空を見上げて
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abo-xの目標と対策

物事「目標」をしっかり持つのは大事。(^^!
でabo-xの改造目標であるが、まずは最低線で「フラットな特性」を目指すことにした。
フラットな特性ってあるの?だが、1例が手持ちのヴェロダインのDF661。


測定ソフトは違うけど、測定条件は同じ。(前に掲載したけど。)
角度45度なので、5KHzあたりからは+10dbすると真正面の音に近くなる。
ちょっと低音が出すぎではあるが、ダクトにスポンジを入れるとある程度下げられる。
特性は非常に優秀。


これが現在のabo-x。ただ角度0度なので高音は有利になっている。
自分なりの問題点と対策案)
1)低音のディップ
 低音が不自然に聞こえることがある。
<推定原因>
 気柱共鳴は実測で60Hz付近に対してユニットのf0が90-100Hzのため
<対策>
f0の低いユニットに交換する。(75Hz)
それでも発生する場合は気柱共鳴を若干あげる。

2)300Hzのディップ
 低音付近が不自然に聞こえることがある。
<推定原因>
 定在波によるものと推定される。(96mm=300Hz)反射波が干渉し結果として出力が低下。
<対策>
 反射側に角度をつけて定在波を抑制する。
 またフェルト吸音により反射低減する。

3)高域に伸びが無い
 明るさが不足し伸びやかさが減少している。
<推定原因>
 ユニットそのものの特性
<対策>
 ユニットを変更する

4)高域が荒い
 高音にモヤがあってクリアでない
<推定原因>
 ダクトから漏れる高音の影響が大きい
<対策>
 ダクトからの漏れ低音を低減すべく吸音材(グラスウール)を入れる。
という感じ。
 耳で聞いた感じも書いてあるが定量性や表現の問題はあるが、結構正確にわかるものだ。恐ろしいというか...。

 順番にやらないとユニットで変化する部分もあるので、まずはユニット交換だろう。
 こうやっていると、周波数特性があれば「使ってもダメそう」がわかる。なのでダメとわかっているものは購入しないことにする。
 また周波数特性のないものは「博打」になり、強いほうでもないのでやはり購入しないことにする。
 するとaboさんのリストで使えそうなのはTangband W4-930SAぐらい。(それ以外は周波数特性がわからないものが多い。)
 他にも候補はあるが、これより価格はあがってしまう。いきなり揃えるより、1つづつテストして問題があれば変更するのでいいように思う。どうせ趣味なんだし。

 改造順序は、付け替えて再測定して、エンクロージャ対策の順かな?
 とりあえずユニットを手配した。

 aboさんから見ると「細かいことをきにするやつ」なのかしら?
コンポスピーカにはしたくないし、オーディオでの「好みの範疇」の遡上にはのりたい。
 上の欠点はマニアならその気で聞けば誰でもわかると思うし、aboさんも高音は同じ印象が書いてあった。
 多分、マニアは1度以上はフラットな音を聞いて知って覚えているのだろう。
 仮に全く知らなくても、フラットなものからはじめた方がいいように思うが、一般的には高い。abo-xはそれを覆す...かもしれない。
 今まででは、秋月の「大画面TV対応 2WAY 3スピーカーシステム(グレー)61cm」が測定してもフラットに近い。¥1500だし。ただ低音は60Hzぐらい。それでもサイズからすれば立派だし、(外見はともかく)まじめに作ってあると思う。

by   at 09:00
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