オーディオ入力(13)
wavの再生にあたってwavとmp3を考えてみた。
確かに違うのだがmp3も320kbpsあたりにするとかなり接近する。
よく言われるのは16KHz以上がmp3はかなり落ちてしまうことだ。(128kbps)
対してAAC(Appleのエンコーダ)は同じ128kbpsでもあまり落ちない。
まあエンコーダも各社あって、それによっても結果は異なるようだ。
16KHz付近が聞こえるのか?みたいな話であれば、ここを聞いてみるといいのかも。
まあPCのスピーカでどこまで聞こえるのか?は再生環境にもよるが12Kや13KHzぐらいは聞こえると思う。(多分)
「こんな音は聞こえなくてもいいんじゃないか」と思うのは無理もないが、楽器や声には色々な成分があって、ここをなくしてしまうと、リアリティが失われるようだ。要は「生々しくない」感じになる。「曇った」というか。
それでも音楽の骨子を伝えて情報をこれだけ圧縮しているのだから凄い技術といえる。
ただ(非可逆)圧縮という行為自体は「何かを捨てる」わけで、それが「不要」とも限らないようだ。
最近はmp3の補正もあるようで、それも興味はあるが、失った音は戻ってこないのだろう。
それでも「らしく」聞こえるのはいいと思う。
例えばパイオニアのアドバンスド・サウンドレトリバーというのがある。
ここのサイトに詳しいし、試聴もできる。
<試聴感想>
ちょっとデフォルメはあるかもしれないが、ほぼ感じているものがうまく伝わる内容だと思う。
補正すると「曇った音」から「晴れた音」になるが、オーディオでもそういう感じを受ける。
これは説明には良いサンプルで、mp3とwavの違いを端的にあらわしていると思う。
<説明の感想>
わかりやすいと思う。ただ補正でここまで再現が良いとは考えにくい。(^^!
わかりやすすぎ!!って言うか。それとWMAは可逆圧縮もあるので。
<エンコーダとBitRate>
個人的に
低BitRateではMp3<WMA<AACと思う。
高BitRateならMp3=AAC<WMA=WAVと思う。
WMAは可逆圧縮できる。しかし(PC以外で)再生できる装置は以外に少ない。
AACもライセンスがあって少ない。
普及から言えば、mp3かWAVが無難な選択といえる。
・MP3
低BitRate(128Kbps)なら「午後のこ~だ」で高BitRate(320Kbps)なら「Lame」が良い
・AAC
低BitRate(128Kbps)なら「iTune(Apple)」で高BitRate(320Kbps)なら「SonicStage(Sony)」が良い
・WMAは低BitレートではMP3とAACの中間ぐらい。高BitRateなら非圧縮(可逆)形式がある。
というので極端から極端に走るのなら
・MP3の128KbpsとWAV(非圧縮)あたりが一番良い。
・MP3の128Kbpsに対して、mp3の補正技術はよさげに見える。
このあたりはここに数回にわたって詳しく解説されている。
結論からすると
一番気になる、「音質補正機能で原音に戻せるか」という疑問についていえば、今のところどの技術も原音には戻せていない。
だそうで。(^^!
一旦失われたものは戻らないというか...。
尚、蛇足だけど...
上の前進のサウンドレトリバーは周波数補正ではなくイコライザー風のものであるらしいのでアドバンスド・サウンドレトリバーの説明からすると「別物」ということになる。
どうせなら名前を変えた方がよかったような。
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