波動方式もどきスピーカ(1)
M’sシステムさんから発売されている波動スピーカーというのがある。
以前に1度1X4材でチャレンジして失敗した。
まあこの時点は「もどき」と言っても、
1.エンクロージャは1つ
2.スピーカを背中合わせにつける
というものだった。
世の中では絶賛の声も聞く。(そうでないものもある。)
タイムドメインはエクリプスをたまに聞いているので実物の体験があるが、波動スピーカは体験がない。
まあ買えばいいのかもしれないが、TQWTを作った時の端材があるので「もどき」を自作することにする。
16cm級のユニットをつける場合にバッフルに15cmほどの穴をあけるが、この時に出てくる端材があるのでこれを利用する。
エンクロージャの自作で面倒なのは箱の部分で波動スピーカにはこれがない。
設計というより外観を見てみる。
・MS1001 200φ×400mm \126,000
・MS0801 160φ×400mm \98,000
・MS-CH307 130φ×230mm \168,000(アンプ付)
最近はスケルトンが限定販売で、これはアクリルの筒でアンプ内蔵。
バッフルサイズが15cmなので選択肢としてはMS0801 160φ×400mm になる。
・MS1001 多分10cm口径でダクトは1つで背面
・MS0801 多分8cm口径でダクトは側面に各1つ
みたいに微妙に違う。MS0801でも7Lなのでちょっと小さめだし8cmにしようか迷う。
ただ同じものを作っても面白くないのでちゃんぽんにしてみることにした。
1.サイズ
・MS0801ぐらいで150φ×424mm 24mmはバッフルの厚み。それをいえば150mmも156mmぐらいかも。
2.スピーカとダクト
・MS1001と同じく10cm口径。そうなると側面ダクトは面積で苦しく背面ダクト。
150φのボイド管がほしい。売っているけど4mだし、残りは捨てることになる。
切り売りというか2mのものも通販では販売している。
こういうのを使えばQWTやTQWTはすぐにできそうだ。というか塩ビ管でやっている人は多い。
その道も悪くないけど...。
スピーカの方向が左右なので無指向性というか反射音中心に思った。
ただ、いろいろ読んでいくと「エンクロージャ=楽器」みたいな話があって、どうもエンクロージャの振動も聞くような感じ。
物は試しでフレーム構造にしてみることにした。
端材でできてしまう。
まず、バッフルで抜いたものを2枚用意する。
その中を100φでくりぬく。
材料はこれだけ。
・上のバッフル2枚(ヤフオクで受託もあったような。)
・40cmの角材4本(フレーム用)。180cmで¥300ほど。
・ダクト用のボイド管や塩ビ管(30φ*5cmほど)
あまり長いものは使えない。どちらにしてもあまり低音は出ないので太さはそこそこで短いほうがいい。MS1001は60φほどありそうだが径が違う。
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