ナチュラルダクトスピーカ(3)
残りは以下...
3)ダクトにはプラダンを用いる。空気漏れは厳禁
これは設計というか注意事項だろう。
接着は両面テープの例が多く、隙間補填はホットボンドを使うと良いとある。
このあたりどうでもいいのかもしれないが、わざとプラダンを露出するようにデザインされている。
なんとなく隠したほうがよさそうに見えるのだが...。
まあ、それはどうでもいいか。
4)ダクトの開口部は大きな空間が必要
これもデザインなのであるが、ダクトが上を向くことになる。
本来は前に出たらいいのだが、ダクトは(開口面積が大きいので)かなり長くなり難しい。
ダクトが曲線ならいいのだが。どこかでそういうのを販売してほしいが。
前と同様に横も難しい。
ただ、トールボーイ風にした下というのはあるかもしれない。小さくした意味は薄れるけど。
5)ダクトの4/5はふさいでしまう
ここもミソではないかと思うし、作者もそう述べられている。(重低音の秘密?)
もし、ダクトをふさがなかったら、そこはスピーカ容積になるとしてもポート共振周波数は140Hz程度である。
しかし、ここで4/5をふさいだとすれば、ポート周波数は65Hzまで低下する。
作者のページから引用するとここが不思議。
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良くは解りませんが内容積の増加と開口面積の低下で共振周波数が下がっているのがわかります。
(ここはそう思います。)
さらに言えば、共鳴周波数以降は音圧が急激に下がっていきますが、それ以前では、以前の音圧をキープしたままで共鳴周波数まで、共鳴の山が低くなるにもかかわらず、低音が引き出されるのです。共鳴する力が弱まれば、音圧は減るはずなのに。
(このあたりは実に不思議です。でもデータも掲載されてますし。)
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6)その他
これで設計できそうですが、幾つか情報を
・スピーカはバッフルの中央ではいけない
定在波の影響があるため
・スピーカの背面を利用するのでリブなどを削ることが必要な場合がある。
スピーカによります。
・ダクトは周辺から3.7cm(?)離す。
実はこのあたりよくわかってない。多分5cm程度がいいようだ。
構造上、ダクトが出っ張るので短いと美観的にはいいのだが、それだとダクトにならない。
・スピーカとダクトは平行でない方が良い?
これも良くわかってない。
作者のものは「ダクトを(少し)寝かせたもの」「スピーカを(少し)寝かせたもの」がある。
容積という話もあるが、それならもっと効率的な方法もあるし、それよりはダクトへの効率的な反射(?)を狙ったのかもしれない。
デザインという感じもしないし。(^^!
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