Windows10の印象(9)
Windows10をしばらく使っていたがやはりいまいち。
特にIMEが不安定で日本語入力が思うようにできない。
・IMEが無効になる
・IMEが日本語に切り替わらない
がしょちゅう出る。しかも不定期に出る。
回避方法はGoogleの入力に切り替えることだが、それでも出る。何度か切り替えると治ったりするが、しばらくするとまた同じ状態になる。
これだと、ストレスだらけになって本業に集中できない。1年近くたってこういう不安定な状況だと先が思いやられる。
互換という意味では結構あるのだが、それでも動かないソフトはあった。まあ、それは古いものでなければ対応してくるだろうので、ここは許容範囲。
考えたあげく、再びWindows7に戻してしまった。
1ヶ月は戻れるとあって実際に戻るが、後述のように完全に戻るというよりレベルダウンする。特にタスクスケジューラは致命的なまでに破壊されるようだ。Windows7はちゃんと購入したもので、Windows10に勝手にあげたのはMS。それを戻せないのは欠陥としかいいようがない。
新聞にも「勝手にWindows10になって困る」とあった。実際にそんな感じで
・使ってみて欲しい
というスタンスではなく
・強制的に使え
という感じ。それなら「永遠に無料UpGrade」にすればそのうちには安定するしまだ移行するかもしれない。7月までに良くなるとは思えないが、こんなに基本が不安定なものを使う気がしない。そもそもいい点なんて全くと言っていいほどない。
こういうやり方はかえって反感を買うような気がする。実際そうだし。
で戻すのは出来たが...
1)Windows10の通知を消す
そもそもこれが元凶なわけで消すしかない。
https://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/qadoc?QID=017753
まず予約を止めてしまう。
大雑把にはGWXを終了させてKB3035583をUnInstall。
その後KB3035583を非表示にする。
面倒だがやっておく。って一般ユーザ向けとは思えない。皆さん泣く泣くUpDateなのか...。
2)残ったゴミファイルの削除
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1603/24/news035.html
普通にエクスプローラでは消えないので「ディスク クリーン アップ」でやる。普通だと削除対象が出てこないが「システム ファイルのクリーン アップ」で出てくる。
これまた一般的ではなさそう。そのうち自動的に消えるのかは不明。
と、ここまではまだしも...
3)Windows7に戻すとIMEバーが出ない
上の2つはまだましなのだが、この現象は結構多い。元に戻らないってのはどういうことなのか?しかもまたもやIMEだ。
通常の解決方法はctfmon.exeを実行して出てくるのなら、それをスタートアップにショートカットを入れておくというもの。
確かになおるが、なんかスマートじゃない。自動実行するのは同じなので
http://stackoverflow.com/questions/19928129/how-do-i-enable-ctfmon-exe-under-windows-7-professional
のようにregeditで
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run]
32bitは
"ctfmon"="C:\Windows\System32\ctfmon.exe"
64bitは
"ctfmon"="C:\Windows\SysWOW64\ctfmon.exe"
を書けばいい。まあ一緒というか。
ただUpGradeしないPCではそういう記述がない。調べるとタスクスケジューラっぽい。
ここにTextServicesFrameworkなるものがありMsCtfMonitorがログイン時に走る。それで日本語入力が可能になる。しかしながら、タクスケジューラが完膚なきまでに破損するので動かなくなった場合にそうなるらしい。
よって対処療法でctfmon.exeを起動するのはいいが、後述のようにタスクスケジューラを修正したほうがいい。
4)タスクスケジューラのデータが破損する。
http://nyarudiary.blog.fc2.com/blog-entry-86.html
のように
タスクイメージ(0x80041321)は破損しているか、または変更されています。
になってしまう。これが気が遠くなるぐらい沢山出る。
対応は上のURLのように
C:\Windows\System32\Tasks
にあるフォルダやファイルを全て一旦別の場所(私はデスクトップに作ったフォルダ)に移動します。
次に、ファイルを一つ一つ戻していきます。
と、気の遠くなるような作業をする羽目になる。必要かどうか別にしてエラーするものは入れない。大半が消される羽目になる。
この中にTextServicesFrameworkなるものがありMsCtfMonitorが記載されている。これがIMEと関係しているように思う。
いずれにしてもタスクスケジューラはまともではなくなるっぽい。
そうこうしていると
http://www.one-x.co.jp/technicalnotes/software/os/windows/windows10windows7IME.html
を見つけた。
https://repairtasks.codeplex.com/releases/view/617575
にRepairTasks.zip があるのでそれでタスクを修復するという。上の場合は消してしまうので、それから見れば修復というのは穏やかでいいように思う。
ただここにもあるが「全部が修復できる」わけでもないようだ。ここには
おそらく 31個ほどのエラーが残る。これは Windows10で実行されるタスクが残っているために発生するエラーなので、致命的なエラーではない。
あとは暇なときにタスクマネージャを開き、根気よくエラー画面のOKボタンを押してから、タスクのフォルダをひとつひとつ開いてエラーが出るタスクを削除していけばいい。
(っていうかScan結果のエラー部分をC:\Windows\System32\Tasksから消せばいい。総当りではないのですぐに終わる。)
ここでTextServicesFrameworkの中のMsCtfMonitorが残っていればIMEは出てくる。
しかし、PCによって随分修正できない数が変わる。ここらも良くわからない。こんなのUpDate前に保存しているだろうから、それを戻せば済む様な話だ。全然、検証していないんじゃないかと。
元に戻すのまでエラーするって...。なんかどんどん品質というかスキルが落ちているMS。
勝手にあげたWIndows10なのだから責任をもって戻して欲しいもの。
それ以前に戦略が情け無い。モバイルも
Microsoftがフィーチャーフォン事業売却
ってことで、もうそういう領域には行けなくなっているようだ。
宣伝とか乗り換えに注力するより開発品質をあげて堅牢かつ高速にすべきだ。不安定なOSを使う人はいない。「動けばいい」というような品質では困る。少なくとも以前のOSより安定性がないと乗り換える意味はない。
7月に気が向いたらやるかもしれないが、今のところはWindows7の方が安定度は格段良い。