空を見上げて
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中国製アンプ(7)

外付けイコライザでは限度があるのでTOPPING TP-10 MARK-Ⅲの改造を考える。
普通に考えて高級アンプであれば「改造」などという大胆なことは思いつかないが、そこはそれ低価格なので即決断。(^^)
とは言え、以下の改造はパターンカットもなく抵抗の足を抜くだけで元に戻すのも可能。
但し保証はうけられないだろうが...。
そもそも保証書なんてなかったし、どこに持ち込むのかもわからないのだが。

TOPPING TP-10 MARK-Ⅲの回路図はここにある。(感謝)
そしてここに低音ブーストの回路図がある。(感激!!)
TOPPING TP-10 MARK-ⅢはトライパスのTA2024で、この方は若松通商のKitのTA2020。

ブーストの方法であるがTA2024のフードバック部分にフィルタをかける。
つまり低音ではゲインが高く・高音では低く設定するようにする。
抵抗とコンデンサだけなので小さくて済むし安上がりである。(^^)

まずTOPPING TP-10 MARK-Ⅲを分解する。(六角レンチが必要)
・後方4箇所を外す(前方4箇所は外さなくてもOK)
・つまみは前方に引っ張ると抜ける。つまみは金属に見えるがプラスチックだった。
ボリュームのナットを外す。

これがなかなかわからなかった。(^^!
・後ろから引っ張ると抜ける。
ケースは上下に分かれるわけではなく「筒」になっている。

出したらオフセット電圧が0調整されているか確認するとある。
計ってみると7mV程度でちゃんと調整されているようである。

さて次に改造箇所である。
・TA2024の10-11pinの20.5Kと14-15pinの20.5Kを見つける。

赤で印をつけたものがそうである。
・次にTA2024の10pinと14pin側の抵抗の足を浮かせる。

これを参考にPinを浮かせる。
写真ものもはPinが浮かせてあるもの。
白ジャンパはボリュームのケースに飛んでいる。ノイズ対策なのか?

そして改造は続く...。

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中国製アンプ(6)

イコライザに走ることにしたが、アクティブは
・接続に電源が必要
・アンプ特性で劣化が激しい危険性あり
というので避けてまずはパッシブで試すことにした。

ただのオーソドックスなLPFを現信号に足したものである。
周波数は500Hzほどに設定した。

パッシブなので、低音が増加するというよりそれ以外が低下するという感じである。
同じ試みをこの方もされているようである。グラフもあるのでわかりやすい。
回路は同じようなものであるが、アンプの入力抵抗は50Kなので定数は少し異なる。

で、聞いた印象なのであるが
・確かに低音は強調される
 中高音が下がるというべきか。つまりボリュームをあげれば同じというか。
・バランスは難しい
 ここはしょうがないのかもしれないが、ちょっと好みとは違う。
 上の状態ではボリュームをつけてバランスを見ている。

で気に入ったところで定数を計算しなおして作成。
コンデンサはマイカからフィルムに変更。小さくなった。(^^!

ちゃんとケースに入れるとそれなりではあるが、結局後ろになって見えないような。(TT)

低・中・高音のバランスはよくなった
なので悪くはないのだが、「低音が出た」というより「中高音を削った」というのが頭から離れない。

もう少し努力をしてみることにする。

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中国製アンプ(5)

Topping TP-10 Mark-III+フォステクス+OZAKIでしばらく試聴していた。
やはり、バランスが難しい。
下手をすると安っぽくなってしまう。

ここはあきらめずに頑張ることにする。

まずはTopping TP-10 Mark-IIIの特性を漁ることにする。
こちらのサイトで周波数特性が掲載されている。感謝!!
低音は20Hzまでほぼフラット!!(優秀!!)
となると、疑わしいのはスピーカになる。

確かに年代物のフォステクスである。
時間が経過するとコーン紙のエッジが硬くなって低音が出ないという話もある。(TT)
やはりあきらめて買い換えるか?と考えた。
今度買うなら(意味も無く)バックロードホンが良いように思う。
・風変わりである(あまり見かけない)
・効率が良い(これはD級もそう。)
バックロードホンは部品が多く組立が面倒だが、長谷川弘工業(株)というのがありDIYでこれは簡単そう。
スピーカは相性もあるらしい。低音は「良い」という話と「期待ほどではない」というのが混在する。
スピーカにもよるのだろう。フォステクスではなくDIYAudioが良いともある。
しかし、ここでスピーカを取り替えて追求するのもしんどい。
だいたい付け替えがすごく面倒に思う。DIYは好きなのでかまわないが。

一方でKochia(アンプ)をつなぐと、もう少しましだったような気がする。
伯耆さんの記事でもCar用は「低音過大」というのが出てくる。まあDebugKitはそれほど過大でもないと思うが、今よりはましだった。
ということはアンプの可能性もある。

本当にスピーカなのかテストするのに、手持ちのスピーカを接続してみることにする。
・アイワの2Way
 若干は出ているような気がするが、期待ほどではない。
ミニコンポに負けるかも。(TT)それは中高音との相対的なものだろう。
・無名の3Way
 これも大して変わらない。試しにネットワークも変えて低音よりにしてみたがやはり出ない。
いずれもウーハは16cm以上はあるので、やはり不思議である。

D級アンプはスピーカの特性で若干左右されるのではないか?
PWMなのでインダクタ変化などが関係するように思う。
またスピーカは周波数でインピーダンスが変化する。それでも同じPWMだ。
まあD級が故かどうかは判然としない。

とどのつまり固定抵抗測定でフラットだからと言ってスピーカをつないでフラットとは言えないし、そもそもそんなフラットなスピーカはないだろうし。

そもそも、自作システムなので割り切って「これでいい音」を探求することにして、専用にすることに決断する。
というので、イコライザに走る。

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オーディオ入力(2)

入力環境として
・DVD/CD/SACD/USBメモリ(DV-610AV)
 USBだけがmp3品質?
・ネットラジオ
 頑張っても128Kのmp3品質。
 SmoothJazzが好きで良く聞いている。
・AVelLinkPlayer
 NAS経由のmp3(^^!wav(PCM)もOKらしい。
まではできてきた。
これだとmp3統一で、Kochaiが泣きそうである。
というか、これは「Kochiaもどき」なので丁度釣り合うかもしれない。
そうなると携帯プレヤーもつないでみたい。

携帯プレヤーはいろいろ持っているが、ネットではザウルスの音が良いらしい。しかし、これはPDAだ。
Wizpyもいいらしいが、これはLinuxメモリだ。まあそれでもいいのだが割安ではなさそうである。
といいながらWizpyは買って見た。確かに他のよりは良い音質である。
もう少し調べるとKenWoodも良いらしい。

KenWoodがいいのは「SDメモリが使える」というので希少価値だろう。
「そんなに入れるのか?」という話はあるにしても、あるほうが有難いし、PCで書くことを考えると本体とは別になったほうがいい。

そうこうしているとその昔買って使わなかったブロードウォッチを思い出す。

ううむ。小さい!!有機ELでも小さすぎ!!
2Gなのでそう沢山は入らないがまあ我慢する。携帯性とのトレードオフだし。
動画は確か独自形式だった。入れてみたが、なんとなくわかるという感じだった。
ただ圧縮はすさまじく1時間のが余裕だった記憶がある。横幅100dot足らずっだったような。

話がそれたが、まあつないでもさほど便利でもない。(^^!
NASからとれるので、別段ソースには不自由しない。
いいのはTVをつけなくても操作できる点。(でもブロードウォッチは操作性が悪い。上下左右が直感的ではない。)
もう1つは、Wizpyもそうだが、充電しながら再生できる点。当たり前か...。
これができると電池を心配しなくていい。ブロ-ドウォッチは電池の持ちはいい。
今は暗記用ステーショナリーになっちゃったのか。

こうやっていると携帯プレヤーも不要に思えてきた。
遠出専用ってところだろう。

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オーディオ入力(1)

Kochiaもどきができたので、再び入力環境に戻る。
オーディオファンからするとmp3は良くないのだろうが、自分はこれが中心。
DV-610AVのおかげてUSBの再生もできる。
TVをつけないと操作できないのが難点ではあるがそれでも助かる。
しかし、やはり曲をもっと入れたい!!
そこでUSBのHDD...へ行く前にIOデータのAVelLinkPlayerを思い出した。
前にも同じようなことを思って買ったのだが、結局あまり使わなかった。(^^!
しかし、使用者は多いのか今でも販売はされている。(^^)

そこで引っ張り出してきてDV-610AVの下に設置。

自分はCDは全部mp3にしてNAS(これもIOデータ)に放り込んである。
IOデータのNASはDLNAサーバにもなるのでAVelLinkPlayerで見える。
単純にはネットワークHDDから音楽再生できる。
これでUSBの入れ替えすら不要になる。(^^)
まあ他の手段として
・32GでいいのならそういうUSBメモリを買う
・HDDをUSBでつないでkCDを入れておく
でもいい。後者はCDを買う都度PCで書き込みになる。
ネットワークHDDだと、PCから掘り込めばいいのは楽である。
動画も見えるというか、本来はこちらが主体なのだろう。
WMVが見えるのは嬉しいがFLVが見えないのは悲しい。
そのWMVもなんだかくせがあって再エンコードしないと再生できなかったのもあって面倒で使わなくなってしまった。

久々に使ってみた。使っているのは1つ前のAVLP2/DVDG-2。
<良いところ>
・NASを直接再生できる(PCで操作できる)
 PCもDLNAサーバにすれば再生できる。(ソフトはIOデータからDLできる)
・一応フォルダのシャッフル再生ができる
・出力が2系統ある。(TVとアンプにつなげる)
<悪いところ>
・操作がもったりしている。(TT)
・電源を切ると再生しているフォルダを忘れて最初からになる。
 なので多いフォルダの深い位置に曲があると大変。
・日本語が化けることがあるし、それが原因か止まったり途切れたりする。

(TT)使い物にならないかも。音は我慢しても。
しょうがないので以下の対策をした。
・NASの直下にmusicフォルダを作る
・そこにNASで好きな曲をCopyする
・英文字にリネームする
こうすれば操作は少なくてすむし安定なのではないかと思う。
自分だけのジュークボックスみたいなものだ。
今のところはOKみたいなのだが...。
音は期待してはいけないが、利便さはいいと思う。

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中国製アンプ(4)

Topping TP-10 Mark-III+フォステクス+OZAKIで殆ど不満はなくなった。
強いてあげれば、この両者のバランスが難しい。
まあ面倒ならOZAKIはOffにしても透明感の音は味わえる。

そこで調子にのって、今度はOZAKIをロジクールに変更してみた。
これも2.1chでウーハーは16cmぐらいある。
ただこれはうまく行かなかった。(TT)
ロジクールは低音は出るのだがモコモコとした印象で歯切れがよくない。
というか出すぎのような印象がある。
PCで聞いていると迫力はあるのだが、どうも迫力ありすぎなのと篭った感じがする。
なので何でも良いというものでもないようだ。
はやり透明感があるものが良いだろうが、中音が伸びるとそれはそれで邪魔かもしれない。
もし低音にやや物足りなさを感じるユーザには余ったPC用2.1chで試す価値はあるかもしれない。

ここまでやると(フェイクには違いないが)伯耆さん設計のKochiaにかなり近い音がする。
なんとなく、そっちをもう1度作ったほうが早道かもしれないが、作るのは結構大変だし。

というのでKochiaそっくりさんになるのだが、
・バランスが難しい(下手すると違和感)
・似てはいるのだが、やはりちょっと負けるかも
みたいな感じである。
しかし自分としては気に入ってはいる。

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中国製アンプ(3)

Topping TP-10 Mark-IIIでかなりよい線まで行った。
伯耆さん設計のKochiaまで後1歩程度という感じである。
しかしD級アンプだし、この中身の改造は難しいだろう。

ほんのわずかだと思うのでサブウーハも大げさだ。
重低音が出られるとそれはそれでぼやけるかもしれない。
そうこうしていたら、古いPCの2.1chのスピーカが出てきた。
OZAKIという(日本風だが)台湾のメーカである。
一時安売り&変なコピーで有名になったOZAKIなのだが。(^^!

これはわりとまともなデザインでサブウーハの上が水道のコックみたいになっている。(^^!
電源スイッチ+ボリュームである。
これはPCショップでたまた見つけたもので価格も安かったのであるが、デモで良い音がしていて驚いた。
どちらかと言えば高音と低音がやたらに強調されてはいるのだが、割とクリアな音である。
ただPCサウンドならともかく、オーディオとしてみるとちょっと不自然な感じがする。
派手すぎるというか、そういう感じで深みはあまりない。

で、最初は期待しなかったのだが冗談半分で入力を分配して
・Topping TP-10 Mark-III+フォステクス

・OZAKI(HD101というらしい)
に入力して鳴らしてみた。

両者のバランスが難しいのだが、これをミックスするとかなりいい感じの音になる。
元々
・Topping TP-10 Mark-III+フォステクス
が低音と高音があまり出ないのに対して
・OZAKI(HD101)
は、そこだけを鮮明に出している感じである。

OZAKIのスピーカを外してサブウーハだけでもいいのだが、元々OZAKIはかなり小さく鳴らしている。
大きくするとOZAKIが勝って刺激の強い音になってしまう。
何事もほどほどではあるが、バランスが難しい。
スピーカの効率なのかアンプの特性なのか、はたまた好みの問題なのか、どうも音量によってもバランスを変えた方がよさそうである。

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中国製アンプ(2)

早速開梱してみる。

思った以上に格好良い感じ。
ACアダプタは...秋月電子のでもいいのかも。(^^!
まあ、まずは純正で試すのが王道だろうし、さほど高くないし。

そして試聴!!


Topping TP-10 Mark-IIIになってボリュームの周辺が青く光る。高級感!!

音は、少し固めだがエージングしていたら柔らかめにはなった。
中高音は驚くほどクリアで、音の解像度も高い感じ。
以前に作ったD級とは比較にならないぐらい良い。
この透明感はKochiaでも味わったが、音量をあげてもさほど「うるさい」という印象がない。
会話もちゃんと聞こえる。いい感じ。

しかし低音が物足りない。(TT)
スピーカだと思うのだが。
元々そう重低音ガンガンという聞き方はしないし、それなら16cmフルレンジなどというスピーカは不向きだと思う。
単純に自然な音がほしいわけで、中高音は申し分ないような音がする。
しょうがないのでスピーカを変えると、低音はやや伸びたが中高音はフォステクスほど自然(というか好みというか)な音ではない。
あまり刺激的な音を好まないせいかもしれない。それでいて透明感がいいのだが。
派手な音は最初はともかく長時間聞くと疲れる。
こうやっているとスピーカが一番音に関して支配的にも思う。

スピーカは置き方ってのもあるが、リスニングルームならともかく、工房では限度もある。
低音が出る床置きにしているが、それでもちょっと足りない。
このちょっとってのは本当にちょっとであって、聞いた感じ低音が奥まっているような印象という感じ。
アンプ自体はよいものという印象。
つまりスピーカを変えれば全く問題ない可能性が高いような気がする。

しょうがないのでサブウーハでも足そうかと思ったが、それほどでもない。
D級なのでスピーカ接続したらどういうインピーダンスになるのかも不安がある。
イコライザという手もあるが、この素直な音はそのままにしたいものだし。
本当に「惜しい」という感じまで行った。

ちなみにKochiaでは低音の不足というのは感じなかった。
スピーカは同じフォステクスである。
なので少なくとも自分の環境下ではKochiaには負けているようである。
価格からすれば当たり前だし、Kochiaは伯耆さんの設計だし。
大きさは小さいし、透明感も似ているのだが...。

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中国製アンプ(1)

オーディオ環境はまだまだ問題があるが、CDやUSBが再生できるようになった。
入力としては激安なのだろうが、まあ自分のレベルとしては問題なさそうである。
それに、入力は多分オーディオ全体の中でも影響度は小さいのだろうと思う。

そこで次はアンプを考える。

本来はスピーカなのあるが、これはフォステクスのBF-163Sという古いものを所有している。
16cmダブルコーンフルレンジのFE-163相当品をマウントした密閉型のもので、70年代ぐらいのもの。
年数を経過してエッジが硬くなっているのかもしれないが。(^^!
いたずらにスピーカを増やすと場所も大変だし、このスピーカは割と好きである。
最近のように、派手な低音や高音は出ないが、自然で素直な音がする。
どちらかと言えば聞き込むというよりBGMを流しておくので疲れないのが有難い。
16cmってのは丁度いいのかもしれない。
低音がほしいこともあり使い方床に直接おいている。
サイズも丁度いい感じ。

そこでアンプを探し始めた。
そこで見つけたのが中国製アンプのTopping TP-10 Mark-III。
価格は@4000とお手ごろ。ACアダプタとか送料は別ではあるが、それでも安い。
D級アンプでTA2024 chipsを使っているらしい。素直な音でT級というらしいが。
ヤフオクで販売していたので早速申し込んだ。

で届いた。(^^)

中国直送だが、郵便局HPで(国内)の配送追跡も可能。10日もかからなかった。

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オーディオ用CDプレヤー(2)

CDプレヤーとしてはMico DVDプレーヤー DVD-M02B/Wも悪くはないのだが、どうも自分の使い方にあわない。
どちらかと言えばCDは一旦mp3(これはいけないのだろうが)に落としてHDDに入れている。
CDはかけかえが面倒なので、USBかSDなどで再生している。
これはこれでまだ工夫の余地があるのだが、それは別に譲るとして、ゴールドムンドが採用したというDV-610AVを購入する。

で届いた。(^^)

これも、ありふれたDVDのような感じ。(^^!
早速つないでみるが、Kochiaがないのはやはり残念。

音はクリアな感じがする。メニューで細かく音場などの補正ができる。
デフォルトでもあまり問題はないようだ。
USBにトライしてみる。当然だがうまく再生する。(^^)
ただ難点を言えばTVを見ながらの操作になる。
DVDプレヤーなので当然と言えばそうだが、USBで音楽だけ聞きたい向きには携帯プレヤーのような手軽さがほしい。
表示窓も小さいのでしょうがないのであるが。
携帯メディアプレヤーは幾つか所有しているが、それと比べると良い音である。
携帯プレヤーはヘッドホンにあわせてあるからなのかも知れない。ヘッドホンアンプも介して出てきてしまう。
ネットで調べると、USB接続のHDDでも動作するらしい。
ならばCDをかなり放り込むことができそうである。もっともUSBでも32GもあればOKだが。
450曲入れたら途切れるという書き込みもあった。(TT)
そのときに考えることにする。

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オーディオ用CDプレヤー(1)

Kochiaの時に伯耆さんからテストCDをいただいたのだが、どうもプレヤーが良くないらしい。

手持ちになる中でましなのが、SonyのCDウォークマンという。(^^!
これはメモリバッファに先にある程度読み込んで音とびを防止しているのがいいらしい。
巷ではリクロックによるジッタ防止もあるらしい。セシウムも使うものがあるらしい。
なんとなく涙ぐましいが、オーディオでは1倍速が原則なのだとか。

それならいっそ、メモリに入れてそれを水晶で読み出してやればジッタは無視できる。
だからそういう機械式のプレヤーよりはメモリプレヤーの方がよさそうだが、どうもその道には走らないみたいだ。(これも不思議なことだ。)
メモリに格納するのはさほど手間でもないし、Win標準のメディアプレヤーで可能だ。
出力形式はmp3でサンプリング周波数を上げるのもいいだろうし、気になるならPCM(WAV)という無圧縮もある。
ある程度のサンプリング周波数であれば、非可逆圧縮でも余程でないと違いはわからないらしい。
実際に自分が多用しているのはUSBメモリにmp3で入れてかけている。
2GだとCD40枚(128Kbpsサンプリング)入るので、1日流しておいても同じ曲は出てこない。
ちょっとピュアなオーディオファンは毛嫌いすると思うが、320Kbpsにしても8Gあれば同じことになるし、恐らく違いはわからないと思う。
なんならWAVで32Gのメモリでも同じで、これならCDとデータは互角のはずである。

話はそれてしまったが、結局オーディオというのは最後はスピーカでアナログになる。
D級アンプもあって、これもそれなりなのだが、結局はPWM(パルス幅変調)だ。
駆動はデジタルにしてもスピーカのアナログ振動を作成しているには違いない。
アナログアンプかデジタルアンプかは好みも分かれると思うが、後者は(そう作られたせいか)IC化が進みカスタマイズが狭く自在に作るというのにはむいていないのだろう。

するととどのつまり、良いCDプレヤーというのは
・ある程度のバッファリングがあるもの(これは殆どあるのではないかと思う。)
・優秀な(?)D/Aを使ってノイズなどに配慮されているもの
になる。ただデジタル出力であれば後者は無視していいのだろう。

このあたりは別に高いCDプレヤーでなくてもありそうな気がする。
と思ったらゴールドムンドの140万プレヤーとパイオニアのDVDプレヤー(DV-600AV)と中身が同じという記事もある。(後継はDV-610AV)
中身が同じと言っても電源など幾つかは改造されているらしい。
そんなことを考えていたら
Mico DVDプレーヤー DVD-M02B かMico DVDプレーヤー DVD-M02W
も良い音がするという雑誌投稿があり話題になっているようだ。
ところがもう生産終息で入手できない。
しょうがないのでヤフオクでGetしたが、かなり競りあがってしまった。(TT)

ありふれたDVDのような感じ。
早速つないでみる。Kochiaがないのは残念。

上に見えるFDDのケースに入ったものは自作のD級アンプでその上がネットラジオ。
ネットラジオは秋月電子のを組み立てたもの。
128kbpsのチャネルだとmp3ぐらいの音で試聴できる。
D級アンプはストロベーリーLinuxから買ったものでMAX9704を使用している。
透明感もあり、そこそこではあるが、軽い音である。
もっぱらBGMなので重たいよりはいいし、何より省エネ。

で、DVD-M02であるが、まあそれなりに良い音がする。割と素直な感じ。
とは言え、CDウォークマンと大差があるかと言えばさほどでもないような気がする。(^^!
CDウォークマンはDAの後のヘッドホンアンプも音質影響するはずだが、割と優秀なのかもしれない。
自分の中では影響度合いは僅少みたいな印象で、価格が価格なのでお買い得かのかな?という感じ。

お買い得と言えばDV-610AVも実売では安い。
USBがついているのが自分向きに思うが、どうもPCMに対応しているのかわからない。
まあmp3でもサンプリングをあげればわからなくなるのだろうが。
D/Aはゴールドムンドがそのまま採用するぐらいなので優秀なのだろう。
WAV対応の優秀なUSBプレヤーが一番だと思うのだが。

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オーディオアンプの製作(16:雑誌掲載)

■雑誌掲載■
2009年5月1日にいよいよ記事が掲載された。(^^)
雑誌は「MotorMagazine」の6月号である。147,148Pに見開きで掲載になっている。

・表紙

・記事

さすがプロのカメラマンはうまいものである。(当たり前か...。)

記事の要旨であるが
1)Homeに電源を入れて試聴
 しかし、空間表現が弱く、思った音とは違う。
2)DebugKit
 調査用に電源を入れると、思った音が出てきた。(^^)
両者の差は「エージング」にあり、そこで今後エージングを試みる...という内容。

実際問題として当方の製作確認の大半はDbugKitでやっていて、HomeやCarは組み上げてすぐに送付した。(^^!
DebugKitは当初はユニバーサル基板で作成していたが、部品を外してプリント基板に搭載。
これは実験用とのことだったので、中古でもいいのかな?と思った次第。
なので部品はしっかり通電してある。
後のHomeやCarはもう動作確認程度の通電で新品同様である。
(中古では失礼だと思ったのもあるのだが...。)

その顛末は次号に期待していただくとして...
一般にオーディオではエージングで音が良くなるという通説があり、実際にそれが証明されてもいる。
どうも真空管よりトランジスタの方が余計にエージング時間が必要らしい。
科学的にはどうも「新品部品には内部に応力歪みがあり、通電によってそれが緩和される」とのことらしい。
ここまでくると結構微妙なものだ。

そうなると市販のアンプの新品を買うと、とんでもない音がするのだろうか?と思う。
また通電したら「どこまで良くなるのか?」も未知である。
そうなると店頭のデモ機などはさぞかしいい音になっているのかもしれない。
そういうものらしいのでブランドで買うものなのかもしれない。(^^!

オーディオは多分にオカルトじみているが、この記事には実験と検証がある。
なんせ条件の揃ったプリント基板が5枚もあるわけで、個々のファクターを追跡できるチャンスかもしれない。

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USBデバイスの製作(11)

USB162のBulk転送の続き。

UUSBDが使える段階になったのでテンプレートを見直しする。
とは言え転送するものがない。雛形はループバックなのでこれを利用してみる。

パケットサイズで64byteとれるのでこれだけでもHIDの8倍は出るはず。
早速これをビルド。

次に本体ソフトにとりかかる。
これはUUSBD.DLLを呼び出して通信することになる。
以前(伽藍堂のバーコードの時代)にPascalのヘッダを書いていたので、それで作ってみる。
Pipeの番号がよくわからなかったが、0と1で動く。
データを見るとちゃんとループバックしているようだ。

やっと肝心のベンチマークを行う。
1パケット64Byteなのでそれを書いて読み出すというのを1024回のループをかけた。
つまり総合的には64KByteのReadとWriteになる。
結果は0.2秒。つまり片側は0.1秒であるので、少なくとも0.5MByte/secは出ている。
思ったよりは優秀である。(^^)
SCIもこれでブリッジすれば取りこぼしなどもなさそうである。
なんせUSB速度>>シリアル速度になる。

結論からすると
・Bulk転送を使えば0.5MByte/S以上の転送性能は可能である
・USB-IOのようにデバイスプログラムなしというのはできないがEZ-USB(2313の方)程度以上に開発環境が良い。
 例えばコンパイラの制限もないし、I2Cロムに書かなくても良い。
 デバイスもC8051よりはAVRの方が使いやすい(と思う)
・UUSBDのおかげでドライバは書かなくてよい
 DLLを呼び出せば簡単に制御できる。(柏野さんに感謝)
という感じで旧EZ-USB並みの使い方ができることがわかった。
これなら低速から中速まではこのICだけでOKである。

まあ、これにしてもやはりシリアル経由でスレーブにAVRがあれば使いやすいように思う。
サンプルにはインタラプト転送(入力)があるが、これはどういうわけかうまく動かない。
サンプルにまだ間違いがありそうだ。
例えば
template\demo\template\usb_specific_request.c

void usb_user_endpoint_init(U8 conf_nb)

usb_configure_endpoint(EP_TEMP_INT_IN,\
TYPE_BULK, \
TYPE_INTERRUPT,\
SIZE_64, \
ONE_BANK, \
NYET_ENABLED);
は、どう考えても
usb_configure_endpoint(EP_TEMP_INT_IN,\
TYPE_INTERRUPT,\
DIRECTION_IN, \
SIZE_64, \
ONE_BANK, \
NYET_ENABLED);
の間違いに思う。勿論これは修正した。
ちなみにInterroput転送をBulk転送にしても同じく入力でエラーする。
これはインターフェイスが2つであるが、1つにまとめても同じだった。
しかし入力はダメなのだが、出力として定義するとちゃんと動く。
LEDがDebugには重宝する。(^^!

サンプルがちゃんと動かないのは残念なのだが、別段Bulkエンドポイントを増やさなくても1パケットの64Byteで定義すればシリアルにも切替できる。
とりあえずは後はやる内容によって考えることにすればよいと思うので深く追求はしてはいない。
いずれにしても実際はループバックなどということはないわけで、何かを書かないと使えない。

EZ-USB並みに動くというので、ここは少し感動的であった。
アトメルがドライバとdllを提供してくれれば、EZ-USBのユーザは(後継がないので)全部こっちにくるように思う。(柏野さんのおかげでそれはいいのだが。)
EZ-USBが@3000程度であることを考えると価格的メリットも大きい。

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USBデバイスの製作(10)

紆余曲折はあったものの以下の2つは完成し無事動作した。
USB-IOより若干高いが、機能も上だし生産中であるのが心強い。

1)汎用USB-IOもどき
入力7bit、出力7bit、シリアル1ch(2bit)

2)汎用USB-IOもどき+マスストレージ(SPI使用)
・入力7bit、出力7bit、シリアル1ch(2bit)
・マスストレージ(今は2MByte)

さて、アトメルのサンプルにはもう1つあって
series2-usb_software_library_template-2_0_0-doc.zip
という雛形がある。
(他にも別のサイトではオーディオのサンプルもあって興味深いのだが)

眺めてみるとこれはどうもBulk転送のサンプルのようである。
考えるとUSB162はどの程度の転送速度が限度なのかよくわからない。
USBの規格ではなくある程度のソフトを走らせた場合である。
バスは出ていないがシリアル・SPIはあるし、ポートとしてなら8+8+5=21bitある。
つまりはそういう幅で入出力できる素子であることには違いない。
EZ-USBでは主にBulk転送を使ったが、C8051がAVRと思えば似たようなことはできそうである。

そこでバルク転送の雛形にチャレンジする。
ところがサンプルではまりまくった。(TT)
周波数のパッチをあててビルドし、つなぐと「不明なデバイス」になりドライバすら要求してこない。
ディスクリプタを見直して何度もトライしたが症状は変わらない。

ずっと追っていくと
template\demo\template\usb_descriptors.h

// USB Device descriptor

#define EP_CONTROL_LENGTH 64
があるが、コントロールの長さが64ってのはおかしい。

#define EP_CONTROL_LENGTH 8
にしてやるとちゃんとドライバを要求してくるようになる。(^^v

さてそうなるドライバがいるのだが、アトメルが提供しているわけではない。
そこで汎用ドライバである柏野さんのUUSBDを導入する。
infを作ってインストールする。
ここでめでたくUUSDBデバイスになりUUSBD.DLLが使えるようになる。

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USBデバイスの製作(9)

汎用USB-IOもどきの続き。
結局結構欲張った仕様にする。
入力7bit、出力7bit、シリアル1ch(2bit)でSPIはあけておく。
SPIは前にも書いたが、SPIのROMをつけるとマスストレージとして使える。
これはこれで面白いと思う。
例えばドライバ(HIDでは不要だが)やアプリを入れておけば、これだけ持ち運べばどのPCでも実行できる。
ドライバを探し回ったり、アプリの最新版を探し回ったりしなくてもよい。
まあ2MByteもあれば、我慢できる範囲であるといえる。

アトメルのUSB-Keyもそうなっていて、ドキュメントはここに格納されている。
便利な時代だが、開発ツールも入れてほしかった。(大きくて入らない?)

それはともあれこの発想で2種作成することに決めた。
1)汎用USB-IOもどき
入力7bit、出力7bit、シリアル1ch(2bit)
シリアルはボーレイトも切替が可能。
2)汎用USB-IOもどき+マスストレージ(SPI使用)
・入力7bit、出力7bit、シリアル1ch(2bit)
・マスストレージ(今は2MByte)
の2種。

ここまでは汎用であるので、USB-IOのように
・デバイスのプログラムは書かなくても良い
・HID(とマスストレージ)なのでドライバも書かなくて良い
・アトメルのdllを使えばアプリも簡単に書くことが出来る
というお手軽なデバイスである。

シリアルは256byteのバッファがあるものの、それ以上の入力がなると入力と出力の速度差問題がある。
出すほうはPCが制御するのだからいいのだが、デバイスから大量のデータがくるものをシリアルで受けるとPCが引き取る前に書き換わる可能性がある。
またこれらはPCのアプリにもよる。
HIDとアシリアルのブリッジなのでしょうがないといえばしょうがない。
考えて作ればそれなりに思う。

まだやってはいないのだが、アイデアとしてこれでAVRにプログラムするのも面白いと思う。
ベストテクノロジー社に「ATmegaシリーズ 簡易ブートローダ」なるものがある。
つまりこれをあらかじめAVRに書き込んでおけば、XMODEMでファイルが書ける。
想定としてはHIDのシリアルの先にAVRをつないでおいて、それをUSB経由でプログラムする。
このあたりAruduinoみたいな感じであるがPCとはHIDでつながる。
Bootは2Kらしいが、ATmega168/32/644/128などが使える。(BootはISP経由になるが)

このUSB162は強力ではあるが時間待ちが多いような制御は難しい。
・例えば液晶ではないが、1ms待って次を書くとかそういう類は面倒である。
USBのタスクは擬似マルチみたいで、1つのタスクが占有するような書き方は好ましくないと思う。
そこで細かな機器制御になるとやはりAVRをつないで処理したい。
・もう1つはUSB162にはADコンバータがない(TT)
 別のものを買う以外には、SPIのADコンバータをつけるという手もある。
ただ価格を調べてみると(性能はともかく)AVRでAD付と大差ない感じがする。それならいっそAVRをつないだほうが入手性もよいし汎用性もある。
それならCDCでいいのであるが、それだとUSB162の意味は少なくFTDI社のものでよい。(Aruduinoがそういう感じ)
もっともUSB162でもCDCになるので、それでも可能には違いないが。

それはともあれ、そういう代案はあるにしろ、
・汎用USB-IO
・汎用USB-IO+マスストレージ
にさらにAVR(A/D)という拡張があり、USB経由でプログラムできるのならかなり柔軟なことが可能になると思われる。

雛形としては
・汎用USB-IOはSTK526-series2-hidio-2_0_1-doc.zip
・汎用USB-IO+マスストレージはSTK526-series2-ms_hidmouse-2_0_2-doc.zip
から作成する。

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USBデバイスの製作(8)

HIDホストの覚書。アトメル社の
generic_usb_hid_2008-11-19.zip
のところで書き忘れたのだが、HIDのdllでイベントの通知ができる。
例えばデバイスの抜き差しでイベントが発生する。
この中の資料を読めばいいのだが

1.デバイスにコネクトする(VIDとPIDを入れて呼び出す)
DYNCALL(findHidDevice)(Vid, Pid)

2.デバイスのイベント通知を登録する
DYNCALL(hidRegisterDeviceNotification)((m_hWnd));
メッセージマップに ON_WM_DEVICECHANGE()
を入れておく。

すると
OnDeviceChange(UINT nEventType, DWORD dwData)
のイベントがくるようになる。
nEventTypeはDBT_DEVICEARRIVALかDBT_DEVICEREMOVECOMPLETE。
来たら
DYNCALL(isMyDeviceNotification(dwData))
を呼んで自分のイベントかどうかをチェックすることで判定している。

Delphiでも一般的なメッセージフックは可能なので、それでやってみる。
無事動いているようだ。

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