Wed
Apr 28
2010
USBトランスポート(2)
今度は少しアナログ回路を検討することにした。
トランスポート自体はデジタルなのだが、アナログ出力もほしいのが人情というか。
ところがVS1053の出力のコモン端子はGNDではない。
単一電源なので、中心にはバイアスがかかっている。
それもそうだし、一般的にヘッドホンの出力はLineOUtより小さい。
なので+5V単一電源のプリアンプを検討してみた。
ただ単一電源だとマイナスに振ることができない。
そこで秋月の電圧コンバータ LTC1144CN8を使用した。
これは例えば+5から-5Vを作成できる。また発振周波数はオーディオ帯域以上に設定可能である。
但し、スイッチングには違いないのでフィルタなどで十分ノイズをとる必要がある。
オペアンプはNJM4580DDにした。
入力はVS1003の出力を作動増幅し、信号にコンデンサは一切使わないDCアンプにしてある。
できたのはこんな感じ。
で、聞いてみた。
「げげ!!なあにこの音!!」という感じ。(TT)
なんだか、いきなりラジオの音っていうか、篭って低音も出ない。思わず、壊したくなった。(TT)
動作そのものはまともだし、ACアンプではなく作動のDCだ。
残る問題は電源とICなのだが...。
実は、この回路+12から-12Vを作ってLM411でプリアンプとして使用している。
これはまともでクリアーに動くし劣化も見られない。
なのでNJM4580DDそのものか、電源電圧の低さに起因すると思われる。
結局、この回路はあきらめた。(TT)
今は、後段から12VをもらってLF411で使っている。
by at 09:00
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