abo-xの測定(その2)
スタンドがないのはいかにもまずい。
特に自分は測定まで自分が聞く部分なのにスピーカはその設定になってない。
ってスタンドを作る時間もないし...。
前のデータはちょっと歪だし...。
aboさんがエンクロージャを増やすらしい。
なんか間に合わないような気がするけど、早めに測定して送ってあげたい。
片側なら置き台でできそうだ。スピーカ測定も失敗しちゃったし。
それでいくことにする。
・スピーカ近傍の音
やっぱり先回のが測定ミスだったのね。(TT)
・試聴位置の音
ただ片側の台は本を重ねていたのでマイクの方向は片側に向けた。
なので角度は0度で高音は有利になっている。
以下はaboさんに送ったメール。
1.スピーカの再測定
やはり先回のは測定ミスだったようです。すいません。
大雑把には先回ドロップした部分をあげればいいのですが、ちょっと周波数も変わって出てしまいました。マイク位置は完全に先回と同じではありません。
ダクトは先回と同じなので割愛します。
2.試聴位置
これですが、実は置き台は1個なのでモノラルでマイクをそちらに向けて測定しています。なので角度0度で先回と測定条件が違います。(高音は有利です。)
そのうちスタンドを作ったらステレオでやってみます。
<考察>
・スタンドにより床(フローリングです)の反射が軽減され、音としてのバランスはよくなり、相対的に高音が出ている印象を受けます。
・逆に低音のディップが出ています。多分反射で補われていたのが顕在化したものだと思います。(80Hzほど)
ダクトの波形にもありますが200Hz-500Hzにかけて幾つか谷が出ています。バランスがよくなった分先回より目立ちます。
高音はダクト音がかなりまざるせいか波形が荒いです。ダクト系が強いとこういう傾向になります。
バランスはよくなり音もスッキリしましたが、マイク角度が0度にしては高音はまだやや弱い印象です。ただそういうのを好む人もいます。
<音を聞いて>
スタンドは片側だけで片側は本を敷いて同じ高さにし、コインをインシュレータの代わりにしました。いい加減です。そのうちちゃんとします。
・音は随分スッキリしました。
やはり床の反射音が混ざっていたのだと思います。(なのでスタンドが売れるのだと思いますが)特にダクト位置が低いので床置きは畳でもまずいと思います。トールボーイなのでスタンド前提なのでこれはこれでいいと思います。
バランスもよくなって波形でもそう見えますし、実際に音楽でもそう感じます。
(ちゃんとベースが前でなく横にいるような感じになりました。)
・50Hzは出ていますが、低音のディップを感じることがあります。
これはスタンドをつけてからです。
対策としては、ダクト変更などは大変なのでスピーカのf0をもう少し下げたほうがいいかもしれません。今の設計だともう少しf0が低いユニットがいいように思います。(今は多分90-100Hzですが70Hzぐらいに。)
200Hz-500Hzは音として感じているのだと思いますが印象としては上に
含まれているような気がします。これはユニットではなおらないかもしれません。
うまく表現できませんが低音がちょっと歪んだというかそういう音に聞こえる場合があります。
・高音がもう少しほしいです
この松下のユニットの高域は多分W4-655SB(OEM)4インチフルレンジぐらいではないかと思います。このチョイスだと自分だとツイータを足すほうがいいかもしれません。
ただこのユニットはf0=70Hzなので低音のディップは消えると思います。
・高音の滑らかさ
これも波形の方がわかりやすいですが、ダクト音の宿命として音が荒いです。
ボーカルなどで感じることがあります。
これは皆さん吸音材や音道でやっているようです。
スタンドを置くと随分改善された。
・低音は量感は減るが、反射音が混ざらないためヌケがよくなった
・また他ともバランスするようになった
・高音ののび・荒さは以前と同じ。(バランスの分改善に聞こえる)
反面
・低音にディップがあり耳でもわかる
・同様にこの違和感に300Hzのディップも含まれているような
という感じ。
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