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USBトランスポート(44)

USBオーディオに関して。

サンワから取り出したCM102の続き。

やっとUSBオーディオができたので、玄箱につないでみる。
ところが、バスパワーが不足するらしく認識しない。(TT)
どうも500mAを要求するみたいだ。

TI(BB)のPCMの場合、バスパワーの100mA/500mAはHostという端子で切り替えられる。
CM102は、どうもパワーアンプをOffにはできるが、そういう端子はないらしい。

まず、HUBにACアダプタをつないで、それで供給してやるとちゃんと認識した。
でも高々USBオーディオでしかもスピーカをならすわけでもないのに500mAは...と思う。
そのためにACアダプタってのも本末転倒だし。

音はと言えば、まず音圧は結構高い。iPODよりも高いので、最近の機器なら問題ないだろう。
音は、中音というか高音というかやはり曇っている感じをうける。
曲によってはあまり感じないこともあったが、ちょっと気になった。
それ以外は価格の割りに優秀という印象。
でも何よりがっかりしたのが500mAで動くってことだろう。ちなみに、これはちゃんと消費しているようで、HUBで外部電源がないと電圧降下するほど。
このあたりはマニアは気にしないのかもしれないが、正直がっかりした。
DACの性能はともかく、S/PDIF経由ではそれなりらしいのでデジタルIF向けなのかもしれない。
それにこのアンプで駆動していい音を出すスピーカってのは余程だと思う。
サンワのように割り切って「そこそこ」みたいな使い方が想定なのだと思う。

で、結局はオーディオテクニカ+自作アンプに戻した。
ここは100mAでもちゃんと動く。そもそも直接スピーカ駆動でもないから100mAで動かないとおかしな感じもする。
音は、CMよりは曇らない分、多少ましな気がする。
解像度はCMも悪くないと思う。

結局は...
TI(BB)のPCMシリーズが良かったかも。(TT)

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USBトランスポート(43)

USBオーディオに関して。

サンワのスピーカの改造の続き。

いよいよ2品目のUSBオーディオに。
1品目の、パッシブスピーカはまあ前菜ってことで、こっちが主菜というか。

とは言っても、取り出したUSBの基板に
・外したケーブルを再びつけて
・スピーカの部分にコネクタをつけて
おしまい。
透明のプラケースに入れた。

とどのつまりは、基板を外に出して、スピーカをコネクタでつなげるようにしただけというか。

なので、

こんな具合につなぐと、元に戻ってしまう。
格好は戻らないけど。

ってことは玄人志向のやつでも良かったのかも。今は@980で売っているし。
AUDIOJACK-USB
なんだけど、中身はやはりCM102らしい。

この段階では音がどうのこうのの前にスピーカがしょぼくて...。(TT)

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USBトランスポート(42)

USBオーディオに関して。

サンワのスピーカの改造の続き。

まずは1品目の、パッシブスピーカから。

USBの基板を取り出したら、スピーカを基板からはずして再びとりつける。

なんか線材に+-の表示がないのでデスターで測定してしるしをつけた。
左側は元々線材が出ているので、それを半分にして右側につけた。

どこぞにあったが、このスピーカは右・左がよくわからない。まあコンパネでやればわかるのだが、CM102を見るとUSBの基板があるほうが右側みたいだ。

でもって、その先端を3pinのミニジャックにして完成!!

中央に写っているのはSonyのパッシブ・アクティブ兼用スピーカ。
アクティブは電池駆動になっている。
音は...全然。(TT)っていうか格好からしてもう...。

ではiPODにつないでみる。

iPODのヘッドホン端子で直接駆動してみた。
音は...まあこんなものか...という。
そうひどくはないが、オーディオとしては今一というか。
パッシブスピーカならこんなもんだろうっていう感じもするが...。
格好は同じ白なので悪くないというか。

でも、これ使わないかも。(^^!

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USBトランスポート(41)

USBオーディオに関して。

CM102の続きでサンワのスピーカの改造から。

改造というか、とどのつまりはChipがほしかったので分解する。
その前にいきなり壊すのもなんなので、音だけ聞いてみた。
PCのスピーカとしてはなかなかいいし、音量もそこそこ出ている。
低音が物足りないとか高音の伸びがないとか、いろいろあるにはあるが、ピュアオーディオではなく、気楽に楽しむのなら、これはこれでいいような気がする。
バスパワーってのが有難い。ACコードが要らないし。
CM102はボリュームがつけられたりするので、そういうのとかヘッドホン端子ぐらいはあってもいいような気がしたが、@480なら...。定価は¥3000ほどだけど。

早速、バラしてみるが、今回は2品作ることにした。
とは言え、単純にスピーカを切断し、USBを取り出すだけであるが...。

まずフロントパネルをはずす。

なんかウレタンエッジっぽい2.5”が出てくる。
ダクトは背面にある。もっと大きなエンクロージャに入れるともう少し低音が出るかも。
スピーカのマグネットは大きく、CM102から直接ドライブしているようで効率も良い。
反面効率の良いスピーカはコーンが軽く低音が出ない。(^^!

スピーカを外すと奥に基板がある。
どこかのWebにもあったが、この基板は接着剤でとまっている。
ホットボンドでもなく、結構固い。ドライバでこするととれるがそれなりの力がいる。
やはりプラスチックには完全につきにくいらしい。
あ、ネジを外すとエンクロージャが前後に割れるので作業はさほどでもない。

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USBトランスポート(40)

USBオーディオに関して。

玄箱のオーディオテクニカ+アンプのものを、アンプなしにしてみたくなった。
まあ今のままでもどうってことはないのだが、アンプが入るのが面白くない。
そこでUSBオーディオを再び検討してみる。

前にまとめたが...
・PCM2706:ツール工房
 バスパワー方式でPinはだいたいコネクタに出ている。I2Sもデジタル出力と選択になるが出せる。
 セルフパワーに改造もできるが、ジャンパが3本ほど必要。パターンカットはないのでそこは良い。
使ってみたがなかなか良かったように思う。
・PCM2704:Vics
 バスパワー方式なので、セルフにするにはパターンカットになる。
 出力アンプ(OPA2340)がついており、Line出力は大きめにできるが、ヘッドホンドライブできない。
デジタル出力はジャンパ処理になる。
・PCM2704:Mi-Take
 バスパワー方式。出力バッファはなく、同軸出力付き。
素直にデジタル出力で楽しむ場合に良い。(光もつけてほしかった)
・PCM2704:共立電子(デジット)
 珍しいセルフパワー方式。逆にバスパワーにするにはジャンパ&パターンカット処理になる。
アンプは別電源。オーディオマニア向けだが、カップリングコンデンサとか、インターフェイスにBugがあるような...。そこが惜しいと思う。

素直に素材として考えると、この系列は無難には違いないが、経験としては違うものをやってみたい気もする。
どうせならとCM102AというChipを検討する。
共立電子で@500だったりするが、サンワのスピーカにもついているらしい。
SANWA SUPPLY MM-SPU2SV USB
とう製品で実売は@1500ほどである。送料とその他の部品を入れると微妙な価格だ。
ラトックからKitも出ていてケースが無料なのだが、本体が¥14,500だったりする。
デジタル出力がつけられるとは言え、周波数が48KHzの固定ってのは...。
後はDACの評判であるが、良いという意見と高音が歪むという意見がある。

悩んでいたらAmazonのUSEDで¥480ってのが出ていたので注文。送料は¥500と本体価格以上だった。(^^!

こんな感じで、結構大きいっていうか。

なんか新品同様みたいでちょっといきなり分解するのは気がひける。(^^!

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USBトランスポート(39)

ArmadilloをPS AUDIO のPWTもどきにするお話の続き。

一応、リモコンもついたので伯耆さんに送ってみる。
伯耆さんはCDトランスポートにしたいようなので、そちらを優先すればよかったが、そのままmp3モードが1番目にしてしまった。(^^!
まあプログラムを入れ替えすれば、そこは変わるので、後でも可能だし。
そもそも良い音とは限らないわけで。

この場合は出力はS/PDIFで純粋にデジタルtoデジタルになる。
そういう意味での音の劣化というのはないのだが、アナログっぽいのは時間軸である。
いわゆるジッタなのだが、これはデータシートを読むとどうも水晶クロックからPLL(アナログ)で生成される。
USBオーディオというのも種類があって、今はTI(BB)のものを使ったが、他のものでは固定周波数もある。48kHzのもあるが、これはオーバーサンプロングがかかるのだろう。
CDに限っていれば44.1kHzであるが、これはどうも半端みたいで、クロックはPLL生成になる。

今回の場合、DACは外側にあって別段USB内蔵のものを使う必要はない。
よくセルフパワーvsバスパワーでバスパワーは面白くないとされるが、これはDACを使えばそうなるだろう。
しかしPLLもアナログ回路なので、やはり安定しているに越したことはない。
内部回路を見ると、バスパワーの+5Vから内部の3.3Vを生成して、それが電源になっているらしい。

今回採用したPCM2706以外にもPCM2704やPCM2702などもKitとしては存在している。
大雑把にまとめると以下のような感じ。

・PCM2706:ツール工房
 このChipはI2Sが出せる。なのでそれなりに遊べると思う。
 但しデジタル出力とI2Sはどちらか1つを選ぶことになる。
このKitはどちらかと言えばバスパワー型になっている。実は主要部分は切り離して3.3vのセルフパワーにもできるが、3本ほどジャンパが必要になる。その点は惜しいと思う。
 Chipそのものは、PSELでセルフパワーにできるのだが、「Vccp、Vccl,Vccr」の3本はこれで入力になってしまうためここにも3.3Vが必要。ここでジャンパが飛ぶ。
 このKitはデジタル出力も外部Pinに出ているので、それをつけるのは割と簡単である。但しトランシーバは3.3vが良い。
 PLLはVbus(5v)から作成されたVdd(3.3v)で動くみたいなので、Vddにコンデンサを入れるのが次善の策。それでも物足りない場合は、セルフパワー改造になる。
 出力はPCM2706そのままで、コンデンサ(330u)でデカップリングされている。
 そのままヘッドホンも聞ける。出力としては十分な印象だがLine入力として物足りない向きもあるかもしれない。
 Kitと書いたが基板そのものは完成品でハンダの必要はない。その場合、USB->ヘッドホン(ライン出力)と思えばケースのない完成品である。
・PCM2704:Vics
 このChipはPCM2706からI2Sを取り去ったような感じ。元々がファミリーらしく、同じデーターシートだったりする。
 このKitもどちらかと言えばバスパワー型になっている。Webでは主要部分を切り離して、セルフパワーにしている例も見られる。上のKitの場合はジャンパで済むが、この場合はパターンカットも必要になる。ここはちょっと大変であるが、Kitなので、組み上げ前にやってしまうみたいである。
 もう1つは、デジタル出力pinが出ていないようだ。まあこれはなくてもChipにはあるのでジャンパ1本で出すことはできる。ただ0.65mmってのは結構面倒だと思う。
 出力はPCM2704の後ろにOPA2340がついているようだ。これの音質もあって、交換している記事もある。もう1つはOPA2340がヘッドホンドライブできないことだ。Line出力のレベルは下がるが、外した例もある。このあたりの改造はまだ楽そうに見える。
 アンプの能力がよければ、OPA2340は要らないのかも。
・PCM2704:共立電子(デジット)
 上の2社は宅配だと送料が¥1000以上かかるのに対して、ここは¥380と安いので僅差ならこちらの方が安かったりする。上の2社もメール便にしてくれるといいのに。
 このKitはセルフパワー型になっている。そのせいかどうかわからないが、どうもVbusまわりの配線がおかしな感じがする。Webでもそんな記事を見た。
 修正されているという情報もあるが、回路図を見たらそのままだった。改造はやはりパターンカットになるのでちょっと大変。
 カップリングコンデンサの0.1uも確かに小さい。まあここは改造は簡単そうだ。
 専用の電源もあって、そろえればそれなりの価格になる。
 バスパワー型への改造もできないことはないし、セルフパワーと見せかけて実はVbusから3.3v作成なというのもできそうに思うが、インターフェイスの配線がどうも気になる。上の記事であっているような。
 セルフパワーだと3.3Vでアナログとデジタルの2種、後のアンプ用に+-6V(以上)の電源が必要になる。ちょっと面倒。

・PCM2704:Mi-Take
 こちらはバスパワー専用。出力バッファはないが、同軸出力などがついている。
バスパワー&デジタル出力にフォーカスしていて、わかりやすい。
また、ヤフオク出品みたいで、即決でないのならちょっと安いのかも。送料もメール便対応なのか安い。
 セルフパワーにせずに、デジタル出力に割り切ればこれもまたいいような。

結局、「バスパワー」にするか「セルパワー」にするか決めないと、場合によって...みたいなものはないようだ。どのみち改造するのならツール工房のPCM2706が一番楽なのかもしれない。
もしセルパワーにこだわるのなら、共立のKitは捨てがたいのだが、インタ-フェイス部分がまともなら...と思ってしまう。
いずれにしても、LineOutの出力は低いみたいで、そのあたりを期待するとやはりセルフパワー&プリアンプが無難なのだが、PCM2706で音量MAXだと、まあそこそこは出力が出てきた。(オーディオテクニカよりは遥かによかった。)

他にもCM102AというChipがあり、デジタル出力も出ている。音もよいらしい。
割と安めのものについているらしいのだが...。共立電子で@500だったりするし、外付けも少ない。
ラトックからKitも出ていてケースが無料なのだが、本体が¥14,500だったりする。
しかし、これ周波数が48KHzの固定になっているらしい。
そこがどうも...。

まあ、他にもUSBオーディオのKitはあるけど、本質からするとPLLの安定性だと思う。
DACを期待する向きもあるかもしれないが、すると共立電子あたりがいいのだろう。
PCM2706は1度使ったしなあ~。
玄箱もオーディオテクニカのから変えたいし。(出力が偉く低いので。)
PCM2706は結構出力が出たというか。ってDACを期待しないはずが...。

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USBトランスポート(38)

ArmadilloをPS AUDIO のPWTもどきにするお話の続き。

カウルが届いた。
リモコンは超シンプル!!

ステアQ(チョロQ)と互換があるかと思って作ってあったが全然動かない。(TT)
おかしいと思ってロジアナで調べてみると全然違っていた。
と言ってもステアQもネットで調べたのだが。

まずリーダ部であるが、
5000usほどである。
ここからして全然違う。
後は周期であるが、
1=1800us 0=1200usほど出てくる。
さらにステアQは6bitらしいが、これは5bitである。(^^!
先頭の2bitはチャネルみたいでここは同じ。
スイッチを素直に返してくる。中間を押すと全部1を返してくる。

まあ、これだけわかれば修正できるので、修正したら動いた。
やっぱりリモコンはいい。
本体から離れられるのがいいというか。
聞きたくない曲は飛ばしたり、聞き逃すと戻したり、ちょっと止めたりというのはよくある。
その都度本体に出向くよりははるかにありがたい。

で完成!!(含むリモコン)


今度はNotePCのCD(DVD)が掛け布団に。(^^!

後ろ
プログラムメモリが見える。上海問屋の超小型タイプ(ケースがない)。

手抜きっぽくもあるけど、家電風にそこそこ使えるような...。
なんかLCDの書き換えが遅いっていうか。

ついでにArmadillo9を最新版にした。
Armadillo9もArmadillo220や240と同じであるが、CFがつけられる。
VGAもつけられるがつけてない。240もVGAはつけられるが、これをやると音に雑音が出る。
どうもUSB転送に影響がでてしまうようだ。Armadillo9はそういうことはない。
話を戻すとArmadillo9は何がいいかというとROMでの展開のほかにCFをHDD風に使える。
もっともPCっぽくなるので、ちゃんとコマンドでシャットダウンしないといけない。
しかし、こうすると...
・apt-getでバイナリを入れられる。
 それでテストもできる。
 Debianだとarmのバイナリも入手できるが、ライブラリとか複雑になると結構面倒。
 これからだとすぐにバイナリが取り出せる。
・いざとなったらセルフコンパイルできる
 クロスコンパイルでもいいのだが面倒。アットマークテクノさんの提供範疇であれば楽だけど。
となる。まあ緊急用と言えばそうで、精神的には随分楽。

 それにバイナリイメージがアットマークテクノさんから提供されているので、それを書き込んで設定すればできてしまう。いろいろ悩まされることもあるが...。
 で、Alsaplayerを入れたが鳴らない。(TT)
例によってカーネルのリコンパイル。でもどうもArmadillo9とArmadillo220・240のカーネルは同じでconfigが違うだけらしい。
まあAlsaplayerを鳴らす設定は何度もやったし、Armadillo240もやったのでビルドして入れたらちゃんと鳴った。
 こちらの方がVerが新しいみたいで、ネットラジオなども安定しているようだ。
入れ替えも考えたが、どうもライブラリが同じではないみたいで、また追いかけるのも面倒なので、動いた段階までとした。一応セルフコンパイル環境は整えた。

PS AUDIO のPWTは50万する。
この方式だと(原価であるが)5万ほど。
・Armadilloが2.5万、CDドライブが1万、USBサウンドが0.5万、HUBが0.3万、残り0.7万ほど。
まあ、5万もあると選べばそこそこのコンポが買えるし、芸というか機能も多くて楽しめるように思う。
それを言えばPS AUDIO のPWTの50万もあれば、もっと買えてしまうけど。

・Armadilloはとても環境が良くて作りやすいのだが、価格が高いのが欠点。
・玄柴にすれば1.7万ほどなので、もう少し下げられるし、SDは魅力的。ただし、限定販売で入手困難。
・CoregaはUSBが不安定で使い物にならなかった。1万という価格はいいけど。
・KaneBeBeは非力すぎて、音楽は無理。USBも遅い。
・MES2のボードは安いといえば安いけど、USBのあるものはLinuxが走らない。
 この手(CD再生やMP3)は自前で作るのはきつい。(VSXXXXはmp3ならいいが)。wavの再生ぐらいなら手出しできると思うが、それにしてもこうしてしまうと結構価格がはねあがってしまう。
 それに見合うサウンドかどうかは...人によって違うのだろうが、多分「PS AUDIO のPWT」=「PCオーディオ」だと思うので、そういう意味で「もどき」にはなったと思う。


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USBトランスポート(37)

ArmadilloをPS AUDIO のPWTもどきにするお話の続き。

何度かUIを修正し、少し家電っぽくなった。

こういうPCスタイルにすると待ち時間が不安になる。Winだと砂時計みたいなもので、何か表示させると気がまぎれる。(^^!
それやこれやを入れると、まあなんとなく...。最近の家電はTVにしろHDDレコーダにしろBootは長いのでまあ、そういう感じというか。

リモコンはまだ実装していないが、一応組み上げ。

最初は「mp3メモリ」「wavメモリ」「CDプレヤー」「ネットラジオ」であったが、LANはつながないと思うのではずした。
このあたりもユーザプログラムのUSBメモリでなんとでもなるので有難い。
それにArmadilloであればCygwinで開発できるのもありがたい。(^^)
このあたり本当に効率はよくなった。ユーザランドは書くのが長いがUSBメモリなら書き換え簡単だし。
UIは何度も作り変えするし。
SDでもつけてほしかった。#アットマークテクノさん

完成!!(除くリモコン)


NotePCのCD(DVD)が座布団に。(^^!

後ろ
Debugが充実?外から変更できるのがいいかも。

中身
ひどい!!(TT)

工作精度がいまいち。(TT)

反応もまあまあというか、PCの香りはするが、家電っぽい。
PWTもどきにしたが外観がボロ負けしているけど。(^^!
メモリプレヤーになる分芸達者ではある。(wavができるし。そもそもUSBトランスポートなんだし。)
ただ芸達者なのは、もっと凄いのもあるので自慢ではないかも。
Linuxなので頑張れば何でもありだが、容量がきついかも。

では肝心の音であるが、対比するのはパイオニアのDV610AVの光出力か?
結果的には遜色ない。
アナログも遜色は認められない。
スピーカはヴェロダイン。
ジッタが向上している...はずである...が僅差なのかも。(^^!
ちょっと自分の再生環境では、差異の特定ができないので伯耆さんに送ろうかしら?
(それとも耳が問題なのか...。)

個人的には
・バラックよりは用途を絞ってでも家電風なのは使い易い
・Armadilloの開発はUSBメモリはやり易い。玄柴はいいのかも。
・こういうのを組み合わせると、ケース工作は大変。
 中身そのものは小さいものが多いが、それぞれにコネクタ位置があわなくて結局でかくなる。
 コネクタもUSBはでかい。なので殆どは直接ハンダした。
 このケースも中身は殆ど空洞なのに、上から見ると基板だらけ。
・小型PCと考えると使い易い。小型家電と考えると反応が遅め。
と思う。
そもそも作りとしては、小型PCオーディオなのでそれなりに高いと思う。(芸のわりには)

理論的には
・ジッタは1倍速のCDトランスポート方式よりは(理論上)有利
・なので(ちゃんと書いてある)CDでも(そこらでいい加減に書いた)CDRでも同じ音がする(はず)
・しかもCDドライブはどんなものでも同じ音がする(はず)
・その気になればI2S経由のDACやリクロックも(やれば)できる。中にあるというだけだが。
で実際、そういう感じではあるが、元々さほど違わない再生システムだし。(^^!
証明不能っていうか。まあ今のより劣るってこともないわけで。
高いのと、反応は別として。反応と言えばパイオニアのも起動も動作もややもったりと。(^^!

芸のわりには高い作りであるが、そもそもCDトランスポートってそうなのかも。

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USBトランスポート(36)

ArmadilloをPS AUDIO のPWTもどきにするお話の続き。

次に、Alsaplayerの表示の検討。
コンソールに出してくるのが、わかりやすいので、これをttyAM1(Com2)にリダイレクトする。
このあたり自分でも手抜きだと思うが。
SWは今までのままGPIOを使った。

将来的にはリモコンがほしい。ただ、リモコンユニットとして適当なのがない。(TT)
家電のTVやVTRは機能が多くかえって使いにくい。
しかし、タカラトミーのラジコンカーでカウルがある!!
これ、リモコンがついて@600!!(^^!
ここでコストダウンするのもどうかと思うが、前後左右のスイッチというシンプルさが捨てがたい。
で、とりあえずこれを想定してUIを設計する。

それもあって操作は
Play、Stop、Next、Prevの4種にした。
さすがに兼用になってPlay/Puseはトグル(これはよくある)
Stop中のNext・Prevでモード変更とした。
まあ未定義に割り付けたがそう不自然でもない。
赤外の解析などを読むと「ターボ」なるものも出てくるらしいがとりあえず無視した。

前面は、
・電源:電源SWとLED
・ボタン:4つを上下左右に
・LCD:ここで白抜きのものを(ここで少しコストアップ)
・赤外受信
・USBコネクタ:音楽再生メモリ用
・リセットスイッチ
にした。
リセットスイッチはシステムがフリーズした場合などだが、考えると電源スイッチと変わらないので省略してもよかったかも。結局Boot時間は一緒だし。
エラーチェックはしているが、Bugがないとは言えないというか、どこかにあると思うし。

LCDは最初、普通のを取り付けてやっていた。秋月から白抜きがきたのでつけてみたら、サイズは一緒なのだが、バックライト分の段差があって、取り付け変更した。(TT)

とりあえず組み上げて動かした様子。

やっと家電っぽくなった。
結局コンソールは
・出力は、Alsaplayerをリダイレクト+AVRより自前のメッセージ
 ここがスッキリとはしていない
・スイッチはGPIO
・赤外はAVR受信
 したがってリモコンもAVRで受けて、GPIO経由で伝える。あまりスマートではない。


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USBトランスポート(35)

ArmadilloをPS AUDIO のPWTもどきにするお話の続き。

背面は
・Debug:シリアル+書き込みSW
・LAN
・プログラム用USBメモリ
・USBポート*2(CDドライブなど)
・オーディオ出力(RCA+S/PDIF)
・電源(CD用出力*1)
になっている。

一応、組みあがったので、やってみる。
すると...なんとプログラム用USBがsda1にならないことがある。(TT)
まずリセットするとHUBに電源がたまっているせいか、すぐにHUB接続が完了して、HUB後のメモリをsda1にしてしまうことがある。
電源ONでも頻度は下がるが同じような現象に遭遇する時がある。(TT)

まずは電源がOffの場合、負荷をGNDと短絡して電荷を抜く。
これでさらに再現頻度は下がるが、それでもsda1を間違える場合がある。(TT)
まさか、ここでおおはまりするとは考えなかった。

普通に考えると
・Armadilloの電源On
・それにHUBをさす
・それにメモリをさす
であれば正しく認識するのでHUBをさすようなことをすれば、OKというのはわかる。

であれば電気的にUSBをディコネクト->コネクトすればよい。
そこで簡単な実験をしてみる。
最初はGNDを切ればいいと考えた。すると通信はできないはず...。
やってみると、ディスコネクトというか、ケーブル不良みたいなメッセージが出る。確かにコネクトするわけではないのだが、気持ちが悪い。
次にVBusというか+5Vを切る。するとちゃんとディスコネクトする。
だが、リレーならともかくFETでやる場合はVgs4Vとしても9V以上が必要になる。
リレーは避けたいので、しょうがないので+5Vから+12Vを作成した。ますます高くなった。(TT)

わかりにくいけど、HUBのVBusを取り出した様子。

こいつはAVRに制御させることにした。

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USBトランスポート(34)

ArmadilloをPS AUDIO のPWTもどきにするお話の続き。

USBオーディオであるが、やはりここはI2Sが出るものがほしい。

TI(BB)のPCM2706は出せる。PCM2704は見かけるのだが、2706ってなかなかない。
と思ったらツール工房さんにあった。
I2SとS/PDIFはどちらか一方になる。(ジャンパ切替)
後、電源を(バスパワーではなく)自分で加えることもできるようになっているのも有難いような。
BBなのでDACもいいのかもしれないが、ここはS/PDIFかI2Sにしたい。
とは言えI2SはDACがいるので、内部としてS/PDIFとアナログ出力をつけた。
ちょっと鳴らしてみると、これはなかなかいい音だ。
これ、操作パネルもつけられるようになっていてHIDとしても認識する。もっとも今回はこのUIではない予定なのでそちらはそのまま。ついでにリモコンとかできるのなら、あっさり乗り換えたような気がするが...。

後、操作系は例によってAVRにした。
とりあえず、ATMega168を20MHzで。そうなるとここが5V系でArmadilloは3.3V系なのでインターフェイスは要注意。

それやこれやで完成間近になった。

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USBトランスポート(33)

今度はArmadilloがPS AUDIO のPWTもどきにならないか?というお話の続き。

まず、本題とは別なのだが、
1.USBメモリのプログラムから起動する方法。
 Armadillo240はそもそもスライドショーを立ち上げるのでUSBを自動マウントする。
 なのでそこのスクリプトを変更して、
・マウントしたUSBの内容をRAMに展開し
・その中のシェルスクリプトを実行する
という感じにした。
 これでUSBメモリをさして立ち上げると、そこのプログラムを実行することができる。

と思ったら、音楽用のUSBをさしたまま立ち上げると、そっちをマウントしてしまう。(TT)
つまり2本メモリがあると、どちらがsda1になるかわからないというか。
で、最初に思ったのがHUBをかませたらどうかと。
結局
・ArmadilloのUSBは2本
・対して「プログラムUSB」「音楽USB」「CD」と3つあるし。(プログラムをROMに書けばいいにはいいが)
なのでHUBをつけてみた。
・本体にはプログラムのUSB
・HUBには音楽のUSB
とするとHUBを認識してから音楽USBが認識されるはずなので、プログラムUSBがsda1になるはず。
何度かやってみると確かにそうなった。
で、HUBは増えるが、本体価格からするとさほどでもないので、この方式にする。
ってArmadilloは高いし。(TT)

いきなりケースに入れていくあたりが自分らしいけど。
丁度ArmadilloとHUB(ケースは外して基板だけ)をつけている。

なんか一杯ついているが、Debugのも多い。
ケースに入れるとやはりArmadilloをなんとかしたいというか。
カーネルを変えないとも限らないし、ターミナルは便利だし...とどんどんコネクタが増える。
LANも出しておく。必要かどうかは別にして...。

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USBトランスポート(32)

玄箱がPS AUDIO のPWTもどきにならないか?というお話の続き。

できるといえばできたのだが、これでは「PWTもどき」っぽくない。
やはりここはスタンドアロンでということで、USBトランスポート2作目のArmadilloを持ち出した。

これは前述のようにコンソールをつけて、USBからwavが再生できるようになっている。
これをソフトでCDプレヤーにしてみることにした。
結局、やることは玄箱と同じでsr_modを組み込んで、AlsaplayerにCDDAを組み込む。

いろいろやっていたが、どうもうまくないので、一旦Armadillo9で構築してそれを移植することにした。
自分のArmadilloは古くてまだsageで動いている。(^^!
なのでライブラリが2種入るというか。なんとかROMには収まった。

早速CDを聞いてみる。ちゃんと聞こえる。当たり前か。

バラックでもあり、PWTもどきには程遠い。なんか宇宙ほど離れているように感じる。
やっていることは同じなのだろうけど。

後はケースをちゃんとして、UI関係というか、そのあたりを作成する必要がある。
コンソールSWがあるのだが、どうもこれだけではわかりにくい。やはりLCDがほしい。

そのあたりで2つほど問題に行き当たる。
1.Armadilloでユーザランドを書くのが面倒
 自分の場合、カーネルもそうだがユーザランドもそう書き換えるものではない。なので、固定しておいて後は別のメモリからRAMに展開させたい。
 話、代わるが玄柴はSDがあるので、そちらにユーザプログラムを入れておけばいいような。
幸いArmadilloはUSBが使えるのでそちらから展開する手はある。つまり「プログラム用」と「音楽データ」とは別のUSBにする。
 思想としては美しいが、後でおおはまりすることになる。
2.Alsaplayerの情報がとれない
 ほしいのは「総曲数」「現在演奏中の曲」などであるが、これがとれない。
--statusコマンドだと、これらが見えない。演奏中にコンソールに出てくるので、これをリダイレクトする手はある。でもこれっていまいちのような...。といいながら採用。
 ここも妥協っていうか。

それやこれやで再開発を開始する。

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USBトランスポート(31)

USBオーディオに関して今更ながら調べる。

自作に走った場合、どうも系列として2つあり...

・TI(BB)系列
1.PCM2706タイプ
http://tool-kobo.ddo.jp/Files/Product/USB2706/USB2706.htm
3150円
2.PCM2704タイプ
http://www.vics.co.jp/product/kit/USB-Audio.html
2,625円

・CM102タイプ
共立電子で@500。
いろいろ自作記事がある。

以下の製品に搭載されているらしい。
・サンワサプライ MM-SPU2WH
http://www.coneco.net/PriceList.asp?COM_ID=1050729162
¥1,350
・玄人志向 AUDIOJACK-USB
http://www.kuroutoshikou.com/products/sound/audiojack-usb.html
今はないのかも。(TT)

らしい。
CM102系は光出力も出るらしいが、サンプリングが48KHz固定なので、結局自作のVS1053と同じ結果になってしまいそうである。
それでも音がいいらしいので、こういうリサンプリングはあまり関係なのだろうか?

PCM27XX系も光出力がでるが、Kitではなぜかついていない。(TT)
面白いのはHIDとしても認識するらしく、「次の曲」とか「停止」とか付けられるらしい。
これはこれで面白いというか組み込みだとコンソールに苦労するので、ついているのは有難い。
でもLEDもつかないので、ちゃんと「次の曲」ってのは聞いてやるのかしら?

音質の話で言えば、「デジタルのインターフェイス変換」で使うのでDACは関係ないというか。
面白さから言えば、PCM27XX系に軍配があがる。
特にHIDは捨てがたい。

LinuxでやるならLibHIDというのがある。でもこれLibUSBを入れないと入らない。
玄箱ではapt-getで入ったがArmadilloはソースからクロスコンパイルになる。
とにかく静的ライブラリの.aだけ作っておいた。使わないかもしれないけど。

でもHIDをあきらめるのなら...
・完成品だけどなかなかよさげなもので
ベリンガーUCA202がある。
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=181%5EUCA202
3,780円

ううむ。微妙だ。
今はオーディオテクニカので聞いているがLineOutが凄く小さい。
アンプをつけたいが、USBから電源をとるとひどい結果になりそうだ。
アナログでこの手をやっている人は別電源ってのが相場みたいだ。
光ブリッジなら問題ないのだろうけど...。

HIDはあったところでArmadilloのGPIOと似たようなものだろうし。
上海問屋のプレヤーのような操作性にはなるだろうけど。
考えるよなあ~。
ヤフオクでWAVIOが出てたので、それもいいのだが...。でもプレヤーの操作性じゃないし。

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USBトランスポート(30)

CregaのCG-LBSTD2PUの続き。

NFSで頓挫していたのだが、どうもLANのコネクタを間違えていたようだ。(^^!
これ、ルータ用に2つ口があるが、電源側ではなく反対側がeth0みたい。
ちゃんと確認しないほうがまずいのだが。(TT)

portmapを走らせて、WinのファイアウォールをやめたらVMWareでも動いた。
USBを動かしたいのでリバティシステムファクトリさんからカーネル&ユーザランドを落としてくる。
NFSのおかげでやっとユーザランドが入れられるようになる。

両方ともUSB対応にUp!!2009.08なのでまあ動くだろうと期待。
まずはUSBメモリを...。
なんやら出てくるがエラーで失敗する。手持ちのUSBを幾つか入れてみたが無反応の1つを除いて全滅(TT)。

ただ「日経 Linux2008年3月号」に USB を利用した記事がある。
起動オプションでmem=32M!!(本来は64M)。安定なのだろうか?
やってみるがうまく行かない。相変わらずエラーする。

BuufaroのBBR4HGと同じCPUなので、そっちで動くという話もあるにはあるが。
入れたら立ち上がらない。圧縮形式が違うらしいのでちゃんとやれば立ち上がるのかも。

しかしなんか、これだと先が思いやられる。
まあ仮にできたところで、結果は(価格を除けば)Armadilloと大差ないような。

今のところ他に用途がないけど、VS1001でmp3プレヤーになるわけだから、そういう組み込みにはいいのかもしれない。
環境もできたし、これはここまでとしよう。最新Verになっただけ良かったのかも。

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USBトランスポート(29)

今度はUSBオーディオに関して検討する。

調べてみると「光出力」ってのはあまりない。
まあ安物ではないのであって、高級品にはある。ただ高級品はDACがついていてそれが高級というか。
今はデジタルtoデジタルだけ考えるので別段安くてもいいように思う。

少し前までは例えば
・玄人志向 AUDIO-OPT-USB オーディオアダプタ
http://tool-kobo.ddo.jp/Files/Product/USB2706/USB2706.htm
など安いのがあった。
割り切れば、ヤフオクで光出力専用のが¥1300たっだ。
自作でいいのなら(端子は別途必要なのだが)
・USB2706
http://tool-kobo.ddo.jp/Files/Product/USB2706/USB2706.htm
ってのもある。
・ベリンガーUCA202がよさそうな。
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=181%5EUCA202%5E%5E

このあたりはもう1Chipになっていて、低価格なスピーカにも入っているものがあるらしい。
CM102-AというChipがあって共立電子が販売している。(@500)
SANWA SUPPLY MM-SPU2WH USBに入っていてこれは@1366。部品付きだし。
これから光出力が出せる。トランジーバはいるのだが...。
データシートを読むと、44.1KHzにも48KHzにも対応しているらしい。(PLLかな?)
このあたりデジタルtoデジタルなので、そうでもいいと書いたが、1つだけクロックジッタが残る。

どうしても低ジッタにこだわる場合は
ラトックシステム RAL-2496UT1
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20091219/ni_cral2496.html
あたりがいいのかもしれないが、遊ぶには高すぎる。(TT)

自作するかバラスか、完成品を買うか...迷いはするが、@1000程度でできるのはおどろいた。
H8の場合は結局I2SからS/PDIF変換ICが高かったりするというか。
USBって思ったより安いというか量産効果というか。凄いものである。


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USBトランスポート(28)

Armadillo240であるが、手抜きの代償というか、TelnetとFTPサーバを入れた。

それでも「PCを立ち上げないと接続できないではないか!」となるのだが、iPODTouchにTelnetクライアントを入れるという手がある。
組み込むのは面倒でもないが、幾つか設定ファイルを変える必要がある。
inittabを編集してrc.localを作成して起動から常駐させることにした。

まあ、それでめでたくiPODTouchからログインできて触れるが...
・コマンドが面倒
・iPODTouchのソフトキボードだとなお面倒
という悲惨な結果だった。(TT)
できないよりはましだけど。
しかもコマンドラインなのでリモコンからは程遠い。(TT)
ただiPODTouchなので無線だから、リモコンと言い張れば形態だけはそんな感じになる。

まじめにコンソールの代わりでも作ってやるべきようにも思うが...。

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USBトランスポート(27)

後はgpioの制御を書いて、それで演奏制御をすればよい。

そちらはたいしたことがないが、自動マウントがあるので面倒な部分もある。
またどうもスライドショーをつぶさなかったせいか、LED制御が思ったように動かない。
わかるといえばわかるので、このままにしておくことにする。

で、完成!!

価格に見合わず操作は上海問屋風(TT)
しかも、自動マウントで結構な頻度で失敗するし、Linuxなので立ち上がりも...。まあ普通より早いけど。ResetSWが活躍したりする。
いいのは...
・本体が小さく省電力
・好きなUSBオーディオデバイスがつけられる(多分)
・メモリで動作を変えられる(ソフトを書かなくてはいけないが)
である。

例えばメモリを変えるとネットラジオになる。(^^)
これは案外便利で放送局ごとUSBに書いておけば...。

どう考えても手抜きであるし、なんかUSBメモリも抜き方とかでエラーするときがあるし、いまいちな感じ。
どちらかと言えばH8の前作の方がよくできている感じがする。(^^!
要はマウントするとき以外無視するに限るというか。

まあ、
・wavが再生できる
・光デジタルで出力できる(そういうUSBオーディオユニットを買えば)
まではクリアしているし
・wavでリサンプリングしない
というのはこだわる人にはいいような。

でも同じARMでもiPODは良く出来ているような。実力の差っていうか。(TT)
これはここまでにしてNASでもやろうかな?

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USBトランスポート(26)

メモリを1つにしたので、コンソールも考える。
まあ端末風に見せて良いが、それでもユニットが増える。

考えると、上海問屋のプレヤーはLED2個とスイッチだけだ。でも困ってはいない。
なのでスイッチだけつけることにすれば、中のGPIOでいけそうだ。
幸いにしてaitendoで買ったジャンクのSW(3個ついて@50)がころがっていた。
でもArmadilloは小さくてなかなか入る場所がない。
もう1つはArmadilloは価格が価格なので穴をあけたりするのは抵抗もある。

しかし、空きエリアを見つけて勇気をしぼって(?)つけてしまった。

ついでなのでResetSWは内蔵してしまって、代わりにユーザランドのシヨートピンを出しておいた。
さすがにこれでケースはあけなくてもよさそうだ。

心配したがちゃんと閉まった。

これでDebugもユーザランドもケースの外からできる。

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USBトランスポート(25)

メモリを2つつないで片方をプログラムにすると...。
・本体のユーザランドに書かなくて良い(ここは変更がない)
・USBを差し替えると違うものに使える
というメリットがある。但し価格はあがるが...。

というので実験してみる。

USBを2つつなぐと1つはsda1にもう1つはsdb1になる。
Armadillo240の場合、スライドショーというのがあって、自動的に/home/www-data/storageにsda1がマウントされる。

HUBにつなぐと1番がsda1になると思うと、ちゃんとそういう感じで認識した。
ところが、いろいろ差し替えていると、必ずしもそうでもない。(TT)
他がsda1になる場合も出てきた。条件がよくわからない。(TT)
まあ、どこかでリマウントする手法も考えられるが、この手法だと、
・Armadillo240のUSBポートが2つ
・オーディオデバイス+USB*2なので3つの口が必須
なのでHUBが必須になる。
それなら4ポートHUBで1つはUSBコンソールというのもいいかもしれないが、どんどんユニットが増える。

そこで(美しくはないが)USBメモリの中にフォルダを作ってそこにプログラムを入れることにした。
幸いにして、Armadillo240にはスライドショーがあってメモリをさすと自動実行する仕掛けがある。
ただ、これは毎回うまく起動するわけでもないのだが...。(^^!

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USBトランスポート(24)

CoregaはNFSで中断しているのでArmadillo240で組み上げてみることにする。

本来ならちゃんと、コンソールを作ってケースを作って...なのだが、どうも食指がわかない。(TT)

ArmadilloのアプリはCygwinでも開発できる。
このあたり至れり尽くせりなので、すごくやりやすい。
できれば、何かもう1つメモリ(SDとか)があって、そこをRAMに展開してくれるといいのだが。

いろいろ食指がわかない理由を考えると、やはり「価格が高い」というのがある。
こういうのに使う素材ではないような...。

まずは、「端末」を使う場合にケースをあけてやらないといけない。
それはそれでもいいのだが、せっかくなのでケースを閉めても使えるようにしてみる。

まずは線材を引っ張り出す。
でもコネクタを出すと、従来のとは互換がなくなるので新作した。
こんな感じで従来のは手前に見える。

ついでなので5VとResetを出しておいた。Resetはないと不便なような。
5Vは外部にLCDをつないだ場合に必要かな?と思った。それと3.3Vは内蔵の3端子がもたないと困るし。

めでたくケースに収まった。

Debugはこんな感じ。終わったら外す。

でもユーザランドを書き換えたい場合はジャンパ設定がいる。
線材を出してもいいのだが...。
いっそ、USBメモリを2つつないで1つをプログラムメモリとしてRAMに展開したらどうかと。

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USBトランスポート(23)

ベアボーンではあまりしっくり来なかったのだが...
さらに考えるとUSB付のNASでもいいんじゃないかと。(^^!

これならUSBトランスポートというよりHDDトランスポートなのかも。
これだとHDDは1Tとか500GBぐらい使えるし...。
玄箱でDebianだし。
なんか同じことをエレキジャックでやっていたかも。確かリモコンもつけてたし。
「まんま」でも悪くないかも。

これだとネット(Samba)で音楽ファイルを放り込んで演奏できる。リモコンがあればPCを立ち上げなくてもいいような。

価格(今は1.5万ほど+HDD)といい悪くないかも。
でも意味があるんだろうか?ま、いいか。
CoregaのNFSにつまずいているのもあり、DebianでNFSサーバにしちゃえば、うまくマウントするかも。
でもそうやっても結構使うのは面倒だけど、全く開発できないよりはましだし。
Coregaは本を買っても全然遊べなかったし。(TT)

まだ、しっくり来ない部分があるにはあるけど、とりあえず検討するか...。
でもなんだかなあ~。というのでオークションをあたる。
ジャンクだけど、HDD付の初代玄箱が@5000。まあHDDも付いているし、すぐに遊べそうなので、落札してみる。
送料を入れても@6000。
なんとなく無意味な感じもするのはするけど。ARMだといいのにな。PPCだとクロス開発なんてすることないし。ARMはまだいろいろ遊べるのだが...。
ってArmadillo9があるので、そこにHDDつけても同じだったりして。(^^!

まあ人生、楽しく前向きに...。

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USBトランスポート(22)

結局、この手で成功したのはArmadillo240ぐらいだった。
後は、遅いとかNFSの問題であえなく挫折。(TT)
どうせなら、VGAが要らないので安い220だが、全然安くない...。

この手はROMに圧縮イメージが入っていて、RAMに展開して動かす。
なので突然電源を切っても、ROMが書けるわけじゃあないので、またRAMに元通り展開される。
そんなに簡単に書けるならNFSだっていらないわけで...とトラウマが...。

で、当然だがROMは容量があるし、RAMだって64MByteだし。
これでもH8の外付け2MByteが広く思ったが。32Kしか使ってないし。
ここにOSも入れるのできついといえばきつい。Alsaだけで依存も入れると1Mは超えていたし。

で思ったのは、「これなら小型ベアボーンでもいいような...」と。(^^!
・2万も出せば手に入る。
・HDDは要らなくて、USBに書いておいてUSBからブートする。
・RAMに展開して動く。
 そういえば、所持品にwizpyがあったような...。(^^!
RAMは256Mもあれば動くし、窮屈でもない。
ベアボーン+RAM+手持ちUSBでいいんじゃないかと。

と思って調べるとあるのだが...
・でかい(小さいのは高い...なぜか...)
・消費電力がでかい(小さくても30Wとか)
でもLinuxでもx86だと環境はいいし助かるような...。しかもUSBなら...と思う。

まあ、この手は環境っていうよりやはり使い勝手かもしれないけど。

悩ましいけど、多分性能は落ちるけどArmadillo2XXは似たようにはできると思う。
いいベアボーンを探すのもいいのかもしれない。
なんかPCを作っているのと変わらないのかも。


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USBトランスポート(21)

そうこうしていたら、「CG-LBSTD2PU 」と「汎用Linuxボードを使った開発で学ぶ 組込みLinux基礎講座 」が届いた。
今なら、「CG-LBSTD2PU 」だけでいのかも。

まず、これにシリアル端末が必須。でもついてこない。(TT)
で自作することになるのだが、2mmピッチのヘッダで入手が難しい。
そもそもハードの解説が不親切というか。
この、「CG-LBSTD2PU 」のCD(これはついてくるわけではなくDLして自分で焼く)には簡単なテキストで説明がのっている。
でもなんか不安だが、「汎用Linuxボードを使った開発で学ぶ 組込みLinux基礎講座 」に写真をつけて親切に解説してある。
なんとなく、このアダプタとUSBのアダプタぐらいは別売りでもいいので用意してほしかった。
このあたりはなんか不親切。

ちょっと今一だけど、直接ハンダして作った。
シリアルコンソールはそのうち要らなくなるのかも。
まあさほど面倒でもないけど、部品そろえるのが面倒かも。

まず、「汎用Linuxボードを使った開発で学ぶ 組込みLinux基礎講座」なのだが、5時間でネットメディアプレヤーを作るとあるが、環境構築だけでもそんなに早くはできない。
そもそも、この本のmp3はVS1001をつけている。(接続Kitも販売しているが)
USBオーディオ&ソフトデコードを期待していた自分としては完全にショック状態。
本文を読むと「巷と似たようなことをやってもつまらない」みたいな話になっているが、逆にこれならH8でもっと安くできる。秋月でWebラジオKitもあるし。
なので、それをもっと高くやってもらっても...と思う。
それと、なんか環境構築は丁寧なのだが、肝心のユーザランドあたりからは記述がない。
なんとも半端な感じの本。Amazonの評価はあたっているような。

愚痴はおいておいてクロスコンパイラのインストールでRedHat系(Vineとか)が推奨らしいので、VMPlayer経由でRedHatに入れた。
こっちはあっさり終わる。

Webを読むとU-BOOTからいろいろやるようで
・カーネル=TFTP経由の書き込み
・ユーザランド=NFS経由の書き込み
・U-BOOT自体=記述なし(JTAG?)
みたいな感じだ。
まあBOOTはどうでもいいので、気にしないことにした。

<カーネル>
最新のものはリバティシステムファクトリ社にあるようだ。
USBサポートがやっと出てきているみいだ。巷では動作不安定という話も聞こえる。マスストレージがそうならさきが思いやられる。
これはバイナリがあるので、TFTPであっさり書き込みできた。

<ユーザランド>
実はこれではまりまくって...あきらめた。
NFSに接続できない。U-BOOTなのでカーネルを変えても接続できない。
「ポート番号がとれない」というエラーでNFSに接続できない。でカーネルパニック!!
最初はファイアウォールかと思ったが、もう1台なくなくLinuxを仕立てた。
・Linux同士で接続するとあっさりマウントできる。
・しかし、このボードからだとどちらのLinuxマシンでもマウントできない。
どちらのLinuxにも同じ(CDに入っていた)ユーザランドを展開してある。
接続しても全く同じエラーになる。(1台はRedHat系でもう1台はDebian系。ディストリビューションの差ではない。)
RPCがこけている。
portmapなどはちゃんとサービスで走っているのは確認した。
firewallはとめても同じ結果。

こんな感じ...。
NET4: Unix domain sockets 1.0/SMP for Linux NET4.0.
Looking up port of RPC 100003/2 on 192.168.1.88
RPC: sendmsg returned error 128
portmap: RPC call returned error 128
Root-NFS: Unable to get nfsd port number from server, using default
Looking up port of RPC 100005/1 on 192.168.1.88
RPC: sendmsg returned error 128
portmap: RPC call returned error 128
Root-NFS: Unable to get mountd port number from server, using default
RPC: sendmsg returned error 128
mount: RPC call returned error 128
Root-NFS: Server returned error -128 while mounting /home/...

これでは開発できない。(TT)
VerUpもできないし。
でも自分だけとも思えないがWebには思ったより少ない...というかこれ自体が少ないというか。
Armadilloはhermitでできたのに...。
元に戻してしまっておこうかしら?

しばらくU-BootとNFSでも気が向いたら調べよう。

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USBトランスポート(20)

Armadillo240の続き。

普通の家電風にしようとすると、
・上位でプログラムを書く
・リモート制御できるソフトを入れる
のどちらかになる。
たとえ後者を入れても、コンソール周りは自作になるが、プログラム制御は楽になる。

依然mpg123でやっていたこともあったが、ちゃんとmanを読むと

1.mpg321
 -Rオプションがあってリモート制御できるみたいだ。
 これはmpg123の後継だし、wavに変換もできるが、どういうわけかwavの再生ができない。
2.AlsaPlayer
 これはリモート制御もできるし、デモーンでも走らせられる。但しライブラリが多い。

の2つが候補としてはよさそうである。
早速入れてみた。

1.mpg321
 げげ!!なんか全然速度が出ずに音楽になってない。(TT)
 ちなみにmpg123に戻すと、これはしっかり再生している。
幾つかライブラリも必要だし、速度まで互換でもないのだろう。wavも再生できないしボツ!!

2.Alsaplayer
 げげ!!入らない。(TT)
 まあ、ふんだんに自由自在ってわけではないのはわかるのだが。textだけでいいんだけど。
image-magicあたり使わないので外してみたらコンパイルでエラー続発。slideshowが使っているのだろう。
 しょうがないのでAlsaplayerで録音機能などは外し、wavとも3だけ再生する最低限までファイルを宿なくしたら、なんとか納まった。Alsa-miniと改名したほうがいいのかも。
 これはwavもmp3もまじめに再生するしリモートで使える。
 どうせ自作のも小さいしなんとか入る...と思うし。
 なんだかパズルゲームしているようだ。
ちなみにこんなのが使える。

Player control (use -n to select a session other than the default):

-e,--enqueue file(s) queue files in running alsaplayer
-E,--replace file(s) clears and queues files in running alsaplayer
--status get some information about session
--volume vol set software volume [0.0-1.0]
--start start playing
--stop stop playing
--pause pause/unpause playing
--prev jump to previous track
--next jump to next track
--seek second jump to specified second in current track
--relative second jump second seconds from current position
--speed speed floating point speed parameter
1.0 = normal speed, -1.0 normal speed backwards
--jump track jump to specified playlist track
--clear clear whole playlist
--quit quit ses

まあ、これはここでとめておくことにしよう。
Armadilloの欠点は価格とコンソールぐらいだ。
コンソールはどちらにしてもこの手はいるんだし。

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USBトランスポート(19)

Armadillo240の原因の追求にかかる。

どうも話としては画面(VGA)の割り込みでUSBの転送が落ちるのではないかと思われる。
画面は使わないので、思い切ってカーネルから外すことにした。

でも環境がなくなっている。(TT)
しょうがないので最初から構築する。
AtmarkTechnoさんのHPを見るとATDEというVMPayer向けの仮想環境があった。(^^)
早速ダウンロードしてクロスの環境まではサクサク進んだ。

しかしUSBオーディオではまってしまった。
Configなんて覚えていない。(TT)
結局はOSSを使った。(^^!
ローダブルモジュールなのでmodprobeで使う。

ついでなので、mp3play(mp3用)とvplay(wav用)も入れておいた。ついでにmpg123も入れた。
ゲゲ!!するとalsaplayerが入らない。ま、いいか。
これライブラリが多いのよね

早速、再生してみた。
おおーーー。ノイズは見事に消えた。(^^v
これなら、トランスポートに使えそうだ。

mp3もwavも正常だし、ネットラジオもmpg123で簡単だし。そこはいいのだが。
USBオーディオに光出力があれば立派なトランスポートだし。
sambaクライアントでも入れてNASでも再生できそうに思うし。

と思って入れてみると、コンパイルも書き込みもできるけど、走らせると...
容量不足でカーネルパニック!!(TT)
まあ限度があるのよね。なんせ内蔵のFlashROMだし。
Sambaがあるとファイルサーバにもなるんだけどなあ~。まあhttpdで見えるけど書けないし。
cgiでも走らせればいいのかしら。そこまで要らないか。
USBトランスポートなんだし。

Coregaはまだやってないけど、やればこの程度はできるのかも。

まあ、ソフトの世界なんだけどLinuxの組み込みなので、結構面倒なところもある。
試行錯誤っていうか。Flashに書くのが面倒なのかな。

それにしてもArmadilloにしてもCoregaにしても、コンソールがほしいような。
端末からコマンドを叩くってのはどうも家電風ではないし。
そもそも端末=PCならPCでやればいいわけで、何をしているかわからない。
なんかアプリを書いて、コンソール作ってシリアル通信なのかしら?
そういうのないのかな?
高いと困るわけだけど。

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USBトランスポート(18)

やっているのは趣味で製品化でもないのだからArmadillo9は1つの答えかもしれない。
ただこれってサプライズがないというか、個性がないというか。

それやこれやで悩んで止まっているより、先に進めることにする。
後で戻ったほうがいいのかも。

4.GP2X
これも前にやった。ゲーム機なので中にオーディオはもっている。
さらにUSB-Hostもあるので、拡張ユニットを買えば...とだんだん¥がかかる。
それを無視すれば、これもARM9の200MHzだし期待はできると思う。しかも2CPUだし。
USBオーディオデバイスは認識はするようだ。
ただ出力を切り替えるソフトというか設定がないので、そこは自前でなんとかしないとテストもできない。
これ用にalsaplayerを移植すればいいのだが、なんか面倒。
それにこれはコンソールがあるので、そういうUIもいるし。
そういえばXも走ったように思うが、立ち上がりまでが遅かったような...。
それに今の最新機種はWizになったのかしら?

どうも完成イメージに食指がわかないので、このままボツにし、先に進むことに。

5.CG-LBSTD2PU
ARMではないが、価格は良い。
というので購入することにした。
ただ情報があまりにも少ない...。まあArmadilloを期待するほうが無理なのか...。
日新テクニカのはまだわかりやすかったが。
そういえば
汎用Linuxボードを使った開発で学ぶ 組込みLinux基礎講座
という本があり、LAN経由のmp3プレヤー(ネットラジオ?)を作るようなものらしい。
Amazonでの評価はかなりよくないが買ってみるか。
これUSBコネクタもついていないのよね。(中に端子はあるが...。)
でもこれで動けば、価格的には一番なのかも。
1万だとサプライズもあるような気がする。

サプライズは危険と隣り合わせだ。ってことはできないことも十分考えられるかも。

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USBトランスポート(17)

で、Armadillo-9。

これがそうだが、むき出しではあまりだし。

上にアクリルカバーなどをつけてみる。

代わり映えしないようにも思うが、物もおけるし...。


結局、物=Hub+USBオーディオは横に置いた。
こちらの方が余程でかいというか。

8GのCFを積んでいるがあまり残りがない。今なら迷わず32Gなのだろうけど。
これだとセルフコンパイルもできるので便利なのだが。
でも、これにもVGAがついているが...ま、いいか。

Alsaplayerがなくてもapt-getでとれたりする。
なんかコマンド叩くだけのような...。
こうなるとPCとあまり変わりがない。マウスの代わりにコマンドラインっていうか。
画面のないのでシリアル端末というか。

ネットラジオも作るまでもなくmpg123でも入れて
mpg123 http://scfire-dtc-aa07.stream.aol.com:80/stream/1010
こんだけで再生できる。(SkyFMのSmoothJazzのサイト)
なんか、拍子抜けするが、小さくてもLinuxって感じがする。

で、早速Alsaplayerで再生。
おおーーー、なんとwavもmp3もノイズがない。
なんかかすかにあるような気もするが、全然わからない!!

これでUSBオーディオで光出力付のを買えば...。クリエイティブにあったような...。
と思ったけど、Armadillo9だとやがて5万で、PCと変わらない。
240でもノイズは出るが、同じようなことはできる。
220でノイズがどうかは気になるが、このあたり持っていたからやったけど、最初から手だしすると2万以上してiPODぐらいは軽くかかる。
それにさらにUSBオーディオ光出力付もいる。
また端末をいちいち打たないように、コンソールもいるし...。
まあ、どう考えても安いものではない。

240の原因はわからないままだが、このクラスで実現できるのはわかった。
ただ、これは価格maxのように思う。

それにしてもArmadilloは環境がいい。組み込みLinuxだとこのあたり凄く助かる。
CygWin用のクロスのバイナリも提供されているのが嬉しい。
これで本体はARM9で1万ならなあ~と思う。

自分で遊ぶ分には完成というか、できるにはできたけど、これってPCと一緒かも。
というか、こうなると出来て当たり前っていう感じでサプライズがない。
「何したの?」と聞かれると「インストールしただけ」みたいになってしまう。
これでは面白くない。

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USBトランスポート(16)

1番目で見事に失敗したのにめげず2番目...と思ったが...

2.SH7084LAN/USBボード

は、Lunixでもないし、MesでUSBオーディオで作っていくのはあまりに敷居が高く感じる。
なんか、VSXXXXをつけたくなるが、それなら意味ない。
逆にこの上のボードにLinuxをのせて...というのもあるが、それだとUSB-Hostを作ってカーネル作成となり、これまた大変だ。
しばらく悩んだ末にこの路線は捨ててしまった。(^^!

で次が...
3.armadillo 220
なのだが、これ前にもやったような...。(^^!

まあI2Sも出ているらしいが、USBオーディオでもできる。
USBオーディオなら光出力端子付のものを買えば、すぐにUSBトランスポートになってしまう。
もってないけど、USBオーディオならオーディオテクニカのがある。

まずは先回と同じく安物をつなぐ。

Alsaplayerを入れてあるのであっけない。
ls /home/www-data/storage/*.mp3 > /tmp/playlist.pls
alsaplayer -i text -o oss -s session1 -e /tmp/playlist.pls -P &
と入れると全部再生する。当たり前だが名前順にちゃんとなる。

Alsaplayerなのでwavも再生する。
ls /home/www-data/storage/*.wav > /tmp/playlist.pls
でwavのリストもできる。

まあそれはどうでもいいとして、問題は音質だ。
このUSBオーディオはあまりなのでオーディオテクニカを持ち出す。
最初のはSkype用の電話機の代わりだったりするわけでスピーカがあったりする。

なんかノイズが入る。ボリュームのガリ音みたいなのが小さく入ってしまう。
これはwavでもmp3でもそうなる。これは我慢できない。
先回も、「そんなものなんだなあ~」でやめた記憶がよみがえる。

今回も同じでは進展がないので、少し対策してみたくなる。
最初はAlsaplayerを疑って、ボリュームやらいろいろ変えてみたが、変化がない。
mpg123でも何でも必ずそうなるというか。
USBオーディオを変えても変化がない。
これはwavだろうがmp3からだろうが出る。

実は、自分の持っているのは220ではなくVGAのついた240だったりする。
ネットを読むとVGAからの割り込みでUSBの無線LANがこけるとある。
ってことは、これは240特有ではないかと疑いはじめる。

対応を読むと...カーネルの再ビルドみたいだ。(TT)
昔作った環境がどこかに消えてしまった。(^^!
かと言って今更220を買うのもなんだか...。
なんとなく2万出すならiPODClassicだって、Linuxが走るわけで...ってあれこそ音楽プレヤーか。
中にI2S端子が隠れているだけなんだろうなあ~。
脱線してしまった。(^^!

家捜ししてArmadillo-9を見つける。
これで同じことをやってみればわかるかも。

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USBトランスポート(15)

持っていないのもあるわけでまずは

1.uClinux対応多機能ARM7ボードKane BeBe II ARM7-44B0

を買ってみた。(^^!
このボードはI2Sからオーディオを出力できる。今はそこにDACがのっているが、ここから配線すればS/PDIFも夢ではない。
書籍はH8のものだが、出ていたので買ってみた。
ただ、中身は知っていたことばかりで、殆ど役に立たなかった。(TT)

つないでみた。

ゲゲ、Pingが通らない。(TT)
なんとも最初から躓いた。(TT)

気を取り直して、USBをマウントして、再生してみる。
まずはwav再生。
ゲゲ!!なんじゃこりゃ!!全然音楽にならない。途切れてひどいものだ。
しょうがないので、内蔵のwavを聞いたがこれまたひどい。(TT)

もう落ち込みがひどかったが、元気を振り絞ってmp3を再生。
ゲゲ!!音楽になってない。(TT)

もう奈落の底に落ちたような。
動作を見ていると、USBからの読み込みがとにかく遅い。なので再生が止まって連続しない。
ARM7の66MHzってこんな程度なのだろうか?H8の10倍ってあったけど...。

LANの件で開発などは進まない。

環境構築なのだが、RedHat9を推奨してある。
最初はubuntuでやっていたが、これだとカーネルのコンパイルに失敗する。
メッセージを見るとmtd(メモリテクノロジデバイス)を入れると失敗するようだ。
ubuntuやDebian系では
/usr/include/linux/mtd
がないようだ。(TT)
しょうがないので、Linuxを入れるが、VMPlayerなので仮想Imageを作ったりと結構面倒。
まあ、なんとかカーネルコンパイルはできるようになったがターゲットボードのLANが故障で転送ができない。

日新テクニカさんに問い合わせするとハードの故障ではないかということ。
どうもカーネルもLAN経由で書いているようで「考えにくい」とのお話だった。
こちらでは「稀にpingが通る」「すぐにUnhandled fault」みたいで調子が悪い。

いろいろお話させていただくと
ユーザアプリの想定は「一般的な監視・制御、簡単な音を出すだけ」で「音楽向け」ではないとのこと。(TT)
wavが途切れるとのは多分USBメモリのアクセス速度の問題。
>USBが遅いのは調査中ではあるが、用途的には今のものでも良いと思っている
mp3が途切れるのはソフトデコードの問題
>mp3はソフトデコードはARM766MHzでは限界
とのことで、「音楽向けではない」とのこと。

一旦は自分もそう思って、NASにでもしようと思った。
ただ、このUSBの速度はいただけない。64KByte/S程度ではないかと思われるがとにかく遅い。
LANが修復してもここがある限りはNASってのも難しいように感じた。

結局は、LANの初期不良もあったので、日新テクニカさんは返品することにした。

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USBトランスポート(14)

USBトランスポート1号機はめでたく完成したわけで、今もBGMを聞いている。
なんか、あまりアナログと変わらない感じはするが、気分的にはフルデジタルに近づいたと思うことで自己満足する。

翻って考えると、思いっきりハード開発に走ってしまったが、果たしてこういうアプローチが正しいのか?と疑問を持つ。
もう1つはVS1053を使ったために、CDの44.1KHzが48KHzにアップコンバートされることだ。
別段、知らなければわからないようなものだが、クロックジッタにこだわる人が聞くとわかるのかもしれない。
それなりに凄いシステムの人はいろいろ¥がかかって大変そうだ。

そこで第二段を全く違ったアプローチで考える。
まず、VS1053をスッパリやめる。
これを使うと、結局オーバーサンプリング問題があって、トランスポートとして後悔が残りそうである。
そもそも、それでいいのなら1台あるわけだし。
一方、ARM(マイコン)にはI2Sが出ている。
まあ知られてはいないが、知っている人は知っていると思う。ならばARMのI2Sから、S/PDIFだってできるはずである。
逆にwavだけというのなら、これは非圧縮なのでファイルを読んでヘッダを見て後はI2Sに放り出せばよい。
mp3は...ソフトウェアデコードになる。ピュアオーディオかどうかはともかく、やはりできるに越したことはない。
ARMは組み込み用途ではポピュラーというか、もうこれ1色に近い。iPODなどもそうだ。
そうなるとOSは組み込みLinuxだろう。

こうやった場合に、最も問題なのは価格だと思う。
H8の3069だと本体は安かった。周辺も入手は面倒だが@3000ほどでできると思う。送料は別だけど。
なので1万程度なら、まあ互角とは言わないがターゲットになりそうだ。
それにLinuxならネットラジオとか、NASの再生とかもできそうに思う。

というので候補を漁ってみることにする。

1.uClinux対応多機能ARM7ボードKane BeBe II ARM7-44B0
@8980で安い。USB-HostはSL811がついている。
日新テクニカ」や「日昇テクノロジー」が扱っている。
どうも中国系の会社のようで、日昇テクノロジーからはAVR+VS1003のmp3プレヤーKitを買ったことがある。
これは、転送落ちが発生するためプレヤーとしてはどうかと思うものだった。上海問屋の@990プレヤーの方が余程優秀に思った。(^^!
開発で自由にできるのはいいところだが、如何せんこの状態では直す場所がわからずそのまま放置。
VS1003のユニットはUSBトランスポート初代機のDebugには使えた。
マニュアルにはwavとmp3の再生が掲載されている。
mp3はソフトデコード。I2Sがサポートされている。USB-HostはSL811。

2.SH7084LAN/USBボード
1枚だとLAN+USBで@7000。値段はいいというか申し分ないというか。
Mes2で名高いみついわさんのHPからLinkがある。
SHなのでI2Sは期待できないのでUSBオーディオになる。
このボードはどうもLinuxは走らなくてMesになるようだ。
それにSHにI2Sは期待できないし、VSXXXXをつけるのなら意味ないし。

3.armadillo 220
アットマークテクノさんのものでケースもある。
ARM9の200MHz。そこはいいいのだが価格も¥22500ほど。
Armadillo-9もいいのだが、¥47100とお値段もそれなりに良い。(TT)

4.GP2X
これはゲームパックホールディングスという会社の製品でゲーム機だが中身はARMのLinux。
価格は新品だとF200で¥29800。USB-Hostはさらにアダプタが必要。
いいのはVGAの画面がついているのと、開発できなくても遊べるのはいいかも。
動画プレヤーにもできるが電池の持ちはいまいち。

5.CG-LBSTD2PU
これはコレガの製品で価格はだいたい¥9800ほど。
ARMではなくMIPSの流れになる。
USBは1.1が内蔵されている。
オーディオとしてはUSB経由になるのか?

ぐらいだろうか。というか、それ以上なら結構あるのだが。
なんかそれなら激安のPCにLinuxでも入れればできそうな気もするし。
そういうのも悪くはないのだが、図体は大きそうである。
他にも玄箱とか、LinuxのNASを改造する手はあるような気がする。

でもここはオーソドックスにやってみようと決心する。
というか、そういうボードは好きでいろいろもってたりするし。

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USBトランスポート(13)

しばらく使っていると、リモコンで電源をOnOffしたくなった。

そういう場合は赤外の受信部分だけは電源を供給しておいて、他を切断しておけばそんなに電気を食わない。
もっとも皆無でもないのでエコでもないのだが。
このユニットがAVRで独立に作ったこともあり、これはなんとかなりそうだ。
秋月の5Vのリレーもあったのでそれで作ってみることにした。

ソフトは簡単というかAVRで「電源(相当)」のボタンが押されたら、リレーをOnOffするだけだ。
ただ、エコにしたいので、やはりSleepモードを使った。
AVR2313なので、INT0の立下りだと、アイドルモードぐらいで使った。レベル割り込みにすれば、パワーダウンモードでも使えるのだが、やってみたら動作しなかった。
電池なら気にするところだが、電源もあるのでこの程度は許容とした。
使わないときはSleepしていて、赤外割り込みで動作するように変更した。

リレーは小型なのだが、やはりケースが小さく場所がなかなか...。

このぐらいのサイズで、横の空きスペースに入れることにした。

しかし実はここからがトラブルの連続だった。

1.リセットしない
電源をOnOffしてもリセットしない。(TT)
おかしいと思ってどんどん追っていくと、なんとAVRのTxDとH8のTxDを結んだ部分だった。(TT)
どうもこの状態(H8=Off)でAVRをOnにすると、AVRから盛大に電流が流れ、H8に2Vぐらい供給されている状態になる。
それにしても負荷が軽いとは言え、すごい電流だ。
勿論、動作はしないが2Vから立ち上げたのでは、リセットがうまくかからない。
対応方法として抵抗を入れたりしたが、やはりちゃんと(?)したい。
そこで考えたのはPNPトランジスタで位相はそのままにしてバッファすることにした。
つまり2SA1015のエミッタは抵抗を介してH8の5Vにつないだ。この状態でエミッタでTxDを転送する。
場所がないので秋月の基板の上にホットボンドでつけてしまった。(^^!

2.リモコンが誤動作する
これもリモコンのプログラムを疑ったのだが、どうも電源をOnしたら発生する。(TT)
どうもリレーがOnすると、急激に5Vの電流が流れるため一時的に5Vが低下する。
それが激しいため、AVRがこけているようだ。(TT)
最初はコンデンサを大きくしていたが限度があるので、結局はAVRの電源に抵抗を入れてコンデンサを入れた。
AVRは受信専用だし、Sleepもするので、殆ど電流は食わないため抵抗はある低度大きくてもOK。
51Ω程度入っている。

後、この方式なら電源も押しボタンでいいのだが、なんとなく緊急用としてはロックスイッチが好きだ。
見た目でわかるし。
なのでリモコンをなくした場合は手動でOnもできるように残した。リモコンがあると、ここがOffでもOnできる。(Offもできる。)

違う意味でいろいろ勉強にはなった。
やはりリモコンで電源OnOffは便利だ。

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USBトランスポート(12)

リモコンだが、途中までの一致だとやはり、他のものと混信してしまう。
それも気に入らないので直すことにした。

チェックをシビアに...であるが秋月の仕様書を今更ながら読むと
・最初がリーダ部分
・次に12bitのデータがきて
・次に上の12bitの反転データがくる
・ストップビットはよくわからなかった。あるとして1bit。多分”1”だろう。

12bitというのは1.5Byteで区切りが悪い。(TT)
キーが多いわけでもないので24bitをそのまま比較した。
また24bit長であることを条件にした。

ところが受け付けたりそうでもなかったりする。(TT)
おかしいと思って調べると、ストップビットがあって、これが半端で”0”で来たら受付るし、”1”でくるとこけるようだ。
しょうがないので
・24bit後の1bitは問わない
という形にした。

これで混信もなくなった。(^^v
家電フォーマットとも違うのでこれはこれでいいのかもしれない。
ただ、このUSBトランスポートにしてはキーがちょっとあわない。
Webで調べてみると独自の送信機も売っているようだ。しかし...高い...。
まあ、特定用途なのでしょうがないのだろう。
それでも文字は自前になるし、フルカスタムは¥もかかる。

試作という意味では、ここまででも十分な感じはあるので、とりあえずこれで様子を見ることにする。
赤外は相手がわかっていれば、ある程度厳密にしたほうがよさそうだ。
今はリモコンが氾濫しているので、混信してしまいそうだ。

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USBトランスポート(11)

使っているとやはりリモコンがほしい。

音量は本体のアンプで、これはリモコンで操作できるのでどうでもよい。
ただ曲を送ったり、戻したりするのが、いちいちトランスポートまで行ってやるのが面倒だ。
特に、こういうのはニアフィールドではなく離れて聞くだろうし、USBなどではCDより多く曲を入れるように思う。32GBのUSBでwavだとCD50枚は入る計算になる。

構想としては最初から考えてあったというかSCI2が余っているのでそれを使うようになっている。

コンソールのSWも単純なので、そこにトランジスタでもかませて押されたように見せる手もある。
問題なのはスイッチが4つなので、+10曲や-10曲はボタンを2つ同時に押すようにしたがリモコンではそういう芸当はできない。
というかキーを割り付けて、同時に押されたように見せかければいいのだが。

大きくはこの2案あるのだが、結局は当初のシリアル通信にした。
H8とは+5V/GND/TxDだけで接続できる。

でもってリモコンは余ったのを...と思ったら秋月のKitのが出てきたので安易にこれにしてしまう。

まずは赤外線リモコンの解読器をAVRで作らなくてはならない。
昔、TOMCATさんのをPICで組んだのがあるが、やるならAVRでCでやりたい。

ハードは最初は内蔵のRC発振を使ったが、9600bps通信が不安定なのでセラロックに変えた。
この時点で8pinのAVRはあきらめてTiny2313にしてしまった。
結局は入力は赤外1本、出力はTxD1本だけ。なのでISPとかそういうのの方が面倒。

ソフトに関してはポピュラーなのでどこかにあるだろうと思って探すと、あるにはあった。
簡単に焼いてみたが思わしくない。リモコンと合わないだけだと思うけど。
ちょっと1本道なのも気になったので自分で書き直した。
まあ、あまりWebに頼るとどんどんレベルが下がるようにも思ったし。
ここにNECの資料があってとても参考になった。
単純にパルス周期を測定して判別すればできる。まあデューティを見るのもいいが、周期でも十分に思う。
タイマと信号の割り込みでカウントするのでメインはあまりすることがない。

本体にはもう実装する場所がないので小さくしないといけない。
受信素子はどうしても丸穴で処理したくて3.3Vのものを使った。

それでも散々苦労したけどできた。

Debugに使ったKit(RS232C->USBコンバータ)はまた別に作った。
このあたりで余計時間がかかったような...。

ソフトは入れてあったのだが、Bugがあって動かなかったのでDebug。
初期化を間違えたのになかなか気づかず、半日費やしてしまった。(TT)
思い込みは恐ろしい...。

入る場所がないので後ろの隙間に...。
ネジも入らないので固定していないが、なんかカバーを締めると窮屈で動かないという...。

受光部はホットボンドで固めた。なんか押されたら不安も残るけど。
ここは基板で固定だったのだろうか?

受光部のカバーは丸穴だけで加工は簡単。
このために3.3Vにしたが、5Vでもこういう形状は探せばあるのだろう。

反応はちょっと鈍い感じもあるが、まあ操作的には快適になった。
ちょっと機能だけはメーカ品に近くなったかも。(^^)

ただなんかビクターのリモコンにも反応している。(^^!
チェックをもっとシビアにすべきだった。(TT)
メーカコードがあるので、ぶつからないはずだったのだが...。
今度作るときはAVRをもっとシビアに作ろう!!

ということで完成!!

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USBトランスポート(10)

理論的には
CD=USBトランスポート(WAV)再生
のはずで、そこはそう思うのだが...
アナログとの差異は、まあ理想的にはないのだろう。
このレベルのアンプ+スピーカではわからないのかもしれない。
クリアーと言えばそうだが、そう驚くほどの感動でもなく...かな?

そういえばラステームのフルデジタルアンプがある。
RSDA302Pという機種。普通にアナログ入力もあるが、光デジタル入力もある。
そこまでならいくらでもあるが、このアンプDACがない!!つまりI2SをすぐにPWMしている。
これはロスがなくて美しいような...。
多分
S/PDIF->I2S->PWM(D級アンプ)
なのだろう。DACの分有利なのかもしれない。
このUSBトランスポートには似合っているような気がする。
Kenwoodにもあったなあ~。これはUSBも再生できるけど、WAVはNGだったような。

何が言いたいかと言えば、「それなりのシステムで聞かないと違いがわからない」というか。
実用的には問題がないし、mp3とwavの音の区別はできる。ただmp3もサンプルレートを320kbpsに上げると、余程のシステムでないと区別できないと思う。
128kbps程度であれば、ヘッドホンでちょっといいのを使えば区別はつく。
理論上は(クロックジッタを除けば)USBのデータをS/PDIF変換しているだけなので劣化がないはずである。
強いてあげると、VS1053は
・44.1KHzのCDデータを
・6.144MHzでリサンプリングした48KHzにオーバーサンプリング
している。そこをどう思うか?であるが、320Kbpsのmp3よりも情報は多いわけだし、普通のシステムでは殆ど区別がつかないと思う。

それを言えば44.1KHzのCDを「完全に忠実に再生」するのも難しいわけで、そこができるだけでも凄いものだと思う。(アンプはできるかもしれないが、スピーカが...かな?)
デジタルスピーカができて信号どおり動けば、そういう世界になるのかしら?

まあ、いずれにしてもUSBメモリのトランスポータとしては完成した。
伯耆さんにでも送ってみようかしら?(^^!

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USBトランスポート(9)

せっかくカバーをつけたので写真をとる。

前からの様子。

後ろからの様子。

ううむ。カバーするとさまになっているので保護シートもはがした。
液晶の部分などまだ工作が未熟だけど...ま、いいか。

早速、試聴してみる。

なんか音がやけに小さい。おかしい。
I2SからS/PDIFでそういう変換でもあるのだろうか?
VS1053の仕様書を見るとIS2の前にボリュームコントロールがある。(^^!
あげてみるとちゃんと機能する。
しょうがないのでここを最大にしておく。

やっと音のバランスがとれた。
そもそも、このコンポ、音はそう悪くないがピュアオーディオでもないような。ま、いいか。

まずはCDを聞いてみる。
ううむ。こういう音なのか。
ではUSBトランスポートで同じ曲を...
ううむ。同じではないか。では成功なのか?
mp3で同じ曲を。
少し落ちるといえばそうだが、そないにひどくもない。
ついでにアナログ端子で試しても似ている。(当たり前か...。)

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USBトランスポート(8)

アンプとスピーカはころがっていたビクターのコンポを流用した。

つないでいる様子。

まあ、これを見てもしょうがないが、光コネクタからケーブルが出ているだけ...のような。

相手が

でちゃんとデジタルインになっていて(読めないけど)音も出た!!

ううむ。珍しく設計&配線ミスがないことに感動して音楽はどうでも良いかも。
まあこういう気分がいいときに聞けばなんでもいいのかも。

特にCS8406をハードモードにしたのが良かったような。ソフトを一緒にするとBugの可能性もあるし、だんだん深みに入りそうな...。

ではカーバーをして試聴を...というのでカバーをつける。

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USBトランスポート(7)

チップワンストップから届いたS/PDIF変換のCS8406は1.27mmピッチだった。(^^)
0.5mmピッチの変換基板は買ってあったが、1.27mmのも余っていたのでそれで変換した。

基本的にVS1053は48KHzサンプリングの固定で出してくるのでfs=256固定だし、ハードモードでも動くと思い、そのような設計にした。
なのでプログラムの開発は不要!!(^^)

CS8406をハードモードにすると出力は2本(と他に1本)ぐらい。信号はI2Sの4本。後のPinは全て電源かGNDのつなぐだけでいい!!

というのであっという間にできてしまった。

なんかこういうところはガラガラだなあ~。
そもそも基板の大きさと配置がまずかったと反省。

まずはちゃんとテスターチェックして確認。

電源を入れると光端子が光っている。
とは言え信号が読めるわけでもないし、ちゃんと見ておくことにする。

フレームがわからないが、NRZでそれらしく出ているのが観測できた。(^^)

では早速...というのでアンプを用意する。

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USBトランスポート(6)

チップワンストップが届かないので、ケースでも作ることにする。

バラックよりは、やる気もするし、心理的に音もよく聞こえるかも。(^^!

まずタカチの【YM-180】YM型アルミケースというのを使った。
これは、かなり小型で、後で後悔した。(TT)

アルミなので細工は難しくないし、保護カバーもあるので結構いい。

角穴はつらいが、ニブラーなどであけてヤスリで仕上げた。
・Debug用のRS232CのDSUB、LCDの角穴などは面倒だった。
 特にLCDなどはだkたい定番だし、そういう穴あきのものがあってもよさそうだが。
 RS232Cもそうかな?電源スイッチとかランプとかACアダプタもそうだし。
 好みはあるにしろ、部品ごと売っていると有難いのだが。
 そもそも、このLCDって表面のパネル取り付けが考えられていないような。上向きにつけるといいけど。

・後スイッチは結局、ネジ止めのものを買った。タクトスイッチは先端が短く、表に出ないし。
 なんかこういうスイッチも安くて使いやすいのはないのだろうか?
 結局はネジ止めのスイッチが便利だけど、高い!!

・苦労したのはUSBコネクタで秋月のままの位置だとLCDとぶつかって載らない。(TT)
 しょうがないので延長して縦向きにして作った。
 ここは抜き差しするので頑丈でなくては...。

・LCDもPinがぶつかって基板が入らない。
 基板の一部を切り落として、LCDのPinを抜いて直接線材をハンダした。ところがPinを抜くときにLCDのランドが盛大にはがれてしまった。(TT)
 教訓としてはこじって抜くのではなく、暖めながら抜いて、後でまたホールを吸い取るということ。

・そうこうしていたらチップワンストップから部品がきた。
 ついでなので、光デジタルのコネクタもつけた。ちょっと穴位置を間違えた。(TT)

 他にも高さが高くて天井につかえたりするので、スペーサも交換した。

結局、丸1日かかってしまった。
もう1回りおおきなケースにすべきだった。

まあ、無理しておさめると、それなりに無駄もなく小さいので気に入った。

上から見ると...

右側の手前はI2S->S/PDIF変換部分の予定。

前から見ると...

LEDは電源というよりRadyランプでDebugを兼ねていたりする。

後ろから見ると...

Debug用のDSUBがある。ここからプログラムを書き換える。
ついでなので、アナログ出力をつけておいた。

アナログ出力はGNDはGNDにしたいのでMUSEの100uで出力端子から出している。
端子は、もっといいのがいいが、これもネジ止めで作業が楽だし。

チップワンストップからICも着たので今度はそれにチャレンジする。

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USBトランスポート(5)

せっかくVS1053が動いたので、念願のI2Sに挑戦する。

とは言ってもレジスタを設定するだけのようだ。
またソフトリセットでも影響があるようで、その後も設定するようにしておく必要があるようだ。

マニュアルにはこうある。
To enable I2S first write 0xc017 to SCI WRAMADDR and 0xf0 to SCI WRAM,
then write 0xc040 to SCI WRAMADDR and 0x0c to SCI WRAM.

つまり
WriteCMD(0x07,0xc017); /* Enable Addr */
WriteCMD(0x06,0x00f0); /* Enable data */
WriteCMD(0x07,0xc040); /* Enable Addr */
WriteCMD(0x06,0x000c); /* Enable data */
とすればよい。

やってみたのが、これ。

念願のI2Sの波形が出てきた。
観測した実測値と理論値は以下。
SCLK 650ns=1.538MHz 16bit*2ch*48KHz=1.536MHz
MCLK 80ns=12.5MHz 48KHz*256=12.288Mhz
まあ、あっているようだ。

前に記載していたが、このChipはサンプリング周波数を48KHzに変換して出してくる。
これはmp3でもwavでもそうなる。

仕様書を読むと
The I2S Interface makes it possible to attach an external DAC to the system.
はいいとして
Note: The sample rate of the audio file and the I2S rate are independent.
All audio will be automatically converted to 6.144MHz for VS1053 DAC and to the configured I2S rate using our high-quality sample-rate converter.
 とあった。どうもオーディオ形式を一旦6.144MHzのレートにしてサンプルレートを変更するみたいだ。
192KHzよりは高速なので安心もするのだが...。
しかし、6.144MHzでも44.1KHzの整数倍じゃない。
まあ補完の精度はいいみたいだし、予測はされたことだし。

後はこれをS/PDIFに変換するのだが、チップワンストップの部品はまだ届かない。

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USBトランスポート(4)

VS1053と変換基板が届いた。

早速作ってみた。やっぱり0.5mmピッチはつらい。(TT)
おまけにDipのピンも結構混んでいて盛りそばになってくる。
それでも半日ほどかかって配線だけは完了した。

その後、テスターチェックしてPowerOn!!
おおーーー。インターフェイスのやり取りまでできた。

ではクロックを変更して...って、全然動かない。(TT)

H8のコントローラはVS1003では動くので、これは信用してもよさそうだ。

さらに
・テスターチェック
あっている。
電源もテスターで測定してみる。OKだ。

さらに
・虫眼鏡でQFPのハンダチェック
ううむ。何度かやり直すと、どんどん汚くなってきた。
ついているようにも見えるし...。あまりやるとハンダのツヤもなくなり余計悲惨なのでやめておいた。
わかりにくいのはショートしていたときであるが、これもOKのようだ。

これでも動かない。
しょうがないのでロジアナを持ち出した。
インターフェイスはしっかり動いているのだが、VS1053自体が動いていないような。

ここでクロックを疑った。SL811の例もあるし。
端子はアナログPinでシンクロで見てみた。波形もアナログだったりする。

まずは、水晶をソケットにして24.576MHzの水晶を12Mにしてみる。(12.288Mhzが売ってなかったのでそうしたのだが)
これでも動かない。

そこで、発振回路を疑って外付けで発振させてみた。HC04で作ってみた。シンクロではちゃんと発振する。
でも、全然。(TT)

巷の回路図を眺めてみる。
どうもGPIOの0-3を100KでGNDにプルダウンしている。
ここを見るとGPIO0だけそう書いてあるのでそうしたのだが...。
100Kぐらいなら内部でやってくれてもよさそうだし。

と思いながらI2Sを除くGPIO0-3を100Kでプルダウンする。

すると...動いた!!(^^v
なんかシビアだよなあ~。他にもケーブルでXDCSにノイズがのるようで22p入れておいた。
(VS1003でも入れたような...。)

これでとにかく動いた。
教訓は...使わないpinは処理しておくこと...。当然か...。

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USBトランスポート(3)

+5から-5Vを作成して作ったプリアンプであるが、NJM4580DDで失敗した。
このICは廉価でいいのだが、どうも好き嫌いがあるようだ。

電源電圧なのかオペアンプかはっきりしなかったのでオペアンプを変えてみた。
NJM4556ADというChipだ。
印象は結構変わって、随分よくなったように思う。少なくともラジオを脱した感じがする。(^^)
+12から-12Vを作ったLM411もいい感じだし、オペアンプでこうも変わるのか...。

せっかくなので利用方法を考えた。
結局、省電力BGMアンプのプリアンプにした。
これにもゲインがあるのでゲインは1段下げて、JSP用にバスブースト回路をつけた。
この手は簡単にできるので有難い。

おかげで、ちゃんとしたバランスのアンプになった。
何より電気を食わないエコなので、メインアンプにしたくなってきた。
1電源でコンポになっているのも有難い。お手軽だし...。

音質はと言えば、スピーカはTangBandでエンクロージャはJPSの8cmそのまま。
入力はmp3プレヤーで、このプリアンプと秋月のD級アンプ(^^!
なんか入力からアンプまでが激安の構成で、こんなんで大丈夫か?と思うが、意外にもかなりいける。
入力がmp3なのでピュアオーディオには程遠いのだが、そこらのコンポ程度以上の音がする。
多分、スピーカ+エンクロージャの特性ではないかと思う。
逆に言えば、アンプは結構素直でよい特性をしているとも言える。

とは言ってもやはりmp3はmp3で、wavを聞くと落差がわかる。というかそういうのがわかるというのは大したものなのだろう。

BGMは聞き込むわけでもないので、これでOKとしよう。
3.5”ケースはもう満杯になった。
本題のVSXXXXのプリアンプの目処もついた。

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USBトランスポート(2)

今度は少しアナログ回路を検討することにした。

トランスポート自体はデジタルなのだが、アナログ出力もほしいのが人情というか。
ところがVS1053の出力のコモン端子はGNDではない。
単一電源なので、中心にはバイアスがかかっている。
それもそうだし、一般的にヘッドホンの出力はLineOUtより小さい。
なので+5V単一電源のプリアンプを検討してみた。

ただ単一電源だとマイナスに振ることができない。
そこで秋月の電圧コンバータ LTC1144CN8を使用した。
これは例えば+5から-5Vを作成できる。また発振周波数はオーディオ帯域以上に設定可能である。
但し、スイッチングには違いないのでフィルタなどで十分ノイズをとる必要がある。
オペアンプはNJM4580DDにした。
入力はVS1003の出力を作動増幅し、信号にコンデンサは一切使わないDCアンプにしてある。

できたのはこんな感じ。

で、聞いてみた。
「げげ!!なあにこの音!!」という感じ。(TT)
なんだか、いきなりラジオの音っていうか、篭って低音も出ない。思わず、壊したくなった。(TT)
動作そのものはまともだし、ACアンプではなく作動のDCだ。
残る問題は電源とICなのだが...。

実は、この回路+12から-12Vを作ってLM411でプリアンプとして使用している。
これはまともでクリアーに動くし劣化も見られない。
なのでNJM4580DDそのものか、電源電圧の低さに起因すると思われる。

結局、この回路はあきらめた。(TT)
今は、後段から12VをもらってLF411で使っている。

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USBトランスポート(1)

せっかくできてきたので題名を変えた。

SDトランスポートにあやかってUSBトランスポートにすることとした。

ただ何度も思うのだが、5万も出せば、ビクターのEX-A150が買える。
アンプ・スピーカなどというものもついているが、
・光出力がある
・WAV(リニアPCM)が再生できる
のでUSBトランスポートとしても使えるはずである。
もっともアンプの分、電気を食うのでエコとはいえないが、そもそもピュアオーディオ自体がエコでもないような気がする。

SDでトランスポートを作成しておられる人を見かけるので、そう単純でもないのかもしれない。
個人的にはWAVにしちゃうとCD1枚で640Mも食うので
・32GのUSBでもCD50枚(十分か...)
・なんならHDDに入れて...(転送はOKなのか?)
とか考えてしまう。

まあ、そういうことはおいておいて、とりあえず先に進めることにする。
目標は44.1KHz16bitステレオ(つまり普通のCD)までとする。
それ以上を求めると、今度は再生装置側が問題だろう。

現状
・USBからFATでWAVを読み出し
・VS1003に転送しWAV再生で問題がない
ところまでは確認した。
ケース加工は全然だがプロトとしてはバラックの方がやりやすい。

すると残るのは
1)VS1003を変更してVS1053にする
 これで設定でI2Sが出せるようになる。
2)CS8406でI2SをSPDIFに変換する
 ハードモードもあるのでプログラムは不要らしい
という作業になる。

 どちらにしても部品を集めなくてはいけないが、それなりに特殊というかポピュラーでもない。

1)VS1053関係
 VS1053はChipでは秋月でも販売されている。ただモジュールとなると、なかなか...。
 スパークファンで扱っているのを見つけた。
 これだと「QFP44pinのハンダ」「レギュレータ」「水晶」からは開放される。$25も悪くないような。

 ただVS1003でやっていて思ったのだが、電源は思ったより綺麗ではない。まあ、電池式のメモリプレヤーと比較してはいけないが、かなり高周波ノイズが観測される。聞いた分にはさほどわからないが、やはり気になる。
 VS1053はアナログとインターフェイス電圧が同じ3.3Vになっている。このあたり分離したいのだが、スパークファンの回路図ではつがなっていた。(TT)全部綺麗なのを入れればいいのだろうけど。
 1.8Vはデジタルなのでこれはどうでもいいかもしれない。

 自作の利点はやはり「電源が自由」ということだと思う。(面倒には違いないが)
 アナログ出力もほしいので、自作に走る前提で検討する。
 水晶であるが12.288MHzというのは意外に入手できない。(TT)ただ仕様書を読むと、倍の24.576MHzでもレジスタ設定では動作するようである。
 秋月だと3.3V/1.8Vのレギュレータ・24.576MHzまでが入手できる。ただQFP44pinの変換基板は扱っていない。(TT)VS1011はモジュールなんだし、VS1053も出してほしいような。
 変換基板であるが、マルツなどから入手できる。(通販前提ってことで。)

2)CS8406関係
 これは共立エレショップにある。(高いけど)チップワンストップの方が少し安い。
それより光コネクタがなかなかない。
 共立ではTOTX173や177を扱っている。177は価格も手ごろなのだが、これは+5Vのものだ。
+3.3VとなるとTOTX147になるが、これは扱っていない。チップワンストップにはあるが、こちらは共立より高い。
 そもそもこの手は需要がないのか生産終息なのか、東芝のHPにも記載が...。
 パルストランスで同軸という選択もないではないが、今なら光だろうと思ったが意外だった。
 後、CS8406はTSOPなので変換基板を秋月で買う。

できれば、
・5V及び3.3V電源両用
・5Vトレラントのインターフェイスバッファをつけ
・アナログの出力(これはVS1053の出力でよい)
・I2Sをデジタル光端子に出力し
・内部I2Sをランドに出してある
VS1053モジュールがあると嬉しいというか即買いに思うが...。
このあたりホビストは部品集めにもハンダにも苦労すると思う。

それやこれやでようやく発注することができた。

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