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USBデバイスの製作(1)

汎用のUSBチップがどんどん生産終息になる。
まあ、工作などならいいのだが、やはり生産品を使いたいもの。
今までで工作に良いと思ったものは以下なのだがいずれも生産終息。(TT)

シリアルはPCの関係もあってUSBに移ってきたのだが、USBの工作は敷居が高い。
シリアルと違うのは
1.デバイスのプログラムが面倒だし、よくわからない
 Chipごとに違う作法を覚えなくてはならない。
2.ドライバが必要になり、これまた敷居が高い
 DDKなどから作るのは至難。
3.アプリの製作が面倒
 Comをあけてデータを送受信という具合になかなかならない。
となる。
ComとUSBを変換するChipもあるので、それを使えば解決はするが、それでも最適とはいえない。
例えば単純にPCにスイッチを1つつけて、その動作を読む場合を考えるとする。
これをUSBでやろうとすると、Comで変換してもその先にまたChipが必要である。
もっともFTDIでBitBangもあるので、そちらが手っ取り早いし安いのだが。
それでは、スイッチ4個とLED4つなると、これはもうCom+AVRなりになる。
これはこれで優れた解決方法だと思うのだが、もっと柔軟性もほしい。 

■USB-IO
Cypress CY7C63001Aを使っている。書籍も出ていて知名度も高い。
元はPDAを目指したモルフィー企画の企画製品であったが、同社が解散したため、Km2Netさんテクノキットさんで現在も扱われている。
Kit価格はだいたい@1,500程度である。
このChipはワンタイムだしライターが必要なのだが、それをうまくまとめてある。
・ドライバはHIDなので不要
・アプリ用のDLLが有志により提供されている
なのでユーザはアプリに専念できる。

■EZ-USB
Cypress AN2131SCを使ったもの。C8051CPUを内蔵している。
開発プログラムをダウンロードして使えるので様々な応用が可能。
現在、オプティマイズさんから販売されている。
Kit価格はだいたい@3,000程度である。
また現役のFX2は同社のほかストロベリーLinuxさんからも販売されている。(Kit価格はだいたい@4,000)
このChipは開発環境が必要なのだが、Freeだしライターなどの必要ない。
・ドライバはCypressから提供されるので不要
・アプリは同社のドライバがBulk転送なので、それを作ることになる
なのでユーザは少し面倒ではあるが柔軟な開発が可能になる。

ところが最近はPICやAVRにその機能が内蔵されてきた。
・PIC
 書籍も出ている(有名な後閑 哲也さん執筆)。販売は上のオプティマイズさんが扱っている(PIC24FJ256GB106)。また有名な秋月通商さんにもある(PIC18F2550)。
 これも悪くはないのだが、開発環境が限定なのがどうもいただけない。
価格は@1,000-2,000。

・AVR
 販売は上のストロベリーLinuxさんやマイクロファンさんにある。(AT90USB162)秋月通商さんにもある(AT90USB1287)。
 開発環境は無料である。価格は@2,000-3,500。
 資料が少ないがそこはWebがある。(^^!

とりあえずはストロベリーLinuxさんから購入する。
開発環境が全て無料というのはありがたい。(^^)

by   at 09:00
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