ダークホース・エクリプス
バトルロイアルの結果でさすがに秋月は気が引ける。
ものは高い価格なので、そんなに気にすることはないような気もするが...。
JSPの順位があがったこともあるし、abo-xのQWT系・TQWTの共鳴管・JSPは自作としてはまあまあの成績だがその次まであいている。
伯耆さんからお借りしているのでタイムドメイン型のエクリプスというのがある。
タイムドメインminiと似ているのだが、もう少し大きい。
大きいとは言ってもニアフィールドでも通用する。
こんなようなもので8cm。
で、とても低音が出るとは思えない。
でも508は55Hzになっているし、10cmの510は45Hzになっている。
ここが曲者で(-10dB)となっていて、フラットから10dB下がった周波数。
よくわからないので探したらTD508の特性を採取された人がいた。
http://exp.bakufu.org/exp001_508.htm
http://exp.bakufu.org/exp044_508-02.htm
軸上30cmはあまりにもニアなので、50cmのデータを見る。
どう見ても...100Hzだし、なんか300Hzあたりに変なディップもある。
30cmでも120Hz程度に見えるし、多分ダクトが60Hzを狙ったせいか、そこもディップがある。
これで55Hz(-10dB)で原音忠実再生なのかしら?
などと考えながらしばらく使っていなかった。
よく「タイムドメインだと声がよく通る」といわれるが録音音声から低音をバッサリ切ると「かぶり」「残響」がなくなるので声は聞きやすくなるのでそのせいのような。
で、その後これまた低音が売りとは言えない波動もどきを自作していて邪魔でエクリプスの後ろにおいていた。
物語はここからはじまる...。
つまりはJSPの上は物置状態だった。
この前は波動もどきがなかったので20cm以上は背面距離があり、その状態で聞いていた。
でマイクをロアスに変更したので久々に周波数特性をとってみた。
結果をみて驚いた。60Hzから出ていると言っても過言ではない。55Hz(-10dB)というのも素直に納得できたりする。
あわてて音楽に切り替えた。実際に音楽を聴いてもまあTabo-xまでとは行かないが、60Hzという低音はかなり優秀。サイズがサイズだし。
スピーカの波形は
http://exp.bakufu.org/exp001_508.htm
と似ていて、低音の大半は背面ダクトから出ている。
どうも波動もどきスピーカは丁度ダクト背面にあってうまく反射させているようだ。
なんだか低音が足りないものが支えあって低音を出す姿に感動すら感じる!!
「助け合えば不可能はない!!」みたいな...。
片方は壁から20cm以上は離れてたので、さすがに出なかったがこれも背面を壁に近づけると出てくる。
それに卵型のせいかデザインなのかダクトは斜めになっているので、丁度150φのボイド管がしっくり来たようだ。
ユニットそのものは8cmだが、それなりに低音はでるが、ダクトを期待しないとせいぜいが100Hz。それがダクト反射だけで60Hzまでフラットになる。
ディップは相変わらずだが、卵型でもこうなのか...。
いずれにしても8cmのこのサイズでは優秀な部類になってきた。
新しいベスト。
5位.abo-x 50Hzクラス (10cm:QWT)
ユニットは松下電器 T10P45A6。
4位.エクリプス60Hzクラス(8cm:タイムドメイン)
反射板を置くのが前提で。
3位.TQWT 50Hzクラス(10cm:TQWT)
3位.JSP 45Hzクラス(10cm:JSP)
2位.Tabo-x 40Hzクラス(10cm:QWT)
2位.Verodyne 40Hzクラス(16cm:ドロンコーン)
1位.Labo-x 30Hz(10cm:QWT)
ちょっと驚いた。
設置に関しては
http://www.eclipse-td.com/download/pdf/manual/j_TD510_TD508II_manual.pdf
に説明書があるのだが設置に関しての説明は皆無。
まじめにやれば、このサイズでも50Hzぐらは出せるかも。
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