中国製アンプ(8)
TOPPING TP-10 MARK-Ⅲの低音ブースト改造の続き。
改造箇所のおさらいである。
・TA2024の10-11pinの20.5Kと14-15pinの20.5Kを見つける。
赤で印をつけたものがそうである。
・次にTA2024の10pinと14pin側の抵抗の足を浮かせる。
これを参考にPinを浮かせる。
写真ものもはPinが浮かせてあるもの。
白ジャンパはボリュームのケースに飛んでいる。
10Kと0.033uを並列にしたものを用意する。
寄りすぎてピンボケ(TT)
それを外した抵抗の足とスルーホールにつける。
上から見たので全然わからない(TT)
低音をより増加したければ抵抗を増やす。
高音の倍率は20.5Kで決まる。低音の倍率は20.5K+つけた抵抗になる。(はず。)
よりブースト周波数を下げる場合は、コンデンサを大きくする。
このあたりはスピーカと好みで調整する。
そして結果は...
まず持って感動!!
ちゃんと低音が出てきた。透明感もそのままだ。(^^)
やっと期待通りの音に近づいたと思う。
高音・中音・低音のバランスがちゃんととれてきたように感じる。
スピーカがスピーカなので、重低音とは言わないが、それなりに出ている。
本当は「素」でこのぐらいだとこうはならなかったような気がする。
Kochiaにかなり近づいたような気がするが、感覚的には「ちょい負け」ぐらいか。
音の解像度はいいのだが、透明感とかふくらみは少し負けるような印象。
ただ、ここまで再現できれば立派だと思う。
ネットの評判もうなずけるもの。
やらなかったのだが、アイデアとしては低音ブーストの10Kと直列にインダクタを入れると面白いかもしれない。
こうすると中音の倍率は低いが高音の倍率が高くなるように思う。
計算上は2πfLの抵抗になるので、周波数があがるとどんどんゲインがあがるのだが。
f=10KHz程度で2Kにしたいとすると30mHほどの計算になる。
ただラウドネスのように高域も持ち上げるのは最近の流行ではないらしい。「聞いていて疲れる」という。
オーディオは癒しなので説得性が高い。
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