測定マイクを変える
今まで秋月のコンデンサマイクの無指向性を測定に使っていた。
これはスピーカやダクトなど近傍でとるには良いのだが、試聴位置が思わしくない。
試聴位置は、当然であるが、普通の物音は入ってくる。
例えば、足音・車・鳥の声・犬の声・クリック音などなど。遠くでJRの音おあったりする。田舎でもこういう状態だ。
エアコンなどもひらうし、扇風機もひらうので止める。
ただ数分静寂が続くかというと、これが何かの拍子にひらうと測定がやりなおしになる。
とにかく100Hz以下で結構ひらう場合が多い。
WSは大変良いソフトであるし重宝している。
ただWGとは連動していない。それがいい場合もあるが、リアルタイムFFT変換なのでWGが出した周波数とその整数倍以外を切り捨てるモードがあるとSNは格段あがる...が歪みがわからなくなりそう。まあモードの1つで「うるさい環境用」みたいなものがあると嬉しかったりする。
その前に自分でできることを考える。
足音とか振動の話はこれはブームスタンドを買うとほぼ解決した。
・KC ブームマイクスタンド ブラック MBCS/BK
を使っている。
マイクの位置が自由に調整できて手で持たなくていいし、足がゴムなので振動をひらいにくい。
測定そのものの効率は格段あがるが、折りたたみ式(これもいい)なので、設定とい始末のほうに時間がかかる。(^^!
問題は外部雑音である。特に道路の音は予期せず入ってくる。
対応としては
・(車の少ない)夜中とか朝方(早朝)にやる
・アンプの音量を上げて大音量にする(ノイズに負けない)
であるが、両方やると近所迷惑。(TT)
そこで考えたのが「指向性マイク」で「外部騒音はとらない」という方法。
ただ、これは良くないのだろうとも思う。というのも試聴位置は部屋の反射とかそういうのも一緒に聞いているわけで、スピーカ音だけではない。なので「本当に聞いている音」というのは無指向性が正しいとは思う。
ただ、
・外部騒音がひどい(生活している分には問題はないが)
・再現性をあげたい(部屋の影響を下げたい)
場合に故意にやるのは悪くないと考えた。
そこで目をつけたのが、パラボラマイク。
・ロアスのMMP-04
もしかして唯一かも。
どうもTV電話とかWeb会議用で開発されたものらしく、その方面でも評価は良い。これも無指向性だと困ったりする。
もう1つエレコムのUSBマイクのHS-MC02UBKも試してみた。
ただ、これは
・USBマイクで出力がないのでPCで出力設定などが必要になる
・高域が思ったほどよくない
というのでやめてしまった。
方向は調整できるし、指向性もあるようで、SNはよくなった。
何はともあれ、秋月と相関をとってみると、ほぼ似たような感じ。
そもそもが、試聴位置の背後も結構な空間があるので部屋の影響がそれほどないのだろう。どこでもそうなるのか?はわからない。
SNはといえばこれは格段に良くなった。(^^v
丁度、聞こえにくい場合に耳に手をあてるが、あれと似ているのだろう。
外部音でもパラボラの対象以外の音は低減されているようで、それがSNのよさになっている。
これでしばらく測定してみることにする。
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