーカをSP01で手配するとき何気なくみていたら「非接触温度計」があったので買ってみた。
というのも例えば伯耆さんの電源などのFETの熱測定が定量的ではない。
触った感触というのはあまりだと思っていた矢先だったことが大きい。
でも「触れる」ぐらいではあることを申し添えておく。

こんなもの。

なんと¥1690だった。中国、恐るべし。


こうやって引き金をひくとレーザポインタがでてそこの温度がはかれる。

面白いので人体に向けると31度だった。表面は低いのかも。
車のボンネットは50度ほどになっていた。
他にもそこらじゅうを測定していたが、まともっぽい。(当たり前か)

で、次に小さな面積をやってみた。
ハンダコテのコテ先をやってみたが、全然低い。(TT)
どうもある程度の範囲がないと正しく計測できないようだ。
放熱板は大きなものならOKっぽい。

触感よりは定量性はあるだろう。
波形データはデジタルオシロなので波形は電子データだし、電圧などもマルチメータでデジタルなのでここまでは定量的。いつもトランジスタとFETは触感だったのでこれはこれで役に立ちそうだ。(と思うことにする。)

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