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P610を聞く(4)

1ヶ月近くP-610を聞いてきた。

それまでは、Labo-XにはDENONのD-0805007-040という4.5”のミッドウーハー+ツイータをつけていた。PPコーンで結構しっとりした音もするし量感もあってaboさんともこれがBestではないかと。(価格も考慮してのこと。)
聞く音楽によっては、違うと思うが共鳴管はそんなにスピード感があるような印象でもない。柔らかい音でゆったりした感じ。
上のユニットは丁度そういうのにはまっていて、良い感じで聞ける。同様にTangBandの4.5”のPPウーハーも似たような傾向をもっている。ちょっとハイあがりになるのを気にしないのならこちらも選択肢なので次点にしておいた。

でP-610なのだが、いろいろ(と言っても自分の好きなジャンルの曲しかないが)聞いてもDENONのD-0805007-040の方が好みだ。値段でも名声でもなく、純粋に音で。
P-610そのものは悪くないというか時代も考えれば今でもそれなりの音を聴かせるしバランスも良い。ただ、「乾いた音」というかそういう感じで潤いが少ない。

そういうのを好む人も多いと思うので、別段P-610が悪いわけでもないが。その昔聞いた時はそういう比較もしなかったし。時代も考慮すれば名機だと思うし、聞いた中でも決して悪い部類ではないが...。

で結局はLabo-xはDENONに戻してしまった。(^^!
TQWTは元々がTangBandでこれはこれで一応完成というか。これまたDENON並のしっとりした趣をもっている。Labo-Xに低音の伸びは10Hzほど負けるが、低音の音圧は高く(つまりロー上がり)なので不足とかそういうのはない。単に設計が少し狂ったというか。ただそのままの方がいいのでそうしてある。Verodyneなどはもっとロー上がりだったし、それから見ればフラットにまだ近い。

一度は聞きたかった名機なので後悔はないが、好みも多様化したものだと。

by   at 09:00
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