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ナチュラルサウンド(1)

Webを見ていたら偶然ナチュラルサウンドのページを見つけた。
NS工房さんが、執筆されてそのプリアンプもあるらしい。

ナチュラルサウンドであるが、作り方は至って簡単で2個の(安物の)スピーカを用意してつなぐだけ。
音の調整用に抵抗(W数は大きいが)が必要。
アンプによってはできないものもあるので、やる場合は要注意。最悪、アンプを破損するかも。

配線上のページに配線もあるが、どこかで見たことがある。(^^!
これ単純な「マトリックスサラウンド」の結線方法だ。
例えば、ここのページに紹介されている。

とどのつまり、ナチュラルサウンドというのは
・スピーカを前面において
・それをサラウンド結線して
・適当(好み)に音量調整する
ものなのだろうか?
と思ったが、どうも記述を読むとそうでもない。
これを2chでやる場合、LよりkR(kは定数)を減じ、同じくRよりkLを減ずるようだ。
一体どんな音なのだろうか?

幸いにしてアンプで対応できるものがあったのでスピーカを2個つないでやってみる。
やはりサラウンド風の音になる。(^^!
当然だが、この場合はリアではないまでも側面にスピーカがあったほうが効果的だ。
前面に置くと、違和感とは言わないが、それに近い感じもする。
・「これが好きだ!!」という人もいると思う
・抵抗で音量を変えれば「最適=好み」がある可能性もある
ので、さほど否定的でもないのだが。

考えるとLとRの同相成分(つまり中央にいる演奏者というか)は音量が低下して、両端の演奏者(つまりLとRが違う場合)は強く出てくることになる。
サラウンドとして考えると、スピーカも横乃至は後ろなので理解できる。ドルビーサラウンドが、そういう成分で作成されていることもあるし。
サラウンドの原理はやはりここが詳しい。

しかし実際、ここにあるように
・試聴位置
どんなサラウンドであろうと視聴位置にはベストポジションが存在します。
センタースピーカーを使わないマトリクスサラウンドではその傾向が顕著です。
・モノラルには効果なし
マトリクスサラウンドはステレオソフトを対象として可能なサラウンドです。
モノラル音声では全くサラウンドしません。
(これは原理上もL=Rなら音は出てこないはずだし。)
のはず。

ところがNS工房のこのページでは
>NS回路はモノラル音源の再生にも大きな効果を発揮
とある。
その前に
>クロストーク打ち消し信号をμ秒の単位で遅延させる
とあるので引き算するものが少し遅れているということなのか...。
ただNS-1、NS-2、NS-3とも販売中止みたいだが。

by   at 09:00
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