JSPリベンジ
バトルロイアルの結果でもないが、まあ秋月のは完成品なのでしょうがないとしてJSPの8cmはハンデが大きい気がする。
そこでユニット交換してみることにする。
本当に久々の改造。
JSPはHPを見ても8cmだと50-70Hz、10cmだと40Hz-60Hzは出ている作例が多い。
自分のは8cmで60Hzから65Hzと言った感じ。
でもさすがに10cm用のエンクロージャを再製作する元気がない。(TT)
そこで入れるユニットを検討。
選んだのはNS4-255-8D(AuraSound)。ウーハーになる。
この特性を見てみると、5KHzほどでクロスさせてツイータをつけたほうがよさそう。また84dBと能率は低めなので、アッティネータも必要。
まあエンクロージャを再製作するよりは早そうだ。
問題は10cmを8cmのエンクロージャに入れるとJSP方式が成立しなくなる危険性がある。(容積不足)
ただバスレフとして機能してもそれなりだろうし、全く機能しないわけでもなさそうだ。
そもそも再製作を避けているので失敗しても戻せばよい。
で、結果
5位.JSP 65Hzクラス(8cm :JSP方式)
たっだのが
3位.JSP 50Hzクラス(10cm :JSP方式)
ここまで浮上。
3位.TQWT 50Hzクラス(10cm:TQWT)
2位.Tabo-x 40Hzクラス(10cm:QWT)
2-3位の容積からすると、まだ小さいほうになる。
まじめに10cmエンクロージャにすると、40Hzは出るだろう。
作例でよかった方式のまとめ。
条件としては10cmのユニットでフラット50Hz(以下)の低音を再生するエンクロージャ。
50Hzまでフラットなものを聞いて「低音不足」という人はまずいないと思う。(好みはあると思うが。)
多分バックロードホンでも大型エンクロージャで実現できると思うが、作例も多いので情報には苦労しないだろう。工作技術からすると以下はバックロードホンよりは簡単。
・JSP方式
<長所>
定在波は小さい。作りやすい。
ダクトがスピーカ周囲に同心円であるので設置しやすいし聞きやすい。
理論はともかく成功例も多く設計条件や作例の公開が多いため苦労しない。
<短所>
奥行きがやや長い。
*凄い技術だと思う。設計はエンクロージャありきでユニットをあわせるほうが無難なのかもしれない。(容積依存が大きいため。)
音はスッキリした音でスピード感もある。
・QWT方式
<長所>
わりと作りやすい。低音はかなり出るが容積は必要。
TQWTよりは小さいと思う。
設計手法は確立しているため、その通りに作ればある程度いける。
<短所>
定在波が多い。
*ユニットを選ばないわけではないが、JSPほどシビアでもなさそう。どちらかといえばユニットよりエンクロージャが支配的。
共鳴管なので音は柔らかく、スピード感はあまりない。
・TQWT方式
<長所>
わりと作りやすい。低音は出るが容積や長さが必要。
1/2Lの場所にユニットをつけるのでTQWTより大きくなる。
定在波は少ない。(平行面が少ないため)
設計手法は確立しているため、その通りに作ればある程度いける。
<短所>
大きくなる。
*全くとは言わないが、この中では一番ユニットを選ばない気がする。
逆にどれも入れても「それなり」でなかなかそれ以下にならない。(エンクロージャが支配的)
共鳴管なので音はQWTと同じ。定在波の分素直な音。
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