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自作エンクロージャ(8)

8cm+サブウーハも悪くはないが、やはりここは普通になんとかしたいところ。
使うのなら16cmフルレンジ1発でこれを狙いたい。
ただ、サブウーハのような制御は利かないまでも、質感・量感は得たい。

それならJSP方式で16cmでやれば出そうに思うが、それでも解の1つだと思う。
もう1つは、JSPほどではないにしろ、
・Qは高くても良いので効率の良いユニットを使う(92dbとか)
・容積は十分にとる(foを下げる)
みたいな設計の方がエコだしのびのび鳴ってくれそうに思う。

それで、まじめなバスレフを作ってもいいのだが、「容積」で引っかかる。
60Lともなると、やはりそれなりの設置空間が必要になる。
ただ見渡すと、例えば本棚と天井の間とか、使えない空間でもない。

結局、以下のことが成り立つと面白いと思う。
・スピーカはちゃんとしたバッフル板につける
・それを直接床というか設置場所に置く。
 つまりスピーカの振動はここから床に伝わる
 タイムドメインほど積極的ではないが、エンクロージャには振動は伝わらない。
・それとは別にエンクロージャを用意する
 但し、これは強度は要らない。箱なりすれば防振材などを貼る。
 それは、ただバッフルを囲むだけの存在にする。バッフルからの振動は受けない。
 極端に言えば「ダンボール箱」でも良い。
 逆相の音との干渉はこれで結構防げるが、強度が弱いのでバスレフっぽい動作が心配。
 基本的にエンクロージャは内部の音圧でも振動しない強度がいる。(程度問題だが)

すると、容積は大きいが
・自由な大きさ&形で
・軽いエンクロージャ
ができる。これは天井空間にはもってこいかもしれない。

というので再び背面開放型のエンクロージャを引っ張り出す。
それにダンボールをかぶせる。
デザインは成功したら考えるということで。
本当は、バッフル部分は床に固定したいが、今はあきらめる。

ストーブのダンボールが丁度60Lなのでそれをかぶせてみる。
デザイン以前にゴミ同然のムードがある。(TT)
それでも気をとりなおして聞いてみる。
低音は確かに出るが期待ほどでもない。
背面開放よりは低音が伸びている。
雰囲気的にはJSPの8cmと互角というかそういう感じの低音は出ている。確かにもっと硬い材質で作った方が効果的にも思えるが、この軽さが捨てがたい。
プラダンなどは案外いいのかもしれない。ちょっと吸音ぽっくはないし。
しかし、波動スピーカも紙の筒なので紙が悪いわけでもないだろう。天井に吊るしたいという考えはあれと似ている。
質感はやはり16cmだけあって、少し重たい音に感じる。但しフラシボー効果かもしれない。

ちゃんとやるかどうか悩ましい感じがする。
JSPの8cmに比べると4倍はでかいので、場所は食う。
但し、軽いので本棚の上とか空いた空間は利用できる。
見てくれは良くないが、外周に壁紙でも貼れば見られるようにはなるだろう。

ただ正直なところ、低音は出るが、質・量とも満足な低音でもないのも事実。
多分、16cmでまじめにJSPにした方が、無難にも思える。
これはこのままにしておいて「30分で遊べるエンクロージャ」というのもいいかもしれない。
サブウーハをつけるには「少し足りない」ぐらいなのだが、その「少し」がなかなかだ。
「紙」のエンクロージャは魅力があるのだが。

by   at 09:00
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