スピーカのパラレル接続(1)
一応、中国製アンプもほぼ満足がいくような感じになった。
ただKochiaなどを試聴するにはやはりフォステクスが非力な感じがする。
フルレンジなので「素直」「定位が良い」「自然」と言った利点があるし、BGMなら結構いいと思う。
ただし聞き込むと「物足りない」というか「もっといけるのかも?」みたいな感覚が払拭できない。
かと言って今更追加投資してスピーカを買い換えるほどでもない。
そこで手持ちのスピーカでこれを補うことはできないか考えた。
スピーカのパラレル(直列でもいいのだが)はPAならともかくオーディオでは否定的な意見が多い。
これはこれで正しいと思う。(^^!
・定位が曖昧になる
置き方にもよるが、くっつければ解消できるかもしれない。
・特性をあわせるのが極めて難しい
これは正しいと思う。
しかし2wayなり3wayなりのスピーカは内部でそうしているわけで外部でできないわけでもない。
ただ素人が手出ししてメーカ以上にするのは至難ではあると思う。
・音がにごる
これもあっていると思う。
一旦にごったものを混ぜると回復は無理だろう。
なので接続するスピーカは、「澄んでいる音」のものしかダメだろう。
・良くなるとは限らない
これもあっていると思う。いくら増やしても例えば低音の再生できないスピーカが低音を再生できるようにはならない。
なので(効率はともかく)求める低音なり高音なりが再生できるようなものを選ぶしかない。
そういう条件であれば、スピーカの外でネットワークやアッティネータを組めば2wayや3wayにできるような気がする。
ただ2wayはともかく3wayはまた難易度があがりそうである。
2wayとして
並列か直列かはスピーカのインピーダンスで決めればよさそうである。
・8オームと8オームだと並列で4オーム
・4オームと4オームだと直列で8オーム
・8オームと4オームだと...
ちょっと苦しいので4オームに直列抵抗をかませて並列接続になりそうである。(但し効率の問題がある。)ただ、これは面白くないので上のどちらかが良いだろう。
または8オーム+8オームは並列にして、それに4オームを直列で8オームの3wayというのもある。
ただこれは次の実験にとっておこう。
まずは2wayだ。
まとめると
・定位
近くに配置できるものが良い。
・音のにごり
にごらないものにするか、吸音材やエンクロージャの補強などで抑える。
・良くなる条件
とにかく低音や高音が(小さいなりに)再生できるもの。
・周波数をあわせる
ここだけを調整のポイントにしてしまう。つまり外部ネットワークで制御する
・インピーダンス
まずは4オーム同士か8オーム同士を試す。
であれば、案外いけそうに思えてくる。
しかし、そう都合の良いスピーカがあるか?である。(^^!
で手持ちのスピーカをあさってみた。
低音が出る条件はいろいろあるが、フルレンジの16cmは結構効率もいいので、やはりあわせるなら16cm以上のものがよさそうである。
探した結果、昔のミニコンポについていたものが比較的よさそうである。
これは中身は3wayで、ウーハは16cmである。
これだけ鳴らすとフォステクス同様物足りないし、フルレンジ1本ほどまとまった音でもない。
ただ吸音材などで上の条件はある程度クリアしている。
これでやってみることにする。
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