¥1000で作るニアフィールドスピーカ(7)
と、ここまで作って振り返るとPCスピーカの要件というのがある。
1.場所をとらない
これは人によって違うかもしれないが、「皆無に近い」のが理想だろう
2.音質に関しての制約
特に容積を下げると低音が出ない。これは我慢するしかない。
但し、中高音は透明感が必要。とにかくクリアーな音質が必要。
3.ニアフィールド独特
BGMではないので、聞く位置は固定的。また小出力でよい。
で、今回のものはそれにかなり合致しているのだが最適かといえば他にもアイデアはある。
1.市販品改造案
以下のものは実売¥1000を切る
<良いと思う部分>
・小さくて大半のLCDの下における
・2”のスピーカである。(今の1.5”よりは有利だと思う)
・アンプがついている。5V単一。
・安い(作ってもこれ以上になる)
・スタイリッシュ(工業製品だし)
というので、これを買って改造する手がある。
改造は
・左右をサランナップの筒で連結する(容積Up)
・アンプをD級にする。(このChipはアナログアンプ)
・なんならスピーカーを別の2”に取り替える(AuraSoundなど)
などとやればかなり期待できるかもしれない。
そのままでもいいかもしれないけど。
2.さらにUpするアイデア
夢も含めて考えていたこと
・ダクトの音道を長くする。
ダクトは長いほど・細いほど低い音が出る。ただ細くすると量感が減るので、長くしたいが、これも難しいのでリングダクト方式やスパイラル方式などが考えられている。
バックロードホンも共鳴管も似ていて1/4波長で1mでも100Hzぐらいになるがその音道の確保が難しい。
で、思ったのはラップの筒の部分の改造。
・スパイラルにすると音道が長くできる
左右からからまったようなスパイラルにする。プラスチックの成形なら簡単かもしれないが、自作するのは至難。そこで細いビニールホースで作ってみようとも思ったが...やめてしまった。
・低音の増強
上の音道の話もそうだが、低音がもう少し欲しい...
今のサイズなら無理すれば2”のスピーカが入る。面積で2倍になるので期待できる。
ユニットを変える。AuraSoundのNSW2-326-8Aあたりならある程度...。
ドロンコーン構造をもたせる。多分有利に働くと思う。
LCDの裏側も利用すれば、というかエンクロージャを上にものばしていいかも。3”のスピーカーが使えればもっと狙えるのに...。
・工作の容易化
左右は空き缶などでもいいかも。180mlだし。
などを買えば簡単に工作できる。
ペイントしちゃえばわからないし。空き缶は直径が5cmなので収まりはいいが、2”だときついかもしれない。丸型で丁度かそんな感じだろう。
65Hzまで出ればなあ~という感じ。
感覚的には改造するのが一番近道かも。
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