TQWTスピーカ(13)
TangBand W4-930SAを聞いてから2連でどうしても試したいユニットがあった。
それはAuraSoundのNS4-255-8D。
10cmのウーハーなのだが6Khzは出るのでツイータを足せば使えるし、そもそも
TangBand W4-930SAはフルレンジだ。
効率は84dbなので低め。アルミコーンだからか。
TangBand W4-930SAは6ΩでNS4-255-8Dは8Ω。
並列にすると3.4Ωほどになる。
狙いは低音増強なのであるが、点音源は捨てる。共振はスピーカセンターにはならないが、似たような位置にあるので問題はなさそう。
丁度、稲垣潤一(やや古い)とフランク永井(古い!!)がユニゾンしたような感じ。
効率からするとTangBand W4-930SAがいいので稲垣潤一のややバックでフランク永井が歌うという。豪華絢爛とも思えるが、無謀とも思える。
一般的に2発というかPAではよく使われている。というのも最大出力が足りないので、並列で駆動させる場合が多い。この場合は同じユニットを使う。
ただそうやってしまうと、音量が倍にできるのならそれとさほど変わらなくなる。
なのでわざと違うコンビネーションをとってみる。
もう1つは(これは良し悪しがあるが)単一ユニットより複数を混合したほうが音が豊かになるというもので、確かに単一性はなくなるが複数のユニットの混合音は単一のそれより複雑な音色になる。
また効率によって比率が変えられたり、アッティネータでも変えられて調整もできる。
何はともあれやってみる。
以下がバッフル装着。
針葉樹のコンパネはふしがあって面白いが位置にもよるかも。
両方ともネオジュームマグネットなのでマグネットは大きく見えない。
フェライトの10倍の磁力だから10倍あると大変。
両方ともフレームが狭いので後ろからつけたほうがいい。
AuraSoundはさらにエッジが出ているが、装着用のリングがあるのでそれをはさめばしっかりつけられる。
つけてみる。アルミコーンなので反射したりする。
音はといえば狙い通り低音は出てくる。
ちょっと出過ぎなのかしら?この経験はヴェロダインのダクト以来かも。
まあ困ったようなそうでないような。
音源は曖昧にはなるが、それを補ってあまりあるような音がする。
なかなかいいコンビに思えてきた。
コメントはありません