USBトランスポート(1)
せっかくできてきたので題名を変えた。
SDトランスポートにあやかってUSBトランスポートにすることとした。
ただ何度も思うのだが、5万も出せば、ビクターのEX-A150が買える。
アンプ・スピーカなどというものもついているが、
・光出力がある
・WAV(リニアPCM)が再生できる
のでUSBトランスポートとしても使えるはずである。
もっともアンプの分、電気を食うのでエコとはいえないが、そもそもピュアオーディオ自体がエコでもないような気がする。
SDでトランスポートを作成しておられる人を見かけるので、そう単純でもないのかもしれない。
個人的にはWAVにしちゃうとCD1枚で640Mも食うので
・32GのUSBでもCD50枚(十分か...)
・なんならHDDに入れて...(転送はOKなのか?)
とか考えてしまう。
まあ、そういうことはおいておいて、とりあえず先に進めることにする。
目標は44.1KHz16bitステレオ(つまり普通のCD)までとする。
それ以上を求めると、今度は再生装置側が問題だろう。
現状
・USBからFATでWAVを読み出し
・VS1003に転送しWAV再生で問題がない
ところまでは確認した。
ケース加工は全然だがプロトとしてはバラックの方がやりやすい。
すると残るのは
1)VS1003を変更してVS1053にする
これで設定でI2Sが出せるようになる。
2)CS8406でI2SをSPDIFに変換する
ハードモードもあるのでプログラムは不要らしい
という作業になる。
どちらにしても部品を集めなくてはいけないが、それなりに特殊というかポピュラーでもない。
1)VS1053関係
VS1053はChipでは秋月でも販売されている。ただモジュールとなると、なかなか...。
スパークファンで扱っているのを見つけた。
これだと「QFP44pinのハンダ」「レギュレータ」「水晶」からは開放される。$25も悪くないような。
ただVS1003でやっていて思ったのだが、電源は思ったより綺麗ではない。まあ、電池式のメモリプレヤーと比較してはいけないが、かなり高周波ノイズが観測される。聞いた分にはさほどわからないが、やはり気になる。
VS1053はアナログとインターフェイス電圧が同じ3.3Vになっている。このあたり分離したいのだが、スパークファンの回路図ではつがなっていた。(TT)全部綺麗なのを入れればいいのだろうけど。
1.8Vはデジタルなのでこれはどうでもいいかもしれない。
自作の利点はやはり「電源が自由」ということだと思う。(面倒には違いないが)
アナログ出力もほしいので、自作に走る前提で検討する。
水晶であるが12.288MHzというのは意外に入手できない。(TT)ただ仕様書を読むと、倍の24.576MHzでもレジスタ設定では動作するようである。
秋月だと3.3V/1.8Vのレギュレータ・24.576MHzまでが入手できる。ただQFP44pinの変換基板は扱っていない。(TT)VS1011はモジュールなんだし、VS1053も出してほしいような。
変換基板であるが、マルツなどから入手できる。(通販前提ってことで。)
2)CS8406関係
これは共立エレショップにある。(高いけど)チップワンストップの方が少し安い。
それより光コネクタがなかなかない。
共立ではTOTX173や177を扱っている。177は価格も手ごろなのだが、これは+5Vのものだ。
+3.3VとなるとTOTX147になるが、これは扱っていない。チップワンストップにはあるが、こちらは共立より高い。
そもそもこの手は需要がないのか生産終息なのか、東芝のHPにも記載が...。
パルストランスで同軸という選択もないではないが、今なら光だろうと思ったが意外だった。
後、CS8406はTSOPなので変換基板を秋月で買う。
できれば、
・5V及び3.3V電源両用
・5Vトレラントのインターフェイスバッファをつけ
・アナログの出力(これはVS1053の出力でよい)
・I2Sをデジタル光端子に出力し
・内部I2Sをランドに出してある
VS1053モジュールがあると嬉しいというか即買いに思うが...。
このあたりホビストは部品集めにもハンダにも苦労すると思う。
それやこれやでようやく発注することができた。
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