バックロードホン(4)
続き。
8cmのバックロードホンの低音を伸ばすアイデアなど。
結局は、サイズが小さいので、エージングしても驚くような変化は期待できないかもしれない...と思いながらも時々聞いている。
低音は8cmにしては健闘していると思う。ただ望みは高く...。バスブーストすればそれなりであるが、あまりあげると歪みっぽくなる。この状態ではいいのだが。
手としては同じ8cmでもDIY AUDIO SA/F80AMGあたりはいいかもしれない。あるいはAuraSound s3-193あたり。
個人的にはTangBandの音は割りと好きなのでこのままで行きたいような気もする。
で低音をあげる手をいろいろ探してみた。
1.スピーカ付近にグラスウールをつめる
そこ以外に手が入らないのもある。
これはどうもホーンに中音が流れるのを抑止するためらしい。定在波にもききそうだ。中音の量感が減るため、低音があがる...ように聞こえる...とあった。
やってみたが、低音は元々がそんなに出ていないので、まあ気持ち程度の効果。
2.開口面積を小さくする
これは開口部を板でふさいでいけば確認できる。共鳴管ではないが、それらしく動いているふしもあるらしい。(これは長岡先生の話?)
やってみると確かに低音は増す。というか中音が減るような印象。ただ、それでは...足りない。
3.音道を長くする
これをエクスポーネンシャルで構成するのは至難なので、あまっていたボイド管(70cm)をつけてみる。多分音道は長くなるが直管なのでBHではなく共鳴管っぽくなるのかも。2より低音は出る。但し、折り曲げないと出てくる位置が違いすぎるので距離をおいて聞く必要がある。
これで満足かといえば「もうちょい」であるが、これならまあ個人的にはバランスよく聞けるレベルに思う。
ただこれをやると小型というか中型というか、それならabo-xと変わらない大きさになってしまう。(方式の違いがあるので音としては面白いけど。)
手持ちの8cmをいろいろつけてみたが、どれも思わしい結果にはならなかった。というかさほど変わらなかった。
なので、先端のアダプタを作って10cmのユニットをつけてみるとかそういうのもいいのかもしれない。ただ容積が不足するかも。エンクロージャが小さいまま、口径を増やすと良い思い出がない。
3wayとかだとどうしても安易に中音をアッティネートしたりして、それだとトーンコントロールとさして変わらないような...。でも最近はそうなのだろう。フルレンジ1発は結局はそれなりに容積がいるように思えてきた。
で、話を戻すと、この場合どうも
・音道を長くする:2m以上
エクスポーネンシャルにこだわらなくてもいいかもしれない。
・開口率というかそれをもう少し下げる(なんとなく)
1に近くする。
・以上を前提に10cmをつけられるようにする
これは10cmの方が有利
ようにすれば、出るような気がする。
結局は大型になるが、フルレンジ1発で小型にすると低音不足に悩まされる。
TQWTのように巨大にするとさすがにそれは感じなかった。
ただここまで大型にしても8cmにこだわるのか?は残る。
レゴブロックみたいにホーンを継ぎ足しできる構造だと面白いのだが。(折りたためると最高)
工作が大変なわりに結果的には大きくなりそうでなんとなく食指がわかない。(TT)
それよりWebのデータを見る限り、8cmならダブルバスレフが有利そう。
http://jizounokimagure.at.webry.info/200706/article_1.html
ただダブルバスレフにさらにホーン効果ももたせている模様。コンクリートも使うとやはり大掛かり。
でかいのはTQWTだけで十分にも思うし。
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