P610を聞く(2)
P-610DBが届いたので早速L-aboxにつけてみる。
fo=70HzなのだがL-aboxだと低音は気にならないかも。
20KHzまで出るらしいので、ツイータを外す。
盲板をつけたら外観がいまいち。
スピーカーのコーンの色あせもあってかなりレトロ風。
全般的にそうならバランスもとれるのだが...。
そのうちサランネットでも作ろうかな?
今は目をつぶって聞いてみよう!!
で感想。USEDなのでエージングは十分だろうし。
音はDS-160Fと違ってキンキンはしていない。
今の感覚からするとフレームもそうだしマグネットも頼りないがしっかりした音がする。しっとりというより乾いた音。
低音も強くはないがそこそこ出るし中高音とのバランスもいい。6.5”にしては中高音は綺麗な感じ。
こんな感じだったかなあ~みたいな感じ。エンクロージャは昔聞いたのはでかいバスレフだったので純粋に比較はできないし。美化されているかも。
それまでLabo-XにはDENONのD-0805007-040という4.5”のミッドウーハー+ツイータをつけていた。PPコーンで結構しっとりした音もするし量感もある。
それと比較すると、低音の量感も下がるししっとりした雰囲気もなくなっている。
好みかもしれないがP-610という冠がなく、ただ聞くとDENONの方が好みかもしれない。
P-610が悪いということでもないが、時代を考えると40年前ならすごく良い音に違いない。低音から高音までバランスもいいし、中高音も口径から想像するよりずっと綺麗に出ている。後、音圧が92dBと結構大きくエコというか非力なアンプでもかなりでかい音を出せる。そもそも7Wのものだし。
個人的な評価で
DENON D-0805007-040 + Vifa BC25SC75-08 + SH72TZ-10
特性:☆☆☆☆☆
低音:☆☆☆☆☆
高音:☆☆☆☆☆ ツイータをつけた場合
音質:☆☆☆☆★
加工:☆☆☆ フランジが斜め(座繰り加工はかなり難しい)
外観:☆☆☆☆☆
価格:☆☆☆ 3,360円/セット + 1,160円/セット + 890円/セット
DIATONE P-610DB
特性:☆☆☆☆★
低音:☆☆☆☆★
高音:☆☆☆☆☆
音質:☆☆☆☆
加工:☆☆☆☆☆
外観:☆☆☆ (安っぽいし年代で殆どは退色している)
価格:☆☆☆ (オークションで時価になる)
かな?
最近しばらく聞いていて思うのは...
・特に何かが飛び抜けて良いわけではない
逆の意味でこれと言って悪いところもない。
無難なようで案外これは難しいことかもしれない。
・音は乾いた感じで解像度もそこそこみたいな感じ。
大事に思ったのは聞き疲れしない。高音にしろ刺激音というのがない。
40年以上前にあったスピーカーで価格も考えるとやはり凄いものには違いない。
多分、もっと特性の良いものは存在するとは思うが、
・小出力のアンプなどでちゃんと鳴る効率
・クセがなく聞き疲れしないやわらかな音
というのを考えれば優れたユニットだと思う。
ちなみに6.5”でaboさんとの評価によれば
Dynavox LW6005GR
以外はあまり良いものがなく、フルレンジ1発も考えればP-610DBも6.5”では間違いなく良いものである。
L-aboxでの評価のベストユニットである
DENON D-0805007-040 + Vifa BC25SC75-08 + SH72TZ-10
とは好みになるかもしれない。
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