ナチュラルダクトスピーカ(8)
なんとなくわかったようなわからないような。(^^!
つまりは中音の減衰を狙った構造のような。違うのかな?
それでもこれをエンクロージャでやるのは凄い。
で、そのままでは面白くないので、新ナチュラルダクトを試してみたくなる。(^^!
まあいきなりそこへ行くと本家の効果はわからなくもなるが。
【設計要点】
1)エンクロージャは通常の推薦のバスレフで設計する
これでもし失敗してもとってしまえばバスレフとしては機能するので無駄がないというか。
そもそもエンクロージャの容積を下げるのは仕切り板でできるが広げるのは作り直しになる。
ただ注意しなければいけないのはスピーカ選びというか全体容積である。
後でプラダンを入れるが、容積が大きいとかなり盛大に入れないといけない。
元々小さなエンクロージャが推薦されているスピーカがやはり好ましいと思う。
やむをえない場合に対して、「中仕切り」を追加できる構造にしておく。つまり容積を減らせる構造。
2)但し長辺は以下を確保する
ダクト長さをエンクロージャに納めるとして作者の例だと
8cmスピーカの場合:20cm+5cm=25cm以上
10cmスピーカの場合:30cm+5cm=35cm以上
12.5cmスピーカの場合:32.5cm+5cm=37.5cm以上
が必要。5cmは周辺からダクトまでの距離。
3)バスレフのポートはダクト型ではなくスリット型にする
これは作りにくいからというぐらい。
ポートでもできないことはないだろう。(ストローを曲げるとかやればできるだろう。)
以上を守ったバスレフ推薦箱を作れば、新ナチュラルダクトの実験もできる。
まあなのでエンクロージャは小さいというより推薦箱そのものの大きさになる。
で内部に入れるプラダン部分の設計である。
1)長辺は以下を確保する
ダクト長さをエンクロージャに納めるとして作者の例だと
8cmスピーカの場合:20cm以上
10cmスピーカの場合:30cm以上
12.5cmスピーカの場合:32.5cm以上
やや不ぞろいが良いのかもしれない
2)実際のポート側の開口面積は推薦バスレフと同じにする
つまり後のプラダンは全てふさぐ
3)プラダンの内部側の開口面積は最低スピーカの有効面積以上
大きければ大きいほど効果があるような。
4)プラダンの容積はエンクロージャの半分程度にする。
プラダンの容積をエンクロージャから引いた場合の共振周波数を求める。例えば500Hzとかになるとすると500KHz以上の帯域で減衰するような感じになるような。なのでここの周波数は大事。
プラダンで容積を下げることになるが、容積が大きいとプラダンを盛大に入れることになる。
多分、このあたりが一番の問題で、推薦箱が2L程度なら半分埋めればいいが、推薦箱が5Lで500Hzにしたいなら4Lほど埋めるはめになりかねない。そうでなくても2.5L埋めるのは大変だ。
これもあって作者は「小さな容積のエンクロージャ」を狙っているように思う。
スピーカも例えばFE87よりはFE83が有利である。それでも大きいし、どうしても設計的に面白くない場合は中仕切りを付ける。実際問題、作者のスピーカはそう作られているので、これが現実的なのかもしれない。
中仕切りをつける場合は容積計算などは作者の実寸から割り出して決めれば良いように思う。実績もあるわけで。
このようにすれば多分、ナチュラルダクトとして働くように思える。
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