波動方式もどきスピーカ(9)
実はまだ乾いていないのだが、音だししてみる。
低音はさすがに増幅された。安物PCのスピーカとは思えない。
小容量の音とは全然違う音になった。
というか下手なコンポより上のような気がする。
FF70EGを買おうかという気が起こった。エンクロージャは、それで計算してあるわけで。
ただ片方で計算したのがいいのやら?
今のスピーカはfoが高そうなので、頑張ってもこんなものかも。
というかこのスピーカにしては良く出ていると思う。というかここまで出るのは凄いと思う。
重低音というわけではなく、安物のPCスピーカが普通コンポのスピーカ並の低音になったような具合だ。
前に作ったJSPはまがいなりにもコンポスピーカなので低音はこれよりは多く出る。しかし、すごく指向性が高くて、試聴位置が比較的固定的だったのだが、こう配置すると定位は曖昧になる。
無指向性と言えばそうだが、スピーカの前に立つとやはり元気な音になる。
小音量だと篭った感じの音ともいえるが。
聞いていると錯覚だろうが、この中央が鳴っている(つまり筒が音を出している)ように聞こえる。
変な話、定位が中央に集まっている。両側につけているせいなのか?
音源の方向は中央よりで、ステージを遠くの客席から聞いているような感じ。
その代わり中央の席でなくて左右の席でもそれらしく聞こえるというか。モノラルという感じよりは広がりはある。
音は中央のエンクロージャから聞こえるが、エンクロージャに触っても振動している風でもない。(19mmの厚さだし。)
ただボイド管で楽器風にしているのなら、穴を開けて紙を貼ってみたら面白そうに思った。
でも修復は大変そうなのでやめておいた。
後で板を上から貼れば修正できるけど。今更デザインでもないか。
総じてやはりJSP風の音(低音が強くなりやや指向性がやや強くなる)と波動スピーカの音(無指向性に近い)が出てきている。指向性は波動スピーカゆずりなのだろう。
いい所ばかり集まったと見るか、悪いところばかり集まったと見るか人にもよるが、まあ自作なので好意的に解釈することにする。
タイムドメインほどクリアな印象は受けないが、明るくて柔らかい雰囲気がある。
特にこの「柔らかい」はBGMではうれしい。その代わり向かない音楽もあると思う。
音量を絞ると微妙なのだが、篭った感じに聞こえる。ここはタイムドメインはいいのだが、指向性が強すぎて、試聴位置を特定するのでBGMではつらい。(作業中はいいのだが。)
ちゃんと乾いたらまた試聴してみてFF70EGに交換してみたいものだ。
塗装もしてみたいし。(^^!
今度は透明ニスにしよう!!
コメントはありません