空を見上げて
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電池式スピーカー

散歩や庭仕事で音楽を聴く。

もっぱら聞いているのは
オーム電機 03-1013 デジタルオーディオプレーヤー DAP-030Z
○乾電池式(珍しい)で山善のUA-F20(製造中止)より電池の持ちがいい。
○日本語で曲名が見られる
○まがいなりにフォルダ再生とランダム再生ができる。
×使いにくいUI
×ランダム再生範囲は直下のフォルダのみなど制限が多い

不満がないわけではないが、乾電池式というのが気に入って使っている。
最近は殆どが充電式になってしまった。
充電式は小さくなるが
・寿命がある
 だいたい500回も充電すると寿命が来て持ちが悪くつかえなくなる。
 ACで使えればまだ活用できないわけではないが、このようなポータブル機器でACをつなぐと意味が大きく失われる。
・充電しわすれると聞けない
 長時間のものもあるが、当然充電が切れると使えない。ポータブルだとすぐに充電もできない。
その点、乾電池だと予備をもっていればすぐに聞ける。コンビニでも買える。

というのが理由。
持って歩くことを考えるとスマホだけでいいのだが、これは電池のもちが極端に悪い。まあこれだけは毎日充電するし充電のし忘れは少ないかもしれないが、それでも専用品に比べれば遥かに持ちが悪い。
ヘッドホンはKossのPortaProがお勧め。
○音がそこそこよい
○パッド部分が自由構造でFitする
○サイドパッドのおかげで多少の振動ではずれない。
×両出しの長いケーブルで巻き取りが必要

サイドパッドのせいか、殆どずれない。欠点はケーブルの長さぐらい。

ただ、たまに(人がいなければ)スピーカーで聞きたくなる。
最初に買ったのはこれ。
VicTsing ワイヤレス防水屋外/屋内無線A2DPステレオのBluetooth3.0ハンズフリースピーカー
○音がこのサイズではそこそこよい
○一応防水
○持ち運べる(ウェアラブル)
×充電式
×BuleTooth接続以外がない

BlueTooth専用で、充電式。なのでスマホ前提。DM-013はもう音楽専用のスマホなのでそれで聞いていた。吸盤をはずせばそれなりになる。
ただ2つ持ち歩くことになる。そこがどうも引っかかるし、充電も2つになる。

次に買ったのがこれ。
AFENDO Bluetooth ワイヤレススピーカー
○音がこのサイズでにしてはかなりよい
○一応防水
○持ち運べる(ウェアラブル)
○BuleTooth接続以外にmp3再生(SD)やスピーカーにもなる
×充電式
×やや重たい

これズッシリと重いが割りといい音がする。但し、やはり充電式。
気に入ったのはマイクロSDのmp3をそのまま再生できる。そうは言ってもランダムはできないし、フォルダ切替もない。なのでSDを用意しては差し替えて使う。
ただそのおかげでDM-013は不要になった。曲名が知りたい場合はSoundHoundなどで聞かせればわかる。(結局、スマホも持っていくというか。)
これは気に入って今も聞いている。ただやはり充電が必要。

で今買ったものがこれ。
audio-technica コンパクトスピーカーミラー レッド AT-SPG51 RD
○乾電池式
○音がこのサイズでにしてはまあまあ
○一応防水
○持ち運べる(ウェアラブル)但し厚みがある。
○BuleTooth接続以外にmp3再生(SD)やスピーカーにもなる
×スイッチがケーブル収納を兼ねるので使いにくい
×単機能の割りに分厚い

音がいいとあるが、確かに同じ電池式のSonyのSRS-T33やサンワサプライのMM-SPP4SGYよりはいいと思う。ここらは運ぶにもウェアラブルっぽくない。ステレオではあるが距離からしてステレオ感はないようにも思うので、形状はこれでいいような。
音は上のものと比べるとAFENDO > VicTsing >= audio-technicaみたいな感じで飛びぬけてはいないように思う。
いいのは乾電池式で持ち運べる小ささっていうぐらい。(カラビナぐらいつけて欲しかった。)
レビューにもあるが電源スイッチがケーブル収納を兼ねているのでこれが使いにくい。
ケーブルも収納のせいか短いし、延長は別に買わないといけない。いっそ他のようにコネクタにしてケーブル添付の方がよいような気がする。
音量調整がない。音量調整はスマホを最大にしても物足りないかもしれない。うるさいぐらいにして欲しかった。下げるのはできるが上限が小さいような。
分厚い。乾電池のせいかしら?
一番いいのは乾電池駆動という部分で、これとオーム電機 DAP-030Zを組み合わせれば乾電池式のmp3プレヤーになる。全部入れて欲しいような気もするが...。
ヘッドホンで聞くのが大半なので、別々がいいとも言えるが、連動すればなあ~。

山登りとかアウトドアとかの場合だと、やはり「乾電池式」ってのは有利に思うがどうなのだろう。充電式=使い捨てのイメージがあって、まあそういう考えもいいのだが環境やリサイクルを考えるとやはり乾電池式がいいように思う。昨今、本当に減ったように思うが、そういう志向のメーカーは今こそ受け入れられそうに思う。
スマホのように電池交換できて予備電池が充電できてもいいわけで。(標準化しないといけないが。)

それに、BlueToothを使っていると充電機器が増えてUSB充電口が足りない。ここらでUSB充電はスマホぐらいにしておきたいもの。

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モバイルスピーカー

音楽だが屋外では大半ヘッドホンで聞いている。
ただ、最近は小音量でもスピーカーで聞きたくなる。
屋外の場合、音質はそんなに期待できないし、そもそも騒音で迷惑にもなるのでニアフィールドがいい。
雰囲気としてはデッキで聞くとか、ピクニック風の場合は昼食のBGMとか。人気がなければ歩きながらでもいいけど。熊よけになるのかはわからないが鈴の音でも入れておけば...。
お風呂も考えられるが、お風呂は乾電池の方がいいように思う。(充電が切れると聞けないが乾電池の場合は入れ替えればすぐに聞けるし。)

そこで最初に買ったのがこれ。

値段が値段なのでたいして期待していなかったが、期待以上の音質だった。このサイズにしては非常に頑張っている。山善のお風呂スピーカーより遥かにいい音がする。
吸盤をはずしてカラビナでベルトにとめれば歩きながら使える。(^^)
メッセージ音が大きいが慣れれば驚くことはなくなる。(慣れとも言う。)価格からすればかなりいいと思う。

この前はiPhone4にラッパ型の音響増幅を使っていた。

確かにラッパの向きは増幅されるというかホーン効果で聞きやすいのだが、お世辞にもよい音質ではなかった。電池が不要な部分は良かったと思うが。
これにすると、それとは比較にならないほど音質は良くなった。(当たり前か)但し充電が必要。
それにスマホをAndroidにしたしAndroidはこういうラッパグッズがないので丁度良かった。
正直、BGMにしてもある程度の音質が無いとリラックスの雰囲気が壊れて騒音に近くなるので、これはかなり気に入った。

ただ、これは「BlueToothの音楽再生機=スマホ」が必須になる。そのうち...スマホを一緒に持つのが邪魔になり...以下を購入。
正確には、持たないで済む場合は持ちたくないというか。

これは単独でマイクロSDの再生ができる。なのでこれだけでmp3プレヤーになる。おまけで外部スピーカーとしても使える。(BlueToothがない場合)なのでmp3プレヤーにつなげば、それでも動く。(スマホがなくても)
音は、前のものと遜色ないかそれ以上にいい。音量を大きくしても本体に振動はあるものの、音割れはしなかった。但しズッシリと重い。(^^!
防水性能は前のものより落ちるのかもしれないが、用途はそれ以上になる。(一応、防水とあるが)

結局、デッキではこちらを聞くようになった。やはり単独で聞けるのは最高!!
問題はやはりフォルダ再生ができないことだが、そもそもSDが交換できるのでアーチスト単位でSDを作ればあまり不自由もない。最後につまずきそうになったのが「ランダム再生」。
これは
http://umssort.appspot.com/
のumssortをありがたく使わさせていただいた。m(__)m
このソフトは再生順順序が変えられるもので、ランダムの設定もできる。ただその状態で書くので定期的にランダムをやりなおす必要があるかもしれない。
曲名は表示できないが、スマホで聞かせれば...(SoundHoundとか)まあ欠点と言えばそうかもしれないが、我慢のうち。
それ以外の欠点という、これ丸いので立たない。なので寝かせてつかっているけどちょっと工夫が欲しかったかも。
持ち運びは凄く便利!!
これでmp3タグ対応で日本語曲名が出てランダム再生できて、電池式なら満点だったんだけど...。

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お風呂スピーカー

お風呂で音楽を聴きたくなる。
スマホをケースに入れるという手もあるが、これだとただでさえ悪い音質がさらに悪化する。
ただお風呂なのでそう大きなものも無理。
まあ、音質というかそういうのはサイズとか形状のほうを優先させることにする。
耐久性を考慮すると価格も優先課題なので、以下を購入する。

写真で見えるよりさらに青かった。(^^!
まあ色で一番安かったしいいか。白がよかったのかもしれないがなぜか価格差がひどい。

で届いた。
入力はBlueTooth,SD,USBになる。
・SD(ノーマルサイズ)とUSBが別なのはよくて少なくも2名の趣味を入れ替えることは可能。
 裏蓋をはずすと2つ入るようになっている。
・BlueToothはA2DP1.2などで、まあ一般的なものならOK。
・音量はあるが、ともすると割気味(歪みっぽい)に聞こえたりする。
 ただ元々はBGMなのでそう大きくすることもなさそうで絞ればOK。
 BlueToothは小さく聞こえるのでスマホ側でMAXに。
・音質はまあ許容範囲。低音はサイズにしてはまあまあ出ると思う。(パッシブラジエターがついている。ただ過大に期待してはいけないが、聞けるレベルだと思う。)パッシブラジエターに耳をつけると(ブーミーではあるが)結構な低音出てくる。
 モノラルではあるが、これは形状優先でいいと思う。専用システムではないし。個人的にはサイズなどからして許容範囲。オーディオシステムとして考えるものではないような。少なくとも音楽として聞くレベルにはある。
 あまり多くを望まないことにして良い選択肢かもしれない。
 大きさは500mlの缶ビールとあったがそんな感じで小さくはないが、設置面積は小さい。
・電池は単三*4だった。(別売り)充電電池はまだやっていない。
 電池駆動というのは自分好みで、充電式よりはよほどいい。充電式というのは(経験からして)消耗品になる。
・防水性能 : JIS IPX4等級相当
ちなみに等級は以下。(4以上のみ)
なので、水滴の飛散をかぶるぐらいはOKということらしい。湯船の中には無理。
JIS IPX4 防沫形 あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない
JIS IPX5 防噴流形 あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない
JIS IPX6 耐水形 あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない
JIS IPX7 防浸形 一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても内部に浸水しない
JIS IPX8 水中形 継続的に水没しても内部に浸水しない
 ちなみにUQUAはJIS IPX6等級らしい。Bluetooth対応スピーカーの中でも、初の"防水仕様"と書いてある。なので、水をかけても大丈夫らしいが、湯船は危なそう。
じゃあIPX7がないかと言えばそうでもない。
・Bluetooth 防水 スピーカー IPX7防水構造  iphone/ipadなど対応なスピーカー 風呂やキッチン、車、アウトドアなどスピーカー
・PQI Connect 302 32GB 防水 IPX7 USB3.0 microUSB デュアルポート アンドロイド対応
...まあ実際にやったわけではないが。IPX7になるとしばらく湯船につかってもOKみたいだ。
じゃあIPX8になるとさすがにBlueToothが見つからない。mp3プレヤーならある。
・SPA サーフィン 水泳 潜水用 4GB FMラジオ付き IPX8防水規格 防水レベルMP3プレーヤー﹙アルミ合金の殻 銀色﹚
スマホケースでIPX8は結構あるので、それでもいいのなら良いが、スマホのスピーカー直接はろくな音が出てこない。サイズかはしょうがないが。
まあ、湯船の中でBlueToothが届くのか疑問もないではない。
話が逸れたが、この機種なら、お風呂の濡れないような場所においておいて、水しぶき程度ならOKらしい。まあそれで十分な気がする。
後は耐久性だけど、こういうのは錆びとか弱そうな気がする。なのでちゃんと乾かしている人もいて、ちょっと感動したりもする。
まあ遊べるだけ遊べればいいのかもしれない。

お風呂もそうだが、これだとデッキで聞くとか庭仕事でもいいかもしれない。
音量や音質を期待するときりがないが、ラジオだと思えば十分な音質にも思える。
色がもう少しなのだが、これ以外が急に価格が高くなったりする。
しばらくは遊んでみよう。

但し欠点が2点ほどあった。
1)スイッチの利きがバラツク
クリック感はある。ただ押してもすぐに反応したり長押ししても反応しなかったりする。壊れているわけでもなく、何度かやっているうちに動いたりする。最初は初期不要で壊れているのかと思ったぐらい。
ちょっとここまでのものはなかなか見たことがない。が、重くなったスマホをタップしたときに似ていて、押しても無反応風で突如反応したり...みたいな。
Amazonのレビューにもあるが、再生・停止などは良く使うので特に顕著だが、SD/USB/BlueToothの切替でも出るときは出る。押す場所とあったがそうでもないような感じ。
機構的なものではなく多分ファームでなおるのだと思うが、これはちょっとひどい感じ。改善に期待。

2)表示時にノイズが入る
「表示時」とつきとまるまで時間がかかる。BlueTooth(ペアリングがあるので表示が長い)USB&SDすべて発生する。違うのは表示の長さぐらい。特にBlueToothはペアリングして音楽を再生してもしばらく表示しているのでクレームが多いのだろう。
(BlueToothは表示が"bLUE"で固定してしまう場合がある。スマホで107SHでやっていたらしばらくすると消えたが、同じ系列のDM103SHだと表示がそのままになって消えないため延々ノイズがのる。表示も多いので電池消耗もどうかと思う。なんでこんな仕様なのだろう?)
音は「ブーン」という音。ハムと書きたいがACではなくDCでしかも乾電池なので内部的なノイズの重畳だと思われる。多分表示が複数個のLEDで結構数もあることから、高速の順次点滅ではないかと思われる。で、この表示をしているときがひどい。どのぐらいひどいかと言えば、(音楽は聞こえるが)音楽として楽しめないぐらい。元々お風呂のリラックス用なのにリラックスできない。
USBやSDでも出るが、どうも数字だけのせいか、そんなに大きくはない。
放置して、しばらくすると表示が消えるので、そうなれば音楽をかければ気にならない程度。
(USBやSDはそうなるが、BlueToothは消えない場合が頻発。それならYBP-30BTの意味がない。YBP-20でもいいような気がする。)
音量や送り・戻しの場合、点灯数が少ないせい数字だけのせいか目立たない。
ただレビューでも中央の点滅でもノイズの重畳が気になるというのがあった。
なので、気になる人もいるかもしれないが自分の場合は中央の点滅ではそんなにひどくなかった。
つまり
BlueToothの表示時>>USB&SDの表示時>音量・送り・戻し表示時>中央点滅のみ
みたいな関係にあって「BlueToothの表示時」は聞くに堪えないものになる。(これは音楽が流れていても気になる。)
音量・送り・戻し表示時は再生しているので音楽が流れており、曲によるが静かな曲以外は気にならないレベルかもしれない。
設計的にはLED関係の設計や配線を見直すか、液晶にするなど、ちょっと改善したほうがいいんじゃないかと。
そういえばaitendoの昔のmp3プレヤーもそうなって、LEDに抵抗を入れたりしていた。

というので欠点も結構あったりする。手放しで賞賛している人は恐らく使い方で、入浴中は操作しないのかも。
なのでお風呂の前に設定&再生しておいて、表示を消してそれをお風呂に持ち込み、入浴中は触らない...のであれば結構使えるように思う。(使えるのはUSBとSDが無難。)
遊べることは遊べるし、上の話は知っていれば「こんなもの」とも言えるわけで、この価格ぐらいならいろいろお風呂以外でも面白そうだ。
尚、JIS IPX4なので直接は濡れない場所に置いているが、それでも湯気で盛大に結露する。ちょっと心配もある。お風呂の中でJazzRadioというのも悪くない。(と思っていたが、BlueToothは動作するがノイズがひどいので断念した。)

あ、車はBlueToothよりUSBメモリのほうが遥かに便利だった。
・ペアリングが要らない
・充電の心配が要らない(電池不足にならない)
・乗せかえ(取替え)れば何でも聞ける
・カーナビで曲もわかるので遜色ない
なのでどうしても「スマホの音楽」という以外はUSBのほうが便利。でスマホよりmp3のほうが便利という...。

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BlueToothオーディオ

BGMでJazzRadioを聞いている。
スピーカーはAudioCommのASP-2024K+自作スピーカー(8cm)。
まあ低音も十分ではないまでもないわけではないし、音量も出る。
ただ、やはり物足りなくなる。

で、またスピーカーが欲しくなる。買うなら...
・BOSE SoundLink Mini Bluetooth speaker

と思ったが、よく考えると別段低音が極端に不足とかそいういうことではない。
またBGMなので音量が不十分ということでもない。
結局はこのサイズでニアフィールドだと
・机でじっと聞いている分にはいいが、立ったり座ったりとか、少しでも離れると途端に物足りない。
・なんだかスケール感がなく、音に包まれるような感触がない。そのまんま音の前にいる感じ。
というので、どうもそのあたりの不満が大きい。
だとするとアウトドアならともかく小型にこだわるより、むしろ今のオーディオに接続して聞いた方が...と思い始める。

前にも書いたが、現在コンポやオーディオシステムがあるのならLBT-AVWAR700のようなものの方がいい。

というのでこっちを買ってしまった。

この手もいろいろ出ていて、他にももっているがLBT-AVWAR700の良い点として
・光出力がついている
 同軸も欲しかったりするがあきらめる。そういえばRegzaも外部オーディオというのは光出力になってしまって、アナログ出力がない。これはちょっと不便。
 一応、光入力アンプがあるのでこれは有難い。
・atpx/aac対応であること
 正直SBCってなんかいまいちに感じる。ってBOSEはSBCのみか。今でも多いけど、今からならatpx/aacのように思う。(音源は圧縮にしても)
・内蔵バッテリーがない(人によるが)
 手持ちの別機種はバッテリーがあり充電しながら聞ける。その方がいいんじゃないか?と普通は思うし、自分もそう思ったが、これで電池が切れた場合...。充電を入れればすぐに使えそうなものだが、どういうわけかしばらく使えない。最低限の充電が終わらないと立ち上がらない印象で、iPodやスマホのような感じ。それから内蔵電池不信になった。ない場合はさすがに入れたらすぐ起動する。
・ 接続以外は全部ペアリング(これは微妙かも)
 要はペアリングボタンがないというかボタンがまるでない。まあいいと思う場合とそうでもない場合があると思う。不便に思う場合は複数の機器でペアリングを行う場合。便利に思う人は1つの機器だけで使う場合。切断してもまたすぐに接続してくれる。

 大きさは写真から想像するよりは小さいが、それでもタバコサイズほどなのでこの手にしては大きいかもしれない。
 音はatpxあたりだと、普通に光出力したものとさほど変わらない。距離は4m以上は届いている印象もあり室内だと恐らく十分ではないかと。
 JazzRadioをTQWTで聞くと、やはりいい感じ。広がる感じがBGMっぽい。BGMも案外難しい。

 でスマホを充電しながらJazzRadioを聞くわけだが不満がないわけではない。
というのもBluetoothの音量が小さい。小さいというよりスマホのメディア音量と連動しているので、そちらを小さくすると小さくなる。ただ、スマホを携帯する場合はもっと小さく設定している。というのもヘッドホンでいきなり爆音を聞くと大変というか。
つまりは本体設定とBluetoothの音量を単独で設定したい。(しておきたい。)毎回のことだし。

世の中同じような人が多いようでそういうアプリ(Android)もある。
例えば、BlueToothVolumeとか。その手をことごとく試してみたが、どれもうまく行かない。
Bluetoothの音量は単独設定できるが、そちらは反映されず、メインのメディア音量で決まる。これでは意味がない。(そういう人もいたし、GalaxyS3でもそうなった。)
いい加減あきらめかけていたらオーディオコンサートというのを見つけた。
http://androrank.com/?id=com.hario.and.concert.audio
これはどうも他とやり方が違うようで今のところうまく言っている感じ。(^^)
方法は(想像もあるが)
・1)通常のプロファイル2)BlueToothヘッドセットのプロファイルを別々に設定しておく。
・BlueToothヘッドセットの有無でプロファイルを切り替える
みたいで、直接BlueToothヘッドセットの音量を動かしている他のものとは異なって、単純にプロファイルを切替しているので通用しているのではないかと思われる。
いずれにしても無料なので随分助かっている。

室内ならこの手が最高かも。

アウトドアならAudioCommのASP-2024Kかプリンストンテクノロジー iPod/iPhone 2.1chマルチメディアスピーカー(ブラック) PSP-312IPIR4B 。
両方2.1chだが、AudioCommのASP-2024Kはさほど低音が出ないし、PSP-312IPIR4Bは大きいしなんだか篭って聞こえる。電池で駆動できるのはいい。BOSEは充電だし。屋外なので思い切って音質を捨てて乾電池というのはエコにも思える。
携帯性を多少犠牲にしてもいいのならAudioCommのASP-2024K+8cm高能率スピーカーというのがお勧め。

完全に携帯するのならヘッドホンになるが。

そういえばお風呂があるなあ~。
お安いのならこれとか。乾電池だし。

同じメーカーで人気なのは
キュリオム お風呂に浮かぶ ワイヤレスブルートゥーススピーカー ウクア(UQUA) パールホワイト YBP-22BT(PW)
であるが、さすがに浮かべて聞くのまではしないような気がするし。

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AudioCommのASP-2024K改良案

AudioCommのASP-2024Kであるが、パッシブスピーカー改造でBGMとしてはまあまあになった。
BGMなので低音はどうでもよさそうだが、どうもそういうものでもなく「重心」というかそういうのが大切に思える。
実際のところ、「下品(?)になる寸前」程度の低音が欲しい。ところが、アンプをつながない限り「下品」というレベルまでにはならない。
それにこのサイズだと低音が出ても「切れが良い」「解像度が良い」ということにはならなくて、曇った感じのものになるので、そんなに多量にないほうが「まし」でもある。
つまりはBGMはBGMなりの難しさというのが存在する。
小音量で比較的重心を低めにすれば上品な感じになる。

というのでまずはスピーカー交換にチャレンジする。
無改造だとあけてみると45mmのウーハーがついている。フランジがない。3Wなのであまり大きな入力も危なそうである。代わりを探そうとしてもこれがなかなかない。フランジを削るにしても2”というか5cmのものが大半になる。
しかもこのクラスでそこそこなものは音圧が低い。アンプがもっと出せるのならいいのだが、能率を上げないと余計に出なくなる。
aitendoに96dBというのがある。23mmなので2周りほど小さい。
http://www.aitendo.com/product/1406
楕円形のもいろいろあるが、このシリーズはf0=500Hz程度なのでラジオ音質風になる。ただパッシブとしてはいいのかもしれないが。
試しに昔買ったものをつけてみると、やはり音圧が小さすぎてバランスしない。余計に低音が小さくなる。
まあ、45mmで能率よくて低音が出るものってそんなにないような...。
Visatonの2"などはよさそうだが...84dBだとアンプの改造をしないと...。
http://speaker.cart.fc2.com/ca4/387/p-r-s/
マグネットが大きいので入るのかしら?直径も微妙。
http://shop.ayard.jp/shopdetail/000000008898/088/X/page6/order/
は在庫はあるがやや高い。

物は試しで手持ちのジャンクをあさってみた。
・aitendo 2"のフランジレス
 ネオジュームマグネットと外形はいいのだが...やはり音圧が低すぎ。maxでも物足りない。
 耳をつけるとそれなりの音質にも思う。
・Sonyの2"フルレンジ
 ヤフオクで落としたもの。型名は忘れたがフランジ付き。やはり音圧が低すぎ。
・3"というか8cmクラス
 結局は今のメタルコーン(?)を超える音圧のものがない。
・10cmクラス
 もう投げやりだが、同様にメタルコーン(?)を超える音圧のものがない。これが90dBとすると
ダイトーボイス  AR-100Ⅱ/F100C72 88db
ダイトーボイス DS-100F 4/8/16Ω 90db
あたりは近いが買うほどでもない。そもそも大きすぎるし。
・16cmクラス
 これはDS-160FⅡが88dBなので割と良い感じ。
ダイトーボイス DS-16F 92db
ってのもいいのかもしれない。結構、質の良い(ニアフィールドにしては)低音も出る。そういえばP-610もDBだと92dBでいいのかも。ただそれならコイズミ無線の注釈のように「60Lの箱」ってのがいいような気がする。とても卓上にはならない。

次にアンプでさらに増幅してみる。
アンプはD級、電流帰還、普通のものをためしたが、やはり支配的なのはスピーカーユニットやエンクロージャで、アンプそのものの差異というのはあまり感じない。
低音は出るが、口径が小さいと、音が曇っていて質感も薄く「ないほうがまし」みたいな音になる。一方、大口径でエンクロージャも大きいとやはりそれなりの音になる。

結果的には携帯性をとるか音質をとるか?みたいな感じになる。可能性としては据え置きの場合は、机下などの余分な空間を利用したスピーカーエンクロージャとそれなりのユニットを用意すればいいのだが、どうも面白みに欠ける。
内部の交換はあきらめたにしても、台座程度になれば...と思う。10cmあたりが狙い目なのか。
ただ作っても今とサイズは変わらない気がする。

AudioCommのASP-2024Kのまとめ
・あきばおーで安い
http://www.akibaoo.co.jp/01/commodity_param/ctc/11270300/cmc/4971275320291/shc/0?gclid=CjwKEAjw2reiBRCaobK3udOj-Q4SJACXWyYmI1cjqyi06SL-ErKS_xH3qX_ogfUtX5WIp3JP3WY9EhoCdBrw_wcB
・ACアダプタがついていない
コネクタが統一規格ではないので要注意。
・分解は簡単
ネジ4本でサイドは接着だが、ネジを緩めると簡単に剥がせる。
・ウーハーを変えるれば良くなる
但し、90dBぐらいの効率が高いものでないと、バランスしない。
それ以下の場合アンプも検討しなくてはならない。多分、百均のアンプでもいい。電源は工夫すれば本体からとれる。
ユニット口径10cm以上でそこそこのものをつなぐと結構な音がする。(スピーカーを超えることはないが。)この形状からすれば上出来という感じ。

やはり形態からしてこのままがよさそうである。

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AudioCommのASP-2024K改造

AudioCommのASP-2024Kであるが、自作のアンプ+スピーカーにしたのでお蔵入りした。
買ってすぐにお蔵入りというのも悲しい。
まあ低音がいまいちなのが大きいかもしれない。
パッシブラジエターはないが、まがいなりにも2.1chである。なので出ない原因は低音部分のスピーカーにある。
なので修正の仕方は
・低音のアンプのゲインをあげる
 多分ユニット能力もあるので、無理すると歪みっぽい音になりそう。
 それに回路がICだと追うことができない。
・ウーハーを取り替える
 これにパッシブスピーカーをつなぐとか。
の2通りがある。
 とりあえず後者で話を進める。

まずは分解であるが、裏蓋を外して4本のビスを外す。それで割るようにしてあける。
左右のウーハー部分は両面テープのようなもので接着されていて最初は力がいる。引っ張るとはがれてはずれる。
前面の2個のユニットはエンクロージャとは別に区切られていて容積はない。この筒はウーハーのエンクロージャとして機能しているようだ。
ウーハーのハンダを外して...になるが、これはこれで形になっているので壊すには忍びない。
そこで外部ウーハーと交換できるようにしてみる。

まずは使いそうもない外部入力を置き換えることを考えてみてみるが、ここがうまくはずれない。接着なのだろうか?
しょうがないので、別に穴をあけてそこにスレテオミニプラグをつけた。ただ固定できないので接着しておいた。

わかりにくい...。
カバーの外側だとこの位置。

組み上げるとこんな感じ。あまり目立たない。

このスレテオミニプラグはスイッチがあるタイプで
・差し込まないと内蔵のウーハーに
・差し込むと外部スピーカーに
接続される。
内蔵のウーハーは心もとないので、そのまま並列でもいいのだがアンプを壊すとまずいし。
ウーハーは3Ωだった。変わっている...。
でもって完成というか、ただパッシブスピーカーを差し込んだだけ。

片側だけつなぐと、もう片側はパッシブラジエター風になる。(^^!

早速試聴してみる。
おおーーー!!音が激変していきなり聞く気がする。このスピーカーは音圧も高いので十分な音量も出る。
RadioJazzを聞くといい感じ。自作アンプとの組み合わせは低音の単独調整ができなかったが、こちらはできるので低音は出し放題になる。とはいえmaxでもたいしたことはない。フルレンジをつないでもそれなりの音でバランスもいい。
重低音とは言わないが、ニアフィールドなら許せる範囲にはなってきた。
ついでにこの端子に自作アンプをつないで見ると、低音が爆音になる。いくらなんでもこれではバランスも悪くエコではないので、やはりパッシブだけに戻した。
低音が多いと言っても重低音ではなく単純に量が増えただけなので、質的には問題も多い。
ただ調整できるので(ある程度)低音過多にもできる。
これはこれで気にいった音になったので当分はこれで聞いてみることにする。

持ち運ぶ場合はパッシブを抜けば今までどおりにつかえる。(低音は心もとないが携帯性はよくなる。)電池だしいいような気がしてきた。

それにしても、サイズ的にこれより小さいに重低音のBOSEは凄い。やはりユニットから製作できるのも大きな強みだろうし、そういうのを工作で作れるってのも難しそう。
ただ今回のもののように
・据え置き:パッシブスピーカーを台座にするとそれなりに低音が出る
・携帯:台座を外せば、そこそこの音質で携帯できるし軽い(音が犠牲だが評価がそう悪くないのが不思議。サイズからすれば妥当な部類)
ってのもいいのかもしれない。

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パッシニラジエター型スピーカー

BlueToothスピーカーで小型で低音が出るものとして以下をあげた。
BOSE SoundLink Mini Bluetooth speaker
SONY SRS-X3
TDK Life on Record Bluetooth
どれもパッシニラジエター型スピーカーである。
小型で低音を出そうとするとそうなるのか。2.1chのほうがよさそうだが、TDKを除いてはそうでもない。
容積そのものがないし、ユニットが小さいのでそうなるのだろうが...。
パッシニラジエター型スピーカーはバスレフ型よりは容積が少なくても良い。
ただパッシニラジエター型スピーカーでも欠点はある。
・ある程度の音圧が必要
 小音量だとパッシニラジエターがあまり効果的に働かない感じ。BOSEは音量に応じて低音を可変しているらしい。
・普通のユニットでは想像範囲のものになる
 サイズはともかく、例えば50Hzで共振させようとすると、メインスピーカーはある程度50Hzの振幅が必要になる。ところが小口径だと最低共振周波数は高く、インピーダンスが上がってしまって低音での振幅が得られない。バスブーストすれば(或いは電流帰還とか)ある程度は得られるだろうが。
 でパッシブラジエターは一般的にメインの口径の1.5~2倍のものを使うらしい。その共振周波数は50Hzでないといけないわけでその時の音圧もある。
 自作しようとするとこのあたりのユニットが難しいような印象。中にはボール紙をコーンに貼り付けて共振周波数を下げるような試みもある。
 あまり小さなものはやってことがないが、メインが8cmならパッシブラジエターは12.5cmになるか8cmの2基になるので、そう小さいとか安いとかにはならない。
 
なので今回のようにかなり小型にする場合はやはりユニットや構造がものをいう。いくら低音をブーストしても出ないものは出ない。一方、ストロークが大きければ歪みが少ないものになる。BOSEはさらに対向型にして効率をあげている。
つまり
・低音でもある程度の振幅が得られ、かつ歪まないユニット
 *BOSEはネオジュームマグネットで作成したようだ。動作時の空気量は従来の2倍。
・同様に共振周波数が低く、効率が良いパッシプラジエター
 *BOSEは対向型で比較的大きなものを作成したようだ。対向型はサイズだと思うが、効率はいいのだろう。
・適切なブーストを行うコントローラ
 *BOSEはDSPで音量により低音を変えているらしい。
が必要でこれを自作する場合はなかなか難しいものがある。

パッシプラジエターそのものは、普通のスピーカーでもいいとのことで、やってみた経験はあるが、パッシブラジエターを含めて「想像の範囲」の音になるが、ユニットから頑張ればBOSEのようなこともできるのだろう。

味見程度だと以下が安くてよさそう。
・DN-82768
http://item.rakuten.co.jp/donya/82768/
記事
http://amalthea.at.webry.info/201212/article_3.html
・L730
http://iosys.co.jp/cgi-bin/zaiko_list/item.php?GN=54654
記事
http://amalthea.at.webry.info/201211/article_7.html
・F&T2048
http://iosys.co.jp/cgi-bin/zaiko_list/item.php?GN=58290
記事
http://amalthea.at.webry.info/201212/article_2.html
BOSEを望むのは無理っぽいが原理と味見はできそう。

今のパッシブの底面に10cmのものをつけてみるのも手だが、BOSEまでは期待できそうもない。
上を見ればきりがないが...。
自作するにしても小型で高性能を求めるとユニットからになって凄く大変そう。買ったほうが早そう。

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BlueToothスピーカー

今まで食指がわかなくて放置しておいたBlueToothスピーカー。

BlueToothのオーディオアダプタはもっていて、スマホからコンポに飛ばしていたこともあった。
まあ音もapt-x/AACだとそこそこの音質で便利だった。
ただ
・アダプタ電源がいる
 まあCDなりメモリープレヤーだと思えばいいのかもしれないが。
・ペアリングが必要
 今はもっと簡単かもしれないが、これは接続時毎回
・電源On/Offがリモートではない
 これは今もそうなんじゃないかと。
というので、そのぐらいならスマホのヘッドホン端子をつないでスマホを充電しておいた方がましで、結局は使わなくなった。これだとスマホの置き場所だけで成立してしまう。

ただ、世の中はそうは考えないようでBlueToothスピーカーが多数販売されている。
しかも小型で高音質とある。

主なもの
・BOSE SoundLink Mini Bluetooth speaker

驚異的な低音が出るらしい。このサイズで凄い。レビューを読むと、低音を弱くするのに苦労されている模様。なんと贅沢な...。高音・中音とのバランスが悪いともある。
スピーカーはパッシブラジエター方式。音量を下げると低音が増すそうなので電気処理が多そう。

・SONY SRS-X3

BOSEほどではないにしろ低音が出るらしい。レビューを読むと、やはりバランス的には良いとのこと。SONYのNet Jukeも低音よりだったがそういう感じなのかも。
SRS-X1というもあって、これをお風呂で聞くというのもあった。これはいい。
ただ操作できないので音楽は流しっぱなしなのだろうか?スマホを防水ケースに入れるというのもあった。そこまでするのなら、BlueToothじゃなくてもいいし、メモリプレヤーの防水の方がいいような気がする。
スピーカーはパッシブラジエター方式。

・JBL FLIP2
iframe src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?t=softfarm-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B00GAJ2OK4&ref=qf_sp_asin_til&fc1=000000&IS2=1<1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0">
JBLらしい音...らしい。低音がどうのこうのではなく、バランスと解像度がいいとある。
特にパッシブラジエターは使っていないようだ。

・Ultimate Ears Mobile Boombox Bluetooth speaker and speakerphone WS500

Ultimate Earsはヘッドホンなどの老舗。国内販売はロジクール。
サイズにしては驚きの音が出る。少し低音重視とのこと。

・Philips Fidelio P9

8ユニットのスピーカーがついている。据え置きというか大型。

・TDK Life on Record Bluetooth

2.1ch+パッシブラジエター*2らしい。防水のようだが、長時間はNGらしい。お風呂はどうなのかしら?
音はいいようだが、電池の持ちが悪いようだ。このあたりも充電式が増えたなあ~。

まあ他にも沢山あるが...。
大別すると
1)「据え置き型」という大きなサイズ
・Denon DSD-500-K

みたいなのもある。
これだとミニコンポ程度の音が期待できる。
ただ、現在コンポやオーディオシステムがあるのなら

のようなアダプタでもいいような気がする。
さらにスマホの置き場があるのならヘッドホン端子で接続するとか。

2)「モバイル型」という小さなサイズ
このあたりが小型スピーカーで面白そう。充電または電池式で持ち運びできる。防水型だとお風呂で聞ける。ただ高音質になると軽くはなく1Kg前後はあるようだ。
サイズ的に小さいので低音も期待できそうにないと思っていたが、どうもBOSEやSONYやTDKは「サイズを超えた」ような低音が出るらしい。特にBOSEは「強すぎ」という話が多々あった。それにしてもカーオディオより良いとする人もいて驚いた。たいしたものだ。

まあ、BlueToothそのものを屋内で使用することはあまりないような気がする。

この手の使うシーンとして
・TVの音声を手元で聞きたい
 BlueToothは便利に思う。無線だし。サイズは小さいほうがいい。
・お風呂で音楽を聴きたい
 これだとなんとなく、防水型のメモリープレヤーのほうがいいんじゃないかと。

とか安いのなら

など。
・旅行先で聞きたい
 もっと安くて軽いのもありそうだが。まあ音質があるかもしれないが。
・アウトドアで聞きたい
 この場合、やはり低音がないと難しい。テラスでお茶のBGMにしてもそうなる。
・スマホを充電しながら聞きたい
 バランスの良い音のものがいい。
...みたいになるのだろう。
独断で候補をあげると
BOSE SoundLink Mini Bluetooth speaker
欠点:高い。音バランスが悪い。防水ではない。
SONY SRS-X3
欠点:防水ではない。(防水機種が別)
TDK Life on Record Bluetooth
欠点:電池の持ちが悪い。なので持ち出すのが少なければいいというか。
しかしサプライズを得たいのならBOSE SoundLink Mini Bluetooth speakerかも。

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小型スピーカー再び

スマホの充電でよく思うことがある。

スマホを充電しながら音楽を聴けないか?という...。
・プレヤー機能で内部のものを聞く
 何ならNASも再生できそう。Soumi Music Playerとか。
・ネットラジオを聞く
 最近はJazzRadio.comのMellowがお気に入り。

方法1)スマホのスピーカー
勿論、スマホのスピーカーそのままでもいいのだが、如何せん音が悪すぎ。
音量に関してはホーンスタンドもあるがiPhone用が殆ど。
なんせスピーカーの位置があるのでAndroidは悲しい。自作すればできるが...。

iPhoneもあるので買ってつけてみたが、とても聞けたものではない。(TT)
まあ拡声用途と思ったほうがよさそうで音楽向きではない。

方法2)PCのスピーカーを利用する
この場合、PCとミキシングするか切替するかになる。
ミキシングする場合は抵抗ぐらいで簡単に。
ただ、PCとまるで音量が違う。(PCにもよるが)今は、BenQのHDMIの外部出力だがPC>>スマホになる。なのでPC側をかなり絞るかPC直接にする(配線が面倒)かになる。
それにPCのそばにないといけないし、PCというかその外部スピーカーをつけておかないと音が出ない。PCとは関係なくしたい。

方法3)パッシブスピーカーをつなぐ
パッシブなので電源は不要のスピーカー。ただ小さいくないと困る。
最初のがSonyのSRS-T33。電池も使えるがパッシブにもなる。

パッシブでは音が小さすぎ。電池でまともになるが、音がいまいち。
そういえばそんなことを考えて自作した。

ユニットは秋月で¥200.
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-05643/
10cmのキューブだがマグネットが重いのでズッシリと重い。
音圧は90dBと今の小型スピーカーでは高めだが、スマホの音量maxでようやくそれらしい。
音はSonyのSRS-T33よりは遥かにいい。ただそんなに低音は出ない。
低音を除けばやはり音量の問題がある。小型で高効率なものは少ない。コイズミ無線で探すと以下のものは音圧が高い。(但し楕円スピーカーになる。)
オンキョー F25E4C01-3 97db 4Ω
720円(内税) 96×57mm 240~9kHz
オンキョー F3E5C04-14 96db 4Ω
771円(内税) 120×69mm 160~12kHz
作例はあまりないがオンキョー F3E5C04-14などはよさそうな印象を受ける。
まあ6dBも違えば4倍ぐらいは出るので案外...と思ったりする。
しかし今から自作しても格好良くはないし...。エコには違いないけど。
このサイズならパッシブラジエターを試したくなる。4個になると価格がエコではないかも。

方法4)アクティブスピーカーをつなぐ
どうせスマホに充電しているのだからとアンプ付きスピーカーにする場合。
これも小さいくないと困る。
そういえば
プリンストンテクノロジー iPod専用2.1ch マルチメディアスピーカー Made for iPod取得モデル(ブラック) PSP-312IPIR3B
を持っている。(古いモデルで外部入力でiPhone以外でもOK)

「電池駆動」を条件にしていた。低音は2chは出ないのであきらめて2.1chにいきなり。
音は微妙だが篭った印象でクリアーではない。低音も出るといえば出るが、篭っているのでないほうが潔いともいえる。音量はさすがに十分ある。
誤動作というかライン入力だとどういうわけかしばらくして電源が切れてしまう。iPhoneをつなぐとそうでもないが、Androidに乗り換えたのであまり使わなくなった。
結局は、デッキで聞く場合は上の自作パッシブが多かった。
再度探してみた。
SONY アクティブスピーカーシステム SRS-TD60

一見2ch見えるが実はサイドにウーハーがあり2.1ch。しかし製造中止...。
まだ売っているけど、評判も良い。今はBlueTooth搭載のものになった模様。(高くもなった。)
BlueToothもいいのだが、それならこんなちまちましたものではなく、普通のコンポに飛ばした方がよほどいいんじゃないかと。置き場所は関係ないわけだし、コンポはころがっている。
なので有線接続の方がいいような。(安いし)

で似たようなもの。
AudioComm スピーカー ASP-2024K-K

実はショップで見つけて衝動で買ったのだがAmazonでSonyにすればよかった。(TT)
価格もAmazonのほうが安かったし。

音圧は小さく低音もmaxにしてようやくそれらしい大きさになる。(スマホの音量は中央ぐらい。これは動かしたくないので。スマホを動かすと大きくなる。ただそれならパッシブでもいけそう。)
で音質であるが、低音maxにしてやっと自作パッシブと似たようなぐらい。重低音なんて夢のまた夢。
サイズからすればよく健闘していると言えなくもない。ただせっかく音量調整が低音専用にあるのだから、目一杯(割れるほど)あげられるような設計でも良かったような。
メインの音量は低音と別ではなく連動するみたいで、これを絞ると低音も絞られる。これはこれでいいのだが、低音はmaxにして「普通(以下)」みたいな。
これなら自作パッシブにアンプをつないで低音ブーストしたほうがよさそう。ウッドベースも奥まって聞こえるがBGM程度だからと自分に言い聞かせ我慢する。
極めつけはACアダプタがついていない。ついているだけでもSonyがいい。というのも内径2.1mm外径5.5mmのものではないのでそこらから持ってくることができない。
スマホの充電しながらなのでACアダプタは必須なのでこれは悲しかった。

USBの電源ケーブルでも自作しようかな?ってことで作ってしまった。
しかし、まだ悲劇はあって...USBの2口のACアダプタを使ったのだが...どういうわけか「スマホの充電」「スピーカーの電源」をとるとスピーカーにノイズがのってくる。音量がさほどないだけに、気にすると気になってしょうがない。
結局のところ2口のACアダプタはあきらめて、スマホとスピーカーの電源は分けた。ノイズはかなり低下した。

まあサイズからしょうがないとしても、もう少し低音が出ないものかというのが感想。
結局はユニット口径をあげるとサイズも大きくなるし、エンクロージャで工夫しても同じく容積が増える。
音はそれなりに明瞭なのが救いで、充電しながらBGMには活用できそうである。

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TQWTのダクト改造その後

TQWTにダクト追加を追加してみた。
結果、低音はスッキリしやや重量感も増した印象。
反面、TQWT独特の面白さも少なくなったように感じた。

なんとなくオーディオについて考えさせられる。

個人的に思う印象。
・オーディオマニア
 リスニングルーム乃至はそれに順ずる環境を有している。
 「音を聞く」ことに専念して鑑賞するような聞き方。
 総じて、投資が高額でありブランド志向も高い印象。
*個人的に自分にはあてはまらない
・オーディオファン
 音楽を聴くのに専用の環境はない。つまり家の環境の中で音楽を聴く。「音を聞く」のではなく「音楽を聴く」ので音に対して忠実というより雰囲気を重視。
 所謂ホームオーディオなのでピンからキリまであるが、その中でも比較的オーディオに投資している。
*どちらかと言えば近い部類
・音楽ファン
 これも音楽を聴くのに専用の環境はない。ホームオーディオでもコンポなどで楽しむ。投資の具合は、その人の価値観で決まる。
*これにも近い部類だが、そのうち市販のものではつまらなくなって自作に走った。

みたいな感じで、商品にしてもどこに属するかで随分評価が分かれる。
例えば波動スピーカーにしてもオーディオマニアからすれば「安物」だしこのスタイル自体が「不適当」ということになる。ただ現実問題として、一般家庭に設置するのなら大きさや一体化したスタイルは好ましいし、BGMならこれでも...という人も多いと思う。しかし価格からすればコンポとの比較になって「高い」印象になる。また音質も定位置で聞く人から見ると「劣る」となる。「オーディオファン」向けの商品ではないかと思うしTPOで価値が動く商品だろう。タイムドメインも似たような層に向けた商品なのだろう。

話を戻すと、恐らくオーディオマニア向けならダクトをつけた方が好まれるような音。もっともマニアがこういう共鳴管を聞くのか?という話もある。ただスケールは違うが長岡先生のネッシーは共鳴管だし、方舟で聞かれていたのでオーディオマニアが共鳴管を聞かないということでもなさそう。
それはともかくオーディオマニアは環境もいいし「没頭」するので大音量(?)で聞いていることが多いような気がする。一方のホームオーディオ系は、防音設備も少ないだろうし「没頭」せずにBGM風に聞いていることも多いと思われる。
すると音量に対して等ラウドネス曲線みたいなものが必要になる。
http://www.asahi-net.or.jp/~yl1h-nkmr/oto/tokusei.html
音圧は
http://www10.ocn.ne.jp/~bouon-sd/dB-hertz.html
にあるように50-60dBなので低音は+10-20dBぐらいした方が良いことになる。
つまりは、小音量で聞くのなら無理してダクトで盛り上がりを消すよりそのまま残した方がバランスがいいし、聞いた感じでもそう思える。
まあ没頭して中音量はありえるかもしれないが、大音量はないように思う。

つまりは、小音量で聞くことが多いのであれば、ダクトはないほうが良いように思う。
まあ自作であれば売り物ではないわけで、自分が気に入ればいいし独断でもいいのだが、多分製品と仮定するとダクトはつけるのかもしれない。
端的に言えば、こういうトレードオフは随所にあるので、自作派がいるわけだし、それも自分の好みでカスタマイズすればそれに越したことはない。メーカーのように「平均点」を高める必要もない。ただ資金や時間も有限なのでメーカーほど多くのものを試せるわけでもないのは弱点でもある。

考えていたことについては
http://procable.jp/
にも同じような表現があった。「音」を聞くのか「音楽」を聞くのか...。
まあこのHPは過激(?)なので全面的に鵜呑みにするのもどうかと思うが、考え方としてはあっているように思う。セッティングもオーディオファンなら限度もあるわけで、可能な範囲までだろうし。
ここで紹介されているBIC America DV62siは米国のAmazonでも(ツイータの破損問題を除けば)評判が良さそう。かなりウーハー寄りで設計されているが音圧が高いのも良さそう。まあこういうのが普通なのだろうし、改造している人もいてそういうのも楽しそうだ。
まあ、このレンジは母数が多いだけに競争も大変そう。5万ぐらいならBowers & Wilkins
685もある。但しそれすら評価が分かれる。
SonyのSS-F6000は実売で1.5万以下だし、評判も良さそうで気に入れば無理して自作でもないかもしれない。
難しいものだと思うが、自作して自分で改造すれば何でもありでそこが楽しいのかもしれない。

で、結局はダクトは外してしまった。
結果は優等生的な締まった低音からは遠くなり、ゆったりとした寝ぼけた(柔らかい?)低音になり、音もあっけらかんとして撒き散らしたような出方に戻った。そのため小音量だと実に柔らかい音になる。
実際、こういうのが聞きたくて大型にしたわけだし自作ならではの音にも思う。(つまり万人に受けるものではないだろう。)
優等生的な音であれば多分買ってきたほうが良い結果が出るように思うが、こういう音は「売っていない」ように思う。

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TQWTにダクト追加

スピーカーの考察を書いていたらTQWTを改造したくなってきた。
特に気に入らないということもないが、abo-x系統に比べて図体の割りに低音が伸びない。
伯耆さんが自宅に遊びに来られた時に聞いていただいたら「低音が強すぎますね」という感想。(量感があるという意味)
特性を調べると、100Hz前後が盛り上がっているので量感はあるが、周波数は50Hz程度までがフラットという感じでそれ以下はあまり出ていない。
反省点として考えられるのは
・テーパーがきつい(急すぎる)
 このため共鳴も強くならない。反面定在波は少ない。
・同じく断面積が大きすぎる
 但し、良い部分もあって容積がとれるためゆったりと鳴る
などがあげられる。
もっとも開口部が大きいわりには洞窟風の鳴り方はしないのであっけらかんとした感じで後面開放型に近いようなおおらかな印象がある。

どうしてもなおしたいというほどではないが、確かに気になる部分もあるので簡単な改造をしてみる。
簡単と言っても物が大きいのでそれなりに面倒。
まず、断面積はあきらめる。せっかくの良さが殺されるような気がする。
abo-xにならって開口部に大きなダクトをつけてみることにする。
ダクト径は大きいほど量感が出るが振動径に対して0.2~1.0が一般的で1.0というのも現実的にはあまり見かけない。
量感を得るのと、TQWTの特徴を生かしたいのでなるべく大きな径として100φのボイド管で作成した。
容積があるので10cm程度で50Hzを狙う。

このようなダクトを2本作成した。
とりあえず実験的にMDFで作成。工作はしやすい。

見た目にはわかりにくいが、開口部にこのダクトを入れてある。
つまりこのダクトが開口部になる。

ミソというか外して戻すのは簡単にできるようにした。
ひどければ戻れるというのは何よりの安心感がある。

こんなにでかいダクトで効果はあるのか?であるが、開口面積からしても今までのものの半分になっている。
完全に乾いているわけではないが、聞いた印象。

全体的な印象としては低音の盛り上がりはかなり無くなったような印象。
開口部は元々測定しても多くの周波数が出てくる。
カノン5Dさんがいろいろ変えて測定しておられるが、これと類似した形になる。
http://kanon5d.web.fc2.com/audio/kouza34.html
この場合2.4mなので35Hzほどの計算になるが、元のスピーカーから出る35Hzの音圧自体が小さいのでそこが飛びぬけて大きくなるわけではない。ただ100Hzから35Hz近辺までの垂下が穏やかなのが共振の効果と言える。
これは開口部の特性で、これとスピーカーの直接音との合成を聞くことになるが、開口部が前面で大きいと、もろにこの波形と合成され100Hz近辺がやや盛り上がる。
当方のも例外ではなく、それが低音の量感があるという形にはなっている。
ダクトをつけると一種のフィルタとして働き、100Hzを減衰しポート周波数を増幅できる。カノン5Dさんのページには吸音材の対策もあるが、共鳴管なのであまり入れたくない。
開口部に耳をあてると、以前のような音ではなく低音でフィルターがかかったような音になっている。とは言え口径が大きいので傾向はやや残っている感じ。
低音はといえば、伸びたのかははっきりわからない。ちょっと解像度があがったような印象はあるが劇的でもない。

音の印象はといえば、以前のあっけらかんとした感じが随分おとなしくなったような気がする。優等生的になったとも言えるが、逆につまらなくなったとも言える。
以前の開口部が野放しに近いほうが、なんとなく他のスピーカーとは違う傾向の音になっていて、それが気に入っていたりもしたが、こうやるとだんだん他と似てくる。特徴は残っているのだが...。
まあ特性を求めれば、この方が良い特性になるような気がする。ただ、モニタスピーカーを作っているわけではないし、聞いてどちらが面白いかといわれると前の方が良いような印象もある。
この改造を行うとソリッドな音になって緩やかさがなくなる方向に感じる。

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スピーカーエンクロージャあれこれ

日曜大工が好きで、スピーカーエンクロージャで遊んでいる。
まあ手間はともかく、置き場所がなくなって困る。
1度作るとどうしても不満な点が出てきて2度3度と作りたくなる。
以下は思い出も含めて...

・QWT
 aboさんが作成されて、abo-x以来ファンになってしまった。これはaboさんが改良に改良されTabo-x、Labo-xと続き大型にはなったが40Hzからフラットに再生するものとしての成功例だと思っている。
 周波数特性的には、定在波が多いがその後三角材と最低限の吸音材などで若干は改善している。ただこのあたりは微小変化とも言える。
 ユニットも多数評価されて、低価格でも性能が出るし良い設計に思っている。
 理論は
http://kanon5d.web.fc2.com/audio/kouza33.html
にあるが、abo-xの場合はダクトを併用しているのが特徴でこれがうまくフィルタになって機能している。

・TQWT
 abo-xに刺激されて作成した大型のTQWT。ただ理論に照らし合わせるとテーパーがきつすぎて共鳴効果は損なわれていると思われる。実際にも80-100Hz付近が盛り上がり気味になる。低音の量感はあるものの低くまで伸びているというほどでもなく50Hz程度までがフラット。
 ダクトを併用すれば低音の盛りあがりは避けられるが、共鳴管独特のおおらかさがなくなる。開口部容積が大きいせいか背圧な少なくおおらかな音が出る。
 反省点としては
 ・テーパーを緩やかにする(弊害として定在波が増える。容積が下がる。)
 ・ダクトを設ける(通常ダクト開口は有効振動面積の0.2~1.0倍であるがなるべく1.0に近づければ共鳴管の特徴も生かせるはず。)
などがある。これらは改造でも可能なので実験すると確かに再生低音が下がる方向にはなるがQWTや大型バスレフの音に近づいて面白みもなくなる。
 高さが180cm以上になるので足もそれなりの面積になって容積が稼げるが、上の対策はそれらを生かせないので見送った。そのため
 ・ある程度f0の低いユニットが必要
 ・有効振動面積を稼ぐために口径をあげるか2個使う
というようなものが有効になっている。
 再生低音を期待するのであればLabo-xのようなQWT+ダクトの方が良いような気がする。

・バックロードホーン
 これは自作というよりオークションで入手したが手放してしまった。
 低音は音道の長さによるようで、やはり低い領域までになるとそれなりの大きさが必要になる。ホーンのせいか効率が良くそういう意味ではエコなシステム。
 後は好みの問題かとしれないが、よく言えば元気・明るい感じで、しっとり・繊細風の音ではないように感じた。(ユニットによるのかもしれない。)
 作例は多いが、部品点数が多く組み立ても複雑なので上級者向けともいえる。
 折りたたむかどうかがあるが、TQWTとは構造が良く似ているとも言える。ただ共鳴なのかホーンなのかという違いがあり設計は結構異なるが、音色に類似点がないわけではなさそう。

・JSP方式
 2作ほど試したが、JSP効果はある。但し容積が通常の1.5-2倍必要になるので小さくなるわけではない。またダクトが同心円上に配置されるのでダクト配置の自由度も下がる。印象としてはバスレフ共振の1つ下に共振するような印象。効果としては8cmのスピーカーなら10cm、10cmのスピーカーなら12cm...のように1ランク上のバスレフのような音になる。
 ユニットとの相性があるようで、どんなユニットでもそうなるわけではないようだ。
 いいのは仮に失敗というか成立しなくても同口径のバスレフ風にはなるので、そう考えるとリスクは極めて少ないとも言える。

・スタガードバスレフ
 作成したわけではないが、秋月でパナの大型TV用のスピーカーが売られていて、それがそうなっていた。(という書き込みを見つけて買ったというか。)
 スタガードバスレフなので共振周波数をずらした独立エンクロージャのウーハーが2つ(以上)あることになる。
 サイズを考えると「このサイズにしては」という音が出てくるがやはりサイズなりのレベルには違いない。共振点も2つあるが、さすがに65Hz付近はレベルが落ちている。(量感はある)
 70Hz程度は再生するので立派といえば立派だが自作例は少ない。

・ドロンコーン
 これも作成したわけではなくヴェロダインがそういう構造。16cmのメタルコーン。背面ダクトがあって盛大に低音が出てくる。
 ドロンコーンは作例がないわけではないが、パッシブラジエータが一般的にあまり使われないようで少ない。BOSEは小型化で採用している。
 背面ダクトのためか設置に偉く左右される。どちらかと言えば50-70Hzが持ち上がり低音の量感がありあまるほどある。40Hzまでほぼフラットに再生する。

・タイムドメイン
 これもまた作成したわけではなくエクリプスがそういう構造。
 殆どが浮かせたスピーカーの直接音なので音色は綺麗である。周波数特性をとってもかなり綺麗に出てくる。ただ卵型の筐体で強度はともかく容積がない。おまけにダクト共振を嫌う思想だと思うので低音は大型サイズほどは出ない。
 ダクト共振が汚い波形なのは定在波であるが卵型なので定在波も少ない...ようだ。積極的なダクトでもないようだ。
 定位はいいのだが、ピンポイント風でもあり聞く場所が限定される。
 さすがに低音が欲しくて2.1chのスピーカーにして聞いていたが、ソースを限定すればそうでもないのかもしれない。
 Yoshi9は聞いたことがないが、筐体はエンクロージャとして働くように思うので、これならまだ低音は期待できるかもしれない。実際にエクリプスにボイド管などをつけて上向きにすると低音は出てくる。ただ上向きにすると鮮明度もなくなるような...。

・波動スピーカー
 これは現物は聞いたことがないが作成してみた。タイムドメインとは対極にあるような製品だと思う。(間接音主体で聞くため)
 スピーカーが横向きなので逆オルソン的な音場になる。ただ
 ・左右のエンクロージャが分離されていない
  多分同相(センター定位)は背圧が高くなり弱まる方向で、異相(左右定位)は逆に強くなる方向で広がりを期待していそう。
 ・ボイド管そのものが振動するので、そこからも音がする。(楽器と言っているが...。)
  個人的にはこの振動はどうかと思うが...。
というので全く同じではないように思うが似ている。
 容積も少なくダクト共振に期待している風でもなく測定しても低音はやはり弱い。f0の低いArurasoundに変更してダクト調整してみたがそれでも弱い。
 音場を楽しむといえばそういえるが、間接音なので鮮明度がない。よく言えば柔らかいという言い方もできる。もっともBOSEの研究だとコンサートの90%は間接音らしいのでそういう意味での現実性はあるのかもしれない。
 低音というか、全般的に音が篭ったような印象がある。ニスを塗ってみたりしたが、多少はよくなるが、基本的に容積不足と剛性不足のような印象がある。そういう聞き方をするものではないのかもしれないが...。
 間接音なので置き方でも変わるが、どうも当方の好みからは外れてしまう。作成は材料があれば容易な部類なので自作派も多いようだ。低音増強のためか、左右分離例もみかけるがこれだと逆オルソンに近づくのだろう。もっとも置き方の方が音場ではよほど支配的にも思える。

 他にもダブルバスレフとか試してみたいものはあるが、置き場所が...。
ただダブルバスレフは疑問もあって以下の人もそう思っているようで...。
http://iridium17.blog96.fc2.com/blog-entry-34.html

やっていると、
・小口径で低音が欲しいために皆さん苦労されている
・但し音響的なアプローチだとどうしても大型になってしまう
という印象。電気的に処理できるとしても限度がある。
メーカーが3wayなどで比較的コンパクトでバランスよく作成している方が現実的には実用性も高そう。
ホームの場合は音楽が全てではないので、小型は重要に違いない。
一方、それでは自作はつまらないというのも事実。メーカーほど実験機材もないが商売する気もないので、大型でも良質な音質方向に走るのが現状。
結果、やはり大型のものは大型なりの鳴り方をしていてそこは小型のものでは得られないような良さを実感してしまう。BGMでもこのあたりが結構いい感じ。

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パッシブスピーカー(8)

自作のパッシブスピーカーの試聴。

こんな感じ。

外見はいただけないが...。

・音量
 秋月の¥200スピーカーはわりと出る。
BGM程度ならMAXにしなくても十分いけそう。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-05643/
ためしにaitendoのmp3をつないだら今度はmaxにしても全然聞こえない。
ただ山善やもう1つのプレヤーではプリングルススピーカーと違ってかろうじて実用範囲にはなった。なのでプリングルススピーカーよりは音圧が高い。
どうもこのパッシブはiPod/iPhone系と一部のプレヤーだけで成り立つようで、汎用的に成り立つものではないようだ。
手持ちを全てやったわけではないが、iPod/iPhone系以外全滅したプリングルススピーカーよりは守備範囲は広くなった。ただ、BGM以外なら音量不足は感じると思う。
一方、プリングルススピーカーでも合格点のiPod/iPhone系はやはりメモリプレヤーとしては優秀なアンプがついているとも言える。

・音質
 このスピーカーは3”程度でfoも150Hzではあるが、1Lの箱に2個つけているのでさすがに容積が足りない。
 下向けにバスレフポートがあるが、大きめ&短めにして量感を稼いでみた。もっと稼ぐなら正面を向ければいいが、それだとiPhoe/iPodがふさいでしまう。
 上はものを置きたいし...。チムニー型ダクトも捨てがたいがサイズの問題があるのでここは我慢。ダクトの低音もたいしたことはない。
 スピーカーが横向きなのもあって中高音はシャープではないものの、それほど曇っているわけではないので、聞きやすい。
・PrincetonのPSP-312IPシリーズに比べると透明感も高い。PSP-312IPは(電池なので)音量は大きくできるのだが、どうも音が篭っていてシャープさに欠ける。それから見ればBGMには向いている。
・プリングルススピーカーもわりといいが、こちらの方が音圧があるし、コンパクトにまとまっている。なのでプリングルスもまた分解してしまった。
 低音は3”だけあって、そんなにひどくはないが、形から想像がつくような感じで150Hz以下はダラ下がりしているような印象。ベースラインがはっきり聞こえるわけではないが、「ドンッ!」みたいな感じの音は聞こえるのでまあBGMなら許容範囲。


 旅行にはともかくちょっとデッキや庭で聞くにはいい感じかもしれない。
それにしてもiPhoe/iPodのアンプは優秀なのだと思い知る。
用途としては
・デッキ・庭用のBGMスピーカー
・自宅の充電兼用BGMスピーカー(エコ)
・ベッドサイドスピーカー(充電兼用でエコ)
など。音量は出そうと思っても無理だし。
¥500というものを考えるとパフォーマンスはかなり高いと言える。
ミニコンポなどとは比較しなければ...。
 iPodはClassicしかやってないが、電池の持ちを考えるとnanoがいいのかもしれない。
ただ以下を見ると「iPodTouch」「iPodClassic」は良い。多分電池だろう。画面やHDDの分不利な気もするけどそうではないようだ。
http://support.apple.com/kb/HT1322?viewlocale=ja_JP

 なんかこれ専用のiPodが欲しかったりするが、どうも音楽の転送が面倒だ。
CopyTransManagerでやっているけど、それでも「お気軽」でもない。

電池アンプがあれば完全な汎用にもなるが、「プレヤーに電池」「アンプに電池」となって美しくない。作ってみたい気持ちはあるが。結局、これは「1つに近い」ことに意味があるのかも。なんたって充電は必須なので「充電しながらBGMになるスタンド」なら悪くないような。
¥100ショップのモノラルアンプでも改造して作成すればどうにでもなりそうだが...。

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パッシブスピーカー(7)

そうこうしていたら秋月からスピーカーが届いた。

さっそくつけてみる。
ミニジャックはダクトから出した。
抜けないように縛っておく。

iPodClassicとかiPhoneはヘッドホン端子が上にあるが、nanoは下にあるのでそのあたり考えておく必要がある。ギリギリの穴ではいけないようだ。
とにかくネジを締めて配線を完了する。

抵抗はあるが、後も接着してしまう。
これでとれなくなるが、壊せばとれる。壊しても¥100だし。

・iPodClassicをつけたところ

・iPhoneをつけたところ(ジャケットあり)

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パッシブスピーカー(5)

面白そうなので自作してみることにする。

問題なのはやはりユニットで
・音質(低音)を狙うと大口径になる
・それでいて能率がよくないといけないが大口径ほど能率が良いものがある
・しかしあまり大きいと持ち運べない
となる。

なので、携帯というか旅行にもっていくのはあきらめてデッキとかそういう場所で聞くことを考える。
口径は10cm程度が良いのだが、これだとやはりでかいので、7.5cm程度で考えてみる。つまり3”。
AuraSoundなどは音質はいいが能率が低い。

安いのでいいのを探すと...
秋月の70FB02BCがあった。¥200も嬉しい。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-05643/
能率は
http://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=24223185
を見ると90dBある。
で注文したがよくよく見ると0.5mで90dBになっている。(TT)
ってことは1mに換算すると-6dBになって84dBと実は微妙だったりする。
http://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=37591232
の FOSTER C080P33Sは88dBあるので、この方がいいのかも。
まあ注文しちゃったのであきらめる。

iPhoneやiPodはヘッドホン出力が結構大きくできる。
ためしに山善などのプレヤーだとここまで大きくはできない。最大にしても蚊の鳴くような感じでパッシブどころではない。
つまりまともに成立するのはiPhoneやiPodの最大音量付近。

次に電池を考えると、iPodで、3.44Whrらしい。(ネットの情報)
勿論、寿命で短くなるけど一応...。
似たものとして、例えば単三アルカリとして
単3ア ル カ リ:2000mAh
ぐらいなので、1.5V*2A=3Wで容量としては似たようなものになる。
一方iPodは初代iPodの最大出力(音声)は30mW×2=60mWらしい。
これから換算するのも乱暴だが、
最大にすると3440/60なので57時間ぐらいはもつことになるが、他も動いているので半分として28時間ほどなので丸1日はいけるかもしれない。
まあ音声を半分にすれば2日もつことになる。

不安な場合は外部電池で以下だと2500mAhなので、やはり1日ぐらいはもつかも。

肝心の音量であるが一般の音圧は以下(Web調査)

閑静な住宅街の騒音 75dB
繁華街の喧騒 80dB
地下鉄の通過音 90dB
飛行機の離陸時(50m)150dB
車内会話が可能なカーオーディオの音 80dB
車内会話が不可能なカーオーディオの音 90dB
ガツンと聴きたい時のカーオーディオ 100dB
平均的なロックコンサート 115dB
過激に音がでかいロックコンサートの前の方 125dB

BGMでも72dBほど欲しい。ってことは90dB/0.5mだと100mWほどいるような計算になって足りない。(^^!
それでも「閑静な住宅街の騒音」で周囲の音がすると聞こえなくなるレベル。
逆に60mWだと96dB/0.5mほどのスピーカーがいることになるが、現実的にはスペックのマージンなのかBGMとしては最大音量でかろうじてOKっぽい。ただ大音量は望めないのは言うまでもない。100dB/1mほどであれば言うことがないぐらいかも。
そもそもヘッドホン端子だけでやるのが無謀なのか。

と思ったら似たようなものがあった。
pomme cube
という商品で、高音質とあるが...モノラル。まあCubeでステレオにしても意味がないと見たのかそれにしても音質を売りにするならステレオにすべきような。
iPodスタンドも付属するらしい。

5cm(2”)なので高音質かどうかは微妙。
レビューを読むと「音が小さい」とある。
iPod/iPhone系で最大音量でかろうじて使えるかどうかだと思うので、一般のプレヤーでは出ないような気がする。

コンセプトは似ているが自分なりに作成してみることにする。

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パッシブスピーカー(4)

しつこくiPhone・iPodのヘッドホン端子のパッシブに挑戦。

当然、良いスピーカーは良いし、たいしたことがないものはたいしたことがない。
スピーカーは能率が良くないと
・音が小さい
・アンプそのものが非力
なのでさらに制限が厳しくなる。

・プリングルススピーカー(1.5”)

能率は低い。音量は最大ぐらい。
低音は出ない。中高音は横向きで損をしている。
サイズは許容範囲だが出先に持ち運ぶ気はしない。デッキに持って出るぐらいは許容。
とにかく軽い。

・Elecomのスピーカー(2.5”)

能率が比較的高い。音量は最大だとうるさいぐらい。
低音は出ない。中高音は...元を超えない...。
サイズは許容範囲だがバラバラ。まとめればデッキに持って出るぐらいは許容。

・ExeModeスピーカー(4”で中身は入れ替え済み)

能率は比較的高い。音量も最大だとうるさいぐらいではある。
低音がそこそこ出る。中高音は...当然元を超えない...。
サイズは許容範囲外でバラバラ。これだとデッキに持って出たくない。

音は当然だがオリジナルより良くなることはなく、アンプの分よくない。
10cmというか4”ぐらいあると音質としては許容範囲にくるがサイズは許容範囲を超える。サイズを下げると容量が足りないような。
小型は難しい。
・能率の悪いスピーカーは使えない
 アンプが非力
・エンクロージャを大きくできない
 持ち運びというかせめて移動は前提にしたい
ので打つ手がない。
音圧から言えばElecomは許容範囲限度で3”までなのだろう。しかも容積は稼げない。デザインでなんとかなるかもしれないが。
観葉植物と一緒にしちゃえばいいのかしら?防水にしないと出しっぱなしだといけないかも。SP01にあったけど音質はよくなさそう。

3”程度でエンクロージャを専用にすればいいのかもしれない。
BGMとしてはいい感じではあるものの、オーディオマニアから見れば目をむくようなものには違いない。自分で聞いても他のものとはランクが下がる。
ただTPOというかエコというか、そういう使い方はありに思う。

サイズもさることながら、能率が高くないといけないのでユニットも限られる。
もっともモバイルにしても電池のもちがいいほうがいいに決まっているので能率がいいほうがいい。ただ音質とのトレードオフになると人によって違うのだろう。
しかしこのサイズだと、能率優先でいいのかも。

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パッシブスピーカー(3)

わかったことの1つとしてiPhoneなりiPodのヘッドホン端子からは比較的スピーカーを駆動できるということ。

これを利用してモバイルスピーカーもできそうだ。
音圧は低いのだが、前に作ったプリングルススピーカーを引っ張り出す。
ヘッドホン端子につないでみる。

ちゃんと鳴るが、音量は最大ぐらいになってしまう。
エコではないがしょうがないか。もう少し音圧は欲しい。

音はといえば当然だが前に聞いたプリングルススピーカーの音だ。
低音は全然だし、スピーカーが横を向いているので中高音もちょっと落ちる。
ただBGMとしてはなんとか我慢ができるかもしれない。

改造するとしたら
・音圧が高めの2”程度のものにする
・なんとかしてダクトを稼ぐ
・ジャバラにして折りたたむ?
ジャバラは排気用のがあるが、折りたたむというより曲げるようなものかも。

格好を問わないのなら、このままでも実用になるし、iPhone素よりは当然良い音がする。何かで響かせてもここまでにはならないが電池式に対してパワー的には問題もありそう。
ただ、これを持ち運ぶというのはモバイルとしてはどうかと思う。ピクニックでプリングルスの中にそれこそプリングルスの中身などを入れてもって行けばモバイルと言えなくもないが、出張や旅行ではつらいかも。
ただアウトドアでは案外いいし、室内BGMでもいいような気がする。低音が出ないので割り切るしかないが、エコなのでそれでもいいかも。

でそうなると電池が心配になる。
でiPhone/iPodの外付け電池を検討したくなる。
http://d.hatena.ne.jp/narinarissu/20101011/1286789394
にまとめてあったりする。
頻度の問題もあるけど、容量は小さいながら以下はいいかも。

連続再生時間ってのはよくわからないが両方フル充電すれば最大音量でも
http://support.apple.com/kb/HT1322?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
にあるようなぐらいは持ちそうに思う。

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パッシブスピーカー(2)

パッシブスピーカーのまとめ(?)

結果的に試していないものもあるが、効率で90dBを切るようなものはやはり音量が足りない。
特に小型のユニットは低音を出すためコーンを重くしてあるので85dB以下のものばかりになる。そうなると5dB違うとして3倍ほどの差があることになる。

逆に言えば、90dBを超えるようなユニットでやるのが良い。となると6.5”というか16cm系は有利だ。軽いコーン紙で強力なマグネットなら90dBを軽く超えてしまうものもある。
エンクロージャからすればホーンやバックロードホンなどは効率がよくなるので望ましいことになる。
どちらにしても
・16cmで
・軽いコーンとすると背圧を下げる必要があり大きなエンクロージャで
・(できれば)バックロードホン(でなくてもいいが)エンクロージャでも効率を上げる
と巨大になってしまいそうである。
また価格もそれなりではないかと。
ただ、これだとそこらのパッシブよりも効率もいいし、音質もいい。
価格も体積もそうなので、これをやる人は「良いアンプ」を持ちたがるだろうし、iPhone/iPodの縛りもいやだろう。そもそもピュアオーディオだとその手はいやだろうし。
ただ喫茶店とかギャラリーとかそういう場所には向いているかも。なんせアンプは要らないわけで。

コーンを重くすると、アンプも非力なものではまずくなるが、軽ければ非力でもなんとかなる。昔はみんなそうだったし、スピーカーも大きいものが多かった。

というので巨大パッシブスピーカーこそが、エコなような気がする。
BGMであれば、iPodにパッシブスピーカーだけでかなりのレベルの音がする。
結局は「効率が良い」=「エコ」ということなのだが、高音質を望むのならそういうのもあるかな?と。

実は¥100スピーカーでどこまでよくなるか?というのもあるが...。
安いものにいろいろ足すと高くなっていく方向で、ウルトラCをやっても¥200に負けたりすると悲しいし...。

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パッシブスピーカー(1)

モバイルスピーカーは...なんだか「買っておしまい」という結果になった。
それも音質というよりは形状や機能になってしまう。
それはそでいいのだが...。

今度はパッシブスピーカーをやってみる。
テーマは...エコ?

まずはiPhoneなりiPodのヘッドホン端子をスピーカー端子に変換

よくよく考えると、プラグよりジャックの方が便利なので作り変え。

Elecomで試聴。
このスピーカーは割りと音圧が高いので十分な音量が出る。

音質は...ElecomはElecomっていうか。3”近いのでそれなりの音がする。

しからば...10cmでやってみる。

少しでかくなるが、音質は...4”近いのとエンクロージャ容積も大きいのでぐっとよくなる。エンクロージャはミニコンポのものだがユニットは効率のよいものに乗せ変えた。

で、Verodyneを聞いてみる。(能率は良い)

ドライブ能力とかそういう話はあるにしても音はすごくよくなる。
ただボリュームを一杯にしてもたいした音量ではない。
それでもBGMならこれがいい。

単純にエコを目指すのなら、能率の高いスピーカーでいいのかも。
持ち運ばない前提であれば、大きいにしろかなり高音質が楽しめる。
・できれば90dB以上の能率のあるもの
・8オームはあるもの(保護?)
が望ましいと思う。
尚、iPhoneやiPod系はドライブが強力なのでいいが、普通のメモリプレヤーで十分な音量は無理かもしれない。

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モバイルスピーカー(7)

PSP-312IPIR系の続き。
 機能的な部分。
・モバイル用としては良くできている
 運びやすく折りたたみできてカバーやポーチもある。
 音量は個人的には十分
・AC電源でも動作するので室内でも聞けるし充電できる
 ただiPhone系などを考えるとCableJive dockStubz ドックステュブなるものを買った方がいいかもしれない。自作もできる。
・PCにつなげばデータ転送できる。
・PCの外付けスピーカーにもなるが、コネクタの着脱切り替えになるのでここはいまいち。
・リモコンは...微妙だがないよりはいい。

【オークションを狙う人向け】
・ACアダプタは先端が細いのであるのを落札した方がよい。

【音質】
考えると、全然書いていなかったが、皆さん書いているようにそんなに高音質でもない。ただ音量不足はないし、低音も2.1chなので見かけほどでもなく普通程度に出る。(過剰に期待してはいけない。)
ノイズは電池なら小さい。純正のACアダプタなら小さいのかもしれない。
音量はデジタルで、電源がなくなると覚えていないようだ。
ウーハーもコーンにボール紙を貼ってfoを落としているような感じで、高級ウーハーではない。そのせいかどうか解像度はしっかり出ない。柔らかいといえばそうで、3Dボタンで少しシャリシャリするが、劇的なサラウンド効果でもない。はっきり言えばニアフィールドの2.1chにも負けるが、サイズからしても音質は負けて当然。サイズは(小さいので)圧勝しているし、電池で動く。

とどのつまり、サイズにしてはバランスが比較的まともではあるものの、それ以上を期待してはいけないというか。電池で動くし、折りたためて持ち運べるのはかなりの美徳には違いない。自作ではなかなかこういう構造はできない。

これでデッキで読書しながら音楽が聞けるのか...。

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モバイルスピーカー(6)

そうこうしていたらPSP-312IPIRが届いた。
コネクタ形状を見るとPSP-312IPIR2のようだ。
(Dockコネクタがついているので。PSP-312IPIR3はUSBコネクタ。)

で早速やってみる。
リモコンの電池がないようでリモコンは電池を新しいのにしたら動いた。
9Vのコネクタは特殊でかなり細い。あるのにすればよかった。後で部品を家捜しすることにする。(TT)

で動作確認。

・モバイル用途
 iPhone(内蔵電池)+スピーカー(電池)
 これは異論がないというか、ちゃんと動いた。
 一応目的には叶ったものになる。音質はお世辞にもいいとは言えないが音圧は出るのでまあワイアレスでは使える。
・AC電源がある場合
 PSP-312IPIR4ならAC電源1発なのだが...。
 ACアダプタの9Vはあるがコネクタがないので家捜しして見つける。ペルソナのコネクタと同じようだ。ただ極性とか電圧が違うので作り直し。

 動くには動くがひどくノイズが入る。純正でないとこうなのか...。
 さらに...
 iPhone3G:適合しないアクセサリになる。無視しても充電はしない。これはiPhone3Gが5V充電で12V充電に対応していないかCableJive dockStubz ドックステュブなるものを買えばいいみたいだが...。落札価格より高かったりする。(^^!

 iPodClassic:これはちゃんと充電もする。(^^)そんなに古くないはずだけど。

 部屋で聞くのならこのスタイルだけど、それなら何もこういう音でなくてちゃんと聞けばいいような。
・AC電源もありPCにつなぐ場合
 これもiPhone3Gで適合しないアクセサリになるが、動作はするし充電もする。

 ただUSBだけで電源を外すとスピーカーとしては機能しない。
 どうも、基本的にPSP-312IPIR2・PSP-312IPIR3は
・電池で全部まかなう
・ACアダプタで全部まかなう
という思想でUSBから充電するものではない。
 ついでに外部入力を入れるとiPod側が切れるので、切り替えは抜きさししかなく、これはちょっと残念だった。
 できればiPhoneなりiPodをさしたまま
・電池で持ち運ぶ
・ACアダプタでいろいろな場所で聞く(充電してほしい)
・PCのそばにある場合、上の機能以外にPCの音も聞きたい...がこれはコネクタの抜き差しで切り替えることになり不便。

 ともあれ、PSP-312IPIR2・PSP-312IPIR3でACだけで充電しながら聞く場合は、AC電源+Dockコネクタ+ACアダプタでACアダプタが2個になってしまう。これはちょっと悲しいので9Vから5Vを作って充電器を作ればいいのか。
どうせ頻度も低そうでCableJive dockStubz ドックステュブを買うまでもないので自作してみる。
これが完成品。USBのD+-には10Kで+5に。

接続してみる。スマートではない。(TT)

でiPhoneを入れてみる。ちゃんと充電もされる。(^^)

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モバイルスピーカー(5)

再びモバイルスピーカーについて要件を。
・小さいこと(持ち運ぶので)
・電池で駆動できること(屋外前提ってことで)
 長時間持つほうがいいので効率の良いスピーカー
音質から言えば
・大音量でなくても楽しめること
・できるだけスケール感が欲しいこと
などがある。
考えると、ここらはニアフィールドよりさらに厳しい条件になって音質ってのは妥協せざるを得ない。
使用頻度を考えると
・冬場は寒くてアウトドアでもない
・夏場は微妙だが炎天下で聞く気はしない。木陰ならいいかも。
・雨だとさらに微妙になる。
という感じでどこまで使用頻度が高いかわからない。
近くに普通のシステムがあれば、そちらの方がいいし、周りに人がいて迷惑ならヘッドホンだろうし。

でとにかく安いのを考えてみる。使用頻度が高ければ考え直すってことにして。
で候補。
とはいえパッシブではないので音質はよさ目のものを...。
防水のもあって、お風呂で聞けるのも有難いが益々妥協が進むので我慢。

・audio-technica コンパクトスピーカーミラー AT-SPG50 MI

・Brighton LaLa Speaker for iPod シルバー BI-SPLALA/SL

・SANWA SUPPLY MM-SPIP2BK iPod用スピーカー

これなら¥2000ちょいで買えて、音質も妥協できそうに思う。
Brightonとサンワって同じような気がするが微妙にデザインが違うし微妙に価格差がある。レビューは結構似ていたりする。
audio-technicaは音質はともかく、iPhoneなどとは別に設置するので一体感がない。自作するよりは遥かにいい感じではある。少なくとも「電池・アンプ・スピーカー」が一体になっている。
これらは小さいのはいいのだが、どうも低音に不安があるし「出ない」とも書いてあるのが多数でそれはそうなるように思う。

で先回の
・PSP-312IPIR4 i-FLAP

価格は倍するのだが...。
2.1chだとサイズのわりに低音は期待できる。ネオジュームは小型スピーカーで軽い割りに...。
オークションで探すと、USEDで¥1500なら射程範囲。送料で¥2000ちょい程度にできそうだ。
さすがに現行製品のPSP-312IPIR4は高いが旧機種でUSEDなら...。
ただiPhoneは充電できないかもしれない。
PSP-312IPIR2からMade for iPodがついていて、音という意味では安全かも。またもしかしたらiPhoneケーブル経由で「充電しながら聞く」という芸当ができないことはないかもしれない。最悪、改造という手もあるわけで。
前に書いたがPSP-312IPIR2かPSP-312IPIR3はあまり気にしなくていいのかも。DockコネクタかUSBかだけの差異ならまあ誤差の範囲かも。
でPSP-312IPIR2かPSP-312IPIR3を狙うと、ACアダプタなしで¥1000で落札できた。
(そこは外形で区別がつく。)
ACアダプタは9Vのものがあればよく手持ちがあるのでそれでやってみることにする。
考えると
・モバイル用途
 iPhone(内蔵電池)+スピーカー(電池)
 これは異論がないところ。
・AC電源がある場合
 PSP-312IPIR4ならAC電源1発
 PSP-312IPIR2・PSP-312IPIR3だと、AC電源+Dockコネクタ+ACアダプタ
 でACアダプタが2個になってしまう。これはちょっと悲しいので9Vから5Vを作って充電器を作ればいいのか。
・AC電源もありPCにつなぐ場合
 PSP-312IPIR4はPCにつながらない。
 PSP-312IPIR2・PSP-312IPIR3だと、AC電源+DockコネクタでPCと接続もできて音楽も聞けるのかも。
みたいになるのかも。というのもDockコネクタから0.5A以上はとれないだろうし。
 なのでPCのそばに置くのなら、PSP-312IPIR2・PSP-312IPIR3の方がいいかも。
9Vから5Vが作れるので、それでDock充電もやれば一番いいかも。
 というかiPhoneがNGなのは充電が5V系になったためなので素直に

みたいなのをつないで12V充電変換にしちゃえばいいのかも。
 自作で遊んでみるのもいいし...。
と妄想だけがふくらんでいく。

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モバイルスピーカー(4)

モバイルというからには、持ち運びできるのが理想。
今のままではバラバラで、何かで一体化しても無駄が多い。
モバイルともなるとケースが特殊で自作は無理かも。

で再び調べると
PSP-312IPIR4 i-FLAP
というのを見つけた。

どうも結構古くからあるシリーズらしい。
一時は価格COMでTopだったらしいのでそれなりにベストセラーのようだ。
良いのは
・折りたたみで持ち運びできる
・2.1chだしネオジュームマグネット
・サラウンドがある
・リモコンがある
・ACアダプタで充電できる(iPhone系はIR4からでその前は見対応らしい)
などなどで、まとまりは良い。
音質は批判もあるが、大音量だとそうなるのかもしれないが、小音量ならいいような気がする。
 価格は微妙な気がするのでオークションを調べてみるが機種がわからない。
調べてみると以下のようになっている。
機能の差は、取扱い説明書がDLできる。
・PSP-312IP
 初代のものでリモコンがない。
・PSP-312IPIR
 リモコン初代のもの。リモコン位置でわかる。

・PSP-312IPIR2
 IRとはリモコン位置でわかる。
 ここでMade for iPodがつく。

・PSP-312IPIR3
 IR2と区別がつかない。
 FireWireを外したものと書いてある。
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0902/20/news061.html
しかし、説明書をDLするとどうも違う。ちゃんと調査して書いていないのか、校正もないのか...。
 「PSP-312IPIR2」はDockコネクタでPCと接続だったのが「PSP-312IPIR3」はUSBケーブルでPCと接続になっている。Dock-USBは¥100ショップにあるので、「PSP-312IPIR3」はそれが内蔵と思えば¥100安いが、まあ同じようなものと思っていいようだ。
 ただ、iPhone系は未サポート。(ACアダプタの場合だろうか?DockやUSBならOKっぽいが...。)
 考えるとDockコネクタはUSBなので最大で0.5Aで2.5Wしか出ない。Dockコネクタで充電はできてもスピーカーは鳴らせないのか。

・PSP-312IPIR4(現行品)
 ボタンとスピーカーのネットでわかる。Made for iPhoneが加わる。

 これはACアダプタで充電できるみたいだ。逆にUSBからは充電できないのかUSB端子がない。

みたいになっている。
 iPhoneもあるのでPSP-312IPIR4がいいのだが、それだとオークションでもAmazonでも変わらない。使用頻度を考えると古くてもよさそうに思う。充電は別にすれば済む話でもある。そもそもAppleが12V系のサポートをやめたので混乱したような。

 使うか使わないかわからないので安いのがいいかも。

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モバイルスピーカー(3)

そういえば...とエレコムのものを思い出す。

ここに使われているChipはCM2038Bで、これは2.2Vから動作するようだ。

なので単3*4もつないであれば動作する。充電のニッケル水素だと1.2V*4=4.8V程度。最大はよくわからないが5.5Vか?

このスピーカーはUSB給電なので、変換アダプタを作成。

つないでみるとちゃんと動いた。

単純に電池駆動しただけだが、これでも使えるような。
音はさほど変わらないがノイズはPCにつながないので随分下がった印象。
ニアフィールドには良い。

電池アンプ駆動スピーカーとしては悪くないが...。
なんかバラバラで持ち運びがいまいちっていうか。
何か台座を作るべきか...。

Lepaiを電池駆動している人もいるが、モバイルが目的ではなく高音質化。
http://ameblo.jp/pointbankinfo/entry-11143935213.html
これでも10時間使えるのならそのぐらいはもつのかも。

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モバイルスピーカー(2)

電池駆動のアンプを検討してみる。

思いつくのがNJM2073D。
秋月で2個で¥150.
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-03594/
8pinのICで、電流帰還駆動もできる。
1.8Vから動くとある。TDA2822も同じようだ。
0.25Wなのだがニアフィールドで効率の良いスピーカーならいいかも。

良く考えると全部もっているので単3*4のバッテリーで駆動してみた。

電流帰還アンプになっている。スピーカーは4オームなの抵抗を変える必要があるが、とりあえずそのままで。
音量はわるくない。音質はといえばノイズは小さいしそういうのはいのだが、まあ許容範囲かも。
問題は...「ひたすらでかい」こと。
いかにもバラックだが、そこは実験ってことで。

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モバイルスピーカー(1)

ニアフィールドからだんだんモバイルスピーカーを試したくなる。

ニアフィールドも結果的には2.1chになって、音質というより周波数バランスで聞いている。
音質に不満がないわけでもないが
・大きな音量なら通常のスピーカーで聞けばよい
・小さい音量だと音質というより周波数バランスが重要(人によると思う)
というので割り切っている。
 場所を占有するのなら良い手段は多いが、小さくするとどこかに無理があって、それなら「場所優先」というのが正直なところ。

で、そちらはいいとして、例えばアウトドアやデッキで聞く場合。前提として「ACアダプタは使えない」ものとする。
すると
・電池駆動できる
・小さい
・持ち運びできる
ものが良い。
まず市販品を調べてみる。

1.反響を利用するもの
電源が要らないのでエコではある。



他にもいろいろ。iBambooみたいなのもあって、プリングルスのケースで自作している人もいる。大きなホーンになった高級品も海外にはあるようだ。
欠点としては
・iPhoneなどのスピーカー内臓のもの用で、スピーカーがないものには使えない。
・内蔵スピーカー(これはサイズ的に無理をしている)なので音質は疑問
というところ。どちらかと言えば音圧をあげる構造でその効率勝負というか。

2.バッシブスピーカー


これもいろいろある。利点としてはスピーカーを内蔵していないモデルでも聞けるし、パッシブなので電源は要らない。100円ショップでも買えたりする。
100円ショップのも遊び半分で買ってみたが、内蔵より音が小さかったり音質も悪かったりであまり良い印象がない。聞こえればいい...程度に考えたほうがよさそう。
そもそもヘッドホン端子の出力であるので、かなり効率の良いスピーカーでもそこまでは大きくできない。かと言ってホーンを形成すると(低音を期待すると)大型になる。

3.電池駆動スピーカー


これまたいろいろある。利点としてはスピーカーを内蔵していないモデルでも聞けるし、そこそこ音楽を聴く気持ちになる。
条件としてはニアフィールドよりさらに小さく(大きいのもあるが)電池を持たせるためアンプも無理をしている。
ってことは、(電池電源という好条件はさておき)音質はさらに低下すると見ていいような気がする。
紹介の後者は評判もよくて、ちょっと心惹かれるものもある。

で自作を考えると、「電池駆動アンプ」があれば良いことに気づく。

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P610を聞く(4)

1ヶ月近くP-610を聞いてきた。

それまでは、Labo-XにはDENONのD-0805007-040という4.5”のミッドウーハー+ツイータをつけていた。PPコーンで結構しっとりした音もするし量感もあってaboさんともこれがBestではないかと。(価格も考慮してのこと。)
聞く音楽によっては、違うと思うが共鳴管はそんなにスピード感があるような印象でもない。柔らかい音でゆったりした感じ。
上のユニットは丁度そういうのにはまっていて、良い感じで聞ける。同様にTangBandの4.5”のPPウーハーも似たような傾向をもっている。ちょっとハイあがりになるのを気にしないのならこちらも選択肢なので次点にしておいた。

でP-610なのだが、いろいろ(と言っても自分の好きなジャンルの曲しかないが)聞いてもDENONのD-0805007-040の方が好みだ。値段でも名声でもなく、純粋に音で。
P-610そのものは悪くないというか時代も考えれば今でもそれなりの音を聴かせるしバランスも良い。ただ、「乾いた音」というかそういう感じで潤いが少ない。

そういうのを好む人も多いと思うので、別段P-610が悪いわけでもないが。その昔聞いた時はそういう比較もしなかったし。時代も考慮すれば名機だと思うし、聞いた中でも決して悪い部類ではないが...。

で結局はLabo-xはDENONに戻してしまった。(^^!
TQWTは元々がTangBandでこれはこれで一応完成というか。これまたDENON並のしっとりした趣をもっている。Labo-Xに低音の伸びは10Hzほど負けるが、低音の音圧は高く(つまりロー上がり)なので不足とかそういうのはない。単に設計が少し狂ったというか。ただそのままの方がいいのでそうしてある。Verodyneなどはもっとロー上がりだったし、それから見ればフラットにまだ近い。

一度は聞きたかった名機なので後悔はないが、好みも多様化したものだと。

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P610を聞く(3)

せっかく入手したP-610DBだがさすがに40年前で退色している。
それはそれでレトロっぽいが、塞いだ穴の板も材料が違うので違和感だらけ。

なので、サランネットを自作することにする。
本当はつけたくないが保護にもなるし。

一般のものは目が細かく、これはさすがにいやなので網戸の一番粗い目にしようかと思う。
枠の角材買うのに¥100ショップに行くと旅行用のポーチでメッシュのを見つけたのでこれにする。2度目かな?JSPもこれ。

材料はこれだけ。
角材*3。1本は手持ちだが色が違う。(TT)

あ、針と糸は結局使わなかった。
本来は枠に固定する目的だったが...固定で挫折。

まずは枠を作る。

つけるとこんな感じになる。
網の分は少し緩めがいいが丁度でもなんとかなるみたい。

ポーチを分解する。これは1枚を折り返してあるので縫い代をカッターで切る。
切る場所がよければ簡単に分解できる。引っかかったらまたカッターで。
で枠にあわせてやや大きめに切る。(はさむ場所。)

後は挟みこんでできあがり。
接着でも良かったがつかないかもしれないし。
ギリギリで作ったせいかこれでもしっかりとはまっているようだ。
上には少し余長があって、そこを引っ張るとはずれる。

なんかスカスカでもあるけど退色の印象や盲板の印象は多少緩和される。

スカスカのせいか音そのものに変化はないようだ。(^^)
当分はこれで聞くことにする。

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P610を聞く(2)

P-610DBが届いたので早速L-aboxにつけてみる。
fo=70HzなのだがL-aboxだと低音は気にならないかも。

20KHzまで出るらしいので、ツイータを外す。
盲板をつけたら外観がいまいち。

スピーカーのコーンの色あせもあってかなりレトロ風。
全般的にそうならバランスもとれるのだが...。
そのうちサランネットでも作ろうかな?
今は目をつぶって聞いてみよう!!

で感想。USEDなのでエージングは十分だろうし。
音はDS-160Fと違ってキンキンはしていない。
今の感覚からするとフレームもそうだしマグネットも頼りないがしっかりした音がする。しっとりというより乾いた音。
低音も強くはないがそこそこ出るし中高音とのバランスもいい。6.5”にしては中高音は綺麗な感じ。
こんな感じだったかなあ~みたいな感じ。エンクロージャは昔聞いたのはでかいバスレフだったので純粋に比較はできないし。美化されているかも。

それまでLabo-XにはDENONのD-0805007-040という4.5”のミッドウーハー+ツイータをつけていた。PPコーンで結構しっとりした音もするし量感もある。
それと比較すると、低音の量感も下がるししっとりした雰囲気もなくなっている。
好みかもしれないがP-610という冠がなく、ただ聞くとDENONの方が好みかもしれない。
P-610が悪いということでもないが、時代を考えると40年前ならすごく良い音に違いない。低音から高音までバランスもいいし、中高音も口径から想像するよりずっと綺麗に出ている。後、音圧が92dBと結構大きくエコというか非力なアンプでもかなりでかい音を出せる。そもそも7Wのものだし。

個人的な評価で
DENON D-0805007-040 + Vifa BC25SC75-08 + SH72TZ-10
特性:☆☆☆☆☆
低音:☆☆☆☆☆
高音:☆☆☆☆☆ ツイータをつけた場合
音質:☆☆☆☆★
加工:☆☆☆ フランジが斜め(座繰り加工はかなり難しい)
外観:☆☆☆☆☆
価格:☆☆☆ 3,360円/セット + 1,160円/セット + 890円/セット

DIATONE P-610DB
特性:☆☆☆☆★
低音:☆☆☆☆★
高音:☆☆☆☆☆
音質:☆☆☆☆
加工:☆☆☆☆☆
外観:☆☆☆   (安っぽいし年代で殆どは退色している)
価格:☆☆☆   (オークションで時価になる)
かな?

最近しばらく聞いていて思うのは...
・特に何かが飛び抜けて良いわけではない
 逆の意味でこれと言って悪いところもない。
 無難なようで案外これは難しいことかもしれない。
・音は乾いた感じで解像度もそこそこみたいな感じ。
 大事に思ったのは聞き疲れしない。高音にしろ刺激音というのがない。
40年以上前にあったスピーカーで価格も考えるとやはり凄いものには違いない。
多分、もっと特性の良いものは存在するとは思うが、
・小出力のアンプなどでちゃんと鳴る効率
・クセがなく聞き疲れしないやわらかな音
というのを考えれば優れたユニットだと思う。

ちなみに6.5”でaboさんとの評価によれば
Dynavox LW6005GR
以外はあまり良いものがなく、フルレンジ1発も考えればP-610DBも6.5”では間違いなく良いものである。
L-aboxでの評価のベストユニットである
DENON D-0805007-040 + Vifa BC25SC75-08 + SH72TZ-10
とは好みになるかもしれない。

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P610を聞く(1)

ずーーーとあこがれだったダイアトーンのP610。

ずーーーと前に聞いたことはあって、いい音には思ったがそのうち記憶も美化されていったのかも。今でも根強いファンがいるし、こうも大勢がそうであるとこれはもう絶対的に良いものに思えてくる。NHKの採用も客観的には良い事実だろう。

もう売ってないとなると余計に聞きたくなったりする。
売っているものとしては某評論家が似ていると言ったダイトー社のものがある。
ダイトーボイス  DS-16F
http://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=6732
安いしいいのだが...改良型と言われる
ダイトーボイス DS-160FⅡ
を買った。foが70Hzだったし。
http://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=6733
でも音は全然違った。悪くはないけど高音がキンキンするので少し聞いてお蔵入り。
いくら思い出が美化されたとしてそれを割り引いてもこんな感じではなかった。まあエンクロージャも違うけど。

そうこうしていたらSP01から復刻版が出ていた。

DIATONE P-610FB-RPEP 6.5インチフルレンジ(復刻版)1ペア 11,600円
欲しい...。
ただ調べてみると例えばfo=50Hzとなっていて改良されているような。(オリジナルはfo=70Hz)
多分、フェライトのこれがオリジナル?
http://audio-heritage.jp/DIATONE/unit/p-610fa.html
マグネットは、オリジナルにもフェライトがあるし、エッジも経年変化を考えると鹿皮っていいような気がするが。
音は「全く別物」という書き込みもあったので微妙に違うのかもしれない。
性能は良くなっているので文句を言う筋合いではないけど、聞きたいのはP610の音であって改良されたものではないというか。それならTangBandとかのほうがいいかもしれないわけで。
そう考えるとどうしてもオリジナルを聞きたいのが人情。

オリジナルと言っても沢山ある。そこでP610の推移。(年代や価格は後で調べたもの)
http://audio-heritage.jp/DIATONE/unit/p-610.html(¥1,950 1958年発売)
が最初。その後P610A/Bに推移。ここらが人気が高い。
http://audio-heritage.jp/DIATONE/unit/p-610a.html(P-610A:¥1,700 1本、1970年頃)
その後P-610DA/DBという改良モデルが出てこれも人気。(¥6,500 1本、1983年頃)
とここまではアルニコ(アルミとニッケルとコバルト)マグネットを採用。
同時期にP-610FA/P-610FBというフェライトモデルも出る。(¥3,980 1本、1983年頃)
価格からわかるようにフェライトは次世代用コストダウン?
その後一旦生産終息するが、50周年記念で復活。やはり高くてもアルニコに人気があったようでこれはアルニコ。
http://audio-heritage.jp/DIATONE/unit/p-610ma.html
DIATONE P-610MA/P-610MB (¥10,000 1本、1996年頃)
今はオークションでしか入手できない。
まあ当時の物価もあるので価格というのは参考にしかならないが
・アルニコマグネットが人気が高い
・今の時代だと16Ωは使わないので8Ωあたりがいい
・ただ、時代やウレタンエッジのこともあり現存するものでエッジの張替えが必要なものが多い。
狙うのならP-610B・P-610DB・P-610MB(いずれも8Ω)がアルニコだし使いやすそう。復刻版もいいが、やはりここはオリジナルのP-610B・P-610DBが欲しい。P-610Bは骨董的に見れば価値はありそうだが、P-610DBあたりが絶頂期だし、新しめ(40年前だけど)に思える。

そうなると、「SP01のと似たような価格であればいいや」ってことで、そういうのをヤフオクで探す。
でP-610DBを狙って落札。
オークションの写真。



競争はあったが、実は「難あり」になっているためかそんなに競り上がらなかった。その次のものは上がっていたけど。
難というのは...
・コーンに色あせがみられます。
 これは40年ぐらい前のものなので当然覚悟。
・一方のコーンに表面にキズがあります。裏側には影響は見られません。
 気になったけど到着したらさほど深いものではなかった。
エッジはまだ使えそうで良好な状態だったのが嬉しかった。(^^v

さあ、Labo-Xにでもつけてみようかな?

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¥1000で作るニアフィールドスピーカ(22)

 一応コンポ程度の音にはなったのでひとまず完成ということにしてデータを整理。

【白蝶】
 (ロングダクト)バスレフ型 1.5”スピーカー
・サブウーハーなし:120Hz-

・サブウーハーあり:75Hz-

単独ではわからないので
【Olasonic】
http://blog.goo.ne.jp/nekoski/e/1664ebc0717605ff6da79935b72023e8
より引用

*感想
2.1chで漸く低音が上回った。
この人も述べておられるがこの特性では、100Hz以下は難しいような。
ダラ下がりなのでバスブーストできるが、そうやっても80Hzは苦しいと思う。
しかし、2chだけでこれは立派といえる。
卵型のせいか定在波によるディップなどがなく、すごく素直な特性をしていて白蝶とは大違い。

【Bose M2】
http://nike.cocolog-nifty.com/blog/cat1325873/index.html
より引用。(ホワイトノイズ測定)

*感想
2.1chで漸く低音が互角?
2”の2chだとして驚異的かも。おまけにロー上がりなので低音の量感はあると思う。
角型のせいか定在波によるディップは多めであるが白蝶よりはまともにも思える。

どちらもそう悪くないと思うが...
Olasonicは1万だからまあいいとして

BoseのM2は安い方の輸入品でも3万はする。

同じBoseでCompanion2があって、これはパッシブラジエータではないみたいだが格好(設置面積)は似ていて1万前後。特性も似ているのかもしれないが、「低音が強い」というレビューが多いようだ。ここらが現実的なのか。

自作の2.1chは多分¥3000-4000ぐらいはかかるし、部品の送料を入れるとAmazonのように無料でもないし、こういうやり方で音質が上回るのか?は難しいものがあると思う。(制限が多すぎて自由に選べないし、形状も木材では難しいものが...。)改造の手間も考えると、上のようなもの(1万前後)を買っても結果的な金額では大差ないかも。
ただ自作すると、やはり市販では得られない楽しさがあって、それはそれですごく魅力的でもある。改良も楽しいし。
白蝶は1.5”の非力なスピーカー(¥280)にしては健闘したような気もするし。

ニアフィールドはどうしてもスケール感がない。またサイズ制約により設計制約もある。なので割りきって1万前後で買えばいいように思う。

中高音であるがタイムドメインのものは寄生振動がないせいか結構クリアー。ただ低音は出ないというか想像通りというか。
で、2.1chでもサテライトをタイムドメインにすると面白い。以前Ozakiのサテライトにタイムドメイン(エクリプス)をつないでいたが自分が思う周波数バランスとしてはこれが一番だった。(タイムドメイン型のサブウーハーもあるが)
構成はもっと高くなってしまうが、以下のスピーカーをパッシブにして2.1ch(アンプはそこそこ普通として)のサテライトにつなぐと結果としてはもっと良いかもしれない。



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¥1000で作るニアフィールドスピーカ(21)

2.1chになったので¥1000で作るってのはタイトルだけになった。
ウーハーの安いのを探してDIYしたところでアンプで予算オーバーする。市販品を改造したほうがよほど安上り。

それはともかくサブウーハーを足したところ。
水道のコックのついた黒い箱がサブウーハ。

正面から見ると横に6cmほどはみ出すが、音量調整もあるので我慢する。
大半がLCDの後ろなのでまあ邪魔でもない。

で、適当に低音を調整して下げる。

・これが現状(サブウーハーなし)

・これがサブウーハーあり(低音を少し絞った状態)

サブウーハーは85Hzぐらいを中心として150Hz程度までをカバーしている。
それ以降の200Hzピークの波形は白蝶のもの。派手な定在波が出ているが構造上はそれが無理ないぐらい平行面が多い。(^^!
これだと75Hzといったぐらいになり、さすがにLabo-Xのような30Hzクラスの低音は出ないが、そんなに軽い低音でもないのでニアフィールドでは許容範囲。
ちょっと低音を下げすぎかもしれないが、出すぎると上品ではない感じがする。

これだと、結局は小さな2.1chを買ってくるだけに近いかも。
それでも音の印象というのはサテライトスピーカーに依存するので、音質を上げたいのならそこだけは自作する方が良いように思う。

ちなみに中型から大型の低音は以下のような感じ。
まあ80Hz程度までフラットに近く出ればなんとか音楽としてはバランスがいいような。
まじめに(?)聞くならそれ以下の方が質感が違うのでそのほうがいいに決まっている。ただでかくなる。
秋月 70Hz(2Way 3Speaker スタガードバスレフ)
JSP 65Hz(8cm :JSP方式)
abo-x 60Hz(10cm:QWT)
TQWT 50Hz(10cm:TQWT)
Tabo-x 40Hz(10cm:QWT) Verodyne(16cm:ドロンコーン)
Labo-x 30Hz(10cm:QWT)

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¥1000で作るニアフィールドスピーカ(20)

いきなり2.1chになってしまうが...。
とりあえずOZAKIをつないでみる。
おおーーー。これならまともに聞けるかも。コンポ程度になはなっているような。
純正のサテライトと自作の白蝶とつなぎ変えてみると白蝶の方がクリアーに感じる。純正もスピーカーは(2連ではあるが)似たような形状でそれなりに透明感はあるが、どうも純正は容積がないのが原因かも。音に響きがない。
せっかく作ったんだし、目的からすれば白蝶にサブウーハーしかないわけで。音は(圧勝はしないけど)こっちがいい。

って低音がでかい。(TT)
というか純正に比べて白蝶の音圧が低いみたいで、音量を上げると低音過多になる。
で、先のように低音だけ調整したいがOZAKIにはない。
で改造。
まず、該当箇所を見つけて線を引き出す。
分解してみると意外にしっかりした作りになっている。ExeModeとは大違い。中国と台湾の実力差かしら。固定もしっかりしている。
該当箇所を探すのが一番厄介かも。回路図はないし、サブウーハー用ICアンプの入力を探すのだが、ICが放熱板の下にあってよく見えない。
ICのPinを調べると、どうも以前にExeModeで調べていたLA4192(YD6409)のような感じ。同一物かどうかは定かではない。
で2個使っていて、サブウーハーはデータシートのブリッジ接続にしているようだ。
ってことは8pinが入力なのでここにボリュームをつける。
からりゲインが高いようで、線材を伸ばすだけでハムが盛大に入る。
でシールド線にする。

パネルにボリュームをつける。(100Kのにした)
パネルはスチールで穴あけが大変。

でツマミをつけたら出来上がり。

改造で少しハムが大きくなったが、まあ許容範囲。
当たり前だが、ちゃんと低音のバランスがとれる。
考えると逆のケースで低音が足りない場合も考えると、サテライトのゲインを下げるのも欲しかったりするかも。
ともあれ今回の目的には使えるようになった。

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¥1000で作るニアフィールドスピーカ(19)

しつこく低音にこだわる。
まとめてみると
・小型にしたい
 1”はさすがに低音はきついだろうから遠慮して2”にしたくなる。3”では良い物もあるが、2”だとBoseぐらいか。
・小型の方式
 エンクロージャサイズもあるので「ドロンコーン」「密閉」「バスレフ」などが候補。「バックロードホン」「共鳴管」は図体が大きくなってしまう。
 「ドロンコーン」は結構難しい気がする。
 後、
・スピーカーは小さいから安いってわけではない。勿論安いのもあるが、まともなフルレンジに近いのを買うなら、3”や4”と価格的には変わらない。
 フルレンジではfoは良くても150Hz程度で普通は200-240Hz。

【現状】
以上から「(ロングダクト)バスレフ」にして現状は120Hz程度

アンプでバスブーストもできるが、頑張っても12dB-20dB。無理すると歪む。
実際に歪んだりした。スピーカーのストロークがあるのなら、アンプを電源電圧の高いものにしてダイナミックレンジを稼げばアンプとしては歪まないだろうが今度はスピーカーが底付きして歪んでしまう。
変わったところでは、ダイナミックバスブーストというのがある。NJM2706のKitが売っていた。サラウンドもある。データシートを見ると+6dBほどらしい。
http://www.sunnet-denshi.com/productsindex2.html
面倒な場合はBBEを採用したアンプという手もある。(BSSP10 )スピーカーもついている。66mmなので2.5”程度。

85Hzからとあるが...
http://review.kakaku.com/review/K0000094685/ReviewCD=319745/ImageID=23997/
これはアンプだけの特性みたい(いまいちだが)。
この製品はスピーカーは「おまけ」と考えている人が多いので全体測定しないのかも。

でも興味がある。電気補正でやるのがなんとも面白い。BBEそのものは低音・中音の遅延が骨子だが付帯して低音増強しないと高音とバランスしないため、バスブーストするのが一般的らしい。
ただのバスブーストだけなら、PCならMWPにしろWinAmpにしろイコライザ補正ができるので、そこまでこだわることもないのかもしれないがBBEそのものに興味もあったりする。(話変わるがWMPのイコライザってすぐに歪むような...。)

【現状】
どうも歪っぽくなるのでバスブーストはやめてしまった。多分スピーカーにもよると思うが大入力定格のものでストロークが大きければそれなりかもしれない。
そもそも20dB以上は無謀というか「ないものは出ない」風になって、いくらブーストしても効果は期待できそうにない。

で悩んだあげく...次に思いついたのが2.1ch。でもこれをやると¥1000からはずれてしまう。殆どがアンプ内蔵だし。
一番安そうなのは¥1800ぐらいで買える。サブウーハーはでかい。

ただ、遊びに使いたい場合はサブウーハーの音量の調整ができるようなのがいい。
サテライトの変更の自由度が増す。
例えば以下。

http://jp.creative.com/products/product.asp?category=4&subcategory=789&product=19816
にボリュームがあるとある。
ただその昔ロジクールのを買ったら最小にしてもでかかった場合もあったりする。

 結局は低音だけを足すのだが、これなら出すことができる。
で新たに2.1chを買うほどでもなく、使わないのが余ってたりする。
OZAKIのものだったりするが、今もiPodのスピーカーなど作っている模様。
OZAKIがいいのは、ウーハーが10cmのキューブで小さいことに尽きる。これ以上大きいと机の下になり音量もそれなりになってしまう。
音はわからないが

あたりは似たようなサイズ。
そもそもサブウーハー以外は使わないつもりなので。
ただサイズで選ぶと低音の単独調整と両立しないかもしれない。でもここはサイズ優先でしょう。

経験的にはサブウーハーは低音を補う目的なので150Hz以下でつなぐことにして、大きくしなければ中高音が音質に対しては支配的になって安物でもそれなりに聞ける。ただバランスは思ったより難しいものもある。
ちなみに自作もできるが、この価格だと安いものなら完成品が買えるかも。
音質にこだわりたい場合には選択肢になる。
http://www.sunnet-denshi.com/productsindexSWF1000.html

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¥1000で作るニアフィールドスピーカ(18)

4/20に丹波の黒豆さんからスピーカーを教えていただく。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-05643/
¥200なのでaitendoより安い。
3”なのでやや大きい。結構自作している人もいて音質も割と良いようだ。
ちゃんとしたエンクロージャに入れるのならこちらの方がいいような。
同じ秋月で2”でこういうのもある。¥100。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-03285/
ただfoが高いのでこれだと苦労しそう。

話が逸れたが、今回はバスブーストの弊害。
聞いているとどうも音が歪みっぽい。目立つ曲というか低音が多い曲では目立つ。というか一旦気になり出すとどうも落ち着かない。
アンプもダイナミックレンジが減るし、スピーカーも無理やり動かすので底付きに近くなり歪む。そもそもこのスピーカーはストロークが大きいわけでもないようで、許容入力も小さいからそんなに低音を入れてはいけないのかも。
調整していくとそれなりになるが、どうも一旦歪が耳につくと途端にいやになる。
このスピーカーの良さはどうもクリアーな中音にあるわけで、低音で壊すのもどうかと思い始めた。バランスは改善されるが、質の悪い低音なら無いほうがいいかも。

それやこれやで、結局は低音ブースターを思い切って外してしまった。

予想通り低音は当然減少するが、中高音はクリアになった。というか元々低音がでないと中高音は良い。こもった音が出ないのでそう感じるのだと思うが、質の悪い低音があるよりは良いケースもある。
というので低音は減って解像度は増したような感じ。
シンプルなのがいいのかしら?

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¥1000で作るニアフィールドスピーカ(17)

パッシブラジエターが失敗に終わったので、2発スピーカに挑戦。

と言っても単純に結線のみ。
並列がいいのだが、4Ωなので並列では2Ωとなってちょっと小さい。
泣く泣く直列にしてみる。

で、試聴。
...。
おかしい。これも低音が全然出ないような...。

今度はすぐに測定してみる。

・これがパッシブラジエター改造前(なし)

・これがパッシブラジエター改造後(あり)

・これが2発スピーカー改造

これまた、改悪。
200Hzも危ないような。

今度は多分振動板面積に対して、容積が小さすぎるのではないかと。
またはユニットの制動の強さで2”はドロンコーン風な動きがあるのか...。そもそもマグネットとしてはとても強烈とは思えないので制動が弱いように思う。

ともあれ、2”をこういう風につけると面白いほどダクト音が低下して低音が出ない方向になる。
多分、
・ドロンコーンにする場合
 もっとfoというか共振の低いものを用意する必要がある。今だと100Hz以下。ただそれで「上とつながるか?」「望む音圧が得られるか?」は難しいところ。
・2発というか口径を上げる場合
 最低でも容積を増加させないと低音そのものが背圧に負けて出なくなる。あるいはもっと強烈なユニットに変更するか...。
ではないかと。

ってわけで、結局は開けた穴を塞いで、下に戻してしまった。
低音は元のままというか、実験したドロンコーンよりは良い。足りないままだけど。

サイズを変えない前提ではなかなか苦しいものがある選択になる。
NSW2-326-8Aあたりに興味はあるが、サイズがやや大きくなるのと容積的に苦しい印象。
試したい素材ではあるが、¥1000では済まないのが大きいかも。

今までの経験からすると
・このサイズで飛び抜けてfoの低いユニットを使う
 ほぼメタルコーンになり能率は低下。ただ小音量なのでそれでもOK。
 2”としても、普通ならfo=200Hz程度で、TangBandで150Hzというのがある。AuraSoundすら200Hz。
・このままでは特性としてダラ下がりするのでもっと低い周波数で共振を設定することになる。
 バスレフなどのポートだと90-100Hz程度。利点は比較的小さく安い。
 パッシブラジエター(ドロンコーン)も似たような周波数なのだろう。高いが小さい。
 バックロードホンや共鳴管は設計によっては80Hzとかも夢ではないが、大きくなってこういう2”のスピーカと吊り合わない。エンクロージャは10cmのバスレフと勝負になるかも。

 感覚的にはパシブラジエターってのは自作したとしても選択が難しく、残るはダクト方式だけかも。
後はそれをどう小型に配置するか?になり、白蝶はそういう感じではないかと。
 多分、TangBandの2”を使って、ダクト周波数を100Hz前後に設定すれば、Olasonicには勝てるような気がするが、アンプも含めると価格的には同等程度になる公算が高い。
 いっそ密閉にしてダラ下がりにしてアンプで稼ぐ手もないではないが、今のユニットではかなりきつそう。
 結局はニアフィールドでも2”にすると
http://blog.goo.ne.jp/nekoski/e/1664ebc0717605ff6da79935b72023e8
にもあるように、一般的サイズには見劣りしてしまう。
 その中でどこまで良くするか?であるが、どうあがいてもピュアオーディオではないわけで、¥をどんどんつぎ込むほどでもないような気もする。

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¥1000で作るニアフィールドスピーカ(16)

早速できたてのドロンコーン(パッシブラジエター)を試聴。

...。
なんか低音が前より出ないような...。
ドロンコーンとしては働いているようで、そこから低音はするが、これまた軽い。
いろいろな曲を聞いてみるが、どれも同じような傾向で低音が前より不足。

まじめに測定してみる。

・これがパッシブラジエター改造前(なし)

・これがパッシブラジエター改造後(あり)

えーーーー。
全然出てないっていうか、改悪。
120Hzが200Hzになってしまっている。Elecom以下なのだが、Elecomよりは良い音にも思える。(低音ではなく...。)
そもそもが2”のはfo=200Hzらしい。
http://aitendo3.sakura.ne.jp/aitendo_data/product_img/parts/speaker/P50AP04-06/P50AP04-06.pdf
見る限りは、実際にはそこより上で共振していて、そのため(100Hz付近に設定した)ダクト音が低下している。
ダクトを塞いでも傾向はさほど変わらない。
まあ、パッシブラジエターってのも簡単ではない。多分、もっとfoを低く設定するかすればいいが口径があるのでコーンを重くするしかない。
今の状態だと200-300Hzで共振していて、ストンと落ちるので改悪になるのだろう。もっとドロンコーンの周波数が低くないと面白くないが、逆に100Hz程度ならダクトでもいいのかも。どうせ小さくならないし。
自作ではスピーカーコーンに錘を貼り付けているのもみかけたりする。なので手としてスピーカーのコーンを改造する手はある。100Hz近辺を狙うように調整すれば、いけるのかもしれないが、スピーカーは壊してもいいとしても左右同じにする自信もなかったりする。(^^!それに今の1.5”のマグネットが非力すぎるような...。

考えると、2”も能動的に使えば、1.5”+2”のスピーカになって振動面積がかせげそうだ。それで今のダクト構造を生かしてみることにする。

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¥1000で作るニアフィールドスピーカ(15)

聞いているとやはり低音に挑戦したくなってくる。
サイズはいいというかサイズから考えたので省スペースは成功している。
もう少し(85Hzほど)低音が出れば...と思ってしまう。

そこで禁断のドロンコーン(パッシブラジエター)に挑戦する。
5cmのユニットはあるし。
長所は以下に書いてある。写真を見るとTQWTっぽい。
http://robertohouse.com/archives/1219465.html
いろいろと遊べる。

狙ったのは省サイズで低音を出すという...。BoseのM2やOlasonicも方式として採用している。

Boseは口径は2”で、周波数特性はM2はよくわからなかったがM3は50Hzから出ている。
http://picasaweb.google.com/nozomi.naka/%203XSmallMonitorsDataSpec#5085368987006046178
素晴らしいかも。ただM2で低音が出ないという話もある。
http://hirofun.com/?p=1280
ホワイトノイズだと
http://nike.cocolog-nifty.com/blog/cat1325873/index.html
でこれを見る限りは90Hz程度。それでも2”でこれは凄い。
50Hzだと3”や4”クラスの結構大きなエンクロージャのものに匹敵するし、このサイズを考えると凄い。
ひょっとしてダラ下がりにしてアンプ補正?でも歪まないのならこれまた凄い。(10dBほどあげればOKなのでそうしているのかも。)
バスブーストスイッチがあるってことは、Offだと素なのかも。

Olasonicは、同社のHPで
http://www.olasonic.jp/
http://www.olasonic.jp/usbspeaker/tws7w.html
を見ると60Hzと書いてある。口径は6cm
測定している人がいた。ありがたい。
http://blog.goo.ne.jp/nekoski/e/1664ebc0717605ff6da79935b72023e8
とても60Hzには見えなくてせいぜいが120Hz程度だが、口径からするとそんなもののような気がする。Boseが驚異的。
周波数がダラ下がりしているのでパッジブラジエターがそんなに効いていないのかしら?(ダクトにしろそういう手法だと特定周波数が大きくなりストンと落ちるはずだが。)

今の白蝶は口径が1.5”と小さく外形も上のものよりは小さいが120Hzと低音性能はBoseに大幅に劣ったりする。っていうかBoseが驚異的に見える。Olasonicから見ると、似ているがダラ下がりではなくストンと落ちるので量感も質感も負けるだろう。ただユニットをかえれば、このレベルにはいけるかもしれない。Boseレベルは無理かも。
Elecom(2")<<白蝶(1.5")<Olasonic(6cm)<<Bose(2")
口径の差ってのもきついかも。でもElecomに勝ったのは立派か。容積はElecomが小さい。Olasonicにはやや負けるが値段と口径からすると立派だとも言える。

一般的にドロンコーンはスピーカー口径の1~2倍が良いとされる。
スピーカーの共振を狙うので口径を大きくしてfoを下げた方がよさそう。
それもあって、2”のものを検討する。
しかし...入らない。(TT)
内側からつけるべきであるが、これは無理もあるので無理やり外からつける。
周囲の取り付けがないのでその分小さいが取り付けに困る。

・追加加工で底面に追加

・上が正面で右が底面

思わず接着したくなるが、後で遊べなくなるので我慢して後で固定板を作成した。

何も考えずにとにかくつけただけ。
よく考えると...これをやると¥1000ではできなくなる。
スピーカーユニットが@280*4になるので¥1120と予算オーバー。
まあ、実験ってことで。

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¥1000で作るニアフィールドスピーカ(14)

少しチューニングをしたので再度測定。1mほど。
・チューニング前

・チューニング後

まあ120Hzぐらいの能力。口径にしては立派っていうか。

ライバルでもないが
http://www2.elecom.co.jp/multimedia/speaker/ms-p03u/index.asp
を測定。これは180Hzあると書いてある。

180Hzというかそういう感じである。
ただ、この状態はアンプでバスブーストっぽい改造がしてある。どうも周波数からすると空振りしているようなブーストにも見えるが...。

この2つを聞くととても120Hzと180Hzとは思えない開きがある。
低音というより透明感が違うような感じで、白蝶は極めてクリアーな感じの音がする。音の歯切れも良い。
Elecomはやはり容積不足があるように思う。そのためバスブーストも空振りというか「出ない領域をブースト」しているっぽい。こうも急激に落ちているのなら、ブーストを変えるというより容積を増やさないといけない。
透明感などはユニットに依存すると思われ、これはユニットを交換するしかない。
aitendoのものも似たような感じだったのでAuraSoundあたりに走った方がいいかもしれない。

同じような「LCDの下」を狙ったようなコンセプトでお互いにそこは成功しているのだが、白蝶の方が格段に良い感じがする。
Elecomは実売で¥1000。白蝶はスピーカー部が¥1000でアンプが¥1000、プリアンプが¥1000なので¥3000。そう言われれば¥1000と¥3000の音にも思えてきた。
後、このぐらい小さいとテーブルスピーカーやベッドサイドスピーカーとしてもいいかもしれない。
大きくするよりこのサイズに意味があるように思える。

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¥1000で作るニアフィールドスピーカ(13)

聞いていると再び低音に未練が出てくる。

何はともあれ、周波数を測定してみる。1mほど。

ひどいというべきか、奮戦しているというべきか...。
バスレフっぽくダラ下がりではなく急激に落ちているが100Hzってのが情けない。
中音が引っ込んでいるのでラウドネスっぽくなっていて小音量ではいい感じにも思える。
予想通り定在波がひどい。まあ並行部分が多くてそうなってしまうような気がする。エンクロージャもそうだし、パイプ部分もそうだ。
低音は、せいぜいが150Hzだ。foが多分240Hz付近だと思うので、そういうのを考慮すると頑張っているとも言える。
http://www2.elecom.co.jp/multimedia/speaker/ms-p03u/index.asp
を見るとこれでも180Hzあると書いてある。
しかし、どう聞いてもこちらの方が格段低音は出ている。
150Hzと180Hzの違いとは思えない。

Elecomは測定していないっていうか改造したのでまた機会があれば。
で、少しでも低音を助ける反射板を。
こんな感じ。

それでも風変わりではあるが、造形が複雑に。

反射板をつけると、二宮金次郎というより、白い蝶にも見える。「白蝶」にしようかしら?
この反射板2X1材で作成したが、こういう小さいのはチップソーではかえって難しい。木材の破片は飛び散るしかなり危険。それにすぐに破れてしまう。
白ペンキを塗っていたらトレーナーについて大変だった。(TT)

総合的には(外見は風変わりだが)
・左右の空気室を合体(容積を稼ぐため)
・ロングダクトのバスレフ+反射板
みたいになっている。アンプの補正は必須。

どんどん増築したので、もう1度ちゃんと作ってみたい気がする。
ユニットを取り替えたいのだが、これが難しい。
LCDの下に入れるコンセプトだと、高さを7cm程度におさめる必要がある。場合によってはもう少し低い場合もあるだろう。
例えば2”のスピーカは直径で5cmある。取り付けが小さいとしても片方向5mmとして6cm。MDFの厚みを6mmとして合計で7.2cmになる。
今のGM42-4-003というのは変わっていて外形で42mmなので、MDFを足しても54mm。ただ有効面積は38φなので、1.5”のスピーカ。こういう1.5”というのはあまり見かけない。

やるとしたら
・ユニット:NSW2-326-8A
 Elecomのでもいいのかもしれない。
・エンクロージャ:MS-P03U
 MS-P03Uをベースに改造を加えるのが簡単。自作してもいいが、結構複雑。
 自作するのなら購入した2”を使ったドロンコーンを試したい。
 ただドロンコーンや背面ダクトを避けているのは背面の漏れ音。背面に放射すると1名が聞いていると背面の人は負けないような音量で聞こえてしまう。勿論、正面でも聞こえるが、放射がない分それは緩和される。特にニアフィールドでは、小音量でいくので背面ダクトは避けたい。(設置でも変わってしまう。)
・アンプ
 MS-P03Uのはどうもいまいちで、今使っているD級の方が素直でいいような。
かな?と思う。
 2”にすれば良くなるとは思うが、反面容積も足りなくなるので劇的に低音が出るということはないかもしれない。
 AuraSoundは経験的には(能率は低いが)劇的に近い低音が出てくるので期待もするが、この口径ではきつそうな気がする。SP01で規格外品を安く扱っていて品切れであるが、そのうちまた扱ってくれたらやってみたい気がする。それでも¥1000ではできないことになる。

¥1000で作るニアフィールドスピーカをやってみたが、6mmのMDFなら¥100ショップで買えるし、この1.5”のユニットはそれなりの音がする。LCDの下に入れるのがコンセプトでそこまでは成功していると思う。
プリングルススピーカーではないので簡単にできるわけではないが、手間はかかっても高くはない。プリングルスのミニ缶でも¥120するので10cm角のMDF*6=¥100と似たようなもの。(中身を食べられるわけではないが)
パイプ部分はラップの芯などを利用すれば無料でできる。細いパイプが逆に少ないけど、使い終わったボールペンなどを利用するのも手かと。口径が足りないのなら適当に束ねれば似たようになる。

多分、安い2”程度のPCスピーカー以上の音質はあると思う。
これ以上やるかどうかは疑問もあって、ちゃんと聞くのならちゃんとしたものがいいような気がする。ニアフィールドでもよりよいものを求めればきりがないが、「LCDの下」みたいな条件をつけてしまうと容積で制約を受けてしまう。難しいものだ。

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ニアフィールド用アンプ(3)

低音を少しでも稼ぐため、はデジットのプリアンプを改造。

前に作成したこれ。

<改造内容>
・出力のコンデンサをとってDC結合
 次のアンプでAC結合なので問題なし
・出力のコンデンサ(1u)を外して、入力(0.1u)と置換え
 容量を稼げば低音で有利

とした。若干小さくもなる。

で聞いてみたが、元々出ていないので殆どわからなかった。(TT)

次にiPhoneと切替器を使って切り替えることにしてみた。

すると...
 恐ろしいまでのノイズがのる。(TT)
 どんどん追っていくと、PCのGNDをAmp入力につないだだけでのってくる。
インピーダンスが高いのか、はたまたPCのノイズが強烈なのかiPhoneがついていても関係ない。
つまり
・iPhoneを聞く場合はPCを完全に外す
ことをしないといけない。GNDがつながっているだけですごいノイズ。
でもこれではあまりに不便。
最初は6pinの切替器で、シャーシもアルミにしたが、結局は3回路のロータリースイッチで樹脂ケースにした。
GNDも切り替えないとノイズでお話にならない。

それにしてもPCのノイズがここまでひどいとは思わなかった。

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¥1000で作るニアフィールドスピーカ(12)

聞くというか見ていると、どうもダクトが正面を向くと、銃口を向けられた気分になって落ち着かない。
もう少し低音が出ないかということもあって、ダクトを外部につけてみた。この場合は外部につけたほうが省スペースだし。
1本だとやや量感が足りないので2本つけてみた。

低音は少し増すが劇的でもない。ただダクトに耳を近づけるとそれなりに出ている感じだ。
φ10で10cmほどのダクトを正面に向けて耳をつけると、85Hzほどで、こういうのが欲しいがなかなか量感が得られない。

直接音ではなくなるので、やや曇った感じにはなるが、ダクト音は荒れているので間接音でもいいかもしれない。
好みとしては直接音が少しあったほうがよさそうな感じだったが、欲張らないことにする。
ダクトは90Hz程度にしてあるが、もう少し下げたい...が量感もなくなる。

なんだかデザインはどんどんユニークになっていく。(^^!
色を塗った。

マスコットで低音の反射も調整できる。(^^!

名前をつけたいがいい名前が思いつかない。
見ていると、薪を前に積んでいるような感じなので二宮金次郎みたいだ。
それは恐れ多いので、単純に「金次郎」かしら?

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¥1000で作るニアフィールドスピーカ(11)

aitendoで2”のスピーカーを注文。
スピーカユニット(4Ω2W)[P50AP04-06]
http://www.aitendo.com/product/2505
¥250という。
これでElecomのを改造を目論む。

表から見るとよく似てたりする。

裏から見ると全然違ったリする。

ネオジュームでもない限り圧倒的に変えない方がよさそうにも見える。(^^!

気を取り直してつけてみる。
このスピーカーには取り付け部がない。なのでラグ端子でつけてみる。
良ければ後で考えることにする。

感想としては...
・音圧
 明らかに低下する。どうも能率が低いようだ。
・音質
 1.5”とは材質も違うせいか、あまり解像度がよくない。元々ついているのと大差ないような感じ。
 低音も謳い文句とは裏腹に元々ついているのと大差ない。
 音色は若干違うのだが、どうも50歩100歩という感じでずば抜けて良いわけでもない。
 ドロンコーンの素材にしようか?と思ったりする。(TT)

 再び気を取り直してアンプの改造。
 これは22Kと直列に200Kと0.1uを並列にしたものを入れてみた。
バスブーストとして劇的かと思ったらさほどでもない。このような定数は効果がないのだろうか?データシートにはそのあたり何も書いてない。
 かと言って別段音が悪化している風でもないのでこうしておく。

 結局は
・以前のスピーカー
・若干のバスブースト
みたいになって、以前のより多少はましになったが全然。
 そのそも1.5”の方がどう聞いても遥かに良い音がする。

 残るは容積の拡大だが、低音は出ても多分音質的には負けてしまうだろう。
外形はメーカ品が圧勝しているので、このままにすることにした。(^^!
 ついでに左右を逆にしておいた。

 
 

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¥1000で作るニアフィールドスピーカ(10)

あまりにもベタなのでやめておいたが、誘惑に耐え切れず...
プリングルス型波動スピーカー!!(^^!

作り方も何も前に作ったプリングルスのステレオのものを波動スピーカーもどきにしただけという。


キャップをはめれば出来上がるはずであるが...
実は、底の金属の部分は先端より若干細かったりする。太いよりはいいけど。
というので画用紙を細く切って巻いてある。それをセロハンテープか何かでとめて太さを調整して出来上がり。
線材は細ければそのままでもふたが閉まったりする。

サウンドホールは両側になるが、好みに応じて両側を塞いでセンターでもいいのだろう。

感想は...。

低音は相変わらず出ないが、今の省スペースと似ているぐらいか。
容積は1L近いので1.5”の口径を考えると容量は結構まともに近い。
構造上スピーカーが横を向くので間接音を聞くことになる。
高音部分の解像度は失われるがマイルドになるとも言える。ただこの口径だと、間接音ではなく直接音を聞いた方が解像度の分いいように思う。どこかに設置してBGMにするには小さすぎる。
ちゃんとダクトを設計してやったほうが良いような。
後、エンクロージャの剛性がないので結構振動したりする。そこが面白いとも言えるがなんだか余計解像度がなくなっているような感じ。
マグカップもそうだったが、この場合は剛性がある方が解像度があがるように思う。

良い点としては左右一体なのでアンプもつけてiPodが置けるのなら、ポータブルなiPodスピーカーとしては使える。
音は、一般のオーディオコンポほどは行かないが、サイズにしてはかなりいい音がする。低音がもう少し伸びていればいいのだが、そこにこだわらなければミニBGM用としてはいいかもしれない。ただBGMでも部屋に満たすなら大きな方が当然いいわけで、ベッドサイドとか作業場付近だけならこのほうが場所をとらなくていいような気がする。
場所が固定しているのなら、無理して波動にこだわらなくてもいいものだが、作ることから言えば、こちらのほうが遥かに工作が簡単なのでそういう意味ではお勧めかも。
というか左右プリングルスの方が、音の解像度は上でいいが、(左右別なので)持ち運びに困る・足すとでかい...が欠点かもしれない。

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¥1000で作るニアフィールドスピーカ(9)

やはり2”メタルコーンの魅力は捨てがたく以下を購入。
最悪、改造すればいいんだし。
¥1000以下(送料無料)なのでスピーカーユニットを2個買ったと思えば。

ELECOM Bevel shaped USBスピーカー 2W 2ch MS-P03U

そのまま素で聞いてみる。
レビューにあるけど「音が良い」ってのは内蔵よりはいいとあるが、ほかとの比較で褒めている人はレアかも。
実際のところ
・低音は予想取り出ない
・音が曇っている
という感じ。
音圧は高そうな感じで音色もメタルコーンっぽくない。

いろいろ実験してみる。

やはりそのままでは今のものよりかなり見劣りしてしまう。
1.5”のスピーカーに2”が低音から高音に至るまで負けてしまうのはどうも...。ただデザインは良いと思う。

で改良すべき点。
1.ユニットを変える
 D級をつないでみたが、やはりメタルコーン独特の透明さがない。
そういえば
http://www.sp01.jp/7_585.html
にKasunのYD105-2があって、一見メタルコーンに見えるが実は紙コーンに塗装してある。これもそんな感じで、メタルっぽくは見えるがメタルではないのかも。
マグネットは結構でかい。aitendoのものはサイズからはネオジュームっぽいが、価格からはそうは思えない。ただ良い音はする。メタルでネオジュームを期待したがそうではないようだ。そこまで期待するのがおかしいのかもしれないが。
書いてないけど
http://www.aitendo.com/product/2507
はメタル。(前のものに使ったやつ)
2”の
http://www.aitendo.com/product/2505
はどうなのか?気になる。
2”ならAuraSoundのNSW2-326-8Aあたりがよさそうだが、2”だと余計に容積もいるような。実験なら
http://www.aitendo.com/product/2505
かな?どうやって取り付けるか悩みそうだが。

2.容積を稼ぐ
 やはりかなり無理をしているようで、容積を増やせば低音も出てくる。ただこのあたりこの小ささを壊すことになるのでちょっと考え物でもある。
 考え方としては「高さ」「奥行き」はこのままにしたいので「左右をつなぐ」今の方式で稼ぐしかないのかもしれない。ドロンコーンでもこの小ささではきつそうな。

3.アンプの改造
 あけるとCM2038BというChipを使っている。
 データシートを見るとどうも帰還アンプで帰還部分が外付けできるようだ。これはおいしいかも。
 サンプルは1倍なのだが、これは4倍ぐらいしている。多分、コンデンサと抵抗を足せばバスブーストもできるかも。
 透明度はD級をつなぐと、やや向上するが、内蔵アンプも小さくてボリュームも外付けなので使い勝手は良い。なのでこれは改造の方がよさそう。

 後、
・LCDの下に置くとボリュームが触れない。
 PCなどでも調整できるので致命的ではないがサイド方向につけて欲しかった。
・左右を入れ替えたい
 設置にもよるが、右にケーブルを集中させてあるが自分の場合は左がありがたい。
 ただこれは簡単な改造で逆にはできそう。
 
<あらためて良いと思う部分>
・小さくて大半のLCDの下におけるしデザインも良い
・アンプがついている。5V単一で帰還が外部で改造しやすい。
・安い(作ってもこれ以上になる)
<改造すべき点>
・ユニットを変更する
 aitendoの2"でやってまずければ今の1.5"をつける
 2”で低音は期待できるが、かと言って容積がとれるわけでもない。
・容積を増やす
 今のように左右を結合するが、パイプにはこだわらず稼ぐ。
・アンプを改造する
 バスブーストする

ただ、これをやっても現状のものと似たり寄ったりになるのかもしれない。
これでもう少し低音の質感があればニアフィールドでこの大きさならサプライズなのだが...。
 とにかく、「もう1工夫」欲しいところ。

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ニアフィールド用アンプ(2)

スピーカーだけで低音を出すのは一旦棚上げして、今度はアンプでバスブースト。
Boseもやっているわけで、この大きさではしょうがないのかも。

まずはグライコで好みの音を見つける。

好みというより補正に近い作業に思える。

使うのはデジットのプリアンプ。(¥850)

5V単一がいいのでOPアンプは変えないといけない。
30倍のアンプであるが、
・通常は3倍のアンプとして
・低音は30倍のアンプ
とした。
つまり添付の100Kを10Kと100Kと0.2uを並列にしたものを直列にする。

0.2uは大きいので、思想的には100Hz以下しか増幅しないので音楽そのものの雰囲気が変わるということはない。
感覚的に不用意に低音をあげると低音の量感はますが、音楽が暗く曇った感じになり好ましくないように思う。
あくまでも「スピーカの至らない部分を補う」思想の方がいいのではないかと。
注意しなくてはいけないのは、こういう30倍ぐらいのゲインをかけると
・アンプが歪む
・スピーカが歪む
原因になる。前者は0.1Vで30倍で3Vは出るわけで入力電圧にも依存する。電源電圧をあげれば有利にはなるがパワーアンプにもよる。
スピーカーはストロークがありAuraSoundなどはかなり大きいが、そうではないものの方が多い。そうなると低音が歪っぽい。
信号はオシロで確認できるが、スピーカーはデータシートに書いてある場合もあるが実際に聞いた方がいい。

フィルムコンデンサで実験してみる。

いけそう。

内蔵するのが大変だったりするが、なんとか入った。

で、感想っていうかさすがに電気的にやると量感は申し分ない。
で質感は...あはりあまりない。
ただ、一般的なバランスにはなってきている。スケール感こそないが、これはこれでかなり良い感じで聞ける。
価格やチープな外観とは裏腹に、案外いい音がするスピーカーに思える。

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¥1000で作るニアフィールドスピーカ(8)

しばらく聞いていて、中高音は悪くないのだが低音が予想通り全然。
結論を言えば容積が不足なのだが、大きくするとコンセプトも崩れLCDの下に入らない。

これが聞いていた状態。

ポートというより波動スピーカーのようにサウンドホールに近い。
背圧を抜くぐらいの感じであるが、ここから低音が聞こえる。

ためしにサウンドホールにロートを入れてホーン風に。

音はでかくなるが、低音が出るっていうよりホールの音圧があがる。エコかも。
でもホールが下向きなのでいかにもスピーカーとのバランスが悪い。

そこで
・サウンドホールは下向きであるが、これを正面に向ける
・100Hz程度のダクトを設ける(ただこれも容積が小さいし出っ張る。)
としてみた。

穴を塞いだのと、ダクトが正面でデザインとしてはだんだん悪くなる。(TT)
結果としては低音の量感は若干増している感じ。
足りているというほどでもないが、前よりはかなり良い。


デザイン上はボツになったがこうやると中央の音圧がぐっとあがって音が迫り出してくる。捨てがたいが、ロートが邪魔というか。

これをやるなら、いっそスピーカーの角度ごと、もっと急にして耳を狙った方がよいような感じ。それでも音圧はあがるしクリアになる。
その改造をやるなら作り直ししたほうがまともっぽい。
今度作るとしたら...
・スピーカーも耳に向くようにもっと角度をつける。
・とにかく容積をかせぐためにパイプ形状にこだわらず空いた空間一杯を確保する
として方がよいような気がする。

やってはいないが共鳴管であれば80Hz程度は出そうだが、折りたたんだにしても容積が必要。バックロードも入らない。ダブルバスレフも空気室で厳しい。圧倒的に容積は不足するが、JSP方式であればまだいけるかもしれない。
なんとなく、各社がドロンコーンに走る気持ちがわかる。やってみたい気もするが、接着で作ったので、これまた作り直しになる。
考えると容積からは、2”はもっといるので、1.5”ってのは今のもので釣り合っているのかもしれない。

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ニアフィールド用アンプ(1)

今度はアンプもケースに入れてみたくなった。

mp3プレヤーと同じで穴なしケースが売っている。
アルミケース[ZS8008-53]
販売価格: 490円 (税込)
http://www.aitendo.com/product/4052

届いたが、ケースが曲がっていた。(TT)

交換してもらおうか?とも思ったが、mp3でもやったので面倒で割愛。
もどそうとしたがこれが頑丈で戻らない。どういう力で曲がったのか...。

気をとりなおしてすすめる。
部品は前面と後面につけておいて結合してからネジで止める。

まずは両方に部品をつけたもの。

アルミなので加工は楽なのだが、後ろが多すぎてしまう。ケースが小さいっていうか。
特にスピーカ端子は悩みの種で、結局はターミナルを使った。ここを浮かせる作業が一番面倒だったような...。

裏をみるとわかるが、端子の後ろに基盤をつけて浮かしている。

組み上げるといかに小さいかがわかる。タバコの2/3程度。
mp3とは同じデザインなので並べても自然に見える。

再びプリングルスを組み直して聞いてみる。
悪くない。D級のせいか解像度は高いようだ。
Power Analog Microelectronics社製D級ステレオアンプチップPAM8403
とあるが、小さいわりにはいいのかも。

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¥1000で作るニアフィールドスピーカ(7)

と、ここまで作って振り返るとPCスピーカの要件というのがある。

1.場所をとらない
 これは人によって違うかもしれないが、「皆無に近い」のが理想だろう
2.音質に関しての制約
 特に容積を下げると低音が出ない。これは我慢するしかない。
 但し、中高音は透明感が必要。とにかくクリアーな音質が必要。
3.ニアフィールド独特
 BGMではないので、聞く位置は固定的。また小出力でよい。

で、今回のものはそれにかなり合致しているのだが最適かといえば他にもアイデアはある。

1.市販品改造案
以下のものは実売¥1000を切る

<良いと思う部分>
・小さくて大半のLCDの下における
・2”のスピーカである。(今の1.5”よりは有利だと思う)
・アンプがついている。5V単一。
・安い(作ってもこれ以上になる)
・スタイリッシュ(工業製品だし)
というので、これを買って改造する手がある。
改造は
・左右をサランナップの筒で連結する(容積Up)
・アンプをD級にする。(このChipはアナログアンプ)
・なんならスピーカーを別の2”に取り替える(AuraSoundなど)
などとやればかなり期待できるかもしれない。
 そのままでもいいかもしれないけど。

2.さらにUpするアイデア
 夢も含めて考えていたこと
・ダクトの音道を長くする。
 ダクトは長いほど・細いほど低い音が出る。ただ細くすると量感が減るので、長くしたいが、これも難しいのでリングダクト方式やスパイラル方式などが考えられている。
バックロードホンも共鳴管も似ていて1/4波長で1mでも100Hzぐらいになるがその音道の確保が難しい。
 で、思ったのはラップの筒の部分の改造。
 ・スパイラルにすると音道が長くできる
  左右からからまったようなスパイラルにする。プラスチックの成形なら簡単かもしれないが、自作するのは至難。そこで細いビニールホースで作ってみようとも思ったが...やめてしまった。
・低音の増強
 上の音道の話もそうだが、低音がもう少し欲しい...
 今のサイズなら無理すれば2”のスピーカが入る。面積で2倍になるので期待できる。
 ユニットを変える。AuraSoundのNSW2-326-8Aあたりならある程度...。
 ドロンコーン構造をもたせる。多分有利に働くと思う。
 LCDの裏側も利用すれば、というかエンクロージャを上にものばしていいかも。3”のスピーカーが使えればもっと狙えるのに...。
・工作の容易化
 左右は空き缶などでもいいかも。180mlだし。

などを買えば簡単に工作できる。
 ペイントしちゃえばわからないし。空き缶は直径が5cmなので収まりはいいが、2”だときついかもしれない。丸型で丁度かそんな感じだろう。
 65Hzまで出ればなあ~という感じ。

 感覚的には改造するのが一番近道かも。
 

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¥1000で作るニアフィールドスピーカ(6)

まずはつぎはぎ風だったので白を塗った。
これは¥100ショップで¥100。(ハケは別)

よく見ると塗装がムラムラではあるが、遠目にはわからないでこれでよしとする。
接着が乾くと結構しっかりしてたりする。

感想の前に設計の狙いというか...。
・容積
 大きくしたいのが、省スペースを狙うと限度がある。そこで左右を連結。
 容積から言えば、サランナップの筒は210ml程度で、片側が180mlほど。
全体は、180ml+210ml+180ml=570mlでようやくプリングルスの片側ぐらいの容積になる。

 つなぐと功罪があるが狙いとしては...

・ドロンコーン的に低音が増す?
 片側が駆動しているとき、残った片側はドロンコーンとして働く。実際、片側にだけ入力してももう片側からも聞こえる。ただ実際は、両方から出ているのでドロンコーンによる低音効果というより、以下の位相影響の方が大きいと思われる。
 高音はそのまま直進するが、低音は以下の位相影響を持つ。
・音が広がる?
 これは想像だが、もしLとRの位相が逆ならば、お互いの背圧が下がる。逆に同位相の場合は背圧が上がってしまう。つまり同位相のものは音圧が下がる。つまり、LはL-kRがRはR-kLが出てくるように思う。つまり定位で左のものはより左に右のものはより右に定位するので音は広がりを感じる方向になる。
 このあたりは程度問題で、波動スピーカでも長さと直径の比などが大事と言われている。
・ダクトの効果?
 サランナップの芯はダクトとして働くが、これは太く長いため量感がありそう。
 中央にホールがあるので構造としては波動スピーカに似ている。
 構造としては少し複雑なのでバックロードホンや共鳴管の動きに近い部分もありそうだが、これを積極的に期待しているわけでもない。
・サランナップの筒鳴り?
 これが鳴ればむしろ筒から音がしているので臨場感もある。(これも波動スピーカと思想が似ている。)
 総じて波動スピーカと似ているが相違点は
・スピーカを前面に向けて中高音は直接音を聴かせる
・連結部分が細くエンクロージャの一部でもありダクトでもある構造
というのが異なる。後者は設置上の制約でもあるが、位相から言えばこの部分は小さい方が左右の干渉は小さくなる。

である。一方欠点は左右の干渉であるが、前述のように連結部分が細く、スピーカが前面を向いているので完全分離には及ばないまでもニアフィールドでの影響は少ないと考えた。

 で、印象なのだが
・出てくる音はプリングルス並の音が出る
 低音も80Hzは聞こえ、遜色はないが気持ち少し弱くなったような印象。
 中高音はプリングルス並だが、エンクロージャがしっかりしたせいかむしろマグカップに近い透明感がある。
 透明感から言えばこの方が良い。
・左右の分離もそれなり
 心配していたが、左右の分離もそれなりにある。定位は少し曖昧になったような感じだが、逆にその分広がりも出ているように思う。
 連結の影響だと思うが多少エコーがかった感じに残響がつくようで、そこがちょっといい感じを受ける。つきすぎると嫌味が出るが、そんなでもない。

 ちなみにラップの筒を外すと、これはもう低音が全然なくなってかなりチープな音になる。思わず壊してしまいたくなるような音。この連結でやっとまともっぽい音になっているのがわかる。やはり容積がいるようだ。500ml近いものが必要なような。

 スペースから言えばLCDで使っていない部分なので邪魔にもならない。(^^v

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¥1000で作るニアフィールドスピーカ(5)

今度は省スペースにこだわったもの。

・材料
 MDFで10cm*6枚*2:¥200
 スピーカは同じく
 http://www.aitendo.com/product/2507
 ¥280*2個=¥560(送料別)
 サランナップの芯など
 30φ*30cmの1本(材料費に入れず)
 
 自分の場合、サイドは1X4の端材にしたが、MDFでも十分。

・箱を2個組み立てる。
 LCDにあわせて5.5cm*5.5cm*7.5cmにした。180mlとかなり容積は小さくプリングルスの1/3程度しかない。

 接着は木工ボンドで行った。
 箱はカットが正しくしても組み上げで微妙に歪んでなかなか難しい。

・バッフルにスピーカをつけたものを取り付ける

・ただ、これも接着なのであらかじめ配線しておく

・大雑把に完成したもの。

・設置してみたところ

使っていないスペースにピッタリする。(^^v
簡単なので自分のLCDを採寸して作ったらピッタリできると思う。
その中で最大の容積がよさそうな。

感想は次回でも。

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ニアフィールドスピーカにアンプ

¥1000スピーカはできたが、PCで使う場合はアンプが邪魔だ。
普通なら内蔵しちゃうところなのでそれを検討する。

ICで自作しても良いが、アナログアンプよりはD級にしたい。
なんたってエコだし、透明感がある場合が多い。
小さいのを探すと、やはりaitendoにある。

http://www.aitendo.com/product/3098
ミニアンプ(3W+3W)[AMP3W-8403VR]

ケーブルは迷ったが、小さいので直接出すことにして買わなかった。
5V単一のD級アンプになる。
ってことはUSB電源でも使えるが、USBは最大5V*0.5Aなので2.5Wだからフルパワーはきつそうだ。
¥950で、秋月のが1W*2で¥2000と思うと安くも見えるが、Lepaiの¥1500を考えると高くも見える。
外装品はツマミ・DCコネクタなどでこういう細々したもので結構かかったりする。
シャーシはプリングルスなのでこちらは細工も簡単。

・組み込んだ様子

・内部配線
 この状態でハンダはできないのでハンダしてから組み上げる。

・背面。外装品で一杯。スピーカコネクタはRへの出力に。

尚、RCA端子は絶縁タイプに変更しないといけない。
というのもD級なので、出力の片側がGNDということはない。
一方、入力のピンジャックのフレームはGNDだし、プリングルスの底はスチールなのでショートしてしまう。
音が出ないか、最悪破損の恐れがある。
スピーカだけならほっといてもOKだが、左右で底をくっつけないことが必要。

・完成!!

ってボリュームがプリングルスの上にあるが、この位置でないとまわしにくい。

これならiPhoneやiPODでもOKなのでつないでみた。
プリングルスの反響だけでやるエコのものもあるが、これもD級なので消費電力は少ないと思う。
それにしてもボリームとコネクタを除くと恐ろしく小さいのに感動する。ストロベリーLinuxのものも小さいけど。まあニアフィールドなので1W*2もでればやかましいぐらいだ。ただこのスピーカーは能率が悪そうなので丁度いいかも。

元々低音が出ないものなので、中高音の評価になるがLepaiとはさほど変わらない。というのも小音量なせいもあるだろう。というかスピーカが支配的な気がする。

プリングルスのいいのは細工がしやすいのもそうだが、間違ってももう1度¥120で買って中身を食べれば作れるところ。机の上だけで工作できるのはすごくありがたい。
今回もボリュームの位置変更で穴をあけてしまったが、¥120で回復した。工作は簡単だし。ただ大きな穴はガタガタになるのでヤスリが大変だった。

で、感想でもないが...
・最初はプリングルスのチープな感じから予想もしない音が出て感動した。
 しかしそのうちそれが当然になった。
・アンプを入れたあたりから¥1000ではなくなり、市販の¥3000ほどの価格になってしまった。
 なので価格から見れば買った方が安いような気がする。この程度の音ならするものはあると思う。
・低音が出ない反面、中音があるので人の声などは聴きやすい。かぶりが少ないので透明感もある。タイムドメインも似ているかも。
・微妙に大きく、置くのに邪魔。
 そもそもアンプ内蔵の時点で、省スペースにこだわっているわけでそれなら外形ももっと小さくしてLCDの下ぐらいがいい。
・スピーカとアンプは一緒にしたが、遊ぶことを考えると分けた方がいい。
 このクラスだとアンプよりスピーカ(+エンクロージャ)が支配的。
...みたいな感想。

 つまりは「悪くないけど使うならもっと小さいのがいい」ということになる。
でもってもう1つ作ってみることにした。

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¥1000で作るニアフィールドスピーカ(4)

工作らしい工作もしないままにできてしまう。(^^!

まずはLepai経由で音源はPCから。

iPhoneから。

aitendoのmp3フルキットから。(これはまた別に記事にする予定)

印象として
・低音は出ない(80Hz程度は聞こえる)
・驚いたことに中高音はそれなりに透明感がある
 但しプリングルス自体が振動しているのでマグカップの方が良いように思う。
 そんなにひどくないのはニアフィールドなので音量をあまり上げていないせいに思う。
 それとこれと似たスピーカーは89dBらしいが、これそのものの能率はもっと悪そうな...。
・ちょっと金属っぽい感じのシャリシャリ感が残るが、さほど気にならない程度。
という感じでPC用スピーカとしてはいい印象。
 オーディオスピーカーに向いているとは思わないが、ニアフィールドで流すのなら悪くない。
 スピーカは外形から想像したようなチープな音ではなく、かと言って重厚でもなく、透明で解像度がある音がする。
 少なくとも¥3000のPCスピーカに匹敵するかも。
って相手はアンプが入っているか...。Lepaiと合わせると¥2500なので一緒かも。
 あ、Lepaiのトーンコントロールは(新型でも)音が曇るのでやめた。低音をあげると低音は増すが、このスピーカでは限度もあるし。
 そういえばこのサイズだとLepaiは大きいので、アンプでも内蔵しようかな。

 話を戻して、マグカップは試聴でやめたが、実際にマグカップで作る場合、マグキャップというのが売っている。

これをバッフルにつけたらどうかと思っていた。(そうはしなかったが)
 またその場合、端子はフロントにつけることになる。

 どこまで気にするか?だが、箱鳴りしてもプリングルスの方がインパクトはあるような気がする。チープではない音がするのでちょっとサプライズかも。
 素材としては他にも植木鉢とか空き缶で作る(缶詰などは直径もある)方法もある。植木鉢は上向きにするといいのかもしれない。

 他にも
・上向きのスタイルにする
・プリングルスの普通の缶で波動型スピーカにする
...みたいな応用例が考えられる。
ただPCスピーカだと聞く位置が決まっているので直接音の方が有利に感じる。
スピーカを上向きや横向きにすると(BGMならともかく)音量を上げて周囲の音も大きくする傾向があるのでPC向きではないかも。むしろBGMやベッドサイドになら良いかもしれないが。

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¥1000で作るニアフィールドスピーカ(3)

方針が決まったので残りの作成。
というかプリングルスは取り付け方を考えて決めたというか。

・プリングルスのビニールのフタに穴をあけてバッフルにとめる。
それをバッフルにとめる。

こんな感じで
バッフル->フタ->スピーカ
のようにつける。

・バスレフダクトをつける
ストローにしたが、何かパイプになっていて工作しやすければ何でも良い。

直径を大きくして長くするのが理想だが、両方期待できないので適当につける。
長くしておいてハサミで切って調整したほうがいいかも。
ホットボンドでつけた。

・プリングルスの後ろにRCAピンジャックをつけてスピーカを配線
直接ケーブルを出してもいいが、以下で@40で買える。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-00154/
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-00153/
ここまでで¥980。でも相手側も買うとオーバーかも。

でフタにはめこめば、完成!!


試聴は次回にでも。

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¥1000で作るニアフィールドスピーカ(2)

材料が揃ったので組み立てる。

1.板にスピーカの取り付け穴をあける
 ついでにバスレフポートの穴もあけておく。
 板は6mm厚でネジ+ナットで止める。(これで¥100か)
2枚使うので残り4枚が余ってしまうがバリエーションも簡単。

 これで殆ど完成だったりするのでちょっと聞いてみる。
配線はとりあえずバスレフポートの穴から配線。
アンプはこれまたチープなLepai

予想通り低音はまるで出ないのだが、そんなに悪くもない。100Hzぐらいは出ているかもしれない。WGでは80Hzぐらいは聞こえる。
ただプリングルスのケースも振動している。箱鳴りという感じではなく...波動スピーカ風。ケースからも音が聞こえる。

でもってマグカップにしてみた。

これだとさすがに箱鳴りはなく音も締まって硬質な感じ。

さらにタッパボトルにもつけてみた。

確かに低音が若干はのびるが期待ほどではない。

よなみにプリングルスは450mlでマグカップも似たようなもの。タッパボトルは1Lぐらいある。
個人的な印象から言えばマグカップが一番いい音に思ったが、
・取り付けが難しそう
・重たいのが気になる(いいこともあるが)
というのでやはりプリングルスにした。

プリングルスもスピーカKitをキャンペーンしたこともあったし。最近はコカコーラがやっている。

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¥1000で作るニアフィールドスピーカ(1)

¥1000でニアフィールドスピーカを作ってみる。
この手は大勢いるのでアイデアにもならないような...。

1.用意する材料(その1)
・¥100ショップで10cm角のMDF6枚入りを1つ
・aitendoでスピーカを2つ
今回チョイスしたのはこれ
http://www.aitendo.com/product/2507
¥280*2個=¥560(送料は別ってことで。)

スピーカはできれば2”程度のものがいい。
AuraSoudのNSW2-326-8Aあたりはお勧めだが、これだと1個でも¥1000は超えてしまう。foは2”で200Hz程度もあれば立派。
上のものは1・5”程度と半端で多分fo=240Hz程度ではないかと思われるが定かではない。そもそも、外形は似ているがそんなにいいのかな?と思ったりもする。
マグネットは薄いが、2”だと外周をマグネットにして薄型のもある。ネオジュームでもなさそう。見た目はすごく非力に見える。
このあたりで気分は挫けていて、チープにまとめたくなってきた。(^^!
2”のものもあったが、丸型で取り付けが難しそうなので角型にした。このあたりも冒険ではあるがサイズ優先ってことで。

2.用意する材料(その2)
・プリングルスのミニを2個
 ¥120*2
 中身は食べて綺麗に水拭きする。
・ストロー(もう少し径が大きい方が良かったけど)*1
 使い差しでも綺麗に洗えば...。

ここまでで¥900(プリングルスを入れて)で全部。
後、線材やハンダなど。端子もあった方がいいがなくても直接出せば良い。
なんでプリングルスかといえば
・ビニールのフタがついている
・底がスチールで頑丈
のため。
プリングルスでなくても、¥100ショップで大きめのマグカップを2個買っても良い。これも直径は8cm程度。付け方に工夫が必要。

これで材料は全部になる。
想像してわかるように、プリングルスにスピーカをつけることになる。
すると直径が8cmなので、丸型でつけるか対角8cm=片辺5.7cm以下の角型になる。5cm(2”)でもつくと思うが外周もあってかなり苦しいと思う。

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ダークホース・エクリプス

バトルロイアルの結果でさすがに秋月は気が引ける。
ものは高い価格なので、そんなに気にすることはないような気もするが...。

JSPの順位があがったこともあるし、abo-xのQWT系・TQWTの共鳴管・JSPは自作としてはまあまあの成績だがその次まであいている。

伯耆さんからお借りしているのでタイムドメイン型のエクリプスというのがある。
タイムドメインminiと似ているのだが、もう少し大きい。
大きいとは言ってもニアフィールドでも通用する。
こんなようなもので8cm。

で、とても低音が出るとは思えない。
でも508は55Hzになっているし、10cmの510は45Hzになっている。
ここが曲者で(-10dB)となっていて、フラットから10dB下がった周波数。
よくわからないので探したらTD508の特性を採取された人がいた。
http://exp.bakufu.org/exp001_508.htm
http://exp.bakufu.org/exp044_508-02.htm
軸上30cmはあまりにもニアなので、50cmのデータを見る。
どう見ても...100Hzだし、なんか300Hzあたりに変なディップもある。
30cmでも120Hz程度に見えるし、多分ダクトが60Hzを狙ったせいか、そこもディップがある。
これで55Hz(-10dB)で原音忠実再生なのかしら?
などと考えながらしばらく使っていなかった。
よく「タイムドメインだと声がよく通る」といわれるが録音音声から低音をバッサリ切ると「かぶり」「残響」がなくなるので声は聞きやすくなるのでそのせいのような。

で、その後これまた低音が売りとは言えない波動もどきを自作していて邪魔でエクリプスの後ろにおいていた。
物語はここからはじまる...。


つまりはJSPの上は物置状態だった。
この前は波動もどきがなかったので20cm以上は背面距離があり、その状態で聞いていた。

でマイクをロアスに変更したので久々に周波数特性をとってみた。

結果をみて驚いた。60Hzから出ていると言っても過言ではない。55Hz(-10dB)というのも素直に納得できたりする。
あわてて音楽に切り替えた。実際に音楽を聴いてもまあTabo-xまでとは行かないが、60Hzという低音はかなり優秀。サイズがサイズだし。

スピーカの波形は
http://exp.bakufu.org/exp001_508.htm
と似ていて、低音の大半は背面ダクトから出ている。
どうも波動もどきスピーカは丁度ダクト背面にあってうまく反射させているようだ。

なんだか低音が足りないものが支えあって低音を出す姿に感動すら感じる!!
「助け合えば不可能はない!!」みたいな...。

片方は壁から20cm以上は離れてたので、さすがに出なかったがこれも背面を壁に近づけると出てくる。
それに卵型のせいかデザインなのかダクトは斜めになっているので、丁度150φのボイド管がしっくり来たようだ。
ユニットそのものは8cmだが、それなりに低音はでるが、ダクトを期待しないとせいぜいが100Hz。それがダクト反射だけで60Hzまでフラットになる。
ディップは相変わらずだが、卵型でもこうなのか...。

いずれにしても8cmのこのサイズでは優秀な部類になってきた。

新しいベスト。
5位.abo-x 50Hzクラス (10cm:QWT)

ユニットは松下電器 T10P45A6。
4位.エクリプス60Hzクラス(8cm:タイムドメイン)
 反射板を置くのが前提で。

3位.TQWT 50Hzクラス(10cm:TQWT)

3位.JSP 45Hzクラス(10cm:JSP)

2位.Tabo-x 40Hzクラス(10cm:QWT)

2位.Verodyne 40Hzクラス(16cm:ドロンコーン)

1位.Labo-x 30Hz(10cm:QWT)

ちょっと驚いた。
設置に関しては
http://www.eclipse-td.com/download/pdf/manual/j_TD510_TD508II_manual.pdf
に説明書があるのだが設置に関しての説明は皆無。

まじめにやれば、このサイズでも50Hzぐらは出せるかも。

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TWQTで遊ぶ

これまたバトルロイアルの結果からでもないが、TQWTでユニットを変えてみたくなる。

実はいままでにも装着できるユニットとして以下がある。


16cm1発、10cm1発、10cm2発...。

で、今回作ったのは

13cm+10cm。これ以上はつかない。
本来は、13cmウーハ+ツイータだと思うが、これは少し考え方が違っていて、主役はあくまで10cm1発。
普通だとそれにツイータで高音を足すが、これは正反対にウーハで低音を足す。
なので、ウーハをアッティネータで調整するという思想。
・10cmは高域までののびたもの
TangBand W4-930SA
・13cmは低域がのびてf0が低いもの
TangBand W5-576A
で、能率を見ながら低音のアッティネートを調整する。

まだ低音が多いけど、こんな感じ。

さすがにロー上がり気味なので低音の量感はあるが、
3位.TQWT 50Hzクラス(10cm:TQWT)

と比べてもさほど低音が伸びているわけでもない。
要は周波数特性に関しては、似たようなものだが、量感はむしろ出ている。(当たり前か)
まだ削ってもいいのだが、まあ無駄に熱にするよりは低音が出たほうがエコだし、不自然でもないのでそうしている。
最初はウーハには高音をコンデンサでカットして入れていたがコンデンサは使いたくないのでこれも外してしまった。
後、共振が50Hzなのでそのあたりでスコンと落ちているが、以前のものはダラ下がりっぽくも見える。(この方が伸びが多少上に感じるが)

教訓)
・TQWTではエンクロージャが支配的でユニットで特性はあまり変わらない
 当然だがダクト周波数(共鳴周波数)は変わらないので低域はダクト(共鳴音)が支配的なためとも言える。
・但し、低音はウーハ分量感が出る。同時にダクト音もそうなる。
 なのでバスブーストを音響的にやったような感じなる。とは言っても10dBもないが、聞いていると強めに感じることもある。
 弱くするぐらいなら、1発に戻したほうがいいので、当分はこのまま聞くことにする。

 TangBandは好みの音のせいか、音質的には良いと思う。ケバがなく丸い音だ。TQWTには良く似合う。
 まあ16cmのはお遊びなのだが、自分としては基本は10cmで行きたい。
 というのも10cmの方が中高音は一般的に良いように感じる。勿論16cmでも良いものはあるので一概に言い切れないのだが、総じて...。
 中低音は16cmがいいのだが、共鳴管なのでそこは共鳴に頼って10cm1発か限りなくそれに近いほうが良いような気がする。

・一番いいのは10cm1発
・ユニットの関係で高域が得られない場合はツイータとアッティネータを追加
 但しネットワークは使わず、10KHz程度で軽くツイータを足す。能率に応じてアッティネートする。
・低域の量感が得られない場合はツーハとアッティネータを追加
 これもネットワークは使わず、ウーハ+アッティネータで調整する。ツイータは使わない。
 あたりがよさそうである。これだと基本は10cm1発から出ているので、違和感が少ない。つまり「10cm+補助」であって、2wayともいえないもの。

 実はバスブーストよりはウーハを足したほうが自然な音に思える。(勿論、何もしないに越したことはない。)可変アッティネータをつければ低音(量感)調整もできるがそこまでのことではないので、設置にあわせて固定してある。部屋によって変えたらいいかもしれない。


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JSPリベンジ

バトルロイアルの結果でもないが、まあ秋月のは完成品なのでしょうがないとしてJSPの8cmはハンデが大きい気がする。

そこでユニット交換してみることにする。
本当に久々の改造。

JSPはHPを見ても8cmだと50-70Hz、10cmだと40Hz-60Hzは出ている作例が多い。
自分のは8cmで60Hzから65Hzと言った感じ。
でもさすがに10cm用のエンクロージャを再製作する元気がない。(TT)
そこで入れるユニットを検討。
選んだのはNS4-255-8D(AuraSound)。ウーハーになる。
この特性を見てみると、5KHzほどでクロスさせてツイータをつけたほうがよさそう。また84dBと能率は低めなので、アッティネータも必要。
まあエンクロージャを再製作するよりは早そうだ。
問題は10cmを8cmのエンクロージャに入れるとJSP方式が成立しなくなる危険性がある。(容積不足)
ただバスレフとして機能してもそれなりだろうし、全く機能しないわけでもなさそうだ。
そもそも再製作を避けているので失敗しても戻せばよい。

で、結果
5位.JSP 65Hzクラス(8cm :JSP方式)

たっだのが
3位.JSP 50Hzクラス(10cm :JSP方式)

ここまで浮上。

3位.TQWT 50Hzクラス(10cm:TQWT)

2位.Tabo-x 40Hzクラス(10cm:QWT)

2-3位の容積からすると、まだ小さいほうになる。
まじめに10cmエンクロージャにすると、40Hzは出るだろう。

作例でよかった方式のまとめ。
条件としては10cmのユニットでフラット50Hz(以下)の低音を再生するエンクロージャ。
50Hzまでフラットなものを聞いて「低音不足」という人はまずいないと思う。(好みはあると思うが。)
多分バックロードホンでも大型エンクロージャで実現できると思うが、作例も多いので情報には苦労しないだろう。工作技術からすると以下はバックロードホンよりは簡単。

・JSP方式
<長所>
 定在波は小さい。作りやすい。
 ダクトがスピーカ周囲に同心円であるので設置しやすいし聞きやすい。
 理論はともかく成功例も多く設計条件や作例の公開が多いため苦労しない。
<短所>
 奥行きがやや長い。
*凄い技術だと思う。設計はエンクロージャありきでユニットをあわせるほうが無難なのかもしれない。(容積依存が大きいため。)
 音はスッキリした音でスピード感もある。

・QWT方式
<長所>
 わりと作りやすい。低音はかなり出るが容積は必要。
 TQWTよりは小さいと思う。
 設計手法は確立しているため、その通りに作ればある程度いける。
<短所>
 定在波が多い。
*ユニットを選ばないわけではないが、JSPほどシビアでもなさそう。どちらかといえばユニットよりエンクロージャが支配的。
 共鳴管なので音は柔らかく、スピード感はあまりない。

・TQWT方式
<長所>
 わりと作りやすい。低音は出るが容積や長さが必要。
 1/2Lの場所にユニットをつけるのでTQWTより大きくなる。
 定在波は少ない。(平行面が少ないため)
 設計手法は確立しているため、その通りに作ればある程度いける。
<短所>
 大きくなる。
*全くとは言わないが、この中では一番ユニットを選ばない気がする。
逆にどれも入れても「それなり」でなかなかそれ以下にならない。(エンクロージャが支配的)
 共鳴管なので音はQWTと同じ。定在波の分素直な音。

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フルデジタルアンプでスピーカ測定

もう1つ測定でフルデジタルアンプの測定が課題としてある。

何が問題かというと、入力がデジタルしかない。
単純に考えると、光出力のあるサウンドボードを買えばいいのだが、アンプはアナログのもあって測定だけに買うのもどうかな?と思ったりする。

悩んだあげく、WGの出力をファイルにして再生してみることにする。
WAVで出てくるがmp3にしてしまった。(^^!
mp3にしちゃうと16KHzで切れてしまうので、それ以上が測定不能だったりする。
なので正規にはWAVで入れたほうがいいと思う。

先のようにWSは連動するわけではないので、これを再生させてWSで測定すればよい。
試しに測定した結果。

・TQWTをロアスマイクで測定

SNはまあまあで、低音も読み取れる。

・TQWTをエレコムマイクで測定

SNはいいのだが5KHz以下が急激に減衰する。
会話用にしているのだろうか?
USBとマイク部分はピンジャックになっていて、エレコムのUSB変換+ロアスマイクというのもできる。

ちなみに秋月マイクで測定時のデータ(ユニットは違うもの)

みたいに補助線がないとわからなかったりする。
(測定中に見ていればわかるのだが...。)

それやこれやでフルデジタルでも測定はできそう。

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測定マイクを変える

今まで秋月のコンデンサマイクの無指向性を測定に使っていた。
これはスピーカやダクトなど近傍でとるには良いのだが、試聴位置が思わしくない。

試聴位置は、当然であるが、普通の物音は入ってくる。
例えば、足音・車・鳥の声・犬の声・クリック音などなど。遠くでJRの音おあったりする。田舎でもこういう状態だ。
エアコンなどもひらうし、扇風機もひらうので止める。
ただ数分静寂が続くかというと、これが何かの拍子にひらうと測定がやりなおしになる。
とにかく100Hz以下で結構ひらう場合が多い。

WSは大変良いソフトであるし重宝している。
ただWGとは連動していない。それがいい場合もあるが、リアルタイムFFT変換なのでWGが出した周波数とその整数倍以外を切り捨てるモードがあるとSNは格段あがる...が歪みがわからなくなりそう。まあモードの1つで「うるさい環境用」みたいなものがあると嬉しかったりする。

その前に自分でできることを考える。
足音とか振動の話はこれはブームスタンドを買うとほぼ解決した。

・KC ブームマイクスタンド ブラック MBCS/BK
を使っている。

マイクの位置が自由に調整できて手で持たなくていいし、足がゴムなので振動をひらいにくい。
測定そのものの効率は格段あがるが、折りたたみ式(これもいい)なので、設定とい始末のほうに時間がかかる。(^^!

問題は外部雑音である。特に道路の音は予期せず入ってくる。
対応としては
・(車の少ない)夜中とか朝方(早朝)にやる
・アンプの音量を上げて大音量にする(ノイズに負けない)
であるが、両方やると近所迷惑。(TT)
そこで考えたのが「指向性マイク」で「外部騒音はとらない」という方法。

ただ、これは良くないのだろうとも思う。というのも試聴位置は部屋の反射とかそういうのも一緒に聞いているわけで、スピーカ音だけではない。なので「本当に聞いている音」というのは無指向性が正しいとは思う。
ただ、
・外部騒音がひどい(生活している分には問題はないが)
・再現性をあげたい(部屋の影響を下げたい)
場合に故意にやるのは悪くないと考えた。
そこで目をつけたのが、パラボラマイク。
・ロアスのMMP-04

もしかして唯一かも。
どうもTV電話とかWeb会議用で開発されたものらしく、その方面でも評価は良い。これも無指向性だと困ったりする。

もう1つエレコムのUSBマイクのHS-MC02UBKも試してみた。

ただ、これは
・USBマイクで出力がないのでPCで出力設定などが必要になる
・高域が思ったほどよくない
というのでやめてしまった。
方向は調整できるし、指向性もあるようで、SNはよくなった。

何はともあれ、秋月と相関をとってみると、ほぼ似たような感じ。
そもそもが、試聴位置の背後も結構な空間があるので部屋の影響がそれほどないのだろう。どこでもそうなるのか?はわからない。

SNはといえばこれは格段に良くなった。(^^v
丁度、聞こえにくい場合に耳に手をあてるが、あれと似ているのだろう。
外部音でもパラボラの対象以外の音は低減されているようで、それがSNのよさになっている。
これでしばらく測定してみることにする。

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バックロードホン(6)

この10cmマスクであるが3通りに使える。(^^!

まずは
1.後面解放型。

って全然容積がなかったりする。
開放的な鳴り方...ではあるが低音は全然。
音そのものは案外好きだったりする。

2.10cmバックロードホン

マスクをかけたような感じで前に出るので違和感が多い。
音はといえば、確かに8cmより低音が出る。またバックロードホンなのでつけるとぐっと音圧があがる。
ただモヤついたような音で音そのものはあまり好きではなかった。
この点は8cmの方が幾分良かったような。
やはり音道をのばしていないのが悪いような。ただ延ばすのならQWTなどでもいいわけで...。

3.10cm逆バックロードホン
実はこれが一番聞きたかったりする。
サイズもそれにあうように...。

逆バックロードホンに関してはハセヒロさんのここに説明がある。
http://www.hasehiro.co.jp/product/reverse_bh.html
印象としてはバックロードホンよりスッキリした音になる。この音を好む人もいるようだ。
ただ低音はバックロードホンよりは出ないというか量感がなくなる。

でも10cmはやっぱりちゃんとした音道の長さがほしい。
塩ビ管だと延長が楽そうだ。それに2重構造にしてサイズを抑えているのもある。

やはりJSPもバックロードホンもちゃんと10cm用に設計したものでないと、面白くないだろう。とは言えそれでは、「小さい」ことにはならない。
8cmは小さくすると、どうしてもニアフィールドなのかもしれない。

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バックロードホン(5)

バックロードホンに限らず、8cmでは低音が出ない。
今のところJSPとバックロードホンが8cmなのだが、これがやはり10cmと比べると見劣りしてしまう。
ただ「8cm=でない」ということではなく、塩ビ管などではダブルバスレフホーンなどで凄い成果が出ている。つまりはエンクロージャを工夫すれば出るということになるが、簡単なことではないだろう。

バックロードホンも音道を長くすると出るような気がする。
試しに70cmのボイド管を開口部にあてるとかなり低い音に変わるのがわかる。
ただ、エンクロージャを大きくすると、別のチョイスもあることになる。
今のところ、
・自作TQWT
 2m近くでかいが満足の行く低音は出る。圧迫感があるのが難点。
・abo-x(QWT)
 これは上から見ればコンパクトだし、低音も出る。10cmだが、8cmでもある程度は低音が出る。
が低音としてはいい感じで、それ以外は「出てはいるが軽い」という感じ。特に8cm系あは軽く感じる。
AuraSound s3-193あたりは興味もあるが、これだけ能率を低くするのならPST回路でも同じようになるかもしれない。バスブーストを工夫してもそうなるが、あまりやると歪みっぽくなる。

 では10cmなら低音は出るのか?ということになるが、15Lクラスでは確かに出るが、この7-8Lサイズでは初めて。コンパクト...ではある。

 そこで10cmのスピーカが装着できるようなアダプタを端材で作成。

こんな感じでマスクをつける。


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バックロードホン(4)

 続き。
 8cmのバックロードホンの低音を伸ばすアイデアなど。

 結局は、サイズが小さいので、エージングしても驚くような変化は期待できないかもしれない...と思いながらも時々聞いている。

 低音は8cmにしては健闘していると思う。ただ望みは高く...。バスブーストすればそれなりであるが、あまりあげると歪みっぽくなる。この状態ではいいのだが。
 手としては同じ8cmでもDIY AUDIO SA/F80AMGあたりはいいかもしれない。あるいはAuraSound s3-193あたり。
個人的にはTangBandの音は割りと好きなのでこのままで行きたいような気もする。

 で低音をあげる手をいろいろ探してみた。

1.スピーカ付近にグラスウールをつめる
 そこ以外に手が入らないのもある。
 これはどうもホーンに中音が流れるのを抑止するためらしい。定在波にもききそうだ。中音の量感が減るため、低音があがる...ように聞こえる...とあった。
 やってみたが、低音は元々がそんなに出ていないので、まあ気持ち程度の効果。
2.開口面積を小さくする
 これは開口部を板でふさいでいけば確認できる。共鳴管ではないが、それらしく動いているふしもあるらしい。(これは長岡先生の話?)
 やってみると確かに低音は増す。というか中音が減るような印象。ただ、それでは...足りない。
3.音道を長くする
 これをエクスポーネンシャルで構成するのは至難なので、あまっていたボイド管(70cm)をつけてみる。多分音道は長くなるが直管なのでBHではなく共鳴管っぽくなるのかも。2より低音は出る。但し、折り曲げないと出てくる位置が違いすぎるので距離をおいて聞く必要がある。
 これで満足かといえば「もうちょい」であるが、これならまあ個人的にはバランスよく聞けるレベルに思う。
 ただこれをやると小型というか中型というか、それならabo-xと変わらない大きさになってしまう。(方式の違いがあるので音としては面白いけど。)

 手持ちの8cmをいろいろつけてみたが、どれも思わしい結果にはならなかった。というかさほど変わらなかった。
 なので、先端のアダプタを作って10cmのユニットをつけてみるとかそういうのもいいのかもしれない。ただ容積が不足するかも。エンクロージャが小さいまま、口径を増やすと良い思い出がない。
 3wayとかだとどうしても安易に中音をアッティネートしたりして、それだとトーンコントロールとさして変わらないような...。でも最近はそうなのだろう。フルレンジ1発は結局はそれなりに容積がいるように思えてきた。

 で、話を戻すと、この場合どうも
・音道を長くする:2m以上
 エクスポーネンシャルにこだわらなくてもいいかもしれない。
・開口率というかそれをもう少し下げる(なんとなく)
 1に近くする。
・以上を前提に10cmをつけられるようにする
 これは10cmの方が有利
ようにすれば、出るような気がする。

結局は大型になるが、フルレンジ1発で小型にすると低音不足に悩まされる。
TQWTのように巨大にするとさすがにそれは感じなかった。
ただここまで大型にしても8cmにこだわるのか?は残る。
レゴブロックみたいにホーンを継ぎ足しできる構造だと面白いのだが。(折りたためると最高)

工作が大変なわりに結果的には大きくなりそうでなんとなく食指がわかない。(TT)

それよりWebのデータを見る限り、8cmならダブルバスレフが有利そう。
http://jizounokimagure.at.webry.info/200706/article_1.html
ただダブルバスレフにさらにホーン効果ももたせている模様。コンクリートも使うとやはり大掛かり。
でかいのはTQWTだけで十分にも思うし。

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バックロードホン(3)

端子をつけたので前面に線を出す。

スピーカをつけて完成。
少しあたるのでざぐりが必要。

塗装するかは音を聞いてから...。

で感想。
・低音はちょっと物足りない
 多分、普段は大型のTQWTを聞いているせいかもしれない。
 作者の名誉のために言っておくと、普通のバスレフに比べたら出ると思うし8cmでこのサイズだとこれでも大奮戦だと思う。音そのものはスピード感というよりホーンっぽくて面白い。低音は8cmのJSPとは互角か少し負けるか...いずれにしてもサイズ(10L)を考えると良く出ている。
・音圧は高めになる
 これは長岡先生も書いておられるがエコでいい。
・音そのものはTangBandっぽくなかなか高音までスッキリしている。

 個人的に低音をTQWTぐらいにしてみたくなる。

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バックロードホン(2)

ターミナルは1度MDFの板につける。
その下にさらに2枚のMDFに穴をあけて端子のネジをカバーする。
MDFは4mmの¥100ショップのもの。
こんな感じ。1つは接着中。

・穴あけ前のスピーカ背面

・穴をあけて線を通す
 穴が線の分だけってのがミソ

なんか端子工作以外はすることないし。(^^!

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バックロードホン(1)

考えると自作スピーカの王道のバックロードホンを聞いていない。
それもあってヤフオクを見ていたら8cmのエンクロージャが¥3500だった。
2個で完成品。(^^)
他にももっと安いのも出品されていたが、これが一番音道が長そうだったので。

FostexのFE83用らしいが、TangBandを入れるってことで。
・MDF材使用で、サイズ=125mm幅×375mm高×225mm奥行です。
・バッフル開口=72mm
MDFの9mm厚(多分)のもの。

届いた。

すごく丁寧に作ってある。自分では誤差だらけかも。

完成品なので内部は見えないがオークションの画像。

音道は1000mm程度(?)と思われる。複雑。
こういうのは幅を揃えて切ってもらって作ってもずれるのよね。凄い!!

でスピーカを取り付けるのだけど、端子が...。(^^!
上につけると楽なんだけどちょっと...。後ろにつけたい。
するとそういう端子がいるけど手持ちにない。(TT)
そこで作ることにした。


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左右一体型スピーカ(4)

で完成。
・正面

・側面

・背面

ボイド管は例によってプラの障子紙を貼り付け。
床材なので表面は塗装というかコートしてある。それでも木口が出るのとパテで斜めぼ接合部を埋めているので後で部分塗装することにする。

音だししてみる。
(TT)
自己評価だと35点ほど。

【音のバランス】
低音が思ったより出ない。とは言っても、波動スピーカぐらいはある。
多分ユニットの数にしては容積が不足だと思われる。ボイド管をもう1本入れても外形はさほど変わらないのでそのほうが良かったのか。
ちなみに、波動スピーカは7L程度(150φ)に対して、これは8.5L。(8cmは殆ど動いていない状態で比較。)
こうやってみると下はデッドスペースなので、いっそここでTQWTにしたらいいのかも。
【指向性】
どこから音がするかわからない...ことは全くなくて、どう聞いてもここが音源であることはわかる。
正面に向けるより後ろに向けて反射させたほうが反射音がひろがるせいか、まだまし。
前面のスピーカは
・L/Rをそれぞれ少なくして出す
 39Ωほどまで直列にしてみた。スピーカの正面がないので、どうしても高音がドロップする。それだけを補う目的で正面のスピーカはその「補助」になっている。メインは横にあるスピーカ。
 正面をメインにするとモノラルになってしまう。(TT)
・L/Rをスピーカマトリクスにする
 これも39Ωほどまでいろいろ変えて直列にしてみた。
 こうやると、サラウンド効果ではないが、広がりみたいなものがしないではないが、如何せん間が小さすぎて音源の位置は音源の位置として聞こえる。ステレオであることはわかるが、左右に定位すると言ってもかなりスピーカ近傍になる。

 元々が部屋のコーナーを狙っていて、そこで反射させる目論見で、それもやってみたが、良くはなるが、どうも音場がこじんまりしていて広がりがない。
 まあ逆オルソンもあまり極端なことをやると、うまく行かないのだろう。
 特に目一杯広げたTQWTと比較すると悲惨というか...。

ニアフィールドであればそれなりに聞こえるが、共鳴管がスタンドになっているのでディスクトップにもならない。
恐らく共鳴管の容積を増やせば低音は今よりはましになるし、倍にすればabo-xと似たようなものになる。
ただ仮にそうなったとしても広がりがどうしようもない。サラウンドChip(SRSなど)を使って細工はできるが、元々こういうChipも「広げて設置されたスピーカ配置」でサラウンドになるわけで、「狭い距離のスピーカ配置」を広げて見せてくれるものではないようだ。ニアフィールドで聞けばまだいいかもしれない。
波動スピーカは左右で40cmだ。これは30cmというか斜めについているので最大で30cm。全然広がりがない。

このスタイルで成功しているのは波動スピーカぐらいかも。(それも当方だと、音の発生源はわかる。楽器というからにはわからないとおかしくもある。)波動スピーカは横向きなので逆に壁に反射してきた音を聞いて適度なステレオになる場合が多いのかもしれない。
ただ
・ザ・リッツ・カールトンのスイートともなれば、それだけの大きさがあるので、間接音が直接音より大きいとも考えにくいが、コーナーにでもあるのだろうか?
・YouTubeに古木里庫というお店の波動スピーカーが紹介されていた。ここも狭い空間ではない。
 これは四国にあるショップのようで相当広い。(「こきりこ」なので富山の五箇山かと思ったが。)周囲が木製ってのが素敵。天井も高いっていうかエアボリュームが凄い。普通の部屋ではない。山口百恵をやっているけど、これだと結構な音量になっているのだろう。
という例からすると、結構広い部屋で音量も大きめにするのかもしれない。つまりこのぐらい大きな空間だと、全体で点音源になるし、音量が大きいと全体を発音体として認識できる。
とてもニアフイールドには見えないけど、ユーザって皆さんこんな部屋なのかしら?
波動スピーカであるが、一般的にはなんとなく...
・部屋の隅の天井につるす(天井から1mほど)
・左右を1m程度あけておく(つまり斜め45度にしてつるす)
のがいいのではないかと。
すると左右の反射音で幅として2mの広がりがあって、天井なので直接音が届かない。
...で自作でやってみると、今度は「天の声」になる。耳の高さでこういう空間ってあいてないのよね。(TT)
つまり音の位置が不自然にわかってしまう。ちなみに音量は小さいというかBGM程度。

というので音バランスは改善の余地はあるにしても広がりで散々だった。(TT)

【補足】
2日ほどいろいろ設置や設定を変えてみた。低音はまだ許せるのだが、ラジカセを置いているような音場がどうしても我慢できなくなって壊してしまった。(TT)
低音を改良すれば、センタースピーカにはなるが、サテライトを置くのならもっと良いやり方もあるような...。
反省点として、
・うまく設置してうまく適当な距離の反射音だけが得られる構造
 例えばスピーカの角度を変えられるとか(塩ビ管かな?)
・設置で左右の距離が変わった場合を補正するバランスボリューム
 なんとなく理想の場所には置かれないだろうから必須に思う。
・直接音は出さない構造で意図的に正面から小さく出すぐらい。
 横向きか後ろ向きに近いもの。Bose901系っぽく。
みたいにすれば多少はましかもしれない。
この程度の反射構造では、ラジカセより多少まし程度の広がりしか得られない。
場所があるのなら、無理して左右一体にすることもないような...。

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左右一体型スピーカ(3)

続き。
正面から

上から

吸音材はフェルト。すごく窮屈。
横から

安直にできてしまった。(^^!
ユニットは松下のもの。

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左右一体型スピーカ(2)

方針が決まれば後は端材の料理だけだ。
結局は材料としては
・105cm100φのボイド管
・30*30程度の端材4枚
・1X4で180cmのもの2本(足用)
だけで、全部で¥1000以下。(^^!
左右一体なので、1つ作ればOK。

ボイド管は切ったがあまってしまった。
今度Yoshii9もどきにでも...。(^^!

いきなり端材サイズで設計して製作。(^^!
ボイド管はL金具でとめる。

留めるとこんな感じ。

床材なので表は綺麗。結構固い。

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左右一体型スピーカ(1)

ことの発端はやはりコメリの端材置き場。
100φのボイド管を見付けた。ついでに床材の端材もあった。
ユニットがあまっているので何か作ってみたくなった。

そうなると前人未到のものをやってみたくなる。
どうせ材料費は安いものだ。
そこで
左右一体型スピーカ
をやってみることにした。
【特徴】
1.逆オルソン型で設置面積が少ない
2.トールボーイ風で置き台は不要
3.上面がフラットで小さなアンプやiPODぐらいは置ける
4.QWTの共鳴管方式
5.無指向性もどきを狙う
6.サラウンド効果を足す
欲張ったというか...。

1.逆オルソン型で設置面積が少ない
は左右一体にすると多かれ少なかれ距離が稼げないのでそうなる。
スピーカを外向きにするのが一般的。
2.トールボーイ風で置き台は不要
3.上面がフラットで小さなアンプやiPODぐらいは置ける
4.QWTの共鳴管方式
は、ボイド管を1:2に切ってエンクロージャの下につければOK

6.サラウンド効果を足す
はスピーカ2個でなくて4個とかして結線を行う。
スピーカマトリクスで音場を改善。

5.無指向性もどきを狙う
これが曲者。
参考にしたもの
・JBL Control Now
1/4円形をしていて、2つ足すと1/2円形になる。4つ足すと丸くなって無指向性っぽい。スピーカは1ユニットに2個搭載。
無指向性を狙うと言っても部屋の真ん中に置くのが前提ではなく壁に寄せたい。(邪魔なので。)
すると1/2円形が近い。スピーカは放射状になる。
・波動スピーカ
これは左右につけてエンクロージャもある程度振動させる。似たものを作って鳴らしてみると「音源がわからない」ほどでもないが直接音より間接音の方が無指向性っぽい。
・Bose901
後ろに8個、前に1個のスピーカ。間接音で聞くものだが左右一体ではない。
・「ps-101b/101s」(アブソリュート・サウンド・スピーカー・システム)
今も売られているか定かではない。1+1chでウーハを足すのだが、この中身が参考になる。
転載になるけど。

いろいろ悩んでみたが
・スピーカ4個(2個はサラウンド接続もできる)
10cm*2と8cm*2にする
・間接音を主体にする
構造はps-101b/101sライクにすることにした。

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波動方式もどきスピーカ(11)

そう言えば8cmの印象。

10cmがこれ。

8cmがこれ。

口径もそうだがダクトの位置が違う。8cmは側面になる。
当然ながら10cmよりさらに低音は出ない。ただ中音が持ち上がるのでボーカルはより前に出てくる。
低音は殆どがダクトであるが、横向きにすると思わしくないというか。ちゃんと横を前に向けるとそれなりに出ているが横向きにすると低下する。(高音も同じ)

なんとなく8cmでも中央ダクトにして下向きがいいような気がした。

音というか傾向は10cmとそう変わらないが、個人的なバランスから言えば10cmの方が良いような気がした。ただ、このサイズだと容積が不足するユニットもあると思うので、自作の場合はそれを考慮して作成するといいかもしれない。

外装で少しだけ¥があかったが、後はジャンクだったし工作そのものは図工みたいな感じで加工も楽だった。
ヤフオクで実験Kitなども低価格で売っていた。(中古スピーカまでついていた。)
VP管ではないかと思われるが、工作は上手。
他にもバッフル製作もやってくれるようだ。
ボイド管の1mぐらいのものの入手が簡単なら結構工作としては楽で面白いと思う。
それで気に入ったら本物を購入するとか。

「波動スピ-カ」が一致するのでWebではよく引っかかるが、寺垣スピーカーとは全くの別物。

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波動方式もどきスピーカ(10)

続き。

コーナーなので反射位置が近い。有利なのかも。

端面は見えるけど目立たないのでこのままにする。
バッフルも塗るのなら透明ニスかな?

それにしてもいろいろある。もう片方のコーナは普通の密閉やバスレフがあるがここはちょっと変わった方式が多い。
・ドロンコーン:ヴェロダイン
 恐ろしく重たくて低音も出る。メタルなので歯切れ良く音がややきつい。
・タイムドメイン:エクリプス
 音の綺麗さが売り?低音は出ない。
・スタッガードバスレフ:秋月
 大型TVのスピーカ(松下)スタッガードなのでウーハは2個あって、独立した部屋(?)に入っていてダクトも別。まじめにつくると3Wav+ウーハ箱みたいなもの。
このサイズ(と価格)では割と立派な低音が出る。
・JSP:自作
 バスレフより低音は出る。但しエンクロージャが1.5倍ぐらいになってしまう。口径も1.5倍程度の低音になる感じ。8cmだと12cmとか、10cmだと16cmとかそんな感じ。
・QWT:abo-x
 これも低音は出る。共鳴管であるが折りたたんだ設計なので大きくはない。
・波動スピーカもどき:自作
 今回のもの。

そういえば、10cmのお化粧直しと一緒に作った8cmのVer。

天井につけることを想定して端子を上にもってきた。オリジナルは真横。
よく考えると天井に吊って底を見せると障子の「継ぎ目」になる。普通のままひっくり返せばいいので、普通どおり下側がよかったように思う。


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波動方式もどきスピーカ(9)

端子処理をする。
端子は紙を貼った上から。フレームのあるものでないときつい。
ネジだけだと締めるとボイド管が痛んで緩んでくる。

後は、スピーカをネジでとめ、配線すればできる。

端子部とダクト部。どうしても丸くならない。

置き台においてみる。すごく低いけどまあいいか。

聞いてみる。

紙を貼ったから変わるようなものではない。(^^!
前から見るとなんか代わり映えしない。
障子の場合、立てると行灯風で風情がある。
そういえば絨毯スピーカーはライトアップしていた。
LEDで作ると面白いが本題からずれるのでやめておいた。

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波動方式もどきスピーカ(8)

で苦労するのが端面処理。

網戸の固定ゴムがいいらしいので見に行ったが売られているのは円形のものだけだった。
せめてT字型ならなんとかなるものを...。
探し回ると、コーナクッションがあって1m@600ほど。これでもいいのだが、大げさなのでもう少し探すとゴムというかスポンジで似たようなものがあった。こっちはmあたり@400近い。断面がL字。ただ両面テープがあるが、これが望む位置にない。
なんか、今回の中では一番高額かもしれないが、目的に近いのでこれを買って帰る。

早速巻いてみるとしっくりくる。

外周に変な両面テープ(本来の位置)があるのでせっせとはがす。
ゴムは弾力性があって両面テープでもしばらくすると戻ろうとしてはがれてくる。
しょうがないのでゴム用接着剤でとめる。
それと巻きなおす都度長さが微妙に伸びる。(^^!

ダクトも貼ったが、円形にならなくて水滴風になってしまう。(TT)

ボンドなどが生乾きなのでその間に足を作る。
皆さん凝っているがそういう才能もない。
¥100ショップに行けば何か使えるものがありそうだが、結局はそこの端材と1X4の端材で組上げる。

手抜きだがシンプルで和風だったりする。
これも乾かす。

外観で@2,000(2セット分で)ほど使ったけど、それ以外は端材と手持ちなので¥はかかっていない。
角型ならコーナーの突き板風のものも売っているが、円形の端面は難しい。伸縮性のあるゴムとかになるが、考えると布でもいいのかもしれない。余計難しいのかな?ビニールテープでもまずそうだし...。
障子なので竹細工があうのだが、そういう高等な工作ができない。(TT)
思ったのは和紙を手でちぎって貼ったら面白そうだ。そうなると民芸品で工業製品には見えない。うまく行けば美術品...は無理だろうけど。

などと考えながら、巨大(?)TQWTをフルデジタルで聞きながら工作していた。
まあ音の雰囲気は当然全然違うのだが、こういうTQWTというかこのぐらいの容積でゆったり鳴っている雰囲気ってのがある。うまくいえないが、小型スピーカだとどうしても歯切れはいいが、こういうゆったりとした音が出ない。
方の横幅をさらに1.5倍した以下などはもっとよさそう。
http://www.asahi-net.or.jp/~jc3t-sum/elec_etc/tqwt-sp01/index.html
こういうのもいいのよね。自作ならでは...というか。
面倒なのをの除けば、これだって1本@3,000程度でできるし。(ユニットは除いて)木材を奢っても1万出すとおつりがくるような。工具がいるか...。

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波動方式もどきスピーカ(7)

続きで...
外観で貼り付けでやる場合は最初に貼ってから端子処理がよさそう。
貼るのはまとめてやるとしてもう1台を作る。

とは言っても丸いバッフルがあるので、穴をあけてスピーカをつけるだけ。
ユニットはSHARP 82P8P94A 4Ω10Wにした。
手持ちでは、後Kenwood T07-0095-05のよさそうだがツイータがいりそうだし。

サイドはパテを塗っている。よく考えるとダクトを先につけるべきだったか...。

ダクトはサランナップの芯だったりする。30φで12cm程度。
いやほど木工ボンドを塗って接着する。

外装なのだが、木目は皆さんやっている。
壁紙も悪くないが、ここは和風というので障子を貼った。
プラの障子紙があって@980ほどで180cm*90cm。50cm*90cmで2枚とれるので、後の残りは障子を貼れば有効利用できる。(^^)
また最近は、両面テープで貼るのでそれも一緒に買ってくる。
端面が難しく、ここは切れ目を入れて内側に両面テープを貼って曲げ貼り付ける。

これをやると内径が小さくなるのでうまくはまるのだろうか?

ダクトも同じようにするが、これ最初に両面テープを内側に貼らないと難しい。

大変と言ってもはさみと両面テープでのりすら使わないので、図工の部類。
工作としてはとっても楽だ。

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波動方式もどきスピーカ(6)

このままだとボイド管のダンボール風なので外観工作。

一旦組みなおすことにする。と言ってもそんなにたいしたことはない。
ついでなので、もう1台組んでみることにして、こちらはオーソドックスに8cmにする。

まず外観で穴とかネジが出ないようにする。
一旦あけた穴はパテでふさぐ。(後でヤスリで平らにする。)

フロントの取り付けがよくわからない。
スピーカを前面からつければ、その穴から作業できるのでそれでもいいのかもしれない。
ただ10cmだとなんとかなりそうだが8cmだと苦しい感じもする。
またスピーカによってはフレームがさほどないものがあって、座グリも大変だし、個人的には裏からつけたい。
そういうのでフレームの支柱は生かすことにして、それを接着にした。
これでバッフルは取り外せるので、
・ボイド管を輪切りしたものを接着した上に支柱を接着し、周囲にスキマテープを貼った。

スピーカの方は周囲が丁度になるように周囲にボイド管の輪切りを接着。
2箇所の穴はパテで埋めた。

このあたりは輪切りができていたので、図工レベルでできた。

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波動方式もどきスピーカ(5)

工作のまとめだけど...

・バッフルは丸でなくてもいい。
 四角でいいのなら20cm角で12mm程度のMDFでいいのかも。
・ボイド管の入手が一番面倒
 150φなりがなかなかない。しかも低価格に。送料も問題。

その2つは面倒だけどヤフオクで扱っている人もいたのでそのほうが早道かもしれない。
この2つとユニットがあれば後は木工というより図工に近く数時間でできる。
別に自作をお勧めするわけではないが、自作すれば高額ではない。

というか端材だけでもう1セットできる分がある。(^^!

後は努力次第でできるのだが...。
気が向いたらやってみようかな?

写真の中にボイド管を1.5cmに輪切りにしたものが写っている。
これは厚さの調整やバッフルの前に切って接着すればより密閉できるのではないかと思って。
今のものも端子が来たら改造してみる予定である。

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波動方式もどきスピーカ(4)

結局はダンボールで失敗したため、6mmのMDFにすることにした。
桶屋には修行が足りないがパテならなんとかなりそうだし。

で半分なきながらコメリでMDFを買った。
...とその直後、コメリの端材置き場に150φのボイド管1mがあった。
で思わず店員さんに聞くと...端材なので¥30円でいいという。(^^v
MDFは要らなくなったのだが、¥30円では気の毒なので¥300で買ってきた。
持ち帰った記念写真。

4mものはコートしてあったりするが、これはむき出しみたいだ。4m買ってもあまるのでQWTでも作りたくなるが、それなら塩ビのVP100がいいような。
この端材置き場は結構いいものがあって角材も40cmなら¥30とかで買える。4本同じものがそろうか?は疑問があるけど。
60cmや90cm180cmはそのまま売られているが、どうもそれらを切った余りがおいてあるようで数はそろわないかもしれない。40cmない場合もあるし短いのは安い。あまり小さいのは袋詰めで¥300ぐらい。足ぐらいは端材で作れるかもしれない。

速攻で修正したが、フレームは上下だけにして、ダクトは接着。端子はそのままつけた。

ただすごく弱いので端子はフレームをもっているタイプでないとやばい。すぐにはずれてくる。(TT)
そのうち付け替えようと思う。

そのままバッフルをつけて、隙間はスキマテープで埋めて完成!!

ううむ。やはりダンボールっぽいかも。
皆さん紙を貼っているのでそのうち、¥100ショップのでも張ってみるか。
和紙は高いが障子紙などは案外似合いそうな気がする。ただプラの障子紙は高かったりする。

<感想>
ユニットはPanasonic 10p497f0 10Cm。まあまあ低音は出るユニット。
低音は出ないというか聞いた感じでもフラットではない。
もう少しあったほうがいいのだが、10cmにしては容積不足かも。(TT)8cmにすればよかったかな?
中音が前に出てくるのでボーカルや主旋律の楽器は前にくるのでそこに着目して聞いている場合はいいと思う。
ただクルセーダズなどのインストルメンタルだとベースとドラムが引っ込むと「らしくない」感じもする。
こうやってスピーカを背面であわせると両方でアクティブサイレンサではないが特定の周波数がディップしないのだろうか?そのうちどんな音場か測定してみたい。
自作の人が特性を測定していた。
http://www-prius.at.webry.info/201010/article_3.html

http://www-prius.at.webry.info/201008/article_12.html
あたり。ファンネルダクトと組み合わせを実験されている。
直接音が少ないので設置の影響が大きいと思われるので再現できるかはわからない。間接音なので「柔らかい」反面「透明度」みたいなものは落ちるだろう。高音も落ちている。
トーンコントロールせずに妙な曲線になっていて、そこが特徴なのかもしれない。つまり人間の声とかそういう主成分以外が低いというか。

反射音が多いので、直接音を聞いているよりホールっぽい音になる。臨場感というかそういう雰囲気は味わえる。ただ「どこから音がしているかわからない」ほどではなく、鳴っている場所はわかる。(^^!
風呂場のように、よほど反射させればともかく、どこで鳴っているのかは一般の部屋なら多分わかると思う。
やはりエンクロージャそのものの振動音というかどういうのはあるようだ。楽器というかどうかは別として。適度に振動するのがよくて、あまり重く厚くするとよくないのかもしれない。(前作はそんな感じだったが。)
BOSEの901というのがある。人間は90%は間接音を聞いているらしい。なのでスピーカは背面に8つで正面が1つというもの。
http://www.diyloudspeakers.jp/5000html/bose/901.html
これは極端にしても間接音ってのは新鮮にも思った。
定位ははっきりわかるというより小口径のフルレンジ1発と比較するとやはり負けると思うが、思ったほど悪くはないように思う。この理由は推定だけど後述。

なんだか言い方は悪いが、ラジカセがあるとして、それはスピーカの方向こそ前向きだが、エンクロージャはさほど積極分離されていないものが多い。それを壁に向けて間接音を聞くと案外近いのかもしれないが、筐体振動はまた違うから同じにはならないのだろう。

無指向性というかそういうスピーカを聞いたことがあると「面白い」という感覚はないのかもしれない。
http://p34.blog.shinobi.jp/Entry/32/
冷静な考察にも思える。

個人的に感じた特徴)
・エンクロージャに強度はなく、むしろある程度振動する
 音によっては箱鳴りするが、小音量なら大丈夫。
 楽器というかどうかは微妙。鳴っても高音っぽいのでOKなのだろう。叩いても楽器っぽい音ではない。アコギなどは叩いてもそれなりに響くけど。
 むしろ小音量で聞かせるために薄手なのか...。
・間接音を主体にして直接音は聞かせない
 音が柔らかいが透明感は落ちる。高音も減るが中音以上があがる(低音が減る)ので問題なのだろう。
 ここまでなら普通のスピーカの方向だけ変えても同じになる。
・ユニットを向かい合わせてある
 ここからは、大胆な想像だが
 左右同一の音であれば背圧があがり制動はよくなる(反面ディップも出やすい)
 左右が違う音であればエンクロージャ容積の利用風になる
というのは単純にある。元々、全体を音源としてる思想なので分離とかはどうでも良いのかもしれない。
 やっていて、思ったのは、その昔書いた「ナチュラルサウンド」とか「スピーカマトリックス」。つまり信号の減算が起こっているのかも。
http://homepage2.nifty.com/tnatori/audio/natural_sound.html
 どういうことかと言うと...
例えばRに着目すると、Lから+Lの音が出ると後ろは-Lの音が出る。
Rに関して...
・Rそのものは直接駆動されておりそのエネルギーは大きい
・しかし-Lが空気振動としてある係数(kとする)で負荷をかける
するとRはR-kLとなる。同様にLはL-kRになる。
ナチュラルサウンドだと分離が良くなるという説明であるが、スピーカマトリクスではサラウンド効果になる。
式からわかるが、Lは右と離れた分(信号が異なる部分)、余分に左に行く。それが前面にあれば分離がよく聞こえ、背面にあればLの残響として感じサランド効果になる。例えばパーカッションなりが左に定位していると右に入っている信号が少ない分余計に左に行く。もっともトラックダウンでCDによっても変わってしまう。オーケストラなどは1発でとるのだろうから案外いいのかもしれない。
スピーカが2つでも成り立つし、4つあろうが8つあろうが、耳は2つだ。
スピーカマトリクスで
http://www2.wbs.ne.jp/~misscast/daidouji/special/surround/surround.html
みたいにつなぐと
Lのリアは、(L-R)/2(位置で2は変わる)、Rは(R-L)/2。従って左耳に聞こえる音はL+(L-R)/2=3/2L-R/2で正規化するとL-R/3でk=1/3というか。そこは好みでいいのだろう。
つまりサラウンドブレンドされた音になっているような気がする。それをナチュラルとか名前はいろいろあるが、多少ホールのような効果が感じられる気がする。
そう考えると、ファネルダクトなどで空気室は分離しないほうが原本に近くなるような気がする。
後、ダクトもダクトというよりサラウンド音のブレンドなのかもしれない。ここは-(L+R)の低域が出ていることになる。

全く¥をかけずに体験する場合、安いスピーカ2個を足して4個用意する(大きな可変抵抗を1つ)
・メインスピーカを背中合わせにして設置する
・さらにサブスピーカをその上に背中合わせに置く
http://homepage2.nifty.com/tnatori/audio/natural_sound.html
のように結線する。(OTLだとアンプ破壊の危険があるので注意すること。)
多分、比率を変えないといけないのでここにある抵抗で可変する。面倒なら前面に紙でも貼って音圧を好みに調整する。波動スピーカはかなりサブは小さいと思う。そもそも試聴位置で可変はしていない。Sub-LがLの上になる。
スピーカマトリクスは危険なので信号でできるのもある。販売終了?
http://homepage2.nifty.com/tnatori/NS/
原理があるので自作とか?
http://homepage2.nifty.com/tnatori/NS/aboutNS1.html
LPFとHPFをかけている。つまリアは性能がなく中音だけの安いスピーカが向いているらしくそう書いている人もいる。これはサラウンドを意識してのことだと思うが実際は反響音なので高音も低音もないほうが自然だ。波動スピーカも背面なのでそうなる。つまりは安物のリアがいい。
これで再現できないのは、エンクロージャであるが、それが楽器かと言われればそうでもない。
どうしても箱の音を体験したい場合...
・安物のスピーカをさらに左右に1つ足してこれは前に向けてきわめて小さい音量で鳴らせばさらに近くなると思われる。
つまりは普通のスピーカに安物*4を足せば音場は多分殆ど変わらないように思う。
 ただ通常のスピーカは低音も出る。なので周波数特性は異なる。しかし「低音が出ないのが特徴」でもないように思う。タイムドメインもそうだが「重要でない」と考えるから犠牲にするのであって、出るものなら出したのではないかと思うし、そう設計されるべきなのだろう。むしろ適度に出たほうがバランスはいい。ただこの外形などを維持しようとするとよほどユニットを選ばないと難しいと思う。

自作なので価格を考えるとエンクロージャはボイド管だしパフォーマンスいいのだが、もう少し低音がほしい。多分上のような接続の方がそういうのはできそうだ。
またはこの容積を大きくしてまじめにダクト計算すればバスレフ程度は出そうだがボイド管だと外観が...。
端材でいい加減に作ったにしては面白い音がして楽しめた。聞いたことがない音なので面白い。スピーカマトリクスはやったことがあるが、間接音ではなかったのでそこが新鮮なのか...。
8cmにしてみるか...。でもユニットを選びそうだ。サイズからしてもJSPほどは出ないような...。バスブーストするか...。でも箱鳴りする。(^^!
箱鳴りもまた楽器の特性?と思うより、そうならないような小音量で鳴らすものなのだろう。

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波動方式もどきスピーカ(3)

続き。

フレームができたのでエンクロージャにする。

何かを張ればいいのだが、響きがいいものがいいのだろうか?
・ダンボール
・プラダン
・スチロール板
・バルサ材
・ベニア
・MDFの薄いもの
などが候補になる。
遊んでみたくてのフレーム構造。

まずは、スーパーで不要のダンボールをもらってくる。
カルビーのやつ。
ふくらみをもたせてせっせと貼る。両面テープ。

4枚全部終わった。

サイドは空気漏れ防止に梱包テープを...。
なんか粗大ゴミみたいだ。
ザ・リッツ・カールトンのゴミ箱にもなりそうにない。(TT)

気をとりなおして聞いてみる。

げげ。箱鳴りっていうかダンボールの振動がひどい。
スピーカの音は横で反射するが、本体そのものからも結構な音がする。
まあ普通に考えてダンボールでは弱すぎだろう。

音はといえば...スピーカをダンボールの中に入れて鳴らしたような音だ。ってまんまだが。
要はちょっとこれでは...状態。
予想されたとは言えダンボールがこれでは...
根拠はないが聞いた印象で。
・プラダン:期待できそうにない。多少ましかもしれないが。
・スチロール板:これまた危ないし、吸音材のような。
・バルサ材:同上。
・ベニア:5mmぐらいならいいかもしれない。
・MDFの薄いもの:6mmぐらいならいいかもしれない。
たちまち残ったのが少なくなる。
しかし板材にすると円筒の加工って大変だ。
良く桶屋さんとか作るが凄い技術だ。水が漏れない!!
まあパテを使えば漏れはなんとかなるが円筒の必然性は希薄で8角形でもいいような。
やはりボイド管がいいのだろうか。

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波動方式もどきスピーカ(2)

続き。

材料がそろったので組み立てる。

まずバッフルにスピーカをつける。
Panasonic 10p497f0*2/10Cmがあまっていたのでそれを。
考えると危険なので後がいいかもしれない。

角材をバッフルにとめてダクトをつける。

たててみる。

なんだか鼓みたいにも見える。
このままではエンクロージャにならないのでここで張物をする。(^^!

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波動方式もどきスピーカ(1)

M’sシステムさんから発売されている波動スピーカーというのがある。

以前に1度1X4材でチャレンジして失敗した。
まあこの時点は「もどき」と言っても、
1.エンクロージャは1つ
2.スピーカを背中合わせにつける
というものだった。
世の中では絶賛の声も聞く。(そうでないものもある。)
タイムドメインはエクリプスをたまに聞いているので実物の体験があるが、波動スピーカは体験がない。
まあ買えばいいのかもしれないが、TQWTを作った時の端材があるので「もどき」を自作することにする。
16cm級のユニットをつける場合にバッフルに15cmほどの穴をあけるが、この時に出てくる端材があるのでこれを利用する。

エンクロージャの自作で面倒なのは箱の部分で波動スピーカにはこれがない。
設計というより外観を見てみる。
・MS1001 200φ×400mm \126,000
・MS0801 160φ×400mm \98,000
・MS-CH307 130φ×230mm \168,000(アンプ付)
最近はスケルトンが限定販売で、これはアクリルの筒でアンプ内蔵。
バッフルサイズが15cmなので選択肢としてはMS0801 160φ×400mm になる。
・MS1001 多分10cm口径でダクトは1つで背面
・MS0801 多分8cm口径でダクトは側面に各1つ
みたいに微妙に違う。MS0801でも7Lなのでちょっと小さめだし8cmにしようか迷う。
ただ同じものを作っても面白くないのでちゃんぽんにしてみることにした。

1.サイズ
・MS0801ぐらいで150φ×424mm 24mmはバッフルの厚み。それをいえば150mmも156mmぐらいかも。
2.スピーカとダクト
・MS1001と同じく10cm口径。そうなると側面ダクトは面積で苦しく背面ダクト。

150φのボイド管がほしい。売っているけど4mだし、残りは捨てることになる。
切り売りというか2mのものも通販では販売している。
こういうのを使えばQWTやTQWTはすぐにできそうだ。というか塩ビ管でやっている人は多い。
その道も悪くないけど...。

スピーカの方向が左右なので無指向性というか反射音中心に思った。
ただ、いろいろ読んでいくと「エンクロージャ=楽器」みたいな話があって、どうもエンクロージャの振動も聞くような感じ。

物は試しでフレーム構造にしてみることにした。
端材でできてしまう。

まず、バッフルで抜いたものを2枚用意する。

その中を100φでくりぬく。

材料はこれだけ。

・上のバッフル2枚(ヤフオクで受託もあったような。)
・40cmの角材4本(フレーム用)。180cmで¥300ほど。
・ダクト用のボイド管や塩ビ管(30φ*5cmほど)
 あまり長いものは使えない。どちらにしてもあまり低音は出ないので太さはそこそこで短いほうがいい。MS1001は60φほどありそうだが径が違う。

 

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タイムドメインの周波数特性

ついでにタイムドメインの周波数特性を。
なぜかネットでそういう情報が驚くほど少ない。
叙情的な表現はよく見かけるけど...。
エクリプスのTD510を測定した。

実は、近所で工事か何かをやっていて低周波がうまくとれてない。

2重に見えるが、低音側が下の赤が正解。低音の測定中に採取して合成。
ほっておくとピークホールドするので高い点が確保される。

周波数はフラットではない。
低音が出る出ないの議論も見かけるが、基準があいまいだ。
フラットからみると「出てない」と言ってよい。
ただ300Hzからダラ下がりしているので量感があるといえばある。落ち方そのものも自然といえば自然に見える。ただ150Hz付近にディップがあるのが気になる。エンクロージャだろう。
聴感よりはわかりやすい。

試しにabo-xと重ねてみる。同じ10cm口径のもの。

これと比較しても、やはり低音はフラットには出ていない。というか同社の説明にもあるが、そういうものを求めたものではないようだ。

【以下はメーカの文章】
タイムドメイン理論とは、時間領域の再現性を高めることで原音により忠実な音を再生しようというオーディオ理論である。
原音再生という目標は従来のオーディオ理論と同様だが、従来は周波数特性の向上でそれを得ようとしていたのに対して、タイムドメイン理論では時間特性に着目。
その指標としてインパルス応答の向上を採用している。

そういう話にしても驚くほどデータ開示がない。
この話も、結局最後は音楽の聴感になっていて、それでは科学的でもなく基準がない。
インパルスで測定できるのなら具体的な測定方法と結果データを開示すべきように思うが...。他社がまずければ自社比較とか。
そうやってどんどん科学性がなくなるのだろう。

個人的にはインパルス応答というのも良く理解できない。インパルス応答で支配的なのはユニットではないかと思うからだ。エンクロージャだと背圧とかとかそういう話になりそうだ。
寄生振動やエンクロージャ振動影響が小さいのは素直に理解できるが、だから「インパルス応答が良い」となるのかがわからない。
制動をあげたいのなら、重たいメタルコーンでやったほうがいいように思う。力任せに駆動したら応答はあがりそうなものだ。

しかしタイムドメインに限らず普通のスピーカでも測定データは開示されてはいない。開示している工房サイトもあるが、非常に良心的だと思うし、測定して掲載している人もいて参考になる。
一般環境での再現が無理というのはあるとは思うが、参考でもいいから掲載してほしい。モデルルームでもいいわけで。
こういうあたりも「そこで勝負している」わけではないにしろ、どうかと思うことがある。

前にも書いたが、タイムドメインはスピーカの直接音が支配的になる。
そのためabo-xと比べると中音の暴れが小さいのは特性でわかる。
多くのダクト共振は中に定在波やエンクロージャの振動を含んで出てくるので暴れが大きく出てくる。
そのあたりからは好みだろう。

ただ一旦スピーカから出た音は部屋でやはり反射して多くの反射波が定在波をおこす。
そのためスピーカの直接音でも暴れは発生する。
なので反射物が多い部屋(インテリアが多いなど)であると効果も少ない可能性もある。
mini・Lightはニアフィールド向きなので余計スピーカ直接音が支配的になってよいような気がする。TD510はニアフィールドではないのでピンポイントでそうなる。Yosshii9は聴いたことがないが、間接音なのでこうではないと思う。

別にタイムドメイン理論に反対とかそういう立場ではないが「低音が出る・出ない」「クリア」が感覚だけで議論されているのが気になる。

測定してみると低音はそれで十分と思うかどうか別にして
・TD510はフラットな特性ではなく低音は落ちている
 ダラダラ下がるので量感はあると思う。
・一般的な10cmの設計に比べても低音は小さい
 一般設計に比べて緩やかではあるが200Hzから垂下する
・スピーカ音が支配的なので波形は綺麗
 多分、ここが好まれる原因ではないかと思われる
というのは測定で客観的にわかる。
 なので「低音はフラットな特性までは出ていない」というのが正しい。
 後は自分の経験とか手持ちとの比較で「出る・出ない」になる。

 またこのTD510やタイムドメインminiは背面ダクトがある。ダクトと言わないのかもしれないが開口部がある。
 自分もやってみたが、そこに筒をつけるとダクトになってダクト共振する。
 QWTにしてはスピーカの位置が上なので普通のバスレフとして動くのだろう。
でも多分思想的にはそういう共振音は(波形が荒れるので)嫌うのだろうからつけていないのだろう。
 ただ壁から離してもある程度は出てくる。それもあって置き方でも変わる要素がある。背面ダクトは設置が難しい。

 後は個々人の好みでいいと思う。
 初めてこれを聴く人が購入を決心するには、「割り切り」もいると思う。
 個人的には、やはりフラットでないものはBGMならともかく音楽鑑賞としては...と思ったりする。過大な低音を望んでいるわけではないが、この部分のリアリティが希薄になる。絵画でたとえると黒が薄いというか。それでも絵画がはっきりした方がいいのか、全体としてバランスしたほうがいいのかは好みだろう。両方得られるものではないということでここが議論百出する所以。
 なのでエクリプスはタイムドメイン型のサブウーハも出している。
http://www.eclipse-td.com/products/316sw/index.html
 一方では「特性はフラットでなくても良い」という話もでてくるので内部的にも方向性はいろいろあるのだろう。
 実は、自分もサブウーハを足して聴いていた。(普通のYAMAHAのもの)
 専用アンプというのが気になるが、バスブーストしているのだろうか?
ただTD510はスピーカとしても売られているので一般アンプにつないでいるし、純正のアンプも特にバスブーストしている風でもなかった。45Hz~(-10dB)となっているが、これもそもそも全体がフラットではないし、普通は-3dBなのでちょっとおかしな印象もある。(ちゃんとグラフを掲載しないと、45Hzというのは誇大表現に思う。普通に言えば200Hz~だ。)
補正は10dB程度なので、アンプで補正できないほどではないが、それなりに特性を見ながらやる必要がある。だから専用なのかもしれない。
 タイムドメインminiを調べてみるとChipは三洋のLA4631や東芝のTA8207Kというのでそんなに高級なものでもないようだ。低音や高音に神経質な部品とも見えないし。

 音の綺麗さはともかく(それは確かに良いと思う)音楽としてのバランスは曲というかコンテンツによって(他のスピーカより)悪く感じることもある。
 上では「BGMならともかく」と書いたが、実は「BGMでも」フラットなものは好ましいと思う。音楽鑑賞では、ボーカルなど中音を中心に聞く場合が多いが、BGMなどでは「(音楽そのものではなく)音楽全体の雰囲気」を(無意識に)聴いているので個々の音ではなくバランスの方が大事。BGMはまるで聴き方が違っていて遠くの風景のようで、個々の花や木が重要ではなく全体の配置バランスが大事に思う。
 BGMで犠牲にしていいのは定位ぐらいだと思う。全体で感じるので個々の定位はそれほど重要ではない。
 BGMに関して言えばTD510は定位がピンポイントで無指向性ではないので向いていない。miniやLightなどのニアフィールドも同じと思われる。Yoshii9は多分その点はいいと思う。

 思想的には良いものだと思うし、スピーカを浮かせる発想もすごい。珍しいスピーカに属するとも思うが、フラットな特性は出ていない。
 綺麗な音でかつフラットであればこういう議論はないのだろう。要は両立してるわけではない。
 現状での利害得失で議論するとただの泥沼になるが、とどのつまりは「綺麗な音でフラットな特性」が理想なわけで。サブウーハもいいがスタガード方式でもいいし、もう少し音バランスがとれた製品開発がほしいように思う。
 原理上はエンクロージャ強度も小さくていいので安価にもできるし、自作派も多い。それに価格が価格なのでウーハーを足しても良いような気がする。

 現状そのままとすると、これを一般スピーカと同列に語ることはできないが、これだと200Hz以下を多く含まないソースというかそれ以外を中心に聞く場合は確かにいいのだろう。例えばボーカル以外はそんなに気にしないとか。自然界に低音は...とかいうが自然音のCDだけならともかくピアノもパイプオルガンも楽器も音楽そのものが人間が作って加工したものだ。
 購入者はそういう人中音志向の人が多いと思うが、間違えて(?)買った場合と評価が分かれるのはしょうがないような気がする。
 タイムドメイン型のサブウーハを内蔵して好みでOnOffできればいいのに。存在しているわけだし。

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TQWTとQWTの比較

そういえばTQWTとQWT(abo-x)の比較をやってなかった。

・TangBand W4-930SA
TQWTのデータ

QWTの松下電器 T10P45A6と重ねてみる。

大雑把にはそんなに変わらない。
定在波が少ないのでくせのない音がするのと、中音の持ち上がりが気になるほどでもない。

次は
・松下電器 FL10CM20W
TQWTのデータ

QWTの松下電器 T10P45A6と重ねてみる。

これもまた、大雑把にはそんなに変わらない。
同じく定在波は少ない。中音の持ち上がりも気になるほどでもない。

TangBand W4-930SA、松下電器 FL10CM20Wはabo-xでは△の評価になったがTQWTにもってくると○に近い。
ただ図体からもっと低音を期待するとそういう感じではなく、QWTのBestというかそのあたりに近いような印象。
平行面が少ないので定在波に関しては素性はいいようでくせのない音ではある。

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TQWTスピーカ(15)

TQWTスピーカであるが、音の感想などをあまり書かなかった。
ユニットを変えたりしていて、試聴にたどり着くのが遅かったせいもある。

外観とか仕上げとかそういうものを除いて、機能的な特性は前にも行ってあるが、まあまあだと思う。
新しいユニットでの測定はしていないが、
・試聴位置(2m)で60Hz以上はほぼフラットな特性
・定在波のディップの少ないくせのない音色
になっている。つまりスピーカとしての基本要件はクリアしている。

TQWTの特性なのか、QWTのように共振の山が高くはないようで、テーパのせいか山は低く裾野が大きい。なのでユニットを選ばないというか、どういうスピーカでも「それなり」に鳴る。
ただ反面、劇的な効果というのはないような気がする。図体の割りに柔らかい音がする。大雑把と言えばいいのだろうか。でも、シビアなものよりかえってそこがいいような気がする。
低音の大半はダクトから出る共振音で歯切れはよくなく、やさしい音なので聞き疲れしない。
なので悪く言えば、ベースラインのしっかりしたようなジャンルの曲やフルオーケストラは苦手に思う。ウッドベースの響きに似ているかもしれない。エレクトリックベースのように固い音はしない。(ジャコ・パストリアスはフレットレスなのでまた違った音がするが...。)
正直、今の世の中では好きな人もいれば(多分アコースティックなJazzコンボなど)そうでもない人も多そうな気がする。
ユニットはといえば、今はTangBand+AuraSoundの2発が気に入っている。
エンクロージャの設計にもよるが、TQWTではどうしても開口部が大きくなる。特に今回は容積を稼ごうとして奥行きを30cmにとったため開口面積が大きい。そのために、その開口面積にあったような口径のスピーカーが望ましく16cmあたりがいいのだが、それを補う手段として10cm*2などの手法でも有効に思える。開口面積に対してスピーカーの口径が小さいと思ったような共振効果が得られないようだ。
またメインのTangBand W4-930SAは紙コーンとしてはとても良い音色がする
サブのAuraSoundのNS4-255-8Dは軽く低音を増加させていて、このブレンドがなかなかいい感じ。特に小音量で聞く場合に低音不足を感じるのをうまく補っていると思う。
好みの範疇であるがPPコーン系にはしっとりとした音色でよいものが多い気がする。

そもそも作るきっかけになったのはabo-xもあるが、以下のアルバムが出たことも大きい。
マイクル・フランクスはずっと聞いているし、こういう雰囲気は最高だ。
AORと言っているがJazzのスローなもので、ボサノバ色が強い。独特の柔らかい雰囲気が一環していて熱烈なファンも多く、当方もそう。
すごく寡作になっていてこれは5年ぶり。
本当に、これを聞くために作ったようなスピーカに思っている。

彼のサウンドも変化してきたので、全部があうとは言わないが、大半はこのスピーカは良く似合う鳴り方がすると思う。
古いが、ゲッツ・ジルベルトなどのボサノバも良く合うスピーカだと思う。
決して万能とは思わないが、ゆったりとした時をくつろぎたいのなら最高の鳴り方をする。
また今のメーカ品で(特殊なものを除けば)こういう鳴り方をするものは少ないように思う。機能的に小型化と制動を強めた結果、小さくて高性能になった反面、失ったものもあるような気がする。
大型のエンクロージャ(これも53Lある)で背圧が少なくのびのび鳴るもので、共振音が多く制動がゆるいもの...ノスタルジックな音ではあるが、人間が求めている「ぬくもり」があるような気がする。デジタル化が進みアンプもフルデジタルを使っているが、このスピーカはそれでもノスタルジックな世界を作ってくれる。
売っていないものを作るのが自作のいいところだ。そもそも売り出しても売れないだろう。3丁目の夕日ではないが、そういう世界に暖かさがあるのなら、この音も似ている。そういう音がする。
決して(図体ほど)派手な音はしないが、BGMで聞くなら最高に思える。
ピュアオーディとは違うとは思っているが、「癒される音」があるとしたらこういうものなのだろう。

最初は背面解放で大型エンクロージャを考えていたが、これもまた志向としては同じもので、メーカが目指す方向ではない。
aboさんのQWTに刺激されて作ってみたが、(自分にとっては)いいものになったと思う。
同じような音を求めるのなら、QWT・TQWTのような共鳴管は悪くない選択だと思う。

追加)
同じような人を見付けた
・TQWT
http://www.asahi-net.or.jp/~jc3t-sum/elec_etc/tqwt-sp01/index.html
の人とほぼ同じだが、幅はこの人は300mmらしい。200mmなのでこれよりスリム。床板というのは思いつかなかった。その手はありそう。
PE-16、P-610ですか...。よさそう...。
大容積のTQWTにはピッタリのような...。
ダイトーDS-16Fで高音が...だとDS-16F2でもそうなのかも。

・QWT
自分はやってないけどabo-xがそう。
http://www.asahi-net.or.jp/~jc3t-sum/elec_etc/qwt-sp/index.html
も参考になる。曲げがないのは定在波は少なく素直でいいかも。

・タイムドメイン
http://www.asahi-net.or.jp/~jc3t-sum/elec_etc/td-sp01/index.html
パイオニアのカーステレオ用12cm同軸2ウエイユニット(80W入力)で良好な低音とか。
abo-xもそうだが、ユニットで変わるし、カーオディオのものは少ない容積で低音が出る(ただ効率が悪い)ものが多い。そういう選択もあるのかも。

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TQWTスピーカ(14)

そういえば ダイトーボイス DS-160FⅡの測定をしてなかった。
最初につけたもので期待も大きかったし、失望も大きかった。

試聴位置のデータ。

そんなに悪くはない。
低音も出ている。
まあ図体を考えるとすさまじい低音を想像するのだが、そんなことはまるでなくて、あっけらかんと柔らかい音で鳴る。歯切れはよくないがそこがいい。疲れない。
低音も「漂う」ぐらいが上品で好きだ。「あ、出てたんだ」ぐらい。

定在波も少ないしフラットに近いし、こうやって見ると取り立ててひどいこともなさそうだ。
ただこの程度でも中音が前に来ていて低音が引っ込んだ印象になる。
ダイトーボイスの名誉のために言っておくが、そんなに悪いユニットではないと思う。
中音が前に来るので「明るく・にぎやかな」感じがするだけでバランスそのものは悪くはない。好みの問題。
これも簡単なPSTで中音を-5dbもすれば落ち着いた音になるだろう。

 考えると耳というか好みがどんどんシビアになっているのだろう。この音でOKという場合も多いだろう。
 他のユニットも似たような感じで、多分特性も似ているのだろう。BOSEだけはもう少し低音があがっている印象があるが、逆にこれは暗いというか。
 
難しいものだ。
ユニットで遊ぶとなると16cmを交換するのも手ではあるが、16cmはやはり値段があがる。
なので10cm2発が安上がりだし、そもそも組み合わせで楽しめる。数をこなせばいいというものではないが、求める音に対するトライ回数が増やせるのは事実だ。
遊ぶにしても少ない投資で長時間遊べることになる。
なので10cm2発はお勧め。

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TQWTスピーカ(13)

TangBand W4-930SAを聞いてから2連でどうしても試したいユニットがあった。

それはAuraSoundのNS4-255-8D。
10cmのウーハーなのだが6Khzは出るのでツイータを足せば使えるし、そもそも
TangBand W4-930SAはフルレンジだ。
効率は84dbなので低め。アルミコーンだからか。
TangBand W4-930SAは6ΩでNS4-255-8Dは8Ω。
並列にすると3.4Ωほどになる。

狙いは低音増強なのであるが、点音源は捨てる。共振はスピーカセンターにはならないが、似たような位置にあるので問題はなさそう。
丁度、稲垣潤一(やや古い)とフランク永井(古い!!)がユニゾンしたような感じ。

効率からするとTangBand W4-930SAがいいので稲垣潤一のややバックでフランク永井が歌うという。豪華絢爛とも思えるが、無謀とも思える。
一般的に2発というかPAではよく使われている。というのも最大出力が足りないので、並列で駆動させる場合が多い。この場合は同じユニットを使う。
ただそうやってしまうと、音量が倍にできるのならそれとさほど変わらなくなる。
なのでわざと違うコンビネーションをとってみる。

もう1つは(これは良し悪しがあるが)単一ユニットより複数を混合したほうが音が豊かになるというもので、確かに単一性はなくなるが複数のユニットの混合音は単一のそれより複雑な音色になる。
また効率によって比率が変えられたり、アッティネータでも変えられて調整もできる。

何はともあれやってみる。
以下がバッフル装着。

針葉樹のコンパネはふしがあって面白いが位置にもよるかも。

両方ともネオジュームマグネットなのでマグネットは大きく見えない。
フェライトの10倍の磁力だから10倍あると大変。
両方ともフレームが狭いので後ろからつけたほうがいい。
AuraSoundはさらにエッジが出ているが、装着用のリングがあるのでそれをはさめばしっかりつけられる。


つけてみる。アルミコーンなので反射したりする。

音はといえば狙い通り低音は出てくる。
ちょっと出過ぎなのかしら?この経験はヴェロダインのダクト以来かも。
まあ困ったようなそうでないような。

音源は曖昧にはなるが、それを補ってあまりあるような音がする。
なかなかいいコンビに思えてきた。

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TQWTスピーカ(12)

ついでなのでバッフルは全部作ってしまった。

・16cm用のもの

搭載はBodseの16cm

・10cm用のもの

搭載はTang Band  W4-930SG

・10cm2発

搭載は
松下電器 FL10CM20W 10cm 4Ω/20w 
松下電器 10P497F0 10Cm 6Ω/20w
で安いながら大奮戦で、Boseより明るい。
ここらはすべてちゃんと聞けるレベル。

まあ他にも12cmとか8cmとか作ればできるが...。
というのも180cm*90cmのコンパネから30cm*20cmは27枚とれる。
13ペアもあるわけで、後10ペアあまるというか。失敗してもOK。
そもそも30cm*20cmだとMDFでもそのサイズが売っている。
¥100ショップだと6mmのがその価格。ホームセンターだと12mmのものも売っている。
MDFは木目でないのが悲しいが実験には十分。

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TQWTスピーカ(11)

いよいよバッフルを作る。

バッフルはコンパネの針葉樹系を使った。
これは表面はふしもあって面白い。ただ固くてすぐに割れる。(^^!

バッフル用にコンパネを1枚買ってカットしてもらった。
¥1500+カット代ほど。
MDFの端材でもできるが端材の値段を足すとこの方が安い。
ただ沢山できるので、置き場所に困るかもしれない。

こんな感じ。

スピーカはBOSE。
メルセデスベンツのカースピーカでオークションで入手したもの。
メルセデス・ベンツSLK R170 BOSE16cm純正スピーカー
とあった。
ベンツというよりBOSEに惹かれたのかな?
実はJBLの16cmを狙ったのだが落札前にせりあがり...やめてしまった。
BOSEはJBLより人気がないのか、やはり競ったがそうあがらなかった。
カースピーカは容積が小さくてもバランスがよくなるものが多い。

裏はこんな感じ。

つけるとこんな感じ。

針葉樹のコンパネがいい感じ。

音はどうなんだ!!といわれると、16cmの中では良い。低音も出る。
とってないが測定でもそこそこ良い印象がある。
ただ、QWTもそうだったが、TangBand W4-930SAは音色がいい。
このあたりから好みかもしれないがTangBand W4-930SAが一番いい感じ。

好きなのは「聞いていたら眠くなる=刺激的ではない音」なのでそういうのがある。
歯切れのいい音は疲れる自分なので、作業の後に聞くのならTangBand W4-930SAかな?

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TQWTスピーカ(10)

まず前面はメープルのオイルステインを塗る。

サイドはタモなのでマスキングしたが盛大にステインが染み出し...。
ヤスリで削っている。(TT)
メープルってもっと綺麗に出るのかと思っていたが...。
コンパネなのでベニアなのだが、どこか工事現場で雨ざらしにあったベニアみたいだ。
その後透明ニスだとインパクトがなく(濃くならなかった)、メープルの着色ニスを塗ってみた。
どうもオイルステインと色は違っていて赤っぽい。
2度塗ったが、光沢を出してもいまいちそうなのでそこでやめてしまった。(TT)

・側面はウォールナットのステイン。

パテにも着色できるが色合いが違うというか。そもそもが木目を見せる塗装なので下地が見えていかにも「パテが塗りたくって」みたいになる。(TT)
しょうがないので、その上から水性のペイントを塗った。
教訓:ステインを使う場合はパテは最小限度に、目立たないように。

塗り終わった!!

なんかいまいちだか、前面はメープルというよりチーク材の色に近いような。
なんでメープルのステインとメープルの着色ニスでこうなるのか不思議?
タモの白だけがいい。(無塗装なので。)

しばらく乾燥させて塗装の匂いも少なくなったので室内へ。
スピーカケーブルの相手側もネジ止めにするように変更。

このスタイルで「エンクロージャ」として独立っぽくなった。
それにしても塗装がうまくなりたい。(TT)

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TQWTスピーカ(9)

TQWTスピーカの続き。
塗装の前にフロントバッフル方式にして、バッフルごとユニット変更できるように考える。

今の穴の周りに穴をあける。

ジグソーでそれをつないであける。

盛大に曲がる...が内側なのでいいか...。

つめ付ナットを入れる。

これが精度なのではたまたハンマーの変形なのか結構しぶい。(TT)

工作はここで完了して次は塗装。

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TQWTスピーカ(8)

塗装に入る前に、Fostexの16cmを忘れていた。

元々メーカの密閉箱なので分解が面倒なのでやらなかった。
TangBand W4-930SAはいいのだが10cmなのでちょっと物足りない。
まず、自分の耳では信憑性がない。

頑張ってつけてみた。

(TT)
ひどくはないがTangBand W4-930SAには全然及ばない。
この手はどうも中音があがっていてバランスが悪い。

やはり塗装すべきなのだろうが、こうやってユニットを変えられるようにもしたい。
できれば簡単に...。

その前に前面のサイドからの空気漏れ対策で角材をつけた。
¥100ショップで1本¥100のを8本。結構高価かも。
内部に貼る手もあるが、木口もあるし外部にしてみた。
接着でつける。

でこの部分は完成。

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TQWTスピーカ(7)

まず、自分の耳では信憑性がない。
そもそもかなり落ち込んでいたのでフラシーボも大きいような気がする。
本当にいい音なのか疑問がある。

そこで測定してみた。(試聴位置)

おおーーー。60Hzからフラットに出ている。
定在波も少ない。(^^v
10cmなので50Hzはしょうがないとしても出てないわけではない。

これなら素性は悪くないのでチューニングしても面白そうだ。
とにかく良いユニットが1つでも見つかって良かったような。

これで安眠はできる。
短気を起して捨てなくて良かった。(^^)
急にかわいくなって塗装してみようと考える。

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TQWTスピーカ(6)

とりあえず試聴。

1. ダイトーボイス DS-160FⅡ

(TT)
壊したくなってきた。中音が強すぎてちょっと期待はずれ。
音圧は結構高いというかエコには違いない。
いきなり粗大ゴミになったかと思うと悲しい。(TT)

2.ジャンク16cm(その1)
センターコーンのあるジャンクの16cm。

さほど期待せずにつけた。
見事に期待に答えていまいちだった。(TT)

3.ジャンク16cm(その2)
センターコーンのないジャンクの16cm。

これも、さほど期待せずにつけた。
これもまた、見事に期待に答えていまいちだった。(TT)(TT)

普通、自作すると思いいれというか愛着で贔屓目に見るのが普通なのだが、どうしてもそんな気分にならない。
ここまで来て気分が落ち込み、ゴミ箱にでも改造したい気分になっていた。
もう取り替えるとしてもユニットぐらい...。

4.TangBand W4-930SA10cm
abo-xに使ったのを思い出した。
家捜しすると20cm*20cmのMDF(¥100ショップで2枚で¥100)が見つかったのでこれにつけてみる。


少しは期待するというか...。
おおーーー。これならまともに聞けるような音だ。
思い出が脳裏をかすめて涙が出そうになった。
取り乱して散らかったままを写してしまった。(^^!

それなら「こんなにでかいのはいるのか?」はありそうだが。

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TQWTスピーカ(5)

さらに続き。
*写真を間違えて削除(TT)

やはり屋外はいい。(^^)

9.パテのはみ出しを削る
でかいのでサンダーで磨く。
【写真を間違えて削除】
硬化すると、もろくなるようで欠けたりする。粘土みたいというか。
接着性はあまりないような感じであるが木目に入るととれない。では木目同士の間に塗ると接着しそうなものだが、(するのかもしれなが)もろくてすぐに割れるというか。

マスキングテープをとるとマスキングテープにつくというか、そのせいで盛大に崩れる場所ができてしまった。まあ残った部分も結構あるので前より密着性はいいし、斜めカットの接合部は全部埋まっている。
背面ははずす予定がないのでもう1度パテを塗っておいた。
前面ははずすので土砂崩れした部分をパテで補っておいた。(やや心配)

10.吸音材を入れる
【写真を間違えて削除】
前面がとれるので後でも入るけど。
フェルトを定在波の出やすいスロート・マウス部とスピーカの後ろに貼る。
両面テープ+木工ボンド。
ただマウス部は後で測定しながらやるつもりになって、はずしてしまった。

11.端子をつける
【写真を間違えて削除】
やっとエンクロージャっぽくなってきた。

12.天面処理
もっと前にやるべきだったが天面処理。
カンナで削って、端材を切ってネジ止め。
【写真を間違えて削除】
隙間はやはりパテで埋める。

塗装前だけどスピーカをつけて第二段階完成!!
【写真を間違えて削除】

ここまで半日でまたパテを塗ったので、翌日まで乾かすことにして作業終了。
今度はパテの量が少ないのでヤスリぐらいでOK。


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TQWTスピーカ(4)

さらに続き。

そろそろ暗くなってきたので、室内でできるように足にフェルトをつける。
特にネジがあるのでその上に貼る

室内作業であるが...(屋外の方がいいけど)
このままでは各所に隙間ができる。
そもそも斜めカット接合など当方の技術では無理。

8.パテ埋め
これが今回の目玉のパテ(木工用)
悔いがないように大きなものを買ってくる。
色は2種あったらが同系色のラワンにした。

中身は以下。
袋に入っていてヘラもついている。容器はプラスチック。

固さは、ホットケーキの生地というかそういう固さで粘土ほどではない。

後で前面だけははずしたかったのでそこの処理を考えた。
・一旦マスキングテープを貼る
・裏からパテを入れる
・乾くのを待つ
・マクキングテープを外す
でバッチリ完成!!と思っていた。
が結局この作戦はマスキングテープからパテがうまくはがれず失敗する。(TT)

とりあえず失敗の模様を含めて...
1)マスキングテープを貼る
表面がつるつるのものでこれならパテもはがれると期待
・前面

・後面

2)パテを入れる
木口も入れてパテを塗る。

面白いので調子にのってどんどん塗る。
しかし後でこれが塗装で苦労することになる。
色は似ているが微妙に違うし、そもそも木目とパテではテクスチャーというか模様が違う。

乾燥があるのでひとまず1日目はここで終了。

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TQWTスピーカ(3)

製作の続き。

4.側面をつける
 側面をつけてみる。

ん?このつけ方間違っている。これだと前面・後面の板のスロートが小さくなってしまう。
このTQWTは側面は前面と後面の間にはさまないといけない。
なんか設計した本人が間違えてると世話がない。(TT)
とんだ後戻り。
 コーススレッドネジなのでとめなおし。またパテをあてにする。

5.後面をつける

でかすぎてデッキからはみ出して庭で作業。(TT)
後面もつけた。

6.足と反射板をつける
これが足。

これが反射板。

ネジ止めなので簡単にできてしまう。

7.第一段階完成?

でかい!!しかも微妙に傾いている。(^^!
縦長なので足の少しのずれで盛大に傾く。ここはフェルトの傷防止シールがあるのでその枚数で微調整に決める。(^^!

ここまで半日ほどだったが、最初のミスがあるのでなければもっと早いと思う。
それにしても作業場所を食う。段取りが悪いのだろうけど。

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TQWTスピーカ(2)

とにかくホームセンターのコメリで買ってきた。

1.板材
板材はラワン系のコンパネだが、防水性のものでこれは密度も高く期待できそうなのでこれにした。
ただ表裏があり、裏はいまいち。¥1750/枚と針葉樹より高かった。

2.斜めカット作業
やはり斜めカットは無理だった。(TT)
切断前。

丸ノコで切断後。

面白いぐらい曲がる。(TT)
良く考えると補強用の1X4材があったのでそれをガイドにすればよかった。
大型ジグソーみたいに曲がってしまう。2度目はややまとも。

3.スピーカの穴をあける
16cmがつくようにあけてしまう。
もしかしたらツイータもつけるのであけてしまう。

ここもホームセンターでは無理で自在錐であける。
16cmだとロングバーになる。
そういうのも買ったので余計に高くなる。工具の方が高いような...。
ま、いいか。

ここまで半日ほど。買出しが長いかも。

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TQWTスピーカ(1)

TQWTスピーカを作りたくなる。

発端はやはりabo-x。これはQWTである。
・同じものを作ってもしょうがない
・定在波を下げてみたい
・元々、16cmの背面解放型を作ってみたかったが背圧が低く同じような鳴り方をする
というのが動機になる。

いろいろと考えたのだが、
・折りたたみはやめてまっすぐにする
 定在波が減る方向。但し高さが高くなる。でもユニークというか市販は大半折りたたんでいる。
・ユニットは16cmまで対応する
 小口径も面白いが、中口径というか16cmも楽しみたい
ということになり、考えてもでかそう。

一応板取をよくしたのがこちらの設計になる。

コンパネ1枚から1台作成できる。
端材で反射板を作るので、足りないかもしれないが10cmの端材で調整する。

厚みは迷ったが12mmにしてある。
このクラスだともっとあったほうがいいと思うが小音量ということでこれにする。
それでも箱鳴りする場合は1X4材なのでそこを補強することにする。
なのでラワン系のコンパネなら180cm*90cmで¥1000/台程度(いろいろあるけど)。針葉樹系でも¥1500/台程度になる。

それでも重たそう...。

後で考えると、前面は1X6材、側面は1X8材にして、足は1X4材などを使えば柔らかいとは言え合板ではないので見た目はいいと思う。
ただ1X4材はともかく1X6材や1X8材はホームセンターでは置いてない可能性もある。1X4材をうまく張り合わせてもできるが、乾燥で良く反ったりする。
それに遥かに重くなる...が箱鳴りはしないような気がする。

工作で難しいのは
・斜めカットがある(カットできるホームセンターもある)
・接合部が斜めで難しい
というところ。

・斜めカット
 ホームセンターで聞いてみてNGなら自分でカット
・接合部が斜めで難しい
 ここは木材パテを買ってそれで埋める!!
で対応することにした。

とにかく図面ができたのでもってホームセンターに行く。

一般的には180cm*90cmというのも181cm*91cmなどで売られているので端材も寸法よりは大きくなる。一方、切断しろが2mmぐらいはあるので、左の寸法を確保するように切ってもらって、後はあまった分にしてある。

設計的には共振周波数は50Hzで見てある。(正確には47.8Hz)
ただTQWTの場合でこの構造だとLは厳密に「どこなのか?」は難しく180cmだと47.8Hz、192cmだと44.8Hzなので46Hz付近と見るべきだろう。
その意味でスピーカセンターも90cmになっているが、93cmぐらいが適当に思われる。

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絨毯スピーカー

絨毯スピーカーなるものがある。

系列としてはタイムドメイン系になる...と思う。

正式な作り方はよくわからなかったが、YouTubeにあった。
工作としてはすごく簡単。

1.絨毯というよりはマットを丸めてしばって、鍋敷きの上に置く
とりあえず玄関マット。

2.スピーカをその上に置く
エンクロージャから外してそのまま置いた。

 全然正式ではないと思うが、実際にも市販されている。(そちらは、かなりまともだと思う。デザインもいいし。)
 良い音ならまじめに作ろうかな?と思って聞いてみる。

 印象というと、スピーカそのものの音というか。だからクリアといえばクリア。

 測定でもそうなのだが、スピーカそのものから出る音というのは波形も綺麗だし、聞いていてもそういう印象がある。
 濁っているのは「ダクト音(ダクトがある場合)」「エンクロージャの振動音」という考え方はあるし、波形も音色もそうなる。
 タイムドメインはこれを嫌って、スピーカをゲルで浮かせていて振動をエンクロージャに伝えないようにしている。一方筒があるものは、そこが共鳴管として働いているような気がする。
 エクリプスは卵型でエンクロージャ容積は小さく、共鳴管という感じはしないが、それでもスピーカは浮いているらしい。背面にダクトはあるが、スピーカの音が支配的になっている。

 絨毯スピーカの特徴は「ソフトエンクロージャ」ということらしい。確かにソフトというか吸音材なので振動しても余分な音は出ないようだ。
 ただ平面スピーカではないので「無限大バッフル」というのはあたらないように思う。エンクロージャは有限なので同じサイズの筒ぐらいの音の干渉はあるだろうし、エンクロージャ容積そのものは小さいので背圧はかかっている音になる。固有振動数は低そうなので、音につれてエンクロージャ容積が変化するというよりは、吸音材でできたエンクロージャとして働いているように思われる。
 スピーカの固定方法がよくわからないが、ただ置いただけだとやはり不安定な気がする。小さなバッフルをつけている例もあるし、固定からすればそのほうが良いように思うが、思想からすれば「振動要素が増える」のでないほうがいいのだろう。
 低音に関して言えば、共鳴音は(一応ダクト構造なので)あるにはあるが、盛大に吸音材があるような感じになる。つまりは共鳴音はあまりしないので他のエンクロージャほどの低音は出ない。非常に柔らかい材料で笛を作ったような感じ。
 スピーカの特性がそのまま出るのに近いので、そういうユニットを選べばその能力である程度は出せると思うが、同じユニットで最適設計された一般的なバスレフのエンクロージャほどは出ないと思われる。

 まあそういう聞き方をするエンクロージャというより振動せずにピュアな音を楽しむためのものなのだろう。
 良い点は
・エンクロージャの振動がない
・定在波が少なそう(吸音だらけなので)
・製作が(多分)タイムドメインより簡単
ではないかと思う。
 ただスピーカに関してはタイムドメインのように錘をつけないまでも慣性をあげたほうが良いという話もある。音の出力時には反力があるので絨毯の変形に負けないような構造は(理想とは別に)望ましいとは思う。

...などと読んでもいいのか悪いのかさっぱりわからないのだが、タイムドメイン系を好む人には案外面白いし、絨毯の発想が凄くユニーク。
ただ、タイムドメイン系は音の純粋さを求めているので音のバランスというかそういう面は物足りない向きもあるように思う。
 勿論、そういうユニットをもってこればある程度はいけるが、小口径でも低音が出るものはウーハーっぽくなって高音が出ない傾向になる。
かと言って2wayでもないので、同軸というかコアキシャルのユニットなどがいいのかもしれない。大口径で作る手もないではないが、同じことになりそう。
 もし全く同じユニットで最適設計したら...が前提なら低音の量感は一般的エンクロージャに負けるが、質感は人次第だろう。共鳴音が少ないので歯切れがいいと思う。

 これも限られたジャンルであれば、生々しい音になり感動もあるのだがそうオールマイティでもないと思う。特にアコースティック系のソースはよさそうだ。
  まじめに作るとすると
・バッフルはまじめに作る(絨毯との密着度を稼ぐにはやはりゲルか?)
・ダクトもまじめに作る
・スピーカに慣性用の錘を工夫してつける
ぐらいはやってもよさそうだ。
 タイムドメインに近づくが、エンクロージャ素材が柔らかいというのが最大の相違だろう。共鳴を捨てて振動をとった...という感じ。
 ただ個人的な方向性とは少し違うし、エクリプスが同様傾向なのでパスすることにする。

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ファンネルダクトスピーカ

小口径でフルレンジはまとまりや定位はいいのだが、どうしても低音が不足する。
ユニットでも変わるがエンクロージャで結構変わる。
それに従って密閉からバスレフとなり、そこから道が分かれるのだろう。

・バックロードホンなども面白そうである。但し工作が難しい。

・JSP方式はバスレフよりさらに低い位置にピークがあり、量感もあるのでいいのだが、図体はそれなりに大きいのが欠点。
 これは成功例も多く非常に面白い。

・ナチュラルダクトはやってみたが、低音が出るというより中高音が引っ込むため音量を上げるとそういう印象を受ける。
 アイデアとしては面白いが、成功例をあまり聞かない。
 作ってみたが原理的なものだったし壊してしまった。

・タイムドメイン型はエクリプスを借りているので割愛
 低音を出すものではなく、音をピュアにするような方向。クリアにはなるが指向性があるようで視聴位置はピンポイントになる。
 低音を出すという意味ではエンビ管スピーカに見られる筒を足してそこから共振周波数を出すというのがある。
 ダンポールでもそこそこは増えるのだが、期待ほどではなかった。
 サブウーハを足すのも手だが、実は電流帰還アンプだと具合が良い。ただ高域も持ち上がるので疲れるかもしれない。上に向けるとバランスは良いかもしれない。
 作例は結構多くて、中高音はやはり良いとあるが低音は不足のようだ。聞く音楽次第では面白いと思う。
 
というので、まだやっていないファンネル・ダクト・スピーカを体験したくなる。
http://park11.wakwak.com/~daichi/audio/audio-home.htm
かな?
これは、バスレフのダクト(?)にロートを使うもので、下向きにする。
発案者の解説では、位相反転の音を期待しているのではなく、ユニットの低音が増強されるとある。不思議...。

作る前にまずは実験をやってみる。
・16cmのフルレンジを用意した。(ダイトーボイス)
・エンクロージャは小さめ。(9Lほど)
・エンコロージャの後面を開口(2箇所)
 ここにロートをあててみる。

何もないと、後面開放型に近く、低音は出ないがのびのびと鳴る。背圧があまりかからないので、制動が弱い反面音そのものはやわらかい。
こうやって、ある程度をふさぐとバスレフまでではないが、後面からは低音が漏れてくる。
さて、ここをロートでふさぐと...なんか密閉箱のような印象。
つまり、背圧がかかって音は締まるが低音は出ない。何もつけないほうがまだ聞いた印象では低音が出ている。
ロートの口に耳を近づけると低音がする...がそれほど大きな量感がない。

これも成功例が少なかったりするが、かなりユニットとか条件を選ぶような気がする。
想像なのだが...
・中高音は密閉型として働く
・低音も基本は密閉なのだが、多分f0の背圧に近い部分を逃がしており、そのため結果としてf0の音圧があがる。つまりスピーカのコーン振動が制動がない分ストロークが増える。
この感じからしてダブルバスレフ風ではなさそうだ。
 (作成者はスリットの音は期待していないとのこと)
のかもしれない。

空気室が狭いので一般の密閉とかバスレフの方が伸びがあるが、制動できるので歯切れはいいはず。
そういえば製作者はデジタルアンプも販売していたので、
・foの低いユニット(重たいコーン・でかいマグネット)
・密閉で制動をあげる
・低音は密閉(出ない)だが、fo付近のストロークは大きくしてやる(?)
をデジタルアンプ駆動しているのかも。

聞いた感じでも、どうもエンクロージャダクトの共振を期待しているのではないことはわかる。つまりはf0までということなのだろう。
ロートの働きは不明ではあるが、想像するにスピーカ低周波の動き(つまりは全体の動き=風圧っていうか)のみを逃がして、それ以外は密閉風に働いていてfoの制動を下げているような印象だ。ロートのダクトは細いのでfo以外は密閉というか。
であれば、ロートはどの向きでもよさそうだが...。
注)その後、ちゃんと調べると向きが逆だった。(TT)
つまりホーン風に外部に向けて開口させる。ただ短いのでホーンとしては働かないような。
「風レンズ」という説もあるが、これも外側にも流れが必要なので違うような...。
http://fe.mech.kyushu-u.ac.jp/research/wind/wind.html

ここにJSP方式との比較がある。
http://syunmei.fc2web.com/audio/CHR70/newpage1.html
ここにもあるように、JSPはf0以下にダクトから(バスレフ以下の周波数の)低音が出てくる。対して多分ファンネルダクトはf0までではないかと思われる。
この人はやはりチタンコーンのようなf0が低く制動がよく(でも能率が低そうな)スピーカをチョイスしていて、これは正解ではないかと。

つまりは、foがのびのび鳴る密閉箱スピーカってことに思えてきた。(それでもたいしたアイデアだと思うが。)
密閉箱もFostexをはじめ幾つかあるが、歯切れはいいが口径が大きくないと低音が出ない。スピーカ以外のものは使わない潔さみたいな思想と制動のきく歯切れの良さはあるが、10cmクラスだとどうなのかな?と思って16cmクラスしかない。
foの低い小口径って能率が悪く勢いアンプで頑張る図式になる。デジタルアンプだとそれもいいのだろうけど、なんだかエコでもなさそうな...。

成功例が少ないのも多分ユニットのチョイスが難しいからのように思う。
つまりは小型密閉でもそこそこ鳴るユニットでないといけないように思われる。

注)その後ちゃんと周波数測定しているサイトを見付けた。
http://pub.ne.jp/nisi/?entry_id=3036311
どうも作者の40Hzというのは聴感らしい。(^^!
http://pub.ne.jp/nisi/?entry_id=3123433
に密閉との比較もある。やはり殆どは密閉として動作しているようだ。
ダクト音も測定してあった。これも有難い。一般的なダクトに対して低域はのびていない。
バスレフ動作の測定もあるが、これはちょっと良すぎるような...。(ちゃんと自信がないと書いてある。)
低音にやや盛り上がりがあるが、これがダクトの効果なのだろう。なので基本は密閉動作っぽいような気がする。

全体として、省サイズでf0を伸ばしたのは凄いと思うが、f0までだと上にあるようにJSPには及ばないような...。(この外形は置きにくくていまいちだけど)
ってことで作成は割愛。(^^!

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スタッガードバスレフ(2)

TSA540はどうも透明感が全くないというか歯切れもいまいち。
実験でACアダプタまで壊してしまったし、マスターボリューム連動にしたら低域も落ちてきた。(TT)
まあ、いいことなしというか。

元々TV用なのだからということでD級アンプにつないでみることにした。
秋月だから...ってことはないが、秋月のD級アンプ(1W*2)につないでみた。

驚いた。結構クリア。ちょっとバスブーストしてやると、JSPっぽい音になる。
歯切れもいい。定位だけはフルレンジ1発には負けてしまうが、この価格でこれは凄い。
元値が凄いのかもしれないけど。
スタンドが作りにくくはあるけど、これならトールボーイにしてBGMスピーカとして役に立ちそうである。
本来用途のTVの音声としてもいいかもしれない。

バスブーストしなくてもそれなりに出るが、少しブーストするだけで好みの音になった。
いろいろ聞いてみたが、結構シャープな音になる。

つまりは、いいアンプがあれば安い買い物に思う。
秋月のアンプも@2000だし、そもそも消費電力が小さいので向いているように思う。
このスピーカは若干能率は低いみたいだが、秋月のでやかましいぐらいには鳴らせる。
秋月のにバスブーストがあれば...買いなのだが。
自作するか...。

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スタッガードバスレフ(1)

前に書いたが秋月のスピーカに興味を持つ。

大画面TV対応 2WAY 3スピーカーシステム(グレー)61cm
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-01160/
価格が2つで¥1500というのも魅力。
商品コードがEAB822A6となっていて、調べるとどうもこれは

2001年頃の パナソニック・プラズマテレビ用
TH-42PM30/S , TH-42PM50/S
メーカー希望小売価格 ¥1,100,000円 , 880,000円 のテレビ用スピーカー。
http://ctlg.panasonic.jp/product/info.do?pg=04&hb=TH-42PM30S
http://ctlg.panasonic.jp/product/info.do?pg=04&hb=TH-42PM50S

とのこと。2つ出ているけど、61cmのはTH-42PM50/Sかな?
スタッガードバスレフになっていて分解した人もいた。
http://supikura.blogspot.com/2010_04_01_archive.html

安いので部品を買うついでに買ってみた。
TV用なのでそれに装着するためか縦長のトールボーイ風だけどサイズ制限が苦しそう。
そこでスタッガードバスレフの設計で低音を稼いだのかもしれない。

届いた。でかい!!
っていうかスタンドがないので自立できない。(TT)
裏からM4のネジ4本で止めるようになっている。
それも奥まっているので多分専用の装着なのだろう。
まあそのうち気が向いたらスタンドでも作ろう。
LCDの横にたてかけた。19”なのだが小さく見える。さすが50”用...。

音だしはAMP-STA540-Sで行った。(^^!
そばにあったからというだけの理由。

印象であるが、結構いい音がする。
低音であるがTangBand+JSPエンクロージャには及ばないがさすがスタッガードバスレフだけあってそれなりの低音を聞かせてくれる。
フルレンジではないので点音源ではないというか定位はあいまいになるが、元々画面を見るように設計されているのでそこはよしとすべきに思う。

AMP-STA540-Sという貧弱な条件にもかかわらず、かなり良い音で鳴る。
エンクロージャを変えたらもっといいかもしれないので自作派にはお勧めかも。
プラ筐体なので切ったら燃えるゴミにできそうでもある。(^^!

AMP-STA540-Sが2.1ch改造してあるのでウーハーを10cmのフルレンジでとってみた。
あまりに貧弱なウーハーにも思う。(TT)
そのせいか出てくる音はウーハーのそれと大差ない。
勿論音圧があげられるので低音の量感は出せるがただのバスコントロール風。
つまりそれだけ低音は出ているように思う。

印象として
・¥1500としては良い音質に思う
・低音は一般より出るが口径やエンクロージャなどから過大な期待はできない。
 8cmでもTangBand+JSPのでかいエンクロージャの方が伸びている。
 ただ、このサイズは容積からしても随分奮戦していると思う。
・もっと期待したい向きにはまともなサブウーハをつなぐと良い
という感じ。
少なくともBGMを聞くのなら案外良い選択肢に思える。

TVのスピーカなのでそうしてみようか迷うところ。
 

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アクティブコンタクトスピーカ(2)

ランブルソニックがいまいちだったので、今度はFostexのGY-1(エア:eA)を試すことにする。
これは、1.5万はするのだが、偶然にも借りることができた。

これも超磁歪素子らしいが定かではない。(磁性材料とだけある)
これは乾電池ではなくACアダプタ。また、「置く」ように設計されていてズッシリ重い。おまけに相手に貼るシートも同梱されている。(つけてないけど)
こちらはオーディオメーカだけあって期待できそうだが、逆に自作素材には向かないような。まあ完成度は高そうだ。

やはりいろいろ試してみた。
やはり机よりも床あたりがいい音になるように思えた。
こんな感じ。

ランブルソニックよりははるかに良い音がするが、やはり普通のオーディオには及ばない。(TT)
設置にもよるのだが
・やはり音が篭っている
・低音がさほど出ない(ランブルソニックよりははるかに出る)
・高音も弱い
みたいな感じがする。
評価も分かれているが、「(従来方式の)価格並みの音」を期待するとちょっとはずれるように思う。
置き方や設置が面白いので遊ぶのとしてはいいように感じるし、これなら小さなBGM程度なら許せるようなレベルかもしれない。3-4Wらしいので電気も食わないような。

音なのだが、オーディオのように「遠くから鑑賞するように聞く」とかそういうのと比較するとちょっと厳しいと思う。
多分、かなりニアフィールドで小さな音量で聞けば、まあ「そこそこ」という感じに思う。
それなら「小型スピーカでもいいじゃないか!」という声もあるが、それよりは設置の自由度はあるかもしれない。

驚くほどの音にはめぐり合えないが、驚くような設置環境はできるし、ニアフィールドでさほど聞き込まないような音楽を鳴らす向きにはいいのかもしれない。我慢できるというか。
これもスピーカエンクロージャの上に置いてみたが、ランブルソニックと似たような感じだった。
Webでもそうだが「引き出し」などでの共鳴効果もあるので、置き方で結構変わると思う。
そうやって遊べるのだが、ACアダプタなので、全く自由設置もできない。
床ってのは一番くせがないのかもしれない。
試しに板材の上に乗せていろいろやってみたが、床ほどの音ではなかった。(TT)

こういうのを素材にして従来を超えるのは結構難しいような結論。(TT)
まあ、それができれば各社やっているだろうし。

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アクティブコンタクトスピーカ(1)

普通のスピーカに飽き足らなくなったわけでもないが、アクティブコンタクトスピーカを触ってみたくなった。
波動スピーカと言えばエムズシステムの両側にスピーカのついたものを連想するが、寺垣先生が作ったものもある。(こちらは商標の関係か物質派と呼ぶらしいが)

いずれにしても従来方式のスピーカでない音がするのは面白いと思う。
でまずは、秋月で売っていた「ランブルソニック」なるものを試した。
超磁歪素子で振動を伝えるというものらしい。骨伝導も可能。
乾電池で動作するのだが、時間は8時間。また、「置く」のではなく「手で押し付ける」構造なので、音楽を聞く間はずっと押し付けていなくてはならない。(TT)
携帯用なのかしら?
このあたりからしてオーディオにはどうかな?って感じがする。
秋月で¥5800であるのでそんなに高くはない...のかな?

それでいろいろ試してみた。
やはり机あたりがいい音になるように思える。
とは言え
・音が篭っている
・低音は出ない
・高音も出ない
みたいな感じでまあ「音が聞こえる」って感じのもので、オーディオにはならないような。(^^!

ちょっと遊んで周波数特性をとってみた。
机に置いたが、置く場所で結構変わると思う。

・低音は200Hz以下は出ない
・高音は5KHz以上はダラ下がりになる
というので「なるほど」みたいな音になる。

置き台もないし、電源が乾電池だけなのでちょっとしたモニタという感じでもない。
まあ自作すればできるのだが、何か固定するものぐらいはつけてほしかった。

なんとなくであるが、机も振動しているようだが、その反力で本体も振動して本体からも音がしている。
なので、ここを工夫すれば少しよくなるのかもしれないが、多分大幅な改善はないような。
後、スピーカエンクロージャにあてると、それなりに音量があがる。
音質はいと言えば、やはり篭った音になる。
これはそうやって遊ぶものなのかもしれない。

これを改造して相手側を木で作って...という構想だったが、ちょっとこのままでは...。(TT)

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自作エンクロージャ(8)

8cm+サブウーハも悪くはないが、やはりここは普通になんとかしたいところ。
使うのなら16cmフルレンジ1発でこれを狙いたい。
ただ、サブウーハのような制御は利かないまでも、質感・量感は得たい。

それならJSP方式で16cmでやれば出そうに思うが、それでも解の1つだと思う。
もう1つは、JSPほどではないにしろ、
・Qは高くても良いので効率の良いユニットを使う(92dbとか)
・容積は十分にとる(foを下げる)
みたいな設計の方がエコだしのびのび鳴ってくれそうに思う。

それで、まじめなバスレフを作ってもいいのだが、「容積」で引っかかる。
60Lともなると、やはりそれなりの設置空間が必要になる。
ただ見渡すと、例えば本棚と天井の間とか、使えない空間でもない。

結局、以下のことが成り立つと面白いと思う。
・スピーカはちゃんとしたバッフル板につける
・それを直接床というか設置場所に置く。
 つまりスピーカの振動はここから床に伝わる
 タイムドメインほど積極的ではないが、エンクロージャには振動は伝わらない。
・それとは別にエンクロージャを用意する
 但し、これは強度は要らない。箱なりすれば防振材などを貼る。
 それは、ただバッフルを囲むだけの存在にする。バッフルからの振動は受けない。
 極端に言えば「ダンボール箱」でも良い。
 逆相の音との干渉はこれで結構防げるが、強度が弱いのでバスレフっぽい動作が心配。
 基本的にエンクロージャは内部の音圧でも振動しない強度がいる。(程度問題だが)

すると、容積は大きいが
・自由な大きさ&形で
・軽いエンクロージャ
ができる。これは天井空間にはもってこいかもしれない。

というので再び背面開放型のエンクロージャを引っ張り出す。
それにダンボールをかぶせる。
デザインは成功したら考えるということで。
本当は、バッフル部分は床に固定したいが、今はあきらめる。

ストーブのダンボールが丁度60Lなのでそれをかぶせてみる。
デザイン以前にゴミ同然のムードがある。(TT)
それでも気をとりなおして聞いてみる。
低音は確かに出るが期待ほどでもない。
背面開放よりは低音が伸びている。
雰囲気的にはJSPの8cmと互角というかそういう感じの低音は出ている。確かにもっと硬い材質で作った方が効果的にも思えるが、この軽さが捨てがたい。
プラダンなどは案外いいのかもしれない。ちょっと吸音ぽっくはないし。
しかし、波動スピーカも紙の筒なので紙が悪いわけでもないだろう。天井に吊るしたいという考えはあれと似ている。
質感はやはり16cmだけあって、少し重たい音に感じる。但しフラシボー効果かもしれない。

ちゃんとやるかどうか悩ましい感じがする。
JSPの8cmに比べると4倍はでかいので、場所は食う。
但し、軽いので本棚の上とか空いた空間は利用できる。
見てくれは良くないが、外周に壁紙でも貼れば見られるようにはなるだろう。

ただ正直なところ、低音は出るが、質・量とも満足な低音でもないのも事実。
多分、16cmでまじめにJSPにした方が、無難にも思える。
これはこのままにしておいて「30分で遊べるエンクロージャ」というのもいいかもしれない。
サブウーハをつけるには「少し足りない」ぐらいなのだが、その「少し」がなかなかだ。
「紙」のエンクロージャは魅力があるのだが。

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サブウーハをつなぐ(2)

早速試聴してみる。

確かに凄い低音だ。
JSP方式8cmTnagBandでは、50Hz近辺のfdのはずで、55Hzでクロスオーバーさせるとつながっている印象だ。
ボリュームは最低から少しあげるだけでよい感じだ。それ以上は出すぎ。(^^!
質感は、さすがにあるが、そう明瞭な音でもない。
「キレの良い重低音を再生する」とあるので、これでもいいのかもしれない。
消費電力:40W
とエコでもないのでBGM向きではないのだが、それならば電源を切っておけば済む。
リモコンがほしいのだが、そんなに気が利いていないし、電源OnOffのリモコンは常時Onの部分があるので余計エコではないかもしれない。

まあ欲を言えばきりがないのだが、低音も満足なものが出てきた。
それではヴェロダインに勝てたのか?と言えば、ちょっと微妙である。
・中高音はやはり8cmの方がまとまりがよい
・低音は継ぎ目はあるが、かなり下だしまあ質感も量感もある。キレが少し悪いが、まあ我慢の範囲。
 多分、この微妙なあたりで、少し相違があるように思う。
勝ち負けとかいう次元でなければ、これはかなり聞けるシステムになったと思う。
少なくともヴェロダインにかなり肉薄していると言える。
まあタイムドメインにつけてクロスオーバーを上げるとやはり似たようにできるのかもしれないが。
ただ多少まとまりは悪くなる感じがする。

全体的にコンパクトにまとめるのなら悪くない手法に思う。
ただエコの時代、D級のサブウーハがほしいところ。
多分、中高音は1Wも出ていないだろうし、プレヤーも1W以下だろう。対してウーハーが
消費電力:40W
ではちょっとつりあわない。電気をつけっぱなしのようなものだ。
それ以外は手法としては良いが、メーカには電力低下をお願いしたいもの。
(オーディオマニアはそれではいけないのだろうが。)

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サブウーハをつなぐ(1)

JSP方式で8cmのTnagBandを聞いていたのだが、やはり低音が物足りない。
出ていないというより8cmにしては頑張っているように思う。
ただ質感がいまひとつだ。

そこでサブウーハを足すことにした。
足すならやっぱり大きいのがいいのだが、今度は置き場所の問題がある。
そこでヤフオクで探していたらYST-SW45が出ていた。
試しにやってみたら@4000で落札できた。(^^v

自分で組んでも「ウーハー」「アンプ」「エンクロージャ」なので近い価格になるだろうし。
どうも改造が自由自在でもないが、さほど改造の予定もないし。

・クロスオーバー周波数が設定できること
ハイカットフィルター:50~150Hz連続可変
・ステレオ・ライン入力があること
これは可能
・16cm以上の口径であること
ユニット:20cmコーン型(防磁)
・小さいこと
外形寸法:235W×365H×318Dmm

だったのでまあまあだ。
再生周波数変域:30~200Hz
であるが、50Hzから60Hz以下が出ればいいし、それ以上を出すとつながりがおかしくなるので55Hz程度がいいのだろう。

すぐに届いた。添付品はなかったが別段問題はない。
問題は置き場所だが、高さをはかると横に寝かせて少し足せば、今のスタンドぐらいなので、そうした。


まあ違和感がないわけでもないが、よしとした。

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自作エンクロージャ(7)

16cmの実験の様子というか。

まず「壁掛け用」の16cmエンクロージャを見つけた。
背面開放型というかそういう感じで低音は出ない。
元々は工房の梁の上にでも置いてBGMを...と考えたが、音質もそうだし使わないまま放置してあった。ただ16cmのサイズとしては小型なのでそこがいい。

16cmフルレンジの話は前にも書いたが、背面開放にしても、下手な10cmよりは低音も出るし、良い音がする。

・無指向性型16cm
 このユニットを上面に向けて、背面にはスキマをあけて反射させる。バスレフには程遠いが、干渉が少なければそれなりになる。

*格好はともかく、やはりハイ下がりというか、ちょっと中高音が情けない。

・指向性型16cm
 このユニットに本で反射板を作ってメインの音を前面にまわす。

*今度は音はよくなったが、格好がいまいちだ。もっと見栄えのよい反射板ならこれはこれで面白く聞ける。しかし、このままでは上に物も置けない。(TT)

・バスレフ16cm
 乱暴にもJSP用の11Lの前に置いてみた。密閉にも見えるが、スキマがあるのでバスレフ。(^^!
置き方で開口面積が調整できるという。(TT)

*容量は不足していると思うが、これでも上よりは凄い低音が出る。
JSPの8-10cmクラスは出ているように思う。ただ、質というかいまいち。それ以下に伸ばしたいのならやはり容積を増やすことだろう。まじめにやれば伸びると思う。

・小型バスレフ16cm
 ここで、大きくいくのが普通なのだが、それに逆らって小さくゴミ箱をつけてみた。スキマがあるのでやはりバスレフ?

*容量は全然不足だが、背面開放より多少は低音が出ている。
半分は冗談もあったが、こういう感じでバケツとかゴミ箱で容積が変えられると楽しいと思う。四角いゴミ箱もある。強度的な問題はあると思うが。
そういえばポリタンク(18Lなど)などよさそうだと思ったが、現実にやっている人がいた。凄い!!
発想に感動する。

現実的な話として、小音量で聞く場合を想定すると
・バッフル板はしっかり作る
 スピーカをしっかり受けるようにする。
 上のような形状はいいように思う。
・エンクロージャは「共鳴箱」と考えて強度をあきらめる。(できるなら頑丈なほうがいいのだが)
 これは、柔らかい材質でも良いように思う。バッフル板を簡単にとめるだけにする。
 空気漏れはスキマテープなどでふさぐ。
 箱なりするようなら制振材・防振材を内側に貼る。
 変な音の反射があるのなら吸音材を入れる。
ぐらいで作っても良い音がすると思う。
というか「共鳴箱にスピーカの振動が直接伝わらない」方が音はクリアになる。タイムドメインは苦労して浮かしているぐらいだ。(バッフル板も小さいほうがいいのだろうが。)

・組み込みバスレフ?
 もっと設置の自由度が高く、設置で遊べるという。(^^)

*棚に入れてしまう。(棚には背面仕切りがある)棚そのものは自由だが、例えば40cm(W)*30cm(H)*25cm(D)では、30Lある計算になる。これならまあ16cmのバスレフでもOKだろう。
そこで背面開放型のエンクロージャを入れて適当に本を入れる。
本の入れ方や隙間で音が変わるという。(^^!
ハードカバーとかでも微妙に変わると思う。著者で変わると面白いのだが。
それはともかくどんな音がするかと言えば、予想通り「バスレフ16cm」に近く、低音もそこそこでる。
16cmフルレンジでしかも場所をとらない!!
と思ったが、やはり背面空間を広くしたほうがいい感じになる。
安定性を求めるなら、ちょっと問題もあるのだが、本棚にできる隙間を利用してスピーカ容積にしてしまうのも面白いかも。
ちゃんとやるのなら、文庫本だけ前側にして段数を....とかすれば。
結局は、背面開放型からバスレフっぽくなっているだけかも。(^^!

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JSP方式スピーカ(36)

思いつくまま駄文を書いていたら、TangBandの8cmが届いた。(^^)

おさらいすると購入したのは
TB (TangBand)  W3-582SC(1,980円)
再生周波数帯域………100Hz~18kHz
出力音圧レベル………86dB
・DIY AUDIO A/F80AMG(3,840円)
はマグネシウムコーン
・DIY AUDIO SA/F80AL(?????円)
はメタルコーンで基本は同じのようである。
ただポリプロピレンなので、foは高いが音圧も大きく能率はよい。

実物はこんな感じである。
ポリプロピレンは薄くて裏が透けて見える。

写真には写していないが、マグネットは巨大で高さも高い。

10cm用に穴をあけてしまって作り直すのも面倒なので、もう1枚バッフルを入れた。
かなり奥まっているように見える。(^^!

前面に取り付けないのはJSPのHPにもあるが、そうやると板の厚さでスピーカの裏側の開口面積が減るというか無くなってくる。厚いバッフルにつけると大変に思う。

インスタント工作なのでサクサク進んで、すぐに音だしまでたどり着いた。
で早速試聴。音は、激変した。

第一印象は...
 スピード感が出てきた。制動が利いている感じで歯切れが良い。
 感じとしては、木製的な響きから金属的に響きに変わったとでもいうか、澄んだ残響がある。音は柔らかいというより多少とがった印象を受けるが、これはエージングでなおるようなレベルだ。
 ちょっときつい感じの音なのでBGMに向いているかどうかは疑問もあるが、オーディオとしてはこの方が好まれると思う。
 低音であるが、JSPとしては機能しているようである。ポートの調整は先日の55Hzのままだが、まあ良い感じに思う。ポリプロピレンのせいか、前のものより出ているという感じはない。ただ前述のように「歯切れがよくなった」ので低音の解像度はあがっている。なのでブーストすれば案外もっと出せるのかもしれないが、今はそのまま聞いている。

 総じて言えば、安いわりにお勧めだと思うし、JSP方式とも相性はいいと思う。
「重低音」というわけではないが、歯切れの良い低音が適度に出るような感じで、楽しめるユニットだと思う。能率もちょっと低いが悪くないと思う。能率の低いユニットもいいのだろうが、全体を考えるとこの程度はあったほうが無難に思う。

これはひとまず、これで完成にしておこうと思う。

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自作エンクロージャ(6)

そういえば、簡単ではあるが16cmの実験もやってみた。
エンクロージャは10Lクラスなので小さいものであるが、JSPの8cm用のものだ。
これに16cmを入れると...
・バスレフであれば、JSP並の低音が出る
 構造上はJSPではなく、ダクトは1つだけ。しかもいい加減なもの。
 これでもあっさり同等のものが出てしまう。
・ユニットにもよるが中高音は8cmがよい
 個人的な見解かもしれないが、抜けというか8cmの方がスッキリ聞こえる
なので、これに限って言えばJSPの8cmの方がいいのだが、仮にもっと大きなエンクロージャを許容するのなら、16cmは今以上の低音も狙えるので、中高音の差以上に魅力的かもしれない。

いいところをとるなら、
・16cmはウーハーにしてしまって100Hz以上をCutしてしまう
とやれば素直だ。そこでLを8mHほど入れてみる。低音は出るのだが、バランスが悪い。中高音が大きすぎる。
こういうパッシブタイプは、そういう調整が面倒だ。中高音にアッティネータを入れるとさすがにいい感じになった。ただ、こんなのを2個用意するのなら
・サイズのでかいのが2個存在する
・Lなどは結構高い(PSTがはやらないのもこのせい?)
のでサブウーハの方が合理的だ。どこにあってもいいわけだし。
そう考えると「タイムドメイン+サブウーハ」ってのは現実的にはかなり有望な解に思う。少なくとも低音は「ちゃんと出す必要はあるが」「そんなに凝る必要はない」と思う。

実はJSPの前までは16cmのフルレンジ(Fostex)を聞いていた。エンクロージャは大きくないのだが、まとまった音がする。いろいろ聞いていると、やはり刺激の少ない自然な音が癒される。
JSPに頼らない場合は、やはり(低音からして)16cmフルレンジのバスレフをまじめに作ればそれなりの音になるように感じる。
そう考えるとこのKitなどは案外面白いように思う。(安いし。)
【ダイトーボイス DS-16F】は、安いし結構面白そうだ。ただ密閉で60Lなのでバスレフでも18Lは小さいような。
ちなみに後面開放型でもそこそこ鳴ると思うが、低音を期待できなくなる。もっとQが低いのがいいのだろう。
サプライズはないが、Fostexの推奨箱+Fostexが無難なのだろう。

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自作エンクロージャ(5)

もう1つの方式としてタイムドメインがある。
これはエンクロージャというよりスピーカの取り付け方ではないかと思う。
スピーカがそれだけ単品で鳴って、周囲の寄生振動がまったくなければきわめてピュアな音がする。
これは実際に(干渉を無視して)スピーカユニットを手で持って耳を近づけて聞くとわりとわかる。

そのあたりから考え方はいろいろあって「剛性の高いバッフル&エンクロージャ」というのが良いとされる場合や、「楽器のような自然素材」が良いとされる場合などがある。
タイムドメインはエンクロージャは音の共鳴体という考えなのでそこに凝っているわけではない。むしろ根源の音をピュアにしようという考えのようだ。
なので、スピーカをエンクロージャから浮かせる。でもそれだと固定できないので、大きな質量のものを下げて慣性力を上げる方式をとっている。なのでスピーカは割とピュアな音がしている。

考えるに、これとエンクロージャは別物なので、例えばJSPエンクロージャのスピーカ取り付けだけがタイムドメインでも成立するはずだ。固定が難しいが「なるべく浮かす」程度ならできないこともないだろうと思う。そもそもタイムドメインminiなどは横型なわけだし。

ただ、8cmのフルレンジてっのは、ちゃんとしたエンクロージャにちゃんとつけたならそこそこピュアな音がする。
16cmぐらいになると、ちょっとピュアな感じは薄れてくるが、8cmならそれはない。
むしろピュアさより、低音がJSP方式でも足りないぐらいだ。
エクリプスの低音はもっと悲惨だ。低音を出すと、ピュアな感じからはずれてきてしまう。
難しいものだが、好みとしては8cmの中高音とJPS+アルファの低音だ。

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自作エンクロージャ(4)

スピーカの選定であるが8cmだとどうしてもfoの小さいものを選びたくなる。
自分も例外ではなく、そのほうが低音には有利に働くには違いない。
しかしfoの小さいものはメタルコーンやマグネシュームコーンなどの重たい材質で効率が悪いのが一般的だ。
最初に選んだのは
FOSTER  FF70EG(7cm)
でこれは価格も安くfoも135Hzと低い。しかし
出力音圧レベル………83.5dB
と効率は悪い。
例えば
FOSTEX FE83En
は、fo=165hzだが
出力音圧レベル… 88dB
とまあまあだ。これだと4倍近く違うことになる。
なのでアンプの音量はあげてやらないといけなくてエコではない。
まあ、アンプの能力がどうのこうのではないにしろ、ドライブは負荷が増える方向になる。
効率だけを求めるのなら16cmでは92dBってのもある。

FOSTER  FF70EG(7cm)は、いいユニットだと思うし、中高音はよい感じだった。
JSP方式も成立し低音も出るのだが、80Hz近辺で軽い印象である。

考え方次第だが8cmを選ぶなら
・foが低く(140Hz以下)
・効率はせめて86dB以上
のものがいいように思う。低効率だから音がどうのこいうのというよりエコではないような。
中途半端な選択には違いないが。

ただ、前にも書いたがJSP方式は重低音がガンガンする...のではなく、低域が音響的にのびているのでバスレフよりは良い...ぐらいに考えたほうがいいと思う。
ちゃんとするのなら16cmはもってこないと出ないと思う。(JSPの場合は12cmでも出るらしいが。ただしエンクロージャは大きい。)
なので、それ以上の低音が欲しいのなら2.1chの方が小さくできると思う。

今の不満であるが
・低音の質というか、もう少し下まで再生したいこと。
・JSPどおりに作ったので奥行きが大きいこと。
だろうか。
やはり2.1chを検討してみたくなる。

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自作エンクロジャー(3)

さて方針はそうとして

・スピーカと方式の選択
 スピーカは最初は安いものの方が良い。これは投資効果が大きいので。
 自作の場合は、後で交換できる。(そう作らないといけないが)
 一番悩むのが口径である。
 今までの経験的な印象だが
 「中高音」だと8-10cmが良く聞こえる。
 「低音」は16cm(以上)が良く聞こえる。
という感じで、置くのなら8cm-10cmにしたいのだが、そうすると低音の不足に悩まされることになる。これは誰がどうやってもだいたいそうなると思う。
 中高音は比較的良質なものが得やすいと思う。
 例えば
・バッフルやエンクロージャをしっかりする
・吸音材でも中高音はある程度調整できる
・なんならタイムドメイン風に浮かせてしまえば変な振動は伝えない
という感じがする。
 ユニットによっても変わるので一概にはいえないが、容積が多少違っても割と良質なものになる。

 仮に8cmとして、低音を出す場合は単純なバスレフではなく以下が良いように思う。
8cmではどうあがいても16cmには適わないと思う。
 1.バックロードホン
  構造というか製作がかなり面倒だと思う。(楽しいとも思う。)
 2.ダブルバスレフ
  設計がかなりユニットに依存して難しいように思う。
 3.JSP方式
  容積が大きいが作りやすいしシンプル。
特にお勧めなのは3のJPS方式で、これは(同社のHPだと)8cmだと10-13Lぐらいで作ればユニットを変えても遊べる。(ただ動作しにくいユニットもあるらしい。)
奥行きの問題に関しては同社にあるように
・容積をあわせ
・前面にシンメトリックに配置
すれば動作すると思う。
例えば、fo=140Hzのスピーカを使って、バスレフで100Hzまでとしても、JSP方式なら70Hzぐらいは狙える。
ただ経験的な感触はJSPの8cmも16cmのフルレンジ程度の低音ではないかと思う。勿論、ユニットでも違うが、16cmもユニットで異なる。
それと注意しなければいけないのは、バックロードホンにしろJSPにしろ予想外に大きい。
それなら素直に16cmのバスレフを作ったのとサイズは変わらないかもしれない。また、それであれば低音を出すのもそう苦労はしないように思う。ただし、私見であるが、中高音は8cmが有利に思う。
それでも、8cmで16cm並み(に少し負けるように思うが)というのは凄い。12cmで30cm級の低音らしいので、そこまでやれば面白いのだが、一般的には大きすぎるように思う。

このあたりから主観もあるが、JSP方式は確かにバスレフよりもポート周波数が低くなり低音が出る。ただやはり70Hzの音というか。50Hzぐらいがほしいというのが今の目標で70Hz程度は軽さがある。
しかしながら口径をあげると、10cmの口径だと容積は15-21L、16cmだと36-55Lになる。(TT)
もしバスレフならやはり16cmはほしいところである。これもいろいろあるが、最低でも20L程度はいるように思う。
設置場所が大きければ、大きな口径を狙うのもいいのだが、設置を考えると、なんとなく、2.1chのサブウーハが一番現実的なような気がする。
2.1chでも市販のコンポのものはクロスオーバー周波数が高いように思う。確かにこれだと小さくなるが、定位は悪い方向になるし、ウーハーもそれなりのものが必要になる。
2.1chにしてもクロスオーバー周波数は100Hz以下にして安いウーハーで「補う」程度がよいと思う。
良質な音はやはり中高音というか100Hz以上に集中したほうがいい。
これであれば低音部分は1つで済むし音も大半は「良いもの」から得られる。あわせるのも楽だ。
ただそれでも100Hz程度は再生したいわけで、バスレフよりはJSPが有利だ。

JSP方式は
・作りやすい
・設計条件が同社によりある程度開示されている(ありがたい)
・うまく選べば安価で高性能になる
方式であるが、反面容積は大きい。とは言え8cmまでは許容範囲だと思う。(限界というか。)
それでも低音が必要なら2.1chで100Hz以下だけ付け足すことが現実性が高い。(サイズとコストの問題。)

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自作エンクロージャ(2)

なんでスピーカにこだわるかと言えば、一番音に影響する部分に思う。
他もそうなのだが、とにかく一番影響度が高い。
特にエンクロージャの影響が結構大きいと思う。(スピーカユニットより大きいような。)

大雑把だが自分の感触
・量より質
 質さえよければアンプで補正してもいい音で聞こえる。質が悪いとどうやっても良い音にならない。
 特によくある「ボコボコした低音」はアンプで増幅したら余計ひどくなる。(ないほうが聞きやすい)
・デザインよりサイズ
 市販のものは良いデザインに仕上げられているが、一般のスピーカユニットの特性から見るとエンクロージャ容積が不足しているようなものが多いと思う。ただ2wayなり3wayでネットワーク調整されているため、不足には聞こえないかもしれないし、そういうやり方もありだと思う。市販するのならデザインや設置は大事なことになる。
 ただ自作するのなら、容積は少なくともメーカ推奨値で作った方がいい。JSP方式などは2倍だし、バックロードホンも大型になる。つまり「ある程度大型になる」と思う。
・フルレンジ1発でやる方がうまくいく
 2wayや3wayもいいのだが、フルレンジ1発が素直に思える。スピーカで分担するにつれ、再生範囲は広まるのだが「(周波数の)継ぎ目が不自然(曲でわかることがある)」「中音・低音の音質に相性がある」などから自作するのは、選定からして、かなり難しいように思う。ネットワーク設計はさほどでもないが、部品は結構高い。2wayや3wayはやはり市販メーカの領分のように思う。メーカであれば(メーカ独自ではあるが)比較的うまくあわせてある。
 自作でやるとしたら、例えば
極端な高音だけツイータにして、後はフルレンジ
極端な低音だけウーハにして、後はフルレンジ
などの方が自然に思う。
後者の1例で2.1chがあるが、これはうまくやれば効果的に思えている。
それでも、あくまでも「音の90%はウーハー以外」という前提がいいと思う。

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自作エンクロージャ(1)

今までやってきたことと自分の感想。

・製作にあたって重要なこと
【具体的な理想を持つ】
まず、一番大事なのは「自分が好みと思う音の理想」を知っていることだと思う。
聞く音楽ジャンルやアーチストにもよるだろうし、ちゃんとリスニングしたいのか?BGMでもいいのか?にもよる。
【設置環境を考える】
また設置環境なども大事で、専用の部屋があるのならともかく、そうでないのなら「どこに置くのか?」「ニアフィールドなのか?」「大きさの制限?」などが条件としてついてくる。
【試聴環境を考える】
さらには「音量をあげられるのか?」という話もある。例えば隣家に近接した部屋だとやはり音量はほどほどになるだろう。
また、自分だけが聞くのか?家族も聞くのか?場所は特定できるのか?というものも重要だと思う。

・市販か自作か?
万能選手にしたいのなら、市販のものがそういう思想だと思うので気に入ったものを買ったほうが安全だと思う。予算もはっきりしているし、失敗は比較的少なく「お店で聞いた場合」と「自宅で聞いた場合」の違いだけを意識するといい。
その上で、自宅の設置環境をいろいろ変えたりすれば、その中で良いやり方を探せると思う。
もし「自分だけの音でいいので、安価に望みの音にしたい」のであれば自作なのだが
1)選択肢が多いが特定が難しい
 そもそも、どのエンクロージャ方式がどういう音がするのか知っていないといけないが、これがなかなか難しいと思う。
 次にスピーカユニットも同じで、「どのユニットがどういう音がするのか?」も大変だと思う。これもエンクロージャでガラリと変わる。
2)DIYが好きで時間がとれる
 これは大事な条件だと思う。結構時間がかかる。
もっとも自分もそうだが、実験だけを簡易的(ダンボールとか)でやって、「これかな?」というやり方もあるにはあるし、塩ビ管やボイド管やペットボトルの製作例もある。ただ、それでも時間はかかる。
3)失敗しても気にしない
 このあたりから性格によるし何をもって「失敗」というか?にもよる。理想が高い場合(往々にしてそうだと思うが)結構失望したりすることが多い。70点とれればよいほうだと思う。
 ただ自作なので、(あまり大掛かりなのは無理だが)改造などは可能で、後は努力で満足度はあげられるし、再製作の場合でも例えばスピーカユニットは流用できる。
 とどのつまり自作は自由度も大きいが危険も大きい。
 ただ安全に作れるものもある。例えばメーカの推奨箱があればそれのようにするとか、製作の本が出ているので、それを真似て作れば失敗も少ないように思う。Kitもあるので、それを改造するのも面白い。
少なくともユニットの特性を計算して作ってある。ただ、これはセミカスタムで、カスタムではない。つまりメーカなり作者なりが「理想とする音(ある範囲までは同じだと思うが)」に近づいているが、自分の好みかどうかは別問題だと思う。そういう場合でもスピーカユニットの乗せ換えで結構音は変わるし楽しめるし、メーカ品よりは自由度が高い。
 結果的にはそのあたりを楽しめる人が自作向きだと思う。価格からすれば確かに市販より安くはできるが、市販よりよくなる保証はない。
 しかし、そのあたりが楽しいように感じる。またDIYも、音だけではない満足感があるし、何より世界で1つという感じがいい。(^^)

 ここまでは精神論に近いが、案外大事に思う。

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波動方式もどきスピーカ(10)

乾いてきたのであらためて聞いてみる。

まず外観だが「みかん箱」には見えなくなったが今度は「巣箱」に見える。
確かにこのままエサ台とスタンドをつけて庭に置けば通用しそうだ。
しかも入り口が両側にあるので二世代住宅というか。まあそういうのはまずいのだろうから勝手口なのかな?
気に入らなかったらそういう用途にも使えそうだ。(^^)
もう1つは抽選会の手回し抽選機にも見える。和太鼓に見えれば最高だが。
まあどちらにしても「みかん箱」よりは出世したのかもしれない。
とりあえず「オレンジボックス」から「BirdHouse」にしようかな?

それはともあれこれは試聴位置を選ぶ。まあどれもそうなのだが。
床で聞くと、極端なハイカットになる。つまりは「置き方自由」ではない。
多分この波動JSP「巣箱=BirdHouse」は
・部屋の中央のテーブルに置くのならこのままがいい
・床に置くなら上向きの反射板
 壁に寄せるからさらに背面反射板
・スタンドつけても壁寄せなら背面反射板
・天井もやったことはないが、多分下向き反射板
みたいなものが必要で間接照明ならぬ間接反射しないと小音量ではハイカットがひどいのだろう。
最低でも耳の高さぐらいにもってこないと篭る。(好き好きはあると思う。)

そこで安直にCDケースで反射板を作ってみた。

底面は障子紙を貼った。
実は、民芸調を狙って生け花用のミニ障子衝立を探したが見つからなかったが本来はそうしたい。
障子は適当に音を反射し柔らかくなるように思う。

でもって完成!!

これだと床置きしてもある程度高音が入るので小音量でも篭った感じはしない。
ただ全長1m付近になってしまう。やはりインテリア性がいるのかも。
BirdHouseなので羽のデザインがいいのかも。

まずアンプを中国アンプ(Topping10)に変更した。
ただこのアンプ少し低音ブースト改造がしてある。
思うに、波動方式の特徴の無指向性なのだが、場所によってハイカットになる。
そこで音量を上げると高音も出るが、低音がかなり大きくなる。
なので低音が出ているように感じるが、こうやって反射板をつけると今度は高音が出るので、音量を下げると低音はほどほどになる。
もう1つは照明ではないが、間接音を聞くような感じで音が柔らかい。
ここは、好みの問題だろうがBGMにはいいのではないかと思う。

例えるとヴェロダインなどはステージの正面近くで聞いている感じがするが、このスピーカは最後列あたりで、ホールの間接音ごと聞いているような印象がある。
高音が入ると小音量でも篭った感じはなくなるが、間接音のせいかその割りに柔らかい音。
BGMとしては、うまく設置すれば最適だろう。
また反射板も工夫次第で部屋にあわせられそうだ。
お手軽ってわけでもないが、比較的楽しく図工程度でなんとかなる。
テーブルがあると、ミニ衝立でなくても置物などでも結構面白いのではないかと思う。
とにかく小音量で聞くのなら反射板がいるように思うが、波動方式は同じような気がする。
前面にスピーカをつければ解決できるが、今度は無指向性のよさをなくすだろうし。

迫力というわけではないが、間接照明のようにやさしい音なので癒し系BGMには良いように思う。
いずれにしてにも「最適音量」で「反射板を工夫」すればよいスピーカに見える。

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波動方式もどきスピーカ(9)

実はまだ乾いていないのだが、音だししてみる。

低音はさすがに増幅された。安物PCのスピーカとは思えない。
小容量の音とは全然違う音になった。
というか下手なコンポより上のような気がする。

FF70EGを買おうかという気が起こった。エンクロージャは、それで計算してあるわけで。
ただ片方で計算したのがいいのやら?

今のスピーカはfoが高そうなので、頑張ってもこんなものかも。
というかこのスピーカにしては良く出ていると思う。というかここまで出るのは凄いと思う。
重低音というわけではなく、安物のPCスピーカが普通コンポのスピーカ並の低音になったような具合だ。

前に作ったJSPはまがいなりにもコンポスピーカなので低音はこれよりは多く出る。しかし、すごく指向性が高くて、試聴位置が比較的固定的だったのだが、こう配置すると定位は曖昧になる。
無指向性と言えばそうだが、スピーカの前に立つとやはり元気な音になる。
小音量だと篭った感じの音ともいえるが。

聞いていると錯覚だろうが、この中央が鳴っている(つまり筒が音を出している)ように聞こえる。
変な話、定位が中央に集まっている。両側につけているせいなのか?
音源の方向は中央よりで、ステージを遠くの客席から聞いているような感じ。
その代わり中央の席でなくて左右の席でもそれらしく聞こえるというか。モノラルという感じよりは広がりはある。
音は中央のエンクロージャから聞こえるが、エンクロージャに触っても振動している風でもない。(19mmの厚さだし。)
ただボイド管で楽器風にしているのなら、穴を開けて紙を貼ってみたら面白そうに思った。
でも修復は大変そうなのでやめておいた。
後で板を上から貼れば修正できるけど。今更デザインでもないか。

総じてやはりJSP風の音(低音が強くなりやや指向性がやや強くなる)と波動スピーカの音(無指向性に近い)が出てきている。指向性は波動スピーカゆずりなのだろう。
いい所ばかり集まったと見るか、悪いところばかり集まったと見るか人にもよるが、まあ自作なので好意的に解釈することにする。
タイムドメインほどクリアな印象は受けないが、明るくて柔らかい雰囲気がある。
特にこの「柔らかい」はBGMではうれしい。その代わり向かない音楽もあると思う。

音量を絞ると微妙なのだが、篭った感じに聞こえる。ここはタイムドメインはいいのだが、指向性が強すぎて、試聴位置を特定するのでBGMではつらい。(作業中はいいのだが。)

ちゃんと乾いたらまた試聴してみてFF70EGに交換してみたいものだ。
塗装もしてみたいし。(^^!
今度は透明ニスにしよう!!

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波動方式もどきスピーカ(8)

やはり、どうしても箱というイメージがあり、しかも板で作られているというのがネックだ。
デザインの話だけで、音はさほど違わないのだろうけど気分の問題。

試しにちょっと対角に置いてみた。

箱からモニュメントに昇格した...と思うことにする。
上に物がおけなくなったので良かったというか悪いというか。
波動スピーカだって丸だから上に物が置けない。置かないだろうけど。
上から吊るせるのも同じだ。

1×4材を2本買ったら余ったし、乾かす時間もあったので速攻で置き台を作成。
これまたあっという間にできる。

隙間のボンドはまだ乾いていない。
干しておくのに丁度良い置き台に思えてきた。

いっそ六角形とか八角形とかにすればよかったのか?
でも最悪、後ろをふさぐとJSPになる。(^^!

乾いてないしニスも塗っていないがひとまず音だしする。

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波動方式もどきスピーカ(7)

でもってあっという間に完成した。(乾いてないけど。)

実はダクトの位置に微妙に細工がしている。

これが右側。

でこれが左側。

つまり対角の方向が逆になっている。(左右対称ではない)
こうしたのは
・スピーカの背圧をバスレフにする場合には直下は剛性が高いほうが有利に思える
・左右のバスレフを明確に分けたい
という意図でどこまで効いているのかは定かではない。

そもそもJSPだとこのエンクロージャは
・8cmスピーカ用
・ダクトは4本で直径や長さはfoの比較的低いもの
の設計になっている。
なので、
・1つのスピーカにとってはダクト4本に見える
・エンクロージャは1個に見える
・但し内部に変な背圧をかけるものがある。但しこれはサラウンド的効果が期待できる。
・波動スピーカやJSPにならってすべて直線に配置している
というようになっている。

つまりは無指向性JSPというか。
それにしてもこうやってみるとやはりみかん箱に見える。
いっそ「オレンジボックス・スピーカ」と名づけたくなる。(TT)

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波動方式もどきスピーカ(6)

それにしても2.1chで聞くのは邪道に思えてきた。
そもそも、面白いスピーカが作りたくて自作しているわけだし、そこはそこで極めたい気分というか。

考えると、前のように容積が圧倒的に少ない。
オリジナルは200mmの径で多分ボイド管ではないかと思う。(紙管というか。)
なんで塩ビ(VP管)ではないのかはわからないが、楽器のように鳴らすという話もある。
それはそうと200mmの直径で長さ400mmなので丁度JSPの8cmのエンクロージャぐらいになる。
(12.5L程度で、あれは11L程度)

考えると、1×4材は幅が90mmなので、2枚あわせると180mmになって丁度いい。
真ん中で分割されるのが悲しいが、入手性も価格も抜群だ。
これならJSPは楽勝にできたように思う。
というか、やるならJSP+波動スピーカを作ってみたくなる。
そこで幅180mm×180mmで長さ400mmにする。(13Lだが内容積なので少し減る。)

で追加の1×4材を2本買って来る。ついでにダクトの25mm直径*400mmのVP管も。
どれも@200以下だった。

ちなみに200mm直径のVP管は@7500、ボイド管は@2500ほど。(3.6mもあるが)
これだと余りかえってしまう。小分けしてくれればいいのに。
1/9しかいらないのでVP管で@1000で、ボイド管で@350なら...と思うがあきらめる。
この価格なら1×4材を2本買ったほうがはるかに安い。

それと波動スピーカはボイド管のようだが、JSPはそうでもない。
エンクロージャを楽器にしちゃうのは敷居が高そうなので、今回はJSPにあわせて木材にする。

でもって先日のをのみで分解する。案外強固に固まっていて苦労する。
最初からちゃんと設計すると1×4材2本でできるはず。(38cm程度のもの)


作るのはどうってことがないのだが、なんだか昔のみかん箱(いつの時代?)にも見える。
ああいうのも今存在していたら、立派なスピーカになったのかも。板厚は薄かったけど。


穴を開けてダクトを入れる。
今回は、25mmの直径(長さ100mm)のを片側2本入れている。
スピーカは相変わらず安物。PC用だけど今なら@1000しないような。

この後、接合部にいやほどボンドを塗っておいた。
今度は分解できないかも。

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波動方式もどきスピーカ(5)

JSPスピーカもどきを聞いてみて...

・やはり低音が出ない
 やはり容積を下げすぎたのだろう。ちょとバランスが悪い。
 ためしに2.1chの普通のスピーカと取り替えると結構いいバランスになる。
 元々低音は指向性がないのだから、この方式は案外お勧めだ。
 エムズシステムはピュアオーディオかと思ったらiPOD接続のものも出している。
 低音をブーストしているかどうかわからないがアンプ内蔵。
 この自作のような安物スピーカだと下手にブーストするより2.1chにした方が安上がりだ。
 ただ2.1chというのは経験的に往々にして「こもる低音(ボコボコ)」が出てくるのが多い。
 なかなかスッキリした低音にはお目にかかれないが、ないことはないと思う。
 2.1chの低音は「質より量」みたいになっていて、本当にほしいのは「量より質」。
 スッキリした低音で、単独で調整できるものであればいいと思う。
 多分スピーカを変えたりすればある程度まで行くように思うが、「無指向性」の感触はいいので、低音増強だけの方が安上がりに思う。
 邪道には違いないが、案外中高音だけ波動方式ってのもいいのかも。
・ある程度の音量が必要
 これに限らずの話だが、ちゃんと聞くとなるとある程度の音量が必要である。
 BGMの場合、結構音を絞っている。もっとも良い音であれば、大きくてもうるさくないとか会話できるとかあるのも事実。しかし、好きな曲とも限らない。
 普通でも小さくするとなんだか迫力もなくなり引っ込んだ音になってしまうが、このスピーカはどうもそれが凄く顕著。音量を絞るとなんだかPCスピーカに逆戻りしたようだ。
 「あれ?」と思って、TEACのアンプを復活し接続したら...PCの音だった。アンプにも影響されるようでエンクロージャが全てでもないようだ。
 多少なりとまともなアンプにしてもやはりなんだか極端な小音量ではPCスピーカみたいだ。
スピーカの前面で聞くとそんな感じでもないが、これは側面なのでそう感じるようだ。 
思うに
・スピーカの無指向性を得るためには大きなエネルギーがいる
 前面に軽く流せばよいというものではなく、周囲にまき散らかすぐらい。
・前面から軽く流れただけだとかえって悪化して聞こえる
 なんだか篭った音がかすかにしているようで歯切れも解像度も悪い。
ということみたいだ。

なのでBGMにしたところで、音量が必要なスピーカだと思う。
これを避けたい場合は前面にもスピーカをつければいいが、それだと無指向性からは遠くなる方向だ。
もっとミニ版で作れば案外いいのかもしれないが、ますます低音が出なくなる。

というので得られた結論であるが、
・オリジネルよりもっと小さくして、無指向性を楽しみたい向きには2.1chのスピーカ(但し、低域カットしてないようなもの)の代わりにつなぐと、バランスよい感じで聞くことができる。
・思いついたこととして2.1chを買ってきて、スピーカの左右を背中合わせに置く。
 それでは、サラウンド効果(?)が薄い場合は背板をはずして、何かで接合する。
 すると案外近い音がするように思う。
というもの。

いっそBGMでiPOD専用に割り切るなら、(この方式ではないが)これなどは面白そう。 
音はわからないが
・設置性がよさそう
・操作性もリモコンでできる
・実売で@6000ほどである
・iPODをつなげば良いのも嬉しい
なのでBGMには向いていると思う。
無指向性にしてくれればもっといいのだが。
ただ、これ前面はツイータとある。強烈な指向性があるとちょっと悲しい。
スピーカを外向きに斜めにして、フルレンジにして無指向性っぽくしてほしかったが。
サブウーハってのは、「ちょっと足してあげる」程度でいいような。
なかなか世の中思ったものがない。だから自作に走るというか。

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波動方式もどきスピーカ(4)

もう出来てしまった。
乾いてないけど。

サンダーで磨いてニスでも塗ればそれなりに通用するように思う。
やはり合板でないものはいい感じ。
木のにおいがまたたまらない。(^^)

乾いたら反ってくるかもしれないが。乾燥に弱いし。
でも、これってスピーカに見えないかも。
これを枕にしたら良い夢が見られそうに思う。(^^)

で早速試聴!!
ううむ。これが波動スピーカなのか。もどきだが。
まず、予想通り低音はあまりしない。
オリジナルはφ200mmだが、これは70mm角だ。(^^!
製作した容積が小さすぎる。でも設置は小さい。(当たり前)
考えるとオリジナルはJSPの容積に匹敵するかも。

音は歯切れが良いというよりはやさしい感じの音で疲れない感じがする。
刺激が少ないというか、迫力がないというか。透明というのもちょっと違う。
音は定位には少し乏しくなるが、無指向性らしく、音が充満するような気分にはなる。
個人的には聞き込むスピーカというよりBGMをかけておくとかそういうのに向いていると思う。
なので音楽も癒し系(ボサノバとか)はいい感じに思う。

まあそこまでで止めると考察もないので私見ながら。
この方式であるが、例えば左LのスピーカにはRの背面の音がかかる。
つまりL-kRの音がLから出てきているのではないだろうか?
右は同じくR-kLの音になる。
この式は「ナチュラルサウンド復元法」というか「マトリクスサラウンド」の式になる。
つまり人間が聞く場合には、L+Rの音から重複成分の一部を除去していることになる。
だから定位が言いかと言えばそうでもないのだが、不思議と奥行きがあるような音だ。
やはり1種のサラウンド効果なのではないかと思う。どちらかと言えば「ナチュラルサウンド復元法」に似た効果があるように感じる。

後、柔らかく感じるのは横向きのなせる業もあるように思う。片方を正面に向けるとそれなりに刺激度合いが増す。
そういう意味では、BGMで癒し系をかけるには良い感じだと思う。

何より一番いいのは、設置の自由度が高いことだ。
しかし横向きだと棚に入れるにしてもかなり横をとらないとまずそうだ。(TT)
天井からつるすのがいいのかもしれない。
FF70EGを買おうか迷っている。(^^!

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波動方式もどきスピーカ(3)

スピーカをつけた側板を固定する。


接着だと乾くのに時間がかかるのでいろいろ片付けたり...。
分解していたTEACHの残骸が見える。プラスチックのプアなもの。
アンプもプアなのだがBassスイッチがあったりする。


乾く時間にターミナルなど。


同じくバスレフダクトを背面に。
これ16φであるが長さ4cmなので余ったものを接着して16φの穴をあけた。
厚さ19mmあるのでだいたい。

なんとなく、恐ろしいまでの速さで製作が進む。
構造も単純だし、加工そのものが多くないし。

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波動方式もどきスピーカ(2)

設計らしい設計もなく、いきなり製作する。

まずは長手のものを切断する。1本だけ長い。

今回は全て木工ボンド接着でやってみた。

スピーカをオーダーする前に手持ちのをつけてみることにした。
TEACのPC用スピーカから外した。メーカはTAKAMICIとある。2Wらしい。
ところがこの直径が8cmある。(TT)
7cmの前提なので寸法が足りないので周囲をヤスリで削った。

いかにもチープな感じのスピーカなのだが。

側面に穴を開けてスピーカを取り付ける。
スピーカは取り付け穴もなく金具で固定するものだった。(TT)

なんとなく音が不安になるが、今より悪くはないと思って進めることにする。

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波動方式もどきスピーカ(1)

JSPのスピーカはそこそこいいのだが、どうも置き場所に困る。
またスピーカ間隔をとって、それなりの位置で聞く必要がある。(当たり前と言えばそうなのだが)

もう少し他を犠牲にしてでも設置の良いのもはないかと思案していると「波動方式スピーカ」が目に留まった。
これはエムズシステムさんのやつで寺垣さんのやつではない。(^^!
原理というか、
・円筒形の筒の左右にスピーカをつける
・ダクトは2種あって「スピーカと同じ面」か「エンクロージャの中心」につける
 なのでバスレフの1種らしい
・どうもエンクロージャそのものを共鳴させるのか?
ということで他にも「独自の」とかあるので秘密はあるのかもしれない。

定位は無指向性に近いとあるので小音量のBGMには向いているように思える。

とは言えまったく何も考えずに作るのもまずかろうというので少しだけ。

1.工作を簡単にするのに2×1材(180cm)1本でやる
 エンクロージャを共鳴させるのは至難なのでせめて合板を避ける。
 コストダウンかも。(なんせ1本@180だった。)
2.スピーカもFosterのFF70EGあたりで設計する。
 これはコイズミ無線で1本@1200.江川三郎氏が太鼓判とある。(^^)

これをやると、エンクロージャ容積はあまりとれず、fo=160Hzぐらいになってしまう。
元々、そう低音を出す構造でもないようだが、オリジナルエンクロージャを見ると結構容積がある。
JSPの8cm程度はあるんじゃないだろうか?
とは言え、これでは大きくなるので、無理やり小さいのにしてしまう。
頭の中では2.1chも視野に入れる。(^^!
またはスワンのように首だけが波動型というのも面白いかも。
ダクトはfo=68Hz程度で16φの4cm程度のダクトになる。
しかもこの計算は全エンクロージャの話で、ここに2つスピーカがつくことになる。

逆計算であるが、2×1材(180cm)1本とすると
・39cm*3本+41cm*1本
・11cm*2本
になる。実際は183cmあるので少し余るが。

設計と言ってもこれで終わりというお手軽さ。(^^!

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ナチュラルダクトスピーカ(12)

ナチュラルダクトスピーカであるが、個人でここまで工夫して仕上げたのは素晴らしいと思う。
まじめに作るかどうかは悩むところ。
多分、前にも書いたが「推薦のバスレフ」を変形させたほうが良いように思う。
良く設計されているバスレフなら、低音もそれなりに出ると思うし。(無理したサイズのはよくない)
もしナチュラルダクトもやってみて気に入らないなら戻せるし。

今回は少し冗談っぽくもあるが、中音の低減方法ってことで「ナチュラルダクトスピーカ疑似体験」というか。(実は全然違うけど、冗談だし。)
用意するのはタオル1本のみ!!
後、バスレフでダクトが前にあり、それなりにダクトから低音があるスピーカが必要。
まあバスレフなら何でもいいのかも。

・これはExeModeのもの
 
 説明がいるが
1)(重?)低音は主にダクトから聞こえる
2)中高音は主にスピーカから聞こえる
という状況である。ダクトは塩ビ管でつけてある。ここからは中音に負けるが、低音が出る。

・そこで以下のようにタオルを置く
 
1)ダクトの低音は減衰せずにそのまま聞こえる
2)スピーカの中高音はタオルで(覆った部分が)吸音されて、ある程度減衰して聞こえる
ということになる。
 結果、音量をあげれば、低音が増加する。

実は、これでも結構ナチュラルダクトスピーカに近い音のバランスに聞こえる。
まあ「タオル」というのはいまいちだが、サランネットの裏に吸音材の袋をマジックテープでとめるとか、工夫はできると思う。
 但し
・ちょっと篭った感じの音になる(タオルはあまりに思うし)
・ダクトの効果なのか、ナチュラルダクトスピーカの方がスッキリした音
ではある。
 まあバランスだけを考えるなら、細工できそうな部分だし、タオルを置くぐらいなら試す価値はあるかも。
 気に入らない場合には涙もタオルでふけるし...。(^^)

 

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ナチュラルダクトスピーカ(11)

やっとナチュラルダクトスピーカが試聴できる。(^^)

で早速音を出してみる。

以下は私見もあるが...
1.音量が下がる
 これはつけかえると明確に下がる。70から80%に低下するようなイメージ。
 私見というより客観的な事実。
2.中音が下がって低音は下がらない
 どうも理論ではないが、中音は下がるが低音はそのままなので結果的に音量を上げると低音が増えて聞こえる。
3.音が滑らかになる
 このスピーカは妙に金属的な響きがあった。しょうがないので吸音材を入れていたが、このエンクロージャは吸音材なしでもそれほど金属的な音がしない。
 もっとも若干残っているように感じたので後で少しだけ吸音材を入れておいた。(低音には変化なかった。)

ダクトに耳を近づけると、低音が聞こえる。
ただバスレフダクトの低音というか。元々ExeModeは改造してあって、ダクトは塩ビパイプで作成してあった。
片方はそうなっているので、ダクトを聞くと...まあ似ている音だ。
特に重低音という感じでもない。ためしにダクトを手でふさいで行ってもさほど低くはならないようだ。
全般的に中音が下がったことでバランスがよくなりパンチがある感じを受ける。
ただ安物スピーカなのでエクリプスを付けると、やっぱりそちらがいいと感じる。
でもこれはエンクロージャの実験だし。

総じて
・中音が抑えられバランスの良い感じの音がする
・(ダクト効果なのか)耳障りな音は減る(柔らかい音になる)
・音の再現性そのものはスピーカなりエンクロージャに依存するだろうから、これは対象外にする
(もっと良いスピーカとちゃんとしたエンクロージャなら良い音になると思う。)
という感じがする。
バスレフとの違いは「中音が抑えられる」というところではないかと思う。
これは自分がそう感じているだけなのだが、
・音量が減る
・低音はさほど減らない
からそういう表現を使っている。
まあ部屋を揺るがす低音はやはりでなかった。

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ナチュラルダクトスピーカ(10)

今度はプラダンの加工。

・プラダンを9cm*20cmに切断
 長さは迷ったのだがあまり長いとデザインがいまいちだし。(^^!
 もう気にしてもしょうがないレベルなのだが。合計14枚作った。

 案外沢山いるという印象。

・プラダンを両面テープせ接着しダクトに入れる
 底面からは3.5cm程度にした。
 プラダンも重ねると結構剛性が高い。重たくはないのだが。
その後はホットボンドで空気漏れがないようにくっつけた。

・ダクトの4/5をふさぐ

 これもホットボンドは案外沢山いるという印象。スティック3本は使ったような。

・完成!!

 一応、これで完成した。(^^)

工作そのものは
・プラケースの穴あけ
・プラダンの裁断と接着
・取り付け
程度なので図工って感じがする。2時間もあれば完成すると思う。(材料があるなら...。)

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ナチュラルダクトスピーカ(9)

考えてばかりいてもやはりイメージがわかないので製作してみることにする。

いろいろ考えたが、まじめに作るとさすがに面倒なのでまずはお手軽改造からとりかかる。
それでも傾向は見えるだろう。

・改造したのは、ExeModeのコンポのスピーカ
 10cmのウーハー+2.5cmのツイータという構成である。

 プラ筐体なので加工はともかく強度は全然というか。

 聞き比べるのに1台は改造して1台は元のままにしておく。

・まずは上部に穴をあける
 ドリルで沢山あけてつないで切った。

 本当は端面からやりたいところだがリブがあってちょっと内側。
 開口面積は9cm*4.5cmとスピーカ口径より若干小さい。

・切り落としてヤスリで加工

 プラスチックなので簡単にできる。

・開いていたダクトの穴はゴムシートでふさいでホットボンドで接着

 ここらもお手軽に工作できた。


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ナチュラルダクトスピーカ(8)

なんとなくわかったようなわからないような。(^^!
つまりは中音の減衰を狙った構造のような。違うのかな?
それでもこれをエンクロージャでやるのは凄い。

で、そのままでは面白くないので、新ナチュラルダクトを試してみたくなる。(^^!
まあいきなりそこへ行くと本家の効果はわからなくもなるが。

【設計要点】
1)エンクロージャは通常の推薦のバスレフで設計する
 これでもし失敗してもとってしまえばバスレフとしては機能するので無駄がないというか。
 そもそもエンクロージャの容積を下げるのは仕切り板でできるが広げるのは作り直しになる。
 ただ注意しなければいけないのはスピーカ選びというか全体容積である。
 後でプラダンを入れるが、容積が大きいとかなり盛大に入れないといけない。
 元々小さなエンクロージャが推薦されているスピーカがやはり好ましいと思う。
 やむをえない場合に対して、「中仕切り」を追加できる構造にしておく。つまり容積を減らせる構造。
2)但し長辺は以下を確保する
 ダクト長さをエンクロージャに納めるとして作者の例だと
 8cmスピーカの場合:20cm+5cm=25cm以上
 10cmスピーカの場合:30cm+5cm=35cm以上
 12.5cmスピーカの場合:32.5cm+5cm=37.5cm以上
が必要。5cmは周辺からダクトまでの距離。
3)バスレフのポートはダクト型ではなくスリット型にする
 これは作りにくいからというぐらい。
 ポートでもできないことはないだろう。(ストローを曲げるとかやればできるだろう。)
以上を守ったバスレフ推薦箱を作れば、新ナチュラルダクトの実験もできる。
まあなのでエンクロージャは小さいというより推薦箱そのものの大きさになる。

で内部に入れるプラダン部分の設計である。
1)長辺は以下を確保する
 ダクト長さをエンクロージャに納めるとして作者の例だと
 8cmスピーカの場合:20cm以上
 10cmスピーカの場合:30cm以上
 12.5cmスピーカの場合:32.5cm以上
 やや不ぞろいが良いのかもしれない
2)実際のポート側の開口面積は推薦バスレフと同じにする
 つまり後のプラダンは全てふさぐ
3)プラダンの内部側の開口面積は最低スピーカの有効面積以上
 大きければ大きいほど効果があるような。
4)プラダンの容積はエンクロージャの半分程度にする。
 プラダンの容積をエンクロージャから引いた場合の共振周波数を求める。例えば500Hzとかになるとすると500KHz以上の帯域で減衰するような感じになるような。なのでここの周波数は大事。
 プラダンで容積を下げることになるが、容積が大きいとプラダンを盛大に入れることになる。
 多分、このあたりが一番の問題で、推薦箱が2L程度なら半分埋めればいいが、推薦箱が5Lで500Hzにしたいなら4Lほど埋めるはめになりかねない。そうでなくても2.5L埋めるのは大変だ。
 これもあって作者は「小さな容積のエンクロージャ」を狙っているように思う。
 スピーカも例えばFE87よりはFE83が有利である。それでも大きいし、どうしても設計的に面白くない場合は中仕切りを付ける。実際問題、作者のスピーカはそう作られているので、これが現実的なのかもしれない。
 中仕切りをつける場合は容積計算などは作者の実寸から割り出して決めれば良いように思う。実績もあるわけで。

 このようにすれば多分、ナチュラルダクトとして働くように思える。


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ナチュラルダクトスピーカ(7)

で測定結果。
・何もない場合

・10cmダクトの場合

・15cmダクトの場合

・全部重ねあわせると

ううむ。音圧で正規化したのでよくわからない。(^^!
単独で見たほうがよさそうである。
・10cmのダクト
 2.5KHzぐらいにPeakができている。波形はややなだらかになる。
・15cmのダクト
 1.8KHzぐらいにPeakができている。波形はかなりなだらかになる。

このPeakはどうもプラダンダクトと共鳴ではないかと思われる。
通常、プラダンダクトが開放されていれば、この周波数がが大きく聞こえるのだろうが、このダクトの大半(4/5)は閉じている。
言い換えると、この強調されたものが反射し逆位相で振動抑止方向に働くような。
効果を上げたい場合は「面積を広くする=開口面積をあげる」ことで得られる。
周波数を下げたい場合は「ダクトの長さを長くする」ことで対応できる。

ただ、この波形だと共振なので「特定周波数だけ」みたいな感じに見える。広範囲にするのならダクトの長さを不ぞろいにしたほうが良いような気がする。
実際のところ15cmダクトでは、あまり感じられないが10cmダクトでは900Hzから2KHzまで持ち上がっているという感じもうける。この帯域が減衰すれば低音は相対的に強くなるのではなだろうか。

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ナチュラルダクトスピーカ(6)

やはり理屈をしっておかないとなんだか不安なので簡単な実験をしてみることにする。

実験方法は至って簡単でマイクの前にプラダンをつける。
1.何もなし
2.10cmプラダン
3.15cmプラダン
で測定する。

作り方は至って簡単でプラダンで2cm直径風に切って束ねる。

差異を見るだけなので、PCスピーカでお手軽に測ってみた。

マイクの指向性は高くないが、プラダンを前につけるとさすがに音圧が変わるのでピークを0とした。

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ナチュラルダクトスピーカ(5)

作り方はともかく、「なぜ低音が出るのか?」は正直良くわからない。(TT)
まず普通にバスレフにしたらf=140Hzだし、4/5を塞いでも65Hzだし、標準のバスレフには適わないはず。
容積からするとそうなのだが、このエンクロージャは2つ大きな特徴がある。
1)ダクトの体積がかなり大きい
開口面積も長さも長い
2)プラダンを使っている
4/5は塞がれ、1/5が開放して使われる
というのは一般には見かけない。
一番目立つ、プラダンダクトは単純に整流作用だけではないようだ。

思うに、
・中音に対してエンクロージャは小さく(というか抵抗をもって)見え
・低音に対してはエンクロージャは大きく(少ない抵抗)見え
るようなことになるのではないだろうか?
(高音は多分あまり関係ないかもしれない)

例えば(FE83の場合で)いい加減な計算で
・プラダンを通らない(プラダンが邪魔をする)周波数にとっては容積は1Lもない
 このときエンクロージャの共振周波数は500Hz。
 逆に考えると500Hz以上の周波数にとっては容積は1Lに見えその背圧を受ける
 10KHz以上の高域はともかく、500Hz付近にとってみれば結構な抵抗になる
・次にプラダンを通る(プラダンが邪魔をしない)周波数にとっては容積は2L
 大きなダクトの分が加算される。
 140Hz以上500Hz以下の周波数にとっては容積は2Lに見えその背圧を受ける
・最後にポート周波数(何も邪魔をしない)にとっては容積は無限大
 そばに物を置かないので。
 65Hz以上140Hz以下は背圧は受けない
なので65-140Hz>140Hz-500Hz>500Hzみたいになり重低音に寄ったバランスになるとか。
(もっとアナログ的な連続だろうが。)
もしプラダンに(空気振動の)周波数抵抗というかそういうものがあるのなら、そういうのもうなずけるのだが。
この論法なら、
・プラダンの体積で500Hzが
・エンクロージャの体積で140Hzが
・ポート開口面積で65Hzが
それぞれ調整できることになる。
それだと設計も割と簡単な気がするが。
翻って考えると、この仮説が正しいとするとこのエンクロージャの特徴は
・プラダンの体積で500Hz以降(ある程度以下)がある程度減衰できる
ということに尽きるような。
つまり低音(500Hz以下)>中音(500Hz以上)になるわけで。(高音は一緒のような。)
って想像だらけだし、やっぱ作ってみるしかないかも。
でも測定してもわからないのかも。

それよりは
・特定のスピーカを20cm程度離して測定する
・プラダンを20cmの部分に入れて測定する
方がいいのかな?
もし後者で中音が減衰するのであれば、プラダンで「周波数可変体積スピーカ」になるのだが。

作ってから考えた方がいいのかな?悩ましい。

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ナチュラルダクトスピーカ(4)

設計のまとめ。(想像だらけ)

ここで計算するとして...。

作者の意図からして、こんな感じかな?

1.設計上の注意
1)エンクロージャ容積は小さくする
【容積の計算】
・ダクト体積も含めて必要容積の1/6程度にする。
(この時、f0は350Hz程度になる。)
2)ダクトの開口面積はスピーカの有効面積かそれ以上にする
【ダクトの計算】
・ダクトの横幅はエンクロージャの横幅
・ダクトの面積がスピーカの有効面積以上になるように縦幅を決定する
・ダクトの長さはダクト体積も含めてポート共振周波数が140Hz程度になうように長さを決定する。
3)ダクトの開口部は大きな空間が必要
開口部のすぐ下に物がくるような設計は望ましくない
4)スピーカはバッフルの中央ではいけない
5)ダクトは周辺から5cm程度は離す。
6)スピーカからダクトへと音がうまく流れる構造が望ましい(若干平行でない状態?)
7)強度は10mm程度の厚さでも良い(?)

2.制作上の注意
1)ダクトにはプラダンを用いる。空気漏れは厳禁
2)ダクトの4/5はふさいでしまう
3)スピーカの背面を利用するのでリブなどを削ること必要な場合がある。

まあ勝手にまとめたわけで、あっているかどうかもわからない。

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ナチュラルダクトスピーカ(3)

残りは以下...

3)ダクトにはプラダンを用いる。空気漏れは厳禁
これは設計というか注意事項だろう。
接着は両面テープの例が多く、隙間補填はホットボンドを使うと良いとある。
このあたりどうでもいいのかもしれないが、わざとプラダンを露出するようにデザインされている。
なんとなく隠したほうがよさそうに見えるのだが...。
まあ、それはどうでもいいか。

4)ダクトの開口部は大きな空間が必要
これもデザインなのであるが、ダクトが上を向くことになる。
本来は前に出たらいいのだが、ダクトは(開口面積が大きいので)かなり長くなり難しい。
ダクトが曲線ならいいのだが。どこかでそういうのを販売してほしいが。
前と同様に横も難しい。
ただ、トールボーイ風にした下というのはあるかもしれない。小さくした意味は薄れるけど。

5)ダクトの4/5はふさいでしまう
ここもミソではないかと思うし、作者もそう述べられている。(重低音の秘密?)
もし、ダクトをふさがなかったら、そこはスピーカ容積になるとしてもポート共振周波数は140Hz程度である。
しかし、ここで4/5をふさいだとすれば、ポート周波数は65Hzまで低下する。

作者のページから引用するとここが不思議。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
良くは解りませんが内容積の増加と開口面積の低下で共振周波数が下がっているのがわかります。
(ここはそう思います。)
さらに言えば、共鳴周波数以降は音圧が急激に下がっていきますが、それ以前では、以前の音圧をキープしたままで共鳴周波数まで、共鳴の山が低くなるにもかかわらず、低音が引き出されるのです。共鳴する力が弱まれば、音圧は減るはずなのに。
(このあたりは実に不思議です。でもデータも掲載されてますし。)
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

6)その他
 これで設計できそうですが、幾つか情報を
・スピーカはバッフルの中央ではいけない
 定在波の影響があるため
・スピーカの背面を利用するのでリブなどを削ることが必要な場合がある。
 スピーカによります。
・ダクトは周辺から3.7cm(?)離す。
 実はこのあたりよくわかってない。多分5cm程度がいいようだ。
 構造上、ダクトが出っ張るので短いと美観的にはいいのだが、それだとダクトにならない。
・スピーカとダクトは平行でない方が良い?
 これも良くわかってない。
 作者のものは「ダクトを(少し)寝かせたもの」「スピーカを(少し)寝かせたもの」がある。
容積という話もあるが、それならもっと効率的な方法もあるし、それよりはダクトへの効率的な反射(?)を狙ったのかもしれない。
デザインという感じもしないし。(^^! 

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ナチュラルダクトスピーカ(2)

さてもう少し具体的に見ていく。

いろいろと計算するのは面倒なので、ここのページで計算してみることにする。

まず5つのポイントを考える。

1)エンクロージャ容積は小さくする
「小さくする」というとどの程度なのか製作例から汎用的にしてみる。
Silvesta(ちゃーちゃん?)というのの図面があったので参考にする。
スピーカはFE87とある。
このあたりに計算式があった。
・Silvestaの容積V=1080cm3
・FE87の推奨容積V=12260cm3
つまり1/12の容積である。(凄い!!)
Silvestaの容積計算を見るとダクトの分は含まれていない。仮に入れたとしても1/6程度の容積になる。
逆にダクトを入れたとして逆算するとエンクロージャのfo(最低共振周波数)は350Hz程度になる。
【容積の計算:根拠なし】
・ダクト体積も含めて必要容積の1/6程度にする。
(この時、f0は350Hz程度になる。)

2)ダクトの開口面積はスピーカの有効面積かそれ以上にする
これもダクト長さの求め方がよくわからなかった。
FE87は直径8cmなので有効直径7cmとすると38.5cm2の面積である。
・Silvestaは4.5*9=40.5>38.5
で口径以上のダクト開口面積になっている。
話は変わるが、開口面積を増やしてしまうと、ダクトの長さはえらく長くなる。
でSilvestaの場合はポートの共振周波数はf=199.1171Hzのようだ。
ただ、この計算の容積にはポートの容積は含んでいないようだ。
もし、ポートも容積に含めると、ポートの共振周波数はf=140Hzほどになる。
ポートが出っ張るが、大半塞いであるわけだし、入れるのが正解なのか?
まあ、上も入れたわけだし、入れて統一するとする。
【ダクトの計算:根拠なし】
・ダクトの横幅はエンクロージャの横幅
・ダクトの面積がスピーカの有効面積以上になるように縦幅を決定する
・ダクトの長さはダクト体積も含めてポート共振周波数が140Hz程度になうように長さを決定する。

こんな感じで続けることにする。

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ナチュラルダクトスピーカ(1)

ナチュラルが続くが、たまたまナチュラルダクトスピーカを知る。
ここのページに詳しい。

自作された方々も多いようだ。
上のページの測定結果を見ると驚異的だ。凄い!!
ヴェロダインとかJSP並の低音が出ていることになる。(^^)
しかもサイズは偉く小さい。
素晴らしい。大発明かも。

自作してみたいと思うようになる。
設計図も公開されているので、そのまま作ればよさそうなものだが、そこはそれなんとなく汎用的な設計はできないものか考えてみる。
元々原理もわかっていないのに、汎用設計もないものなのだが、それでも全く何もないよりは「まし」ということで。

ポイントを見ると、どうも要点は以下ではないかと思う。
1)エンクロージャ容積は小さくする
2)ダクトの開口面積はスピーカの有効面積かそれ以上にする
3)ダクトにはプラダンを用いる。空気漏れは厳禁
4)ダクトの開口部は大きな空間が必要
5)ダクトの4/5はふさいでしまう
ということのようだ。

これで重低音(バックロードホン風)が出るというのだからこれは凄い!!(と思う)
特に、小容量のエンクロージャでこうなるのは画期的だと思う。
もう少し設計を考えてみる。

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スピーカの特性測定(8)

ついでにヴェロダインDF-661+タイムドメインアンプで行った。

・MySpeaker

これまた、わが目を疑うと思うが、やはりそんなことはなく幻想。

WaveGene&WaveSpectraで途中を見てみると

こんな感じで出ている。

これはタイムドメインの70Hzより低くのびており50Hz以下からダラダラ下がっていると思われる。
ウーハーの前の測定ではかなり低い周波数も再生していたのでこれは納得。
この数字は優秀な気がする。
JSP方式並みのデータ出ている。さすがウーハーのヴェロダイン!!
まあ定価を考えるとそういう気もするが...。

低音は元気がいい。スコーカとの間なのか少し継ぎ目があるがまあ愛嬌程度か?
均一性はないが、なんだか迫力のある音である。

重低音でも70Hzとか50Hz以下の再現は課題もあるが、聞いている位置ではそこそこ出ているようだ。

こうやって周波数特性で全てがわかるわけでもないのだろうが、指標にはなるように思う。
マニアが良く用いる「リアルな」とか「艶っぽい」とか、そういうのは歪み成分なのだろうか。
ここで歪みも測定できているようだ。
ただマイクも含めた系なので信頼性の問題もあるし...。
そういうのが点数で出てくるソフトがあると面白いけど、仮に満点のスピーカ+アンプがあっても「気に入る」とも限らないわけで...。

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スピーカの特性測定(7)

アンプで入力も十分なので2mで測定する。
測定はTD-508+OZAKIのウーハーで行った。

アンプをかませると
・いつもの試聴ポイントに
・いつもの音量で(ついでにいつもに近いアンプのボリューム位置で)
測定ができる。
これが実際に聞いている音なのだろう。

ただ、これをやると特にマイク感度が高く、ちょっとした音(エアコンとかPCのファンとか足音とか)に反応する。
マウスのクリックにも敏感だし、マウスを動かしても反応する。(^^!
超高感度っていうか...。
スポンジを敷いても、ちょっとした振動をひらって、特に低音の50Hz以下は信頼性に乏しい。
ソフトがピークホールドするので一瞬でも出れば、それを捉えるので注意が必要である。
家庭では無響室でもないし、限度もあるので目視でWaveGene&WaveSpectraで最初の経過を見ているとよくわかる。
静かにしていれば、周波数が100Hzを超えたあたりからは信用していいような感じ。

・MySpeaker

おおーーー。とわが目を疑うと思うが、そんなことはない。
グラフはピークホールドするので、それがもろに出てくる。
高域の15KHz以上はマイク特性もあるのでいいにして低域はこんなに出ていない。

WaveGene&WaveSpectraで途中を見てみると

こんな感じで出ている。
まあ70Hz以下はダラダラ下がっていると思われる。
単品で測ったより低い周波数なのだが、OZAKIを足していることの影響ではないかと思われる。
TD-508=140Hz、OZAKI=100Hzにピークを持つが、そのあたり強めあうわけでもなく、70Hzあたりから下がり始める傾向をもつようになっているようだ。
ただ、このスピーカは聞く位置で随分変化するかもしれない。
測定ソフトも少なくともMySpeakerだと自分が出している周波数はわかるので、そこだけをひらえばもう少しSNがよくなるように思うが、そうやると歪みがわからなくなるのでそうも行かないのだろう。
70Hz以上は信用できそうだし、まあ悪くない感じもする。

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スピーカの特性測定(6)

マイクのアンプで感度もあがったのでPCのスピーカを聞いてみる。

尚、手持ちのマイクの特性であるが20Hzから15KHzはフラットだが、それを超えると低下する。
なのでそのあたりを見る場合は要注意。

PCの実際の試聴位置は短く80cm程度である。

まずは、WaveGene&WaveSpectra

ほぼ同じ条件でMySpeaker

WaveGene&WaveSpectraで見える緑の部分はノイズである。
ノイズと言ってもハム(60Hz)ではない。これは消えた。
一見低音が出ていそうだが、実はそうではなくノイズというか振動をひらっている。

感度をあげたせいか、人が動いてもその振動をひらってしまう。(TT)
じっとしていればいいのだが、エアコンのファンでもひらう。
WaveGene&WaveSpectra で観測していると、そのあたりがよくわかる。
なので上の70Hz以下は信用できない。きっとそのまま下がっていると思う。

80cmに成功したので、今度は出力にもアンプをかませた。
また振動対策でスポンジを敷いた。

こうやると2m程度でも測定はできそうだ。

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スピーカの特性測定(5)

実際の試聴位置での測定を試みる。

まずは、
・マイク感度のせいかノイズに対して入力が小さい(SNが悪い)
という問題にとりかかる。

2つやってみた。

1.高感度マイクに変更する
 確かに感度は若干あがるのだが、ハムまで大きくなったような気がする。
 これでは何をやっているかわからないのであえなくボツ。(TT)

2.オーディオデバイスを変更する
 PC内蔵のオーディオデバイスから、USB接続のオーディオテクニカに変更する。
 これはLineOutがついている。
 やってみると...
 マイク:PCと全然変わらない
 LineOut:心なしか大きいのかも...程度。
 話にならないのであっさりボツ。(TT)

まあ手持ちに気に入ったのがないので自作に踏み切る。
まずはマイクアンプを製作する。
どうもハム(ここだと電源が60Hzなのでそれの周波数)が出てくる。
なので設計としては
・電源でACはやめで乾電池にして60Hzと縁を切る
・マイク直後で増幅してケーブルはその後にする
という方針で製作してみた。

できあがったのがこれ。

10倍程度で感度はかなりあがった。PCの調整も普通になったし。(^^)

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スピーカの特性測定(4)

実際の試聴位置での測定であるが、これが難しいのは
・(自分の場合)PC出力が小さく音量が小さい
・マイク感度のせいかノイズに対して入力が小さい(SNが悪い)
という状況である。

そこでまずテスト音源CDを作成することにした。
WaveGeneであるが、これからWAVデータが作成できる。
それをCDに書き込む。でそれをシステムで再生。
確かに音はでて測定できるのだが、高音になるとジッタというか変な音になっている。(TT)
やはり半導体で再生したほうがよさそうな感じである。
というのであえなく失敗!!
とは言え低音というかそのあたりの部分は測定してもさしつかえはないのかもしれない。

次にマイクを変更してみる。
BEHRINGERのECM8000というのが¥6,000以下で定番のようだ。
しかし、さほど本格的でもないし、比較できればいいのだからと手持ちでやる。

最初のはPC添付のもの。

置きやすいといえば置きやすい。
秋月の安物でもフラットとあったので自作したのがこれ。

固定は上のものにテープでも巻いて...。

やってみると、出力は出るがさほど感度があがったというほどでもなく、期待したノイズも小さくなったわけではなく...。

結局、得られた結論というのは
・PCから直接駆動するのがよさそう
 CDに音源を焼くのは高音側がいい加減になりそう。(ジッタの影響?)
・とにかく力いっぱい音量をあげる
 近所迷惑にならないように注意して...。
・なるべくSNの良い感度の高いマイクで受ける
 まあ上がSなのでそれが大きければいいが...。
ということになる。

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スピーカの特性測定(3)

次にPCソフトの差異をやってみた。

まずは、WaveGene&WaveSpectra

ほぼ同じ条件でMySpeaker

当たり前であるが同じ結果が出てくる。ちょっとdbが違うが、これは少しセッティングを変えた影響があるかもしれない。
このスピーカはフォステクスの8cmのように140Hz以下が落ちる傾向にあるようだ。
PCスピーカでは落ちていた高域も出てきている。
マイクの感度も安物とは言えたいしたものなのかも...と感心する。

ためしにOZAKIのウーハー部分を測定してくるとこうなる。

100Hzあたりが持ち上がっている。
ほんのわずかなものなのだろうが、これで随分低音が生きてくる印象がある。

調子にのってヴェロダインのウーハー部分を測定してくるとこうなる。

やはり100Hzあたりが持ち上がっていて、低音不足はない。
ヴェロダインはウーハーの付近で測定したので場所を変えれば波形は変化する。

こうなると
・マイクの精度(ノイズとか)
・実際の試聴位置での測定
というのが課題になる。

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スピーカの特性測定(2)

まずはPCに近いというだけの理由でPCスピーカを測定してみた。

PCスピーカは最初の添付品は、もう聞ける音ではなくロジクールのに変更したが、これもいまいちで現在はCreativeLabの古いものを引っ張り出して使っている。

これにはバスブーストがついている。

まずは、ブーストなしの状態。

低音は250Hz以下はダラ下がり、高音は10KHzちょっとでおかしな特性になっている。
その間は割とフラットな感じ。

バスブーストをかけるとこうなる。

250Hzあたりが持ち上がっている。

全体からいけば歪になっていて不自然とも言えるのだが、小音量ではこの方が感じがいい。
人間の耳ってのがいい加減なのか...。

上のグラフで60Hz付近に緑の線がある。
これはマイクの雑音(60HzなのでACのハムと思われる)のようである。
これは対策すべきであるが、安物のマイクでもここまでできるとわかった。

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スピーカの特性測定(1)

ブログにオーディオを掲載しているのにちゃんと特性を測定しないのもまずいだろうと思い立つ。

まあスピーカを作っているわけではないので、それ抜きで測定すればよいのかもしれないが、最初はちゃんとやってみることにする。

1.測定ソフト
いろいろあるのだろうが、
WeveSpectra&WaveGene
Freeのもので、発振と解析は別ソフトになっている。
発振をwavファイルに出力できる。
MySpeaker
シェアウェアであるが体験でも使える。
発振と解析が同じソフトになっている。

双方、考えられていて使いやすいと思う。

2.用意するもの
マイクぐらい。

3.やり方
ここに詳しい。(完全手抜きかも。)

まずはPCの特性測定。
WeveSpectra&WaveGeneを使ってやってみる。
これでリニアでないならPC変更なのか?

ううむ。20Hzで少し下がるが、ほぼフラットだし、使えるかも。(^^)

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タイムドメインの改造(3)

ちょっと困ったが、とことんやってみることにする。

100cm。これでYoshii9と高さは同じ!!

ううむ。期待ほどではない。
部屋はビクリともしない。(TT)

最後にこれにさらに20cm足して120cmもやったが、固定が悪く全壊してしまった。(TT)
スピーカの落下は阻止でしたのだが。

下から聞いてみると
・筒を長くすると低い音が強調されている(これは理論でも記事でもそう)
・但し長くすると音圧も下がっているような気がする。

次に高さであるが
・スピーカの上面が耳より少し下ぐらいが良い(どこかにも同じ記事があった)
なので高さは100cm以下でないといけないと思う。(逆さにしたり曲げたら別だが。)

次に定位からすると
・上へ向けると指向性の強い高音の定位が悪化する
 逆に位置を選ばず聞こえるという感じ。
 中音はそうでもなく、ちゃんと定位している感じ。
 気になるようなら反射板(CD)などを傾けて上につけると良いらしい。

次に音のバランスからすると
・低音は定位が曖昧だから出ていればいい。
 ただ、筒をつけるとなんだかバランスが悪化している印象もうけた。

 後は、個人的の好みにもよるのだろうが、自分としては「何もない」方がスッキリとしていて好きだ。
 まあ、そういう設計かもしれないが、設置的にパイプを省略したのかも。
 でもオプションでも用意されていないのだから、やはりYoshii9にはなれないのかも。(TT)

 というのでダンボールはそのままゴミと化してしまった。(TT)

で、現在はと言えば安物(OZAKI)の2.1chのスピーカにしている。(^^!
一見アンバランスだが、この方が自分にとっては好ましい音になっている。

【もしかして試す場合】
・安い(PC用などの)2.1chを買ってくる
 <条件>
 左右のスピーカが付け替えられるもの(必須)
 できればサブウーハ単独のボリュームがあること
 サブウーハは口径がなるべく大きいこと(ここは、しっかりしたもの)
 (できれば)トーンコントロールなどはないこと(リニアを信じるために)
・その左右スピーカをつけかえサブウーハの音量をあわせる
 当たり前に低音が出る。
 問題は「中高音が良いか?」「低音がボコボコしないか?」ぐらいである。

アンプが「何でもいい」とは言わないが、少なくともリニアリティがあれば、タイムドメインの中高音は素晴らしい。
このことはタイムドメインminiでも(そう高くないアンプ内蔵だし)実証されている。
低音は純正ほどの切れは期待しないことにすれば、サブウーハを足せば音のバランスはよくなるし、低音は定位が曖昧でもさほど気にならない。

でもこの価格なら+8.4万で
TD-508+純正サブウーハ(316SW)
かな?(^^!

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タイムドメインの改造(2)

いきなり改造するにも、筒の直径はともかくとして長さが決まらない。
それでお手軽にダンボールで実験してみることにする。

まずは20cm。

少し出ているが、期待ほどではない。
何を期待しているか?といわれると、記事にあった「部屋をふるわす」音。(^^!

次が40cm。

これも、期待ほどではない。

次が60cm。

これすら、期待ほどではない。

一応低音は出ているし、長さで低くなっていく感じはある。
まあ、「期待過剰」といわれればそれまでだが、なんとなくそこまでやってみたいものだ。

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タイムドメインの改造(1)

お借りしているタイムドメインだが、
・リスニングポイントが限られているように感じる
・低音が少し物足りない
という印象がある。

低音に関しては例によって低音ブーストというのもありなのだが、それは音のバランスの問題でやはり再生能力を高くしたい。
そこでWebをあさってみる。
特にタイムドメインminiは改造記事が結構見つかる。
改造の内容はまとめると以下のような感じだ。

1.アンプを内蔵のものからちゃんとしたものに変更する
2.エンクロージャ内部の吸音材などを改造する
3.外部にダクトなどをつける

である。
TD-508に関して言えば、1はもうそうなっている。
2は借り物なので、戻せるとしても完全に戻る保証もなく、そこまでの勇気はないのでパス。
3あたりが現実的にも思う。

記事としてはここ
ここが参考になる。

つまり
・スピーカを上向きにして
・後ろの開口部にパイプをつなぐ
ことで低音を増強しようという改造。
これなら無改造でできそうである。

まずTD-508の背面はこんな感じである。

丸い穴に耳を近づけると、確かに低音が出ている。
これをパイプで増強するという考え。確かにエコかも。(^^)

これはバスレフ効果というより共鳴管ではないかと思う。ここあたりで計算ができる。
例えば半径5cmで長さ55cmの筒は
↑143Hz, ↑431Hz, ↑719Hz
で共鳴する。周波数を下げたい場合は筒を長くする。(半径は支えるのであまり変更できないだろうし)
ちなみにYosii9は半径4.5cmで長さ100cmとすると
↑82Hz, ↑245Hz, ↑409Hz
になる。いい感じだ。ただYoshii9は内蔵物があるのでこうはなっていないのだろう。

理屈はともかくやってみることにする。
まずはお手軽にガムテームの上に乗せてみた。筒は短いというかないというか。

若干低音があがる。

これは背面の音を直接前面で聞いていることもあると思う。

まじめにやってみる前に長さを決めることにする。
miniでは55cmが良いとある。
Yoshii9は100cmである。
なので、そのあたりに良い場所が、あるような気がする。

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ヴェロダインの修理(4)

ヴェロダインのDF661の修理のまたまた続き。

単純に前フレームとロッドの間にワッシャを入れ、可動部をねじって対応。
3次元的にねじれているのでワッシャは0枚、2枚、3枚、5枚。

これで結構なおったのだが、まだ低音が大きいとコスレが出てしまう。

不思議なことに外してっやってみると、コスレは出ない。
このときは作業でスピーカを上向きにしている。
もしかしたらと実際のように横向きにすると軽くコスレがある感じがする。
ワッシャでやってみたが、どうもうまくあわない。

そこで、スピーカの上下を反対にしてみた。
元々重力でコスレるのだから重力でなおっても不思議ではない...と念じつつ。

おーーー。直ったような。(^^v
まあスピーカは円形なんだし、別段ボイスコイルの線が前面にあるわけでもないし、これでいいことにする。(^^)

早速組み上げて試聴する。

おおーーー。解像度もいい。
アンプはエクリプスのTDA501にしてみた。フラットな特性らしいし。
ううむ。なかなか、いいかも。
後は入力なのだが、CDウォークマンは音とび防止もあり(つまりメモリバッファがあり読み出しが正確らしい)、ライン出力(つまりヘッドホンアンプなし)も出ている。DAの性能はわからないが、そう悪いものではないらしい。
Kochiaをつないでみたいかも。(^^)
ってその前に聞く位置をちゃんとしたい。

例のスピーカースタンドを改良することにする。
TD508とあわせると20Kgオーバーの重量だし、やりがいがあるかも。

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ヴェロダインの修理(3)

ヴェロダインのDF661の修理の続き。

まず、スピーカの構造の図解でここの画像。

でヴェロダインの実際の構造がこれ。

つまり
・振動版は前フレームに固定されている
・前フレームはロッドでフレームに固定されている
という構造をしている。(全てがそうかどうかわからないが)
ということは前フレームを傾けるとボイスコイルも傾くということになる。

で、方法だが単純に前フレームとロッドの間にワッシャを入れる。

3次元的にねじれているのでワッシャは0枚、2枚、3枚、5枚だった。
まあその単位でしかできないのだが。
写真では「こんなにずれているのか?」と思うが、ボイスコイル部分は少ししか動かない。

これなら余分な負荷もないし、修理としては最適!!(^^)
これでこする感触はなくなったので組み上げる。

おおーーー凄い低音が出てきた。さすがウーハーのヴェロダイン!!
調子にのってブースターで低音を入れたら低音が割れる。(TT)
まあ低音の過大入力とも言えるがやはり大きな入力ではこすれるようだ。(TT)


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ヴェロダインの修理(2)

ヴェロダインのDF661の外観。

なかなかに立派だ。重たいので余計...。

早速分解する。
手順がわからず最初は全部のビスを外したが、内側の長いビスだけ外せばOKのようだ。
ユニットを外したところ。

ここでウーハーのコーン紙を軽く触ってみる。
何かこすれる感じがする。カツカツというような手ごたえを感じる。
ちなみにもう1つのスピーカで見るとスカッと動く。

どうも、ボイスコイルとボビンの間がこすれているようだ。
スピーカの構造を図解するのは面倒だが良いページがここにあった。
素晴らしい。説明のために図をお借りして...。

このボイスコイルとボビンである。
修理するには、この相対位置を調整すればよい。
とは言え、磁石側は簡単にずれるものではない。
振動板(コーン紙部分)もそうは簡単にずれないのだが、基本的にここは可動部なので手はあるかもしれない。
ところがこれまたややこしいのだが、どうもずれ方が上下左右とかという単純な平行移動ではなく3次元的にねじれているようだ。(TT)
どうねじれているのか?はコーン紙を軽く押す場所でわかる。「こすれている場所」を押すとちゃんと音になる。

なんせ高いスピーカなので可動部に負荷をかけるのも面白くない。音が変わってしまう。
ウーハー交換が一番早そうだが、入手できるかどうかもわからない。
そこでこのヴェロダインの構造をもっと探ってみた。

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ヴェロダインの修理(1)

27日に伯耆さんが工房に遊びに来た。(^^)

サインしてもらって握手しようとも思ったが、恥ずかしいのでやめておいた。(^^!
伯耆さんはわざわざ東京からヴェロダインのスピーカを持ってこられた。
というのでTD-508に引き続きお借りすることにした。(^^)

運ぶときに1つ持ったがこれがやたら重たい。
型名はDF661というのだが、調べると40ポンドなので18kgもある。(^^!
何が詰まっているのだろう?
価格はよくわからないが$1800程度らしい。18万なので2本で36万?
ちゃんと聞いたほうがいいのだろう。

なんでこんな高級品を...と理由を聞いてみると
1.片側のスピーカがおかしくなり修理不能(代理店なし)
2.場所が狭くなったこと。
3.Kochiaのチェック用として。m(__)m

当日は、全然違う話をしていて、ヴェロダインに関しては殆ど何も聞けなかった。
有名なのかと思ってWebで検索したがHit数はそんなに多くない。
自分の認識ではヴェロダインはカーオディオの超高級ウーハー見たいな認識しかない。
でもこれは家庭用で3wayのバスレフ。バスレフポートが後ろ側なので、壁に密着はできない。
小さくもなく、かといって床置きでもなく微妙。
それよりも重量に圧倒される。

まずは現象を確認しようと後ろを見ると...

なんと端子が4つもある。
あわててWebで説明書を探すと...。
どうも「ツイータ+スコーカ」と「ウーハー」と別に出ているらしい。
では外部にネットワークをつけるのか?と言えばそういうことでもなく、単純に並列にすればよいようだ。
元々「マルチアンプ用」に設計されているのでそういう構造らしい。
ううむ、さすが高級品!!と思いながらも単純に並列にしてしまう。

早速、音を出してみる。
ううむ。おかしい。なんだかウーハーのコーン紙がこすれてるというか音が割れてしまう。
素人で修理できるのか?という疑念はあるが、伯耆さんが「分解していいですよ」と頼もしい一言をもらっていたのでやってみることにする。

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タイムドメインスピーカ(3)

お借りしたタイムドメンスピーカのまた続き。

純正品に戻していたが、格好を見てサブウーハにも見える。
HPを見ると純正のサブウーハも販売されている。
このスピーカは歯切れはいいのだが「ズシン」というよな低音が出るわけではない。
まあ、かえってそこがいいのかもしれないが物足りない向きもあるのだろう。
本来は、これを買うべきなのだろうが、評論家になってても面白くない。

そこで冗談半分で2.1chにしてみる。
アンプはOZAKIでPC用の安物。(^^!
サブウーハが本体なので、スピーカをTD-508に交換する。
まあ、こういうアホな実験をする人はあまりいないだろうと思うので、多分日本で初かも。

音が滅茶苦茶になるかと思ったら...「お!!案外いいじゃん」という感じ。
さすがに低音がバリバリ出る。
調子にのってCDウォークマンの「MegaBass」という低音ブーストを最大にする。
ううむ、床が振動している。たいしたものだ。
マッサージにならないか...などと考えるがちゃんとフットマッサージャを買ったほうがいいかも。

OZAKIは電源スイッチ兼ボリュームが上にある。(^^)
だからPOP音がしないというか。電源をONするときはボリュームは最小だし。

解像度も純正とさほど変わらない印象だが、なんだか左右のバランスが悪い。
まあ床置きってのがまずはいけないのでちゃんとしてみることにする。

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タイムドメインスピーカ(2)

お借りしたタイムドメンスピーカの続き。

アンプとスピーカが別々なのでまずはアンプをはずしてスピーカの実力をためそうとする。

まずは純粋にアンプだけ交換してみる。
アンプは安物のD級アンプ。これはイコライザーで低音出し放題である。(出ないだろうが)
入力は同じくSonyのCDウォーウマンにした。
でやはり床置きのままで聞くことにした。(^^!

アンプはデザインは圧倒的に負けるが操作性は勝つ!!
なんせ電源スイッチが前にある。(^^)

早速、試聴してみる。
CDも前と同じものにする。
まず低音を絞った状態(つまりノンブースト)で聞く。
ちょっと解像度が落ちた感じもあるが、相変わらず明瞭で歯切れもよい。
定位は相変わらずで、ちゃんとした場所で聞けばそれなりである。当たり前か...。

低音をあげていくと、歯切れの良い低音が...にはなる。
ただ、そう重低音が出るような構造でもないし、音楽のバランスの悪さが出てくる。
富士通テンのアンプは確かに素直なのだろう。
ズシンという重低音を好む人にはお勧めはできなさそうだが、これはこれでまとまって明瞭な感じ。
D級とも相性はいいようで、透明感も出ているように思う。

このスピーカだが、やはりちゃんと設置して良いリスニングポイントで聞くのがよさそう。
なのでBGMで、「そこらのどこでも」というのなら、ちょっと勿体無い感じもする。
勿論、そういう聞き方でも明瞭なのでそれはそれでいいのだが。

そういえばタイムドメイン社のYoshii9は上向きだし、そうやると定位はさほど良くないように思うが絶賛の声も聞く。
塩ビ管スピーカで「もどき」も自作できるので、なんとなく遊んでみたらいいような気がする。
これだと激安のKitが出てもよさそうだが、なぜかそういうのは出てこない。(TT)
Yoshii9はBGM向きに思う。

お借りしているのでちゃんと設置するか微妙ではあるが、棚を整理してちゃんとしてみようか?という気にもなる。
良いものをお借りした。
伯耆さんに改めて感謝!!

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タイムドメインスピーカ(1)

伯耆さんからタイムドメンスピーカをお借りした。

本家ではないが富士通テンのエクリプスTD508である。
1本¥44,100もするし高級なもの。
アンプは同じくTDA501
こちらは¥31,500。
定価合計で¥119,700。(^^!

以前から「タイムドメイン理論」には興味があったので早速試聴。
入力はSonyのCDウォーウマンにした。
面倒なので開梱したまま床で聞くことにした。(^^!

まず、全体的な印象なのだが、思ったより大きい。
まあブックシェルフスピーカと思えばいいのだろうが。
中に錘が入っているせいかズッシリと重たい。見た目とは感じが違う。

アンプは格好はいいのだが電源スイッチが裏手で触りにくい。
一見サブウーハかと思ったが、アンプだけで音は出ない。(TT)
まあスピーカより小さいのでそれはいいのだが。
上の三角錐のボリュームはいいのになんで前面に電源ボタンがないのかちょっと悲しい。
まあ「どこかでまとめて切断しろ」ってことなのか。

よく読むと「耳の位置にスピーカを向ける」とある。
これだと寝そべって聞くことになってしまうが、まあいいかと思ってそうする。

第一印象
・音は透明感があるし明瞭な印象を受ける
 歯切れがいいというか、篭っていないというか。
・定位は抜群によい印象を受ける
 フルレンジ1発&8cm点音源なのでそうなのか。
という感じ。
アンプには「イコライザーなし」とあるので、これで音源そのものに近いのだろう。

欠点でもないが、やはり指向性というか「良いリスニングポイント」というのが存在する感じ。
例えば、この前面のスピーカの交点付近で聞くと、定位もよくバランスもいいのだが、そこを離れてしまうと...。
この場合(つまり床置き)は自分が立つとそうなる。(^^!
まあそれでも音の明瞭感は残るので、そう聞きづらいものでもない。

天井ブラケットも売っているので天井ってのはいいのかもしれない。
ただ同じ理屈で、やはり「ある場所が最適」にはなりそうだ。

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スピーカのパラレル接続(6)

結果としては、3wayでしばらく試聴してまた2Wayでアッティネータなしの状態に落ち着いている。
まじめに設置しているのならお勧めしない方法。
そもそも安物*2=高級品になるとは考えないほうがいいのだが、音は凄く変わるので楽しく遊べる。

2wayでも、鳴っている大半はフォステクスの音なのだが、低音や高音にはりが出てきている。
同じスピーカであれば、低音と高音が倍になるのだが、そこは元々そのあたりが出ないスピーカをかけあわせたので丁度よいのかもしれない。
但しまとまりが少しなくなったような感じがする。
外付けなので外せば元のフォステクスだけにも戻せるのもいいように思う。

まとめると
・定位
 近くに配置できるもの。BGMにしたいのならどうでもいいかもしれないが2wayスピーカを外で組むようなものなので近いに越したことはない。
・音のにごり
 にごらないものにするか、吸音材やエンクロージャの補強などで抑える。
 これは安いのもでもエンクロージャの対応でなんとかなるように思う。
・良くできる条件
 とにかく低音や高音が(小さいなりにも)再生できるもの。出てこないとあわせようがない。
 後はアッティネータでバランスをあわせるようにする。
・インピーダンス
 まずは4オーム同士か8オーム同士で試す。

注意すべきことは
・外付けにこだわる
 元に戻せるのは大きいと思う。
・手持ちのものを使う
 手持ちにしても高価なスピーカにやるものではないように思う。(^^!
 「物足りないもの」がはっきりしていて、手持ちに遊びがあれば...。
 新たに高額なものを購入する前に試して決心するのに使えるような...。(^^!
・時間がかかる
 測定器なしで勘でやるので、それなりの時間がかかる。
 ただ部品代はたいしたことがない。
 むしろ趣味としては楽しい。というかそういう人向け。

効果はあると思う。
ただこれが成功する条件というのは例えば
・フルレンジでそこそこは再生できている(80%ほど)
・ただほんの少し物足りない(20%ほど)
みたいなケースではないかと思う。 
元々うまくないものを組み合わせても無理があるので、どういう場合でも成り立つものではないような気がする。
またある程度まで完成しているスピーカにはかえってまとまりやバランスを崩す結果にもなる。

今回は成功したと(無理やり)思う。
多分、自己満足だが、それが楽しいのかも。

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スピーカのパラレル接続(5)

結果としては、2wayでアッティネータなしの状態に戻した。
ここで、2wayでそこそこ出てきたので、調子にのって3wayに挑戦する。
インピーダンスからすると8オームの並列なので、4オーム。
なので4オームのスピーカを直列にすれば成り立つ。

しかし、方針がない。(TT)
もっと低音を出したいとかそういうのがないというか。
まあ不要なものをつけることもないのだが、興味大半という。

ならばというので、やはりミニコンポから4オームのものを外してきた。
で、2wayと直列に...。

ううむ。なんかまた中音が強くなってきた。
過ぎたるは及ばざるが如しとはよく言ったものだ。

まあ音のバランスはともかくとして、今のシステムではスピーカが床置きで低い位置で鳴っておりちょっと不自然。
そこで今度は小さなスピーカで4オームを担ぎ出した。
効率もさほどではないようだ。
これを上に置くと...
ううむ、音の位置が上になってちょっとそこはいい感じ。
まあ音のバランスはまた中音が強めでまとまりも失われたのだが、捨てがたいような微妙なところ。
ここにアッティネータでも入れるか迷うが、結局入れなかった。
まさか3wayにするとは思わなかった。

1つだけ勉強したのは...
・音には満足だが何かの都合で、床とかにしか設置できず、音位置を変えたい場合
・小型でそれなりのものがある場合
には中音が小型から出るのでそこだけ設置を正常にすれば...って2.1chか。
そういうのにも使える。
ただまたバランスが崩れ、まとまりも失う方向には違いない。

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スピーカのパラレル接続(4)

さてつないで試聴してみる。
さすがに少し低音が出て来た。
まあ結果としてフォステクス+低音+高音になっているわけで、これでいいのかもしれない。

以下は、もうちょいかな?と思う場合に向けた実験。

そこで今度はバランスの調整に入る。
・元々が素性の違うスピーカなので効率が違う
・低音再生に関しては効率が悪いことが予想される
ということで、やり方としてはフォステクスを減衰させる。

計算してもいいがここに早見表があったので有難く遣わさせていただく。

例えば8オームで-3dbしたいとすれば2.34オームを直列に入れて19.4オームを(フステクスに)並列にすればよいことがわかる。
このあたりも聞いた勘が物を言うかもしれない。(^^!

Kochiaで使ったセメント抵抗があったので、適当に似たものを入れる。
これでフォステクスが下がってバランスさせることができる。

低音と高音のバランスをとる場合には、さきほどのコンデンサに直列にアッティネータを入れれば高音を下げることができる。
低音を下げる場合はコイルに直列にアッティネータになる。
下げることしかできないので、まあ好みで調整していると楽しいかもしれない。

まあ、これはやりすぎた感じなので結果的には元に戻すことにした。

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スピーカのパラレル接続(3)

さてスピーカの準備が整ったところで、実際の設計に入る。
このスピーカは16cmのウーハの3wayでインピーダンスは8オームである。
音はまあにごっていないと思う。

方針としては
・フォスクスのフルレンジはそのまま出す
・足りない部分だけをこのスピーカで補う
という思想にした。

従って、このスピーカの外部にネットワークを入れて中域は切ってしまう。

まずは周波数を計算する。
と思ったらWebでそういう計算ができるサイトがここにあったので有難く活用させていただいた。

設計として
・LFPは500Hz-1000Hzに設定
 この当たりが勘になるわけだが。
 8オームだと500Hzでは2.4mH、1000Hzでは1.27mHになる。
 これは市販のものから探すことにする。
・HPFは10000Hzに設定
 これも勘であるが大きくずれることはないだろう。
 1.99uを直列に入れればよいことになる。

次にパーツであるが、コイズミ無線から入手できる。
・LPFのものは1.8mHか2.2mHがある。(@1500ほど)
・HPFのものはフィルムで2.2uFがある。(@750ほど)
幸いというかジャンクに類似のものがあり、それを活用する。

つまり
1)1.8mHと2.2uを並列にして、スピーカと直列に入れる。
2)それ全体をフォステクスと並列にする。

これで1度試聴してみる。
次はバランスの調整だ。

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スピーカのパラレル接続(2)

何はともあれ、古いスピーカだし、サランネットの色も退色した。(TT)
しょうがないので、まずは化粧直しからはじめる。

ジャンクなので、思い切って墨汁でサランネットを塗った。
結構塗りやすい。

完成!!色合いはまだ乾いてないので変。(撮影の光線にもよるが)

なんとなくフォステクスと似た色合いにはなった。(^^!

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スピーカのパラレル接続(1)

一応、中国製アンプもほぼ満足がいくような感じになった。
ただKochiaなどを試聴するにはやはりフォステクスが非力な感じがする。
フルレンジなので「素直」「定位が良い」「自然」と言った利点があるし、BGMなら結構いいと思う。
ただし聞き込むと「物足りない」というか「もっといけるのかも?」みたいな感覚が払拭できない。
かと言って今更追加投資してスピーカを買い換えるほどでもない。
そこで手持ちのスピーカでこれを補うことはできないか考えた。

スピーカのパラレル(直列でもいいのだが)はPAならともかくオーディオでは否定的な意見が多い。
これはこれで正しいと思う。(^^!
・定位が曖昧になる
 置き方にもよるが、くっつければ解消できるかもしれない。
・特性をあわせるのが極めて難しい
 これは正しいと思う。
 しかし2wayなり3wayなりのスピーカは内部でそうしているわけで外部でできないわけでもない。
 ただ素人が手出ししてメーカ以上にするのは至難ではあると思う。
・音がにごる
 これもあっていると思う。
 一旦にごったものを混ぜると回復は無理だろう。
 なので接続するスピーカは、「澄んでいる音」のものしかダメだろう。
・良くなるとは限らない
 これもあっていると思う。いくら増やしても例えば低音の再生できないスピーカが低音を再生できるようにはならない。
 なので(効率はともかく)求める低音なり高音なりが再生できるようなものを選ぶしかない。

 そういう条件であれば、スピーカの外でネットワークやアッティネータを組めば2wayや3wayにできるような気がする。
 ただ2wayはともかく3wayはまた難易度があがりそうである。

 2wayとして
 並列か直列かはスピーカのインピーダンスで決めればよさそうである。
・8オームと8オームだと並列で4オーム
・4オームと4オームだと直列で8オーム
・8オームと4オームだと...
ちょっと苦しいので4オームに直列抵抗をかませて並列接続になりそうである。(但し効率の問題がある。)ただ、これは面白くないので上のどちらかが良いだろう。
または8オーム+8オームは並列にして、それに4オームを直列で8オームの3wayというのもある。
ただこれは次の実験にとっておこう。
まずは2wayだ。

まとめると
・定位
 近くに配置できるものが良い。
・音のにごり
 にごらないものにするか、吸音材やエンクロージャの補強などで抑える。
・良くなる条件
 とにかく低音や高音が(小さいなりに)再生できるもの。
・周波数をあわせる
 ここだけを調整のポイントにしてしまう。つまり外部ネットワークで制御する
・インピーダンス
 まずは4オーム同士か8オーム同士を試す。

であれば、案外いけそうに思えてくる。
しかし、そう都合の良いスピーカがあるか?である。(^^!

で手持ちのスピーカをあさってみた。
低音が出る条件はいろいろあるが、フルレンジの16cmは結構効率もいいので、やはりあわせるなら16cm以上のものがよさそうである。
探した結果、昔のミニコンポについていたものが比較的よさそうである。
これは中身は3wayで、ウーハは16cmである。
これだけ鳴らすとフォステクス同様物足りないし、フルレンジ1本ほどまとまった音でもない。
ただ吸音材などで上の条件はある程度クリアしている。

これでやってみることにする。

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