空を見上げて
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abo-xユニット交換(4)

今回は、Toptone F100A141-2。
F100A42-11と型名は似ているが全くの別物。

これは当方所有なので今回は当方のデータ。
試聴位置は2mのものを採用。

こんな感じ。

つけてみる。

Toptone F100A141-2のデータ。
・スピーカ付近のデータ。

・ダクト付近のデータ。

・試聴位置付近のデータ。

・試聴位置付近のデータの松下電器 T10P45A6と比較。

これは...なかなか...ひどい。
低音がでない。バランスはいいのだが150Hz以下で10dB落ちてしまうので、低音の量感がない。
バランスはよくて、中音の持ち上がりはない。
高音は、微妙ではあるが、それになりに出ているのでツイータをつけなくてもOKだろう。
まあ「Toptone F100」までで同じものとは判断しないことだ。(誰もしないとは思うけど。)

*松下電器 T10P45A6はツイータをつけたもので周波数的には現状のBest。

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abo-xユニット交換(3)

今回は、Toptone F100A42-11。
これはaboさん所有なので今回もaboさんも測定のものをお借りする。
試聴位置は50cmのものを採用。

Toptone F100A42-11のデータ。
・スピーカ付近のデータ。

・ダクト付近のデータ。

・試聴位置付近のデータ。

・試聴位置付近のデータの松下電器 T10P45A6と比較。

これはなかなか凄い。
スピーカ測定こそ松下電器 T10P45A6に比べると低音でやや劣る、試聴位置では遜色ない。
低音も同じ程度は伸びているし、中音の持ち上がりもない。
高音は、松下と違ってツイータは不要だ。
目下はBestかもしれない。

*松下電器 T10P45A6はツイータをつけたもので周波数的には現状のBest。

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abo-xユニット交換(2)

今回は、TangBand W4-930SA。
前に当方のをUpそたので、今回はaboさんも測定のものをお借りする。
試聴位置は50cmのものを採用。

TangBand W4-930SAのデータ。
・スピーカ付近のデータ。

・ダクト付近のデータ。

・試聴位置付近のデータ。

・試聴位置付近のデータの松下電器 T10P45A6と比較。

これもそんなに悪くはないのだが...。
松下電器 T10P45A6に比べると同じく中音が持ち上がっているのでそちらが前面に出てくる印象がある。
低音はのびていてやはり60Hzぐらいはありそうだが少し伸びは及ばないものの量感はある。
高音は、ツイータ付と勝負してこれなら当然なくても良い。
低音だけを求めると、松下電器 T10P45A6には及ばないが、これは結構音色がいい。

*松下電器 T10P45A6はツイータをつけたもので周波数的には現状のBest。

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abo-xユニット交換(1)

abo-xであるが、その後ユニットをいろいろ交換している。
空いた時間にやるので不定期になるけど。

aboさんも測定しているので、幾つかはそれをお借りする。
ただ、当然といえば当然であるがスピーカやダクトのデータは(音場に左右されにくいので)ある程度一致するが試聴位置は部屋が全然違うので一致しない。
周波数傾向からだけするとaboさんの50cmの測定が当方の2m測定と一致するようだ。
なのでそれで比較してみたいと思う。後はaboさんの聴感か?

松下電器 FL10CM20Wのデータ。
・スピーカ付近のデータ。

・ダクト付近のデータ。

・試聴位置付近のデータ。

・試聴位置付近のデータの松下電器 T10P45A6と比較。

そんなに悪くはない。
松下電器 T10P45A6に比べるとやはり、中音が持ち上がっているのでそちらが前面に出てくる印象がある。
低音はのびている。60Hzぐらいはありそうだが少し及ばない。
高音は微妙ではあるが、ツイータはなくてもよさそうに見えるがやはり及ばない。

*松下電器 T10P45A6はツイータをつけたもので周波数的には現状のBestになる。

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abo-xのTQWT改造(2)

abo-xのTQWTの改造の測定結果。

いきなり測定結果。惨敗の予感。

・スピーカ部分

お目当ての定在波は激減している...が、2KHzに変なディップが。
謎を解き明かすつもりが謎が増える。(TT)

・ダクト部分

160Hzっぽいのが出ていてこれがTQWTの共振だろう。
ただ実用的にはf0より高いのでバスレフにもなってない。(TT)
従って実用性がないのが悲しい。理論は正しいみたい...ぐらい。

・試聴位置

 実用的には全然ダメでバスレフ以下。(TT)
 やっぱり、実用的にするには、まじめに作り直ししないと無理。
普通の作例f0=100Hzだと60-75Hzぐらいを狙って高さが750mm程度にするのだろう。
 高さがほしい...がそれでは改造ではすまないので新作になる。底上げしてもスピーカ位置が問題だし...。
 いくら定在波がいいとは言えこれでは実用性はない。とわかっていてもなんだか悔しい。
 400Hz付近は気になるが、多分スピーカとダクト周波数がかぶっているためそれをはずれる部分だろう。つまり設計そのものが問題というか。

 ってことで、実験結果としては
・理論的には正しく160Hzで共振した
・定在波もQWTよりは少ないようだ(想像を含む)
までは正しい。
 問題でもないが、教訓としては「改造実験はともかく実用的にはちゃんと製作しないと使えない」という当たり前風の結論。
 理論は
http://vicdiy.com/products/tqwt/tqwt.html
が詳しいので割愛。

 元々QWTとTQWTは似ているが、スピーカの位置も1/3付近と1/2付近と異なるわけで実際の設計に関して、片方を改造してもう片方にする設計ってのはなかなか難しい。
 むしろある程度の大きさで作って、中身の仕切りで切り替えたほうがいいかもしれない。
 幾つか作例をあたると、この手であれば高さをあげている。そんな成功例を参考にしたほうが実用的には早道だろう。
 というのでやはり改造は(理論通り)無理であった。(TT)

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abo-xのTQWT改造(1)

いきなりabo-xの定在波対策でTQWTにしたくなってくる。
とは言え最初から作ったら大変だ。
実はTQWTの方が製作は簡単だったりする。

で改造を考える...が最初からできるわけではない。
元に戻せないといけないし...。

で苦肉の策
1)仕切りの長い板はそのままつかう
2)スロートは計算すると15mmになる。マウスはそのまま。

で両面テープでとめて作ってみる。
こんな感じ。

どうみてもテーパ(T)がでかい。
もう少し高さをあげればいいのだが、それだと作り直しになる。
これだと540mmで計算しても160Hzの共振になってf0以上だったりする。
だから「はなから設計がおかしい」ということになる。
でも一番簡単にできて元に戻せる。

不吉な予感というより「こりゃあかん」という信念が生まれる。(TT)

ただ、こういう遊び方も面白いような気がする。

で、テープで空気漏れを防いで組上げた。
目的は
1)定在波は減るのか?
2)160Hzで共振するのか?
かな?
実用にはならないので念のため。

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abo-xダクト改造(2)

abo-xのダクトの改造の測定結果。

いきなり測定結果。開口は40%。

・スピーカ部分

確かに定在波は気持ち小さくなっている。
ただ中音も若干ではあるが低下はみられる。
開放的な感じで音圧があがったように見える。スピーカ音圧だけがあがってダクト低音音圧はそのままみたいでバランスを欠いたような感じ。

・ダクト部分

こちらはもっとはっきりと定在波が下がったのがわかる。
とは言ってもたいしたほどではないが...。

・試聴位置

ううむ。聴いたのと一緒かも。
・中音が少し持ち上がる感じ(4-500Hzあたりが若干)
 aboさんのメールもそうだったが低音が下がる...というか中高音があがる。
 人間の耳って凄い測定器に思えてきた。
・定在波は低減している
音は、
・開放的な感じの音になる。
・少しエコーがつく
・ダクトが小さいよりスッキリした印象
になる。

どうしようかしばらく悩んでいたが、結局は戻してしまった。
一番気になったのはやはりバランスでフラットではなく低音が弱くなったこと。
もし低音があまっているのなら手法としては悪くないと思う。

最初の状態は32φだったので大雑把には開口比率は10%ほどになり、推奨値の1/4ほどになる。
推奨値はもっと低音が出ている場合は有効ではあるが、今の状態ではかえって低音の量感を減らしてしまうので、この方法はもう少し低音の出るユニットで試したほうが良いと考えた。
後、定在波は、多分QWTよりTQWTがいいのだろう。対策でも似たようなことをやると低下した。ただ周波数もずれてくるので、どこまでやるか?は難しいところ。

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abo-xダクト改造(1)

abo-xのダクトの改造を試みる。

理由なのだが、一般的なQWTは開口面積は筒の面積の40%が良いとされている。
これは前のaboさんのメールにもあった。
aboさんの2号機はこれが32φとかなり小さく設定してある。
まず、これがどうなるか実験して、みることにする。

とりえず、40%になるようにずらして片側をとめる。

この状態で聴いてみる。
個人的な感じとしてはTangBand風で
・中音が少し持ち上がる感じ
 音圧はあがるような気がするので、低音が下がるというよりこの表現があう。
・定在波が低減する(とあった)ためかややスッキリした印象
・開放的な感じの音になる。
みたいな感じで悪くない。
実際は少しエコーがつく...というか元々ういていたのが顕著に聞こえる。

aboさんも
中音にエコーがかかったような音ともいえますが、開放的な感じの音とういのは同感です。
との感想。
好みはあるが、この部分を付け替え可能にしていただいたので両方楽しめる。(^^v
これでJazzコンボを聞くとちょっとした「小ホール」の演奏みたいで、これがまた面白い。(よくあう)この「小ホール」の雰囲気は捨てがたいものがある。

測定に先立ってまじめに改造してみる。

ううむ。穴を大きくするのは難しい。
結局は一旦中に入る円を切りぬいて、それを中に入れてそれでやったが、不安定なので傷だらけになった。(TT)
おまけにでかい穴なので三角材が見えたりする。(^^!

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abo-x勢ぞろい

aboさんから試作(?)の写真を送っていただいた。

実は1セットではなく7セットもある!!
メールから見ると3-4日で製作されたことになる。凄いことだ。

aboさんのメールより)
計算できない設計は実際に試作して評価する方法しかありませんので、納得できなければまだまだ一杯試作するつもりです。

とのことで、アマチュアでここまでやる姿勢には頭が下がる。

なんとも壮観っていうか。

<aboさんの説明>
左から
秋月の¥1500(ペア)の片側(寸法比較用)
1-2, 108Wx486Hx204D, 91.9, (1号機)
2-2, 120Wx540Hx228D, 82.4, (2号機2台目) →共鳴周波数を高くする改造もテスト予定です。
3-1, 120Wx612Hx228D, 74.7, (2号機の共鳴管を長くしたもの、5号機と同じ共鳴周波数)
4-1, 120Wx684Hx228D, 68.3, (2号機の共鳴管を更に長くしたもの、6号機・7号機と同じ共鳴周波数)
5-1, 132Wx594Hx252D, 74.7, (2号機の共鳴管を太くしたもの)
6-1, 132Wx666Hx252D, 68.3, (5号機の共鳴管を長くしたもの、7号機と同じ共鳴周波数)
7-1, 144Wx648Hx276D, 68.3, (6号機の共鳴管を太くしたもの)
です。

最初に試作した1号機はダクトの開口を推奨どおり管の面積の40%にしました。
TQWT特有の音になり低音を増やすかについては失敗と思っています。
次に、10cm口径も取り付けられるようにと10cm口径は共鳴周波数をもっと低くできると思い、2号機(2-1:当方がお借りしているもの)は一回り大きくしました。

今回は「5.松下 T10P45A6 10cm 6Ω/35W」は更に低い低音も可能ではないかと思い、2号機より共鳴周波数を低くしたものを数種類試作しました。
このとき、共鳴管の断面積や断面積と長さとの比率によって特性がどの様に変わるかのテストをする予定です。

というお話であった。
カットはホームセンターみたいだが、組み立てはご自分でやられたとのこと。
さぞかし大変だったと思うし、自分だと置き場所がない。

aboさんの自宅そのものが広いようで、置き場所には困らないとのこと。
工作する場所だけでも大変だったと思うが...。

寸法を見るより実感が出ると思うが、想像以上にコンパクトに仕上がっている。
写真掲載に快諾いただいたaboさんに感謝!!

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abo-xにツイータ(3)

調整用と思って測定してみたが、この限りではクロス周波数も音圧もあまり問題はないようだ。
そこでこの状態で音楽を聴いてみることにする。

音質というかそういうのは確かにTangBandとは異なるのだが、音のバランス(特に低音)はこちらの方がいい。
TangBandは低音が「控えめ」であるが、これは丁度バランスしたような感じをうける。
高域はさすがによい感じになって女性ボーカルやシンバルなども結構いい感じの音がする。
モヤが1つはずれたようなそういう印象。やはり高音で解像度もあがって聞こえるのかもしれない。
松下T10P45A6にはツイータは足したほうが良い結果だった。

個人的には
・TangBandはゆったりとしたバラードやボーカルなど
・松下はJazzコンボ(シンバルなどはツイータをつけたほうがいいです)
あたりにあっているような気がする。

TangBandはf0が低いので電流モードアンプでも面白いかもしれない。
電流モードアンプも透明度は高い。

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abo-xにツイータ(2)

abo-xにツイータをつけて調整用に測定する。

おさらいではないが現状の特性をとてみる。
スピーカ近傍なのでほぼスピーカ特性。

これにツイータを足すとこうなる。

ううむ。うまくつながっている。
何もしなくてもこのままでいいかもしれない。

で肝心の試聴位置。

80Hzのディップは共振のずれではなく共振背圧によるディップ。
300Hzのディップ(定在波)は相変わらず派手に出ている。
高音がしっかり出ているのがわかる。

ためしにダクトを測定すると

当たり前だが別エンクロージャなので影響はない。
定在波の影響はかなり大きい。

聴いた感じでは松下はTangBandより音圧が低いようで音量を少しあげないと同じ音量にはならない。
また松下を入れるとダクト音が増す。TangBandはスピーカ音を直接聞いているのでなめらかな感じがする。

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abo-xにツイータ(1)

abo-xの話に戻る。
先回、TangBandを入れたのだが、どうも低音が松下ほど出ない。
松下は高音が出ない。
では松下にツイータを足したら...というのでツイータを手配した。

でSP01ネタになるが、
1インチドームツィーター(ヨーロッパ製)OEM
を買ってみた。
vifa BC25SC75-08 OEM 1インチソフトシルクドームツィーター
は品切れだったのでそうなったが、今考えると
Dayton ND20FB-4 Rear-Mount 3/4" Neodymium Dome Tweeter
の方がつけやすいような。

このユニットは松下と同じくカーステレオ用のようだ。
abo-xに穴をあけるのもためらわれるし、幸いスピーカが最上部にあるので上置きにすることにした。
車のツイータはただ据え置きできるのもあるが、この価格ならDIYでもできそうだ。

abo-xの定在波の対策用の端材があったので利用してみる。ツイータなのでエンクロージャではなくスタンド。(エンクロージャのもあるが。)
やってみると取り付け部があたってそこをのみで削った。


のみって久々だった。
切って、穴をあけて、取り付け部を削った。

後はサイコロ状に切断された端材を接着する。

なんともお手軽な工作になった。


置いてみると、まあインスタントなわりにまともっぽい。
定在波で斜めカットしたところがいいのかも。(^^!
ふしがあったりするのがDIYっぽいかも。

3Khzぐらいのものらしいがコンデンサはついていた。クロスオーバや音圧を調整するので測定してみる予定である。

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abo-xユニット交換(3)

で聴感テストというかただ聴いただけっていうか。
そもそも、この評価ってのが難しい。
文学的に音を表現するのは苦手だ。

どこまでも広がる...雄大な...果てしなく透明な...。
ううむ読んでわかるのだろうか?

話は変わるが、マイケル・フランクスが好きで久々に新譜が出た。
TimeTogetherでAmazonで予約しておいた輸入版。
前作の「ランデヴー・イン・リオ」と雰囲気も似ている。
変わらないスタイルがとっても凄い。自分もこうありたい。
なんだかすごく癒される感じ。どんなスピーカでもいいのかも...風。(^^!
全体的にはJazz&ボサノバ系でスロー&バラード的な曲が多くなってきた。
洗練されたセンスを感じるアルバム。全体はアコースティクなJazzよりだ。
WMPでリッピングしたら新しすぎてタイトルや曲名がDBにないようで出てこない。(TT)
iTunesでリッピングしたら、ちゃんと出てきた。Appleって偉いかも。
これで外でもマイケルが聴ける。(^^)

ってアルバム紹介ではないので進めるとして
「これが良くあう。」この一言で済むかも。
abo-xの音は柔らかいし、マイケルの曲や演奏もそうなのでこれが結構しっくりくる。
またTangBandに乗せ変えたので高音ののびははっきりわかるほど松下よりいい。これは測定結果でも同じ結果が出ている。
低音は控えめであるが、これまたマイケルの曲とピッタリで上品な低音が漂う。過度でないのが上品というか。
で高音であるが、これだけ出てると荒れを感じなくなる。なので吸音材はなくてもOKっぽい。コンテンツがいいのかも。

正直これはのんびり聴くには最高の取り合わせに思えてきた。
癒し系が似合う。abo-xは少し個性が出るが、それはそれでいいように思う。面白いので。

いいことばかりを書くと嘘っぽいので逆のことを書く。
・低音は松下T10P45A6ほどは出ない
 測定にもあったが、中音に対して控えめ。もう少しあってもいいような。
・歯切れの良いシャープな音ではない
 硬い音はしない。低音は共振音。
・少しくせを感じる時がある
 若干音変化があるかも。ディップが残るせいかもしれない。
こういうのは素直に信じてもらえる。なぜだろうか?

個人的には、今のところは松下電器 T10P45A6 よりはTangBand W4-930SAの方が好きだが、高音にも思えている。
幾分上品で滑らかな音になる。
もっと滑らかにしたい場合は若干の吸音材がいいかもしれないが、少し荒さが残っていたほうが面白いと思う。工業製品ではないわけで、同じ方向に行くこともない。

低音は松下の方が出るので、そのうち松下にツイータを足してみようかな?

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abo-xユニット交換(2)

10時間ほど聞いたので測定してみた。

まずはスピーカの前。


80Hzになディップが出ている。
高音はさすがに優秀だ。
全体的にゆるやかにハイ上がりなのはグラフどおり。
80Hzがフラットならメーカ測定グラフに近そうだ。
背圧なのだろうか?
*後でダクトをふさぐと綺麗に消えたので共振の背圧のようだ。ただ後述のようにダクトから80Hzは出ている。

次にダクト前。


低音のディップはない。(^^v
でも300Hzの定在波はそのままだ。エンクロージャが同じなので当然か。

試聴位置ではこれ。

300Hzのディップ以外は優秀。
もう少し低音があってもいいのかな?中音に対して5-10db低い。
低音は60Hzってところか。そこは秋月の「大画面TV対応 2WAY 3スピーカーシステム(グレー)61cm」と似ている。
まあ、周波数特性という意味ではこんな感じなのだろう。

後は聴感テストにしてみる。

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abo-xユニット交換(1)

SP01から届いた温度計で遊んでいたが、同時にTangBanのスピーカも届いた。
早速つけてみた。

TangBand W4-930SA(OEM) 10cm 6Ω/25W 70~20000Hz

ちなみに公開の周波数特性は以下。

特性を計測する前に少し音楽を鳴らしてみた。まだエージング時間ほどもない。
ユニットは
・FostexFF105WK
・AURA SOUND  NS3-193-8A
・TangBand W4-930SA
で、迷った。
「高音の特性がよさそう」「紙コーンだった」などが要因だったのもあるが、非接触温度計も一緒にほしかったのもあってSP01になりTangBand W4-930SAを購入。
後でよく考えると松下T10P45A6 +ツイータもありかな?と。ただディップが出ているので...。

結局はAazonで予約した輸入CDが届いたのでそれを聞いていた。
なんせ初めて聞くアルバムなので経験による比較ができない。それと初期歪みを緩和する「なじみ」のエージングも兼ねてしばらく試聴した。
今のところは低音は最初についていた
松下電器 T10P45A6 10cm 6Ω/35w
ほどは出ていないが、それでもそこそこの響きがある。中高音は期待に近い感じ。

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abo-xの定在波対策(4)

とにかくディップを消すことには成功した。
で、早速音を聞いてみた。

1台は無改造なので比較で...

<良かったところ>
・ディップの違和感はない
・音がすごくなめらかになったように感じる

<悪化?したところ>
・没個性的
・元気がなく感じる
・面白みが無い音
と殆ど低量性のない言葉だらけだ。どうも文字で表現するのは苦手だ。
あまりに「くせ」がない音でフルデジタルの「蒸留水」ではないが、なんか個性がない音。優等生的というか。
これはこれで好きな人もおおいような気がすることはする。
また気柱共鳴的な音は当然残っているので個性もあるにはある。

散々悩んだあげく「つまらない音」になったような気がして戻してしまった。
ただもとのままというわけではなく最終形は以下。


・コーナの三角材はそのまま
 スピーカの後ろは直接の反射波があるので半円のものをつけた。
 80Hzのディップはユニットで補う
 他のディップは緩和傾向
・吸音材は削除
 高音はユニットをつけてから傾向を見る
という内容。

 これだと元々の個性がかなり強くなる。
・ディップが少し軽減される
・谷や山が若干なだらかになる
という感じで音もそういう印象。
基本は変わっていない。耳がいいとわかるレベルかな?ぐらい。
味噌汁で言えばミソを濾したかどうかぐらいの違い。

うまく表現できないが、フルデジタルもそうだが、味付けがない音ってなんか物足りない。よくアンプはひずみが個性というがそんな感じ。
というのも1度はフラットにしてから戻したからいえるので、このまま「これでいい」よりは多少は説得力があると思う。
わかっててやるのは好みの範疇だ。

個人的な結論としては「このエンクロ-ジャはあまり極端な定在波対策しないほうが好き」です。(没個性になる。)
この1行のためにやったようなもの。やったらつまらなくなる。
そういうのを好む人もまた否定はしない。
「対策したいならできるよ」といえるのは精神的には強みだ。

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abo-xの定在波対策(3)

あまりやりたくはないのだが、吸音材を盛大に入れてみた。

こんな感じだが、これはまだ途中段階。

・仕切りは大きいものを採用
・カーペットは周囲に貼り付け
・グラスウールも入るところにはたっぷり入れる

 話は変わるが、震災の影響なのかグラスウールがホームセンターになかった。通販だとOKのようだが時間がかかるので手持ちにした。

で対策前がこうだったのが

対策後はここまでになった。

吸音材が多すぎて低音も少し下がってしまった。(TT)

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abo-xの定在波対策(2)

三角材程度では緩和はされるが消えるまでにいたらなかった。
もう少し極端にしてみることにした。

それなら...とさらに目的を増やして80Hzも消してみることにした。

こんな感じ。

大きな仕切り風の反射板にしてみた。
これだと気柱部分の容積も下がるので共鳴周波数も高い方向にずれる。

実測してみると
・80Hzのディップは消えた
 但し再生能力は50Hzから60Hzになり10Hzあがった。
・定在波は随分下がった
 しかし完全とはいえなかった。
 300Hz以外は綺麗さっぱりなくなって300Hzだけが残った。
みたいになった。
 まあこれでも良いのだが、秋月の「大画面TV対応 2WAY 3スピーカーシステム(グレー)61cm」ぐらいにはしたいという意識が捨てきれない。
 そこでさらに対を進めた。

で測定してみると...
軽減はされるのだが、そんなにフラットに近づかない。(TT)
結構難物かも。

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abo-xの定在波対策(1)

abo-xの特定周波数のディップを軽減しようとする。
振り返ると対策は4項目あって
1.低音(80Hz付近)のディップ
2.高音ののび
この2つはユニット交換で多分対応できる
3.300Hz付近のディップ
4.高音の滑らかさ
はエンクロージャ要因もある。
4は吸音材で多分なんとかなるし、ユニットを変えたら高音が増えるので相対的に下がって「何もしない」のでもいいかもしれない。

3は明らかにエンクロージャに起因する定在波なのでこれを対策することを考える。
定在波ってのは例えば300Hzがスピーカから出ると、後ろの壁に反射して戻ってくる距離がその周波数と合致すると打ち消しあう。そのためディップが出る。

現状の周波数で白丸の部分が定在波によるディップになる。

現状のa-boxをあけたところ。

定在波の対策は「音を反射しなくすればいい」のだが、それは無理なので主なものは
1.反射の角度を変えてしまう
 つまり打ち消しあう度合いを少なくする
2.反射を吸音してしまう
 完全な無響室は反射がないから定在波もない。反射部に吸音材を張ると低下する。
 ただ、寸法から500Hz以下が殆どになって、フエルトでもかなり密度の高いもの(カーペットとか)が良いと思われる。グラスウールのようなものは高音には効果的であるが、この帯域はギッシリ入れないと効果がない。
 レゾネータはやってないが、乱反射という意味ではいいと思うが、この場合は硬い材質の方が効果的に思われる。

まずはオーソドックスに角に三角材を入れてフェルト(カーペット用)を入れてみる。
スピーカの後ろには半円形の材料を入れてみた。(反射のかく乱)
三角材は音道をなめらかにするという目的ではなく、あくまでも定在波対策。
こんな感じ。

で測定してみると...
軽減はされるのだが、そんなにフラットに近づかない。(TT)
結構難物かも。


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abo-xを考える

図面を見たり測定したりして感じたこと。
ここからは独断でaboさんとは関係がない。

aboさんのメールで
「共鳴管(QWT)付きバスレフ型スピーカー」であることを説明して下さい。
そして、その名称は私の独断で取り敢えず命名した名前だとも説明して下さい。
とあった。
そういえば後者は書いてなかった。(^^!

ってブログは書き貯めするのでリアルでもないし。
まあそれを書きたくて追加したのもあるし、手配中だし。

個人的な印象であるが、前にも書いたように全体としてはとてもいいと思う。
なので、かえって細かい欠点を修正したくなる...そんな感じ。
それだけ完成度は高いような気がする。そもそも低音の量感だけでもたいしたものだ。
容積からすればJSPの8cmと互角だが、再生低音はそれより低い。

以下は個人的な設計方向の修正を考えたものでaboさんとは無関係であることをお断りしておく。

・「共鳴管(QWT)付きバスレフ型スピーカー」の動作考察
 実際1号機(?)は「バスレフ」は殆ど効いていないと思われる。(^^!
これは開口部の面積とかそういうのではなく「ダクト共振しているか?」という意味なので誤解のないように。
 ダクトとして考えると、板厚なので短すぎる。気中共鳴の方が遥かに大きい。ただ個人的には原理というものはわからないのもあるし、それでも良いと思う。逆に自作の場合、ダブルバスレフのような共振部分が複数ある構造はその分よほどうまくやらないと余計にディップの危険性が高い。難しさが2乗になる。楽しさも2乗になると考える人ならともかく、まずはQWTとして完成させたいように思った。
 まずはフラット特性が王道に思うのでバスレフ原理は捨てても最初はフラットを狙うのがいいと思った。ダクトを入れてみるのはその後だろう。
 でも特徴がなくなるのかな?
・「共鳴管(QWT)」としてうまく機能している
 ただaboさんは設計値も公表しておおられるがこれが設計値と実測の周波数がずれている
 80Hz付近の設計であるが、測定では60-70Hz付近と思われる。
 後は推定であるが、管は曲がっているので計算はセンターでやると思うが、曲げると管の太さが働いて実際としては外周での計算に近い部分で動いているようだ。
 ここからQWTは簡単に周波数がずれないが、仕切りである程度はできそう。
 そのせいか、ユニットを変えないとディップができてしまう。
 このあたりやはり「作ってみないとわからない」ってのはそのとおりでaboさんの計算がどうのこうのではないと思う。
 まずは「現物あわせ」でユニットを変える。10cmだと紙コーンでもf0の低いのがあるのが有難い。
・定在波が多そう
 屈曲が多いので定在波も多いみたいだ。JSPはシンプルだし。多分300Hz付近のディップはスピーカ後ろで反射した音がそれを打ち消すために発生しているように思う。(96mmだと波長としてもそのぐらいになる。)
 定在波を打ち消す手法は...
 1)反射しなくする
 無響室では原理的に出ない。なので吸音材なのだが、aboさんは
 > 個人的には共鳴管の気柱共鳴が弱まりますので、音に影響がない限り余分なものは
 > 入れたくないですね。
とのこと。ただ自分は経験的にも必要な部分には入れたほうがよいと思っている。
 特にスピーカ背面の吸音材は定在波にいいのだが、グラスウールは高音しか効果がない。使うとしたらフェルトあたりだろう。
 2)反射の角度を変える
 スピーカの後ろの板などに角度をつければ直接干渉しないので低減できる。
 ちょっと面倒ではあるが、製作から比べれば改造の部類だ。もう少し定在波緩和の対応を入れたほうが良いように思える。300Hzって結構大事なような...。
・高音の漏れ
 これも多分吸音材を入れないことに起因するのだろう。ダクトまでで減衰はするがそれでも結構出てくる。これがどうも荒い。なのでモヤっぽくなっていると思う。まあユニットで高音が出ないので相対的にそう感じる部分もあるのだろう。
 タイムドメインは極端ではあるが、ユニットの高音特性をあげて、ダクトの高音はCutするようなほうがいいと思う。(ユニットの高音をあげると何もしなくてもOKかも。)
 ここらはグラスウールで消えそうに思う。

こうなるとabo-xといえるのか疑問にもなるが基本は変わらないしいいのだろう。
どちらかといえばQWTそのものになってしまうのかも。(^^!
まあ名前はどうでもいいか。

 実はQWTの音ははじめて聞いたが、バスレフの音とはまた違う。共鳴の音っていうのかとにかくゆるい制動なので全体的に柔らかい音がする。ダクト低音が支配的なので、音に固さがない。D級のようなものでもフルデジタルでも柔らかい。個人的にはこういう音が好きなので気に入っている。
 カーペットだと、毛足が1cm以上長い絨毯を歩くような感じ。ただ絨毯は短いほうが好きだ。(掃除しやすいから。)

 音を文章ってのは難しいものだ。
表現力のある文書を書く人の音が一番良いってこともないだろうに。
人間が情報を正確に共有できるのは周波数とか測定だけなのかしら?
まあ自分が「きらめくような」と書いても通じないんは理解できる。

 このスピーカは、BGMには最適な選択なのかもしれない。

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abo-xの目標と対策

物事「目標」をしっかり持つのは大事。(^^!
でabo-xの改造目標であるが、まずは最低線で「フラットな特性」を目指すことにした。
フラットな特性ってあるの?だが、1例が手持ちのヴェロダインのDF661。


測定ソフトは違うけど、測定条件は同じ。(前に掲載したけど。)
角度45度なので、5KHzあたりからは+10dbすると真正面の音に近くなる。
ちょっと低音が出すぎではあるが、ダクトにスポンジを入れるとある程度下げられる。
特性は非常に優秀。


これが現在のabo-x。ただ角度0度なので高音は有利になっている。
自分なりの問題点と対策案)
1)低音のディップ
 低音が不自然に聞こえることがある。
<推定原因>
 気柱共鳴は実測で60Hz付近に対してユニットのf0が90-100Hzのため
<対策>
f0の低いユニットに交換する。(75Hz)
それでも発生する場合は気柱共鳴を若干あげる。

2)300Hzのディップ
 低音付近が不自然に聞こえることがある。
<推定原因>
 定在波によるものと推定される。(96mm=300Hz)反射波が干渉し結果として出力が低下。
<対策>
 反射側に角度をつけて定在波を抑制する。
 またフェルト吸音により反射低減する。

3)高域に伸びが無い
 明るさが不足し伸びやかさが減少している。
<推定原因>
 ユニットそのものの特性
<対策>
 ユニットを変更する

4)高域が荒い
 高音にモヤがあってクリアでない
<推定原因>
 ダクトから漏れる高音の影響が大きい
<対策>
 ダクトからの漏れ低音を低減すべく吸音材(グラスウール)を入れる。
という感じ。
 耳で聞いた感じも書いてあるが定量性や表現の問題はあるが、結構正確にわかるものだ。恐ろしいというか...。

 順番にやらないとユニットで変化する部分もあるので、まずはユニット交換だろう。
 こうやっていると、周波数特性があれば「使ってもダメそう」がわかる。なのでダメとわかっているものは購入しないことにする。
 また周波数特性のないものは「博打」になり、強いほうでもないのでやはり購入しないことにする。
 するとaboさんのリストで使えそうなのはTangband W4-930SAぐらい。(それ以外は周波数特性がわからないものが多い。)
 他にも候補はあるが、これより価格はあがってしまう。いきなり揃えるより、1つづつテストして問題があれば変更するのでいいように思う。どうせ趣味なんだし。

 改造順序は、付け替えて再測定して、エンクロージャ対策の順かな?
 とりあえずユニットを手配した。

 aboさんから見ると「細かいことをきにするやつ」なのかしら?
コンポスピーカにはしたくないし、オーディオでの「好みの範疇」の遡上にはのりたい。
 上の欠点はマニアならその気で聞けば誰でもわかると思うし、aboさんも高音は同じ印象が書いてあった。
 多分、マニアは1度以上はフラットな音を聞いて知って覚えているのだろう。
 仮に全く知らなくても、フラットなものからはじめた方がいいように思うが、一般的には高い。abo-xはそれを覆す...かもしれない。
 今まででは、秋月の「大画面TV対応 2WAY 3スピーカーシステム(グレー)61cm」が測定してもフラットに近い。¥1500だし。ただ低音は60Hzぐらい。それでもサイズからすれば立派だし、(外見はともかく)まじめに作ってあると思う。

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abo-xの測定(その2)

スタンドがないのはいかにもまずい。
特に自分は測定まで自分が聞く部分なのにスピーカはその設定になってない。
ってスタンドを作る時間もないし...。
前のデータはちょっと歪だし...。
aboさんがエンクロージャを増やすらしい。
なんか間に合わないような気がするけど、早めに測定して送ってあげたい。

片側なら置き台でできそうだ。スピーカ測定も失敗しちゃったし。
それでいくことにする。
・スピーカ近傍の音

やっぱり先回のが測定ミスだったのね。(TT)

・試聴位置の音

ただ片側の台は本を重ねていたのでマイクの方向は片側に向けた。
なので角度は0度で高音は有利になっている。

以下はaboさんに送ったメール。
1.スピーカの再測定
 やはり先回のは測定ミスだったようです。すいません。
大雑把には先回ドロップした部分をあげればいいのですが、ちょっと周波数も変わって出てしまいました。マイク位置は完全に先回と同じではありません。
 ダクトは先回と同じなので割愛します。

2.試聴位置
 これですが、実は置き台は1個なのでモノラルでマイクをそちらに向けて測定しています。なので角度0度で先回と測定条件が違います。(高音は有利です。)
 そのうちスタンドを作ったらステレオでやってみます。

<考察>
・スタンドにより床(フローリングです)の反射が軽減され、音としてのバランスはよくなり、相対的に高音が出ている印象を受けます。
・逆に低音のディップが出ています。多分反射で補われていたのが顕在化したものだと思います。(80Hzほど)
 ダクトの波形にもありますが200Hz-500Hzにかけて幾つか谷が出ています。バランスがよくなった分先回より目立ちます。
 高音はダクト音がかなりまざるせいか波形が荒いです。ダクト系が強いとこういう傾向になります。
 バランスはよくなり音もスッキリしましたが、マイク角度が0度にしては高音はまだやや弱い印象です。ただそういうのを好む人もいます。

<音を聞いて>
 スタンドは片側だけで片側は本を敷いて同じ高さにし、コインをインシュレータの代わりにしました。いい加減です。そのうちちゃんとします。

・音は随分スッキリしました。
 やはり床の反射音が混ざっていたのだと思います。(なのでスタンドが売れるのだと思いますが)特にダクト位置が低いので床置きは畳でもまずいと思います。トールボーイなのでスタンド前提なのでこれはこれでいいと思います。
 バランスもよくなって波形でもそう見えますし、実際に音楽でもそう感じます。
(ちゃんとベースが前でなく横にいるような感じになりました。)
・50Hzは出ていますが、低音のディップを感じることがあります。
 これはスタンドをつけてからです。
 対策としては、ダクト変更などは大変なのでスピーカのf0をもう少し下げたほうがいいかもしれません。今の設計だともう少しf0が低いユニットがいいように思います。(今は多分90-100Hzですが70Hzぐらいに。)
 200Hz-500Hzは音として感じているのだと思いますが印象としては上に
含まれているような気がします。これはユニットではなおらないかもしれません。
 うまく表現できませんが低音がちょっと歪んだというかそういう音に聞こえる場合があります。
・高音がもう少しほしいです
 この松下のユニットの高域は多分W4-655SB(OEM)4インチフルレンジぐらいではないかと思います。このチョイスだと自分だとツイータを足すほうがいいかもしれません。
 ただこのユニットはf0=70Hzなので低音のディップは消えると思います。
・高音の滑らかさ
 これも波形の方がわかりやすいですが、ダクト音の宿命として音が荒いです。
ボーカルなどで感じることがあります。
 これは皆さん吸音材や音道でやっているようです。

スタンドを置くと随分改善された。
・低音は量感は減るが、反射音が混ざらないためヌケがよくなった
・また他ともバランスするようになった
・高音ののび・荒さは以前と同じ。(バランスの分改善に聞こえる)
反面
・低音にディップがあり耳でもわかる
・同様にこの違和感に300Hzのディップも含まれているような
という感じ。

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abo-xの測定(その1)

迷っていたが、結局はデータは測定ミスも含めて公開することにする。

なんでその1かと言うとその2以上があるから...になる。
で、その1がなぜ失敗かというと...
・マイクの線がずれたものがある。(TT)
 後で気がついた。片付けた後で...。
・スピーカを床に直接置いた
 これはまずかった。abo-xはダクトが下なので結構床反射の影響を受ける。
 日本間で座って聞くにしても何か台はいると思う。

で結果であるが
・スピーカ部分

3KHz部分で-10dbの落ち込みがあるが、これはどうもマイクがずれたのではないかと思われる。m(__)m
頭の中でフラットに持ち上げてほしい。(^^!
測定はスピーカの近傍にマイクをつけるのでメーカの特性とかなり類似したものが出てくる。
aboさんも言っていたように10KHzからはダラ下がり。松下電器 T10P45A6 の特性のようだ。

・ダクト部分

低音(200Hz以下)がすごく出ているのがわかる。
300Hzあたりに定在波が観測され、ちょっと気になる。
高音側が予想より出ている。ダクト音は細かい定在波によってスピーカの波形より荒れてしまう。そのため「荒い音」に聞こえることが多い。
話は違うが、ダイムドメインはこれを嫌ってさらにエンクロージャの振動も嫌ってスピーカだけを浮かせるような構造にしている。なので直接音は殆ど上の「スピーカ近傍」が聞こえていて「クリア」な印象を受ける。反面、味付けがないので物足りなさもあるかもしれない。
測定は、これも上と同じようにダクト近傍で測定した。
なのでこの2つは床の影響が少ない。(ダクトは多少はあるかもしれない。)

近傍測定は音量をあげなくても結構綺麗に測定できる。音量が大きいとマイクが飽和して割れの原因になる。

・試聴部分

これが実際に聞いている場所の周波数。
測定は試聴位置(スピーカから1.5-2mぐらい離れた場所)で行う。
上はモノラルというか片側のスピーカの近傍で採取するが、これは2つのスピーカを鳴らして測定する。
まあ流儀はいろいろあるようだが、自分は高さも試聴位置にしている。
注意してほしいのだが、そうやると音源とマイクに角度を持つ。45度ぐらいだと思う。
そうやると、高音は直進性が強いため減衰する。角度が0度であれば減衰は少ない。
30度ぐらいの角度をつけると5KHz以上は10dbほど下がって「当たり前」という感じ。
そもそも無響室でももっていればともかく、一般の部屋だと反射吸収は盛大に発生して、多分再現なんて無理だろう。
なので、他の人のデータと比べても意味はないかもしれない。
それと音源からこうも離れると、周囲の音の影響が出てくる。エアコンなどは消すが、それでも鳥も鳴くし風の音もする。足音でも入る。裸足でもカーペットがあっても振動がはいってくる。(^^!
大音量でやればSNはあがるが、そもそも「聞いている音」でないと面白くない。なのでこの場合は小さなDCアンプを入れている。
ついでにFFTで対数なので高域は時間をかけないと低下して測定される。でも時間をかけると生活音の危険性も高い。(犬が鳴いたとか。)

測定の説明はそのぐらいにしておいて...
以下はaboさんに送った自分のメール

・スピーカ付近.jpg
 これはスピーカユニットの特性が出てきます。
つまり松下電器 T10P45A6 10cm 6Ω/35wの特性です。
低音)
 低音ですが恐らくf0は予想通り85-100Hzにあるユニットと思われます。恐らく素としてはそれ以下はダラ下がりだと思いますが、50Hz-60Hzにかけて持ち上がるのはエンクロージャの影響だと思われます。
*10cmのユニットとしてですが、低音は優秀だと思います。
中音)
 ここなのですが3KHzを超えたあたりで急に10dbほど下がります。9KHzまでは伸びています。
*これは測定ミス

・ダクト付近.jpg
 これはどちらかといえばエンクロージャの特性が出てきます。
 ダクトなので低音中心になります。
 これが驚異的です。やはり50Hzまで出ています。そこからダラ下がりします。(自分の耳も捨てたものではなかったです。というか人間の耳が一番良い測定器かもしれません。)
 また懸念される50Hz-90Hzの区間でのディップは見受けられず、これも優秀な設計だと思います。(無理して共振を下げると「谷」ができて曲によって不自然になります。)ダクトそのものは200Hz強程度までで、後はエンクロージャ内の音が出ているものと思われます。

・試聴位置.jpg
 これが実際に聞いている場合の特性です。
注意してほしいのは聞いている位置はスピーカから2m以上は離れています。なので、周囲の音も振動も盛大に入ってきます。エアコンなどは消しますが、完全な静寂ではありません。特に近傍の音に敏感になり、振動などはすぐに伝わるので60Hz以下はあまり信用できません。
 全体的に見て、波形としてはダクト付近に非常に似ているので、ダクト音のほうの影響を強く聴いていることになります。なので低音は低くまで聞こえています。反面、ただでさえ弱めの中高音はさらに弱く聞こえています。
 バランス的には聴感と同じく低音が大きすぎるのでダクト音は-5dbぐらいしたほうがよさそうに思いました。

 但し、条件として今は床に直接置いたので余計に床からダクト音が反射して増幅され
てしまっていると思います。なので試聴位置にあわせたスタンドをつけてもう1度測定したほうがいいと思います。音もスッキリすると思います。
 ダクトの音が強いので3KHzあたりからダラ下がりになって、やはり中高音が弱いのは聴感でも同じでした。耳は定量性こそありませんが優秀ですね。

要は人間がおかしいと思ったことは測定でも同じく出る。
人間はそれを文学表現するので同じ認識を共有するのが難しいが定量化すると認識があう。
という、当たり前の事実。(^^!
ただ、オーディオってこの先が問題で、同じ周波数特性でもなぜか違うという。
アンプなどは測定で殆どわからないっていうか。

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abo-xの予定

前日に書いたがabo-xは
今回のコンセプトは安価な小型スピーカー1個で如何に豊かな低音を出すかをテーマにしました。
スピーカーボックスも小型で、スピーカーユニットも安価なものを集めてみました。
というのでaboさんの評価予定をもらった。

スピーカーユニットは
1. TangBand W4-930SA(OEM) 10cm 6Ω/25W 70~20000Hz 3,680円/セット
2. SAMCO LOAA11A00003 10cm 6Ω/40W 3,300円/セット
3. Toptone F100A42-11 10cm 8Ω/30w 80~20000Hz 2,898円/セット
4. SHARP 10WBM48A 10cm 8Ω/20w 1,575円/セット
5. 松下電器 T10P45A6 10cm 6Ω/35w 1,200円/セット
6. 松下電器 FL10CM20W 10cm 4Ω/20w 960円/セット
7. PRIME 92F-A8515 9cm 8Ω/5w 798円/セット
8. メーカー不明 22-0047-9001 8cm 4Ω/3w -円/セット
を試験する予定です。(№2,5,7,8は試験済み)

試験済みのものでは№2,5,7,8全て50Hz程度まで出ています。
特に、№2,5は低音の伸びと迫力は満点で箱を大きくすれば更に低い低音まで出せそうです。

だそうだ。
 最初にコンセプトとこれをお聞きしていて、面白いと思う反面、自分の方向とは「少しずれるのかな?」という感じもあった。(今もそうかな)
 自分も無印スピーカで遊ぶことは結構あるし、楽しいし掘り出し物もあるし...なのだが、目標はやはり「周波数フラットな特性」がある。
 つまりはユニットも絞り込む変わりに、もっと丹念なつくりにしたほうが個人的には良いスピーカになるように感じている。
 ただ周波数がフラットになっても、それだけではない要素は沢山ある。制動感などはやはり小口径の共振と大口径では質感が違うし、コーンも紙・メタルでも違う。透明感とかそういうのも周波数だけでは語れない要素があるように思う。
それはそれでいいし、好き嫌いもあるのもいいが、その前の段階で、まず比較の遡上にのるには、周波数特性は出したいと思う。そこだけでも結構難易度は高いと思っている。
 今回のabo-xは、難しい低音をクリアしそうな気がしているので、そういう意味でも自分はそちらに向けてやってみたくなった。
 なので自分としてはaboさんのように多種のユニットを扱うつもりはない。
 ただ、自分もaboさんの意見には賛成で「なるべく(ここが違うのかな?)安価なユニット」というのは賛成で、高額なものになっては「当たり前」になってしまって、これまたつまらない。
 話はそれるがヴェロダインDF661はフラットな特性をしている。測定してもそうなる。
 JSP(8cm)方式で(音は違うにしろ)やってみたがどうしても低音が及ばない。低音の質感もそうだが、周波数すら及ばない。(口径も容積も違うので別段JSP方式が劣るということではないので誤解のないように。)
 16cmに口径をあげなかったのは、それだと「当たり前」風になるため。置き場所もかな?
 なので、まずは周波数特性だけでも肩を並べるのが悲願にもなっている。
それでも音は違うのだが、そこではじめて「好き嫌い」の部類だと思う。

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abo-xの設計図

aboさんから「是非公開してほしい」とのことで(C)aboさんで公開。
以下がLink。
1Pが概要になっていて、まずはそこを読んでほしい。
2Pは設計図
3Pは板取図面なのでそれをもってホームセンターに...。

ado-x設計図

コンセプトは前にも書いたが
今回のコンセプトは安価な小型スピーカー1個で如何に豊かな低音を出すかをテーマにしました。
スピーカーボックスも小型で、スピーカーユニットも安価なものを集めてみました。
となっている。
なのでスピーカも安価なものを購入して試されるようだ。

ポリシーもあって
趣味の世界でのわたしは考え方は
 1.先ず楽しいこと(楽しくなくなったら止めます)
 2.金銭のやり取りは基本的にしない。
 3.同じ趣味を持った方に喜んで頂くようなものを創る。
です。

だそうです。(^^)

多分aboさんのHPにもそのうちUpされるように思うが、とりあえず当方のHPに「のせとて」ということなので掲載しておく。

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abo-xの感想

以下はaboさんに送った当方の感想。
手抜きでほぼ原文のそのまま。(^^!

アンプは幾つか所有していますが、D級とフルデジタルを聞きました。
凄いですね。とても10cmとは思えませんでした。

スタンドが準備できなかったので床に置いてやりました。
スタンドをつけると低音の反射が減り音のヌケはよくなる方向ですので、そういう意味ではやや不利かもしれません。試聴位置は座ると丁度良い位置なのでそうしました。

「大変良い」でない部分ですが、(多分に主観的ではありますが、)後述のように低音に比べて中域から高域ののびが弱くそのため少し「暗め」の音に感じました。これはエンクロージャではなく(恐らくは)ニアフィールド向きのユニットのせいではないかと思います。

「音」
・低音は本当によく出ています。
 まだ測定していませんが、聴感で50Hzほど出ているのではないかと思います。当然、JSPの8cmより低い音です。
 16cmのバスレフに匹敵すると思います。(JSPだと多分12cmクラス)
 小口径では驚異的だと思います。JSPもバスレフよりは出ますが、これほどではないです。(但しJSPは同社のHPにもありますが、失敗しても普通のバスレフぐらいになります。)
 エンクロージャとしての完成度は非常に高いです。驚きました。
・ユニットそのものは80-100Hzだと思いますのでそれ以下は共振音で制動は強くない印象ですが個人的にはこの方が好きですので、これは欠点ではないです。(好き嫌いは、あると思います。)
 共振音だと「ボーン」みたいな鳴り方をしますが、制動音だと「ボンッ」というような切れの良い(ある意味疲れる)鳴り方になります。
 聴感ですが低音のディップは感じられないのですごくうまい設計だと思います。2度目(でしたっけ?)でこれは凄いことです。自分は、いつもダクト調整でやっていました。JSP8cmは50Hzを狙うとディップが出ます。
・床に直接置きなのでダクト音が反射して余計低音を強く感じますが、これはスタンドによって解消すると思います。そういう意味では試験条件が不利ですね。

なのでほぼ「大変良い」なのですが...
・低音とは逆に中高音の伸びが寂しく明るさが足りないような印象がありました。そのせいか生々しさもちょっと足りないような印象でした。
私見ですが、多分これはエンクロージャの問題というよりユニットそのものだと思います。
aboさんのメールに
>松下電器 T10P45A6の高域特性は約11kHz程度だと思いますが、年の
>せいで高音が良く聞き取れません。たぶん16kHzは聞こえて無いと思い
>ます。
とありましたが、このユニットはカーステレオ用のニアフィールドでバランスしているので今回のように低音がしっかりすると逆に物足りなく感じるのかもしれません。
ツイータ追加というより、ユニットを変えてみたいところです。
 また、これも好みの部類なので、このままでも十分という人も多いと思います。なので主観評価ということで結構かと思います。
 経験から言えば小口径は低音こそ出ませんが、そのためか中高音はかなり良い印象をもっています。これは、逆に低音が増えたので相対的にそう感じてる部分もあると思います。ただ、(低音は少し下がったとしても)もう少し明るい鳴り方が好みです。特にボーカルものはその方がいいです。

「外形寸法」
・ダクトがスピーカと離れているので試聴にはそれなりの距離が必要ですが、これは自分の現状からして問題はありません。
ニアフィールドにはきつい形状だと思います。

「外観を除いたその他」
・できればスピーカ端子はYラグがとめられるターミナルがいいです。
・後、ネジだと突き板になって大変なので接着がいいです。
売り物でないのなら何でもいいのですが、ターミナルにしたほうがいいと思います。

「音楽での印象」
幾つかのアンプと音楽ジャンルを聞いてみました。音圧が高いせいかアンプはあまり選ばないようですしD級アンプでも音は柔らかめで自分の好みでした。メタルコーンの音より遥かに好きです。
音楽はJazzとかが相性がよさそうに感じました。ただインストルメンタルや男性ボーカルまではいいのですが女性ボーカルはもう少し明るさがあったほうがよいように感じました。(高域があがると明るく感じます。)ちょっと高域にモヤがあるような感じです。

「総評」
総じて、非常に優れたエンクロージャに思いました。一番の難物の低音もJSPより上は出ています。
なのでエンクロージャとしては、「大変良い」だと思います。惜しかったのは中高音ののびでユニットが「良い」に近くなったことで、総合的には、「大変良い」と「良い」の中間ぐらいではないかと思います。
低音に関してはおっしゃるように良いユニットだと思います。

JSPは低音はともかく、中高音はわりと伸びていまして、音としてはaboさんのより明るい感じがします。多分TangBandのユニットだと思っています。
それにしても低音を出すほうが遥かに難しいことを考えると、JSPのエンクロージャよりはこのエンクロージャにユニットを入れたほうが早道に思えています。

1. TangBand W4-930SA(OEM) 10cm 6Ω/25W 70~20000Hz 3,680円/セット
3. Toptone F100A42-11 10cm 8Ω/30w 80~20000Hz 2,898円/セット

あたりは興味深いですが、他も試してみたいです。
低音は多少落ちても、中高域があがったほうがバランスすると思います。

というような感じ。
幾つか、細かい部分はあるが、大筋の筋は大変いいように思った。
特にJSP(に限らず)で苦労した低音の量感がすごい。それがあれば後はまだ改良すればかなりハイレベルになると思う。
ちょっと期待のabo-x。(^^)

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ado-x到着&試聴

aboさんから速攻で送ってもらった。m(__)m


がabo-x。
スピーカ口径は10cm。
エンクロージャ寸法は120*540*228である。
10Lぐたいの計算になるが、8cmのJSPが11Lであるので優秀。

並べると...

並んでないか。

JSPは正面は小さいが奥行きが長く、出っ張ってしまう。
一番上がエクリプス(タイムドメイン)、自作JSP8cm、ヴェロダインDF661。
秋月の(?)¥1500(ペア)の片側もあったりする。(^^!

形状としてはエンクロージャの最上部にスピーカ、最下部にダクト開口部がある。
なので設置としてはスタンドをつけて試聴位置にあわせるのがよさそう。
特にダクト位置が低いので床に直接置くと床の反射音が出てきそう。

元々のテーマが「小口径スピーカで低音は出るか?」だったので、低音の出ている
松下電器 T10P45A6 10cm 6Ω/35w
をつけていただいた。
これは1,200円/セットとのことでaboさんのコンセプトの「安価な小型スピーカー1個で如何に豊かな低音を出すか」に合致している。

試聴の最初はすごい低音に驚いた。50Hzは出ている感じ。16cmのバスレフに相当する。10cmとは思えない低音が出てくる。
JSPの8cmだと、75Hzぐらいで12cm相当ぐらいだと思う。10cmだとそうなるかもしれながいが容積も15Lオーバーなので10Lでこれはかなり立派といえる。
(小口径では低音は共振音なので大口径のような制動音にならないが独特の味わいがある。)
 大雑把には低音の量感は十分で、同じような容積であればJSPよりは上である。
音はバスレフより低域の伸びはある。ただユニットのせいか低音の量感に対して高音の量感が控えめなため、やや暗い印象を受ける。これはエンクロージャの原因ではないと思われるので好みでユニット交換でも対応できそう。
 共振音が多いのでスピード感というよりは情緒感があるようなジャンルに向いているような印象。
 直接、床に置いてしまったため音の抜けはいまいちだが、これはスタンドを用意しなかったのが悪かったわけでabo-xのせいではない。
 早くスタンドを作らないと...。


しかし、スタンドを作る間も惜しく、床置きのまま聞いてみた。

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aboさんとの出会い

いきなりaboさんが出てくるが、実はSetFSBの作者だったりする。
http://www13.plala.or.jp/setfsb/
多分、マザーのクロックアップでお世話になった人も多いのではないかと思う。

しかしここからはマザーボードの話ではなくオーディオのお話になる。
そもそもの発端はブログに「小口径スピーカで低音は出るか?」というのを書いて、12-16cmが無難だよ...みたいな結論を書いた。
するとaboさんからメールをいただいた。
最近、スピーカのエンクロージャを自作されているとのことで、独自のものを開発されたとのこと。
基本は「共鳴管(QWT)付きバスレフ型スピーカー」らしいが、aboさんの独自工夫があるとのこと。
説明はご本人のメールから借用しちゃって...

スピーカの構造は従来の雑誌やインターネットに記載されている一般的な共鳴管型と同じですが、
考え方を少し?変えることにより吸音材を入れなくても共鳴管型特有の癖も無く豊かな低音を響かせます。

とのこと。
さらに凄いのは

今回のコンセプトは安価な小型スピーカー1個で如何に豊かな低音を出すかをテーマにしましたので、スピーカーボックスも小型で、スピーカーユニットも安価なものを集めてみました。

といいことだらけ。(^^)
で、「共鳴管(QWT)付きバスレフ型スピーカー」はあまりに長いので名前を考えた。
aboさんのエンクロージャなので「abo-x」。
意味不明だが作者名があり、エンクロージャっぽい名前ではある。
尚、本人に断り無く銘銘したため今の段階ではaboさん本人も知らなかったりする。(^^!
まあ、怒られないとは思うけど。

というので試聴用にお借りすることにした。

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