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自作エンクロージャ(7)

16cmの実験の様子というか。

まず「壁掛け用」の16cmエンクロージャを見つけた。
背面開放型というかそういう感じで低音は出ない。
元々は工房の梁の上にでも置いてBGMを...と考えたが、音質もそうだし使わないまま放置してあった。ただ16cmのサイズとしては小型なのでそこがいい。

16cmフルレンジの話は前にも書いたが、背面開放にしても、下手な10cmよりは低音も出るし、良い音がする。

・無指向性型16cm
 このユニットを上面に向けて、背面にはスキマをあけて反射させる。バスレフには程遠いが、干渉が少なければそれなりになる。

*格好はともかく、やはりハイ下がりというか、ちょっと中高音が情けない。

・指向性型16cm
 このユニットに本で反射板を作ってメインの音を前面にまわす。

*今度は音はよくなったが、格好がいまいちだ。もっと見栄えのよい反射板ならこれはこれで面白く聞ける。しかし、このままでは上に物も置けない。(TT)

・バスレフ16cm
 乱暴にもJSP用の11Lの前に置いてみた。密閉にも見えるが、スキマがあるのでバスレフ。(^^!
置き方で開口面積が調整できるという。(TT)

*容量は不足していると思うが、これでも上よりは凄い低音が出る。
JSPの8-10cmクラスは出ているように思う。ただ、質というかいまいち。それ以下に伸ばしたいのならやはり容積を増やすことだろう。まじめにやれば伸びると思う。

・小型バスレフ16cm
 ここで、大きくいくのが普通なのだが、それに逆らって小さくゴミ箱をつけてみた。スキマがあるのでやはりバスレフ?

*容量は全然不足だが、背面開放より多少は低音が出ている。
半分は冗談もあったが、こういう感じでバケツとかゴミ箱で容積が変えられると楽しいと思う。四角いゴミ箱もある。強度的な問題はあると思うが。
そういえばポリタンク(18Lなど)などよさそうだと思ったが、現実にやっている人がいた。凄い!!
発想に感動する。

現実的な話として、小音量で聞く場合を想定すると
・バッフル板はしっかり作る
 スピーカをしっかり受けるようにする。
 上のような形状はいいように思う。
・エンクロージャは「共鳴箱」と考えて強度をあきらめる。(できるなら頑丈なほうがいいのだが)
 これは、柔らかい材質でも良いように思う。バッフル板を簡単にとめるだけにする。
 空気漏れはスキマテープなどでふさぐ。
 箱なりするようなら制振材・防振材を内側に貼る。
 変な音の反射があるのなら吸音材を入れる。
ぐらいで作っても良い音がすると思う。
というか「共鳴箱にスピーカの振動が直接伝わらない」方が音はクリアになる。タイムドメインは苦労して浮かしているぐらいだ。(バッフル板も小さいほうがいいのだろうが。)

・組み込みバスレフ?
 もっと設置の自由度が高く、設置で遊べるという。(^^)

*棚に入れてしまう。(棚には背面仕切りがある)棚そのものは自由だが、例えば40cm(W)*30cm(H)*25cm(D)では、30Lある計算になる。これならまあ16cmのバスレフでもOKだろう。
そこで背面開放型のエンクロージャを入れて適当に本を入れる。
本の入れ方や隙間で音が変わるという。(^^!
ハードカバーとかでも微妙に変わると思う。著者で変わると面白いのだが。
それはともかくどんな音がするかと言えば、予想通り「バスレフ16cm」に近く、低音もそこそこでる。
16cmフルレンジでしかも場所をとらない!!
と思ったが、やはり背面空間を広くしたほうがいい感じになる。
安定性を求めるなら、ちょっと問題もあるのだが、本棚にできる隙間を利用してスピーカ容積にしてしまうのも面白いかも。
ちゃんとやるのなら、文庫本だけ前側にして段数を....とかすれば。
結局は、背面開放型からバスレフっぽくなっているだけかも。(^^!

by   at 09:00
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