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abo-xの定在波対策(1)

abo-xの特定周波数のディップを軽減しようとする。
振り返ると対策は4項目あって
1.低音(80Hz付近)のディップ
2.高音ののび
この2つはユニット交換で多分対応できる
3.300Hz付近のディップ
4.高音の滑らかさ
はエンクロージャ要因もある。
4は吸音材で多分なんとかなるし、ユニットを変えたら高音が増えるので相対的に下がって「何もしない」のでもいいかもしれない。

3は明らかにエンクロージャに起因する定在波なのでこれを対策することを考える。
定在波ってのは例えば300Hzがスピーカから出ると、後ろの壁に反射して戻ってくる距離がその周波数と合致すると打ち消しあう。そのためディップが出る。

現状の周波数で白丸の部分が定在波によるディップになる。

現状のa-boxをあけたところ。

定在波の対策は「音を反射しなくすればいい」のだが、それは無理なので主なものは
1.反射の角度を変えてしまう
 つまり打ち消しあう度合いを少なくする
2.反射を吸音してしまう
 完全な無響室は反射がないから定在波もない。反射部に吸音材を張ると低下する。
 ただ、寸法から500Hz以下が殆どになって、フエルトでもかなり密度の高いもの(カーペットとか)が良いと思われる。グラスウールのようなものは高音には効果的であるが、この帯域はギッシリ入れないと効果がない。
 レゾネータはやってないが、乱反射という意味ではいいと思うが、この場合は硬い材質の方が効果的に思われる。

まずはオーソドックスに角に三角材を入れてフェルト(カーペット用)を入れてみる。
スピーカの後ろには半円形の材料を入れてみた。(反射のかく乱)
三角材は音道をなめらかにするという目的ではなく、あくまでも定在波対策。
こんな感じ。

で測定してみると...
軽減はされるのだが、そんなにフラットに近づかない。(TT)
結構難物かも。


by   at 09:00
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