Thu
Aug 04
2011
TQWTスピーカ(14)
そういえば ダイトーボイス DS-160FⅡの測定をしてなかった。
最初につけたもので期待も大きかったし、失望も大きかった。
試聴位置のデータ。
そんなに悪くはない。
低音も出ている。
まあ図体を考えるとすさまじい低音を想像するのだが、そんなことはまるでなくて、あっけらかんと柔らかい音で鳴る。歯切れはよくないがそこがいい。疲れない。
低音も「漂う」ぐらいが上品で好きだ。「あ、出てたんだ」ぐらい。
定在波も少ないしフラットに近いし、こうやって見ると取り立ててひどいこともなさそうだ。
ただこの程度でも中音が前に来ていて低音が引っ込んだ印象になる。
ダイトーボイスの名誉のために言っておくが、そんなに悪いユニットではないと思う。
中音が前に来るので「明るく・にぎやかな」感じがするだけでバランスそのものは悪くはない。好みの問題。
これも簡単なPSTで中音を-5dbもすれば落ち着いた音になるだろう。
考えると耳というか好みがどんどんシビアになっているのだろう。この音でOKという場合も多いだろう。
他のユニットも似たような感じで、多分特性も似ているのだろう。BOSEだけはもう少し低音があがっている印象があるが、逆にこれは暗いというか。
難しいものだ。
ユニットで遊ぶとなると16cmを交換するのも手ではあるが、16cmはやはり値段があがる。
なので10cm2発が安上がりだし、そもそも組み合わせで楽しめる。数をこなせばいいというものではないが、求める音に対するトライ回数が増やせるのは事実だ。
遊ぶにしても少ない投資で長時間遊べることになる。
なので10cm2発はお勧め。
by at 09:00
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