オーディオ入力(20)
ExeModeスピーカの改造の続き。
人間の耳はリニアではなく一般的にフレッチャー&マンソンの特性がある。
大雑把には3~5KHzほどは減衰させたほうがいいようだ。
ここらも普段聞く音量があるし、好みの音楽もあるし、試しながら。
ネットワークはいろいろやった結果
・ウーハー
直列にコイルを入れる。(低音増強)
並列に抵抗+コンデンサを入れる。(中音減衰)
・ツイータ
直列にコンデンサ+抵抗を入れる。(高音減衰)
とした。
次に、バスレフポートなのだが、これがどうも変な構造だ。
ふさいであるのだが隙間もある。耳をあてると濁ってはいるが低音がある。
そもそも、このペコペコのプラエンクロージャで密閉というのもきつそうだ。
つまりスピーカの背面圧力に負けてしまう。
そこでバスレフ用にしてしまう。
エンクロージャ容積そのものが不足しているし、バスレフ計算も成り立ちそうにもない。
しょうがないので、8cmのパイプを継ぎ足した。
ついでに、エンクロージャには吸音材を盛大に詰め込んだ。
吸音材は低音というよりも、音がスッキリするため。
補強のために制振材を入れたかったのだが売っていなくてあきらめた。(TT)
まあ石膏などで固めてもいいのだが。
で試聴してみる。
・音質は良く(は)なった
音は濁りがなく少し透明感が出てきた。
特にバスレフダクトの音の濁りは解消されている。
ただ、一般コンポにはやはり負けると思う。
・低音は(わずかながら)出るようになった
バスレフダクトが大きいように思う。
ネットワークも貢献はしているがそう盛大に変わるわけでもなさそうだ。
これも、一般コンポには負けると思う。
つまりは近づくことは近づくが、一般コンポまでは至らないというレベルだ。
総合的にはやはり「外付けアンプ」+「外付けスピーカ」には並ぶべくもない。
我慢できるかは微妙な領域ではある。(TT)
だいたい目をつぶって...(聞いて)もわかる。(TT)
その後、偶然ショップでディスカウントの2.1chを聞いた。
低音は凄いのだがボコボコ・モヤモヤで、これならないほうがいいかも。(ロジクールがそんな低音だ。)
まあExeModeに歯切れの良い低音を求めるほうがいけないのだろうが。
ただ、このスピーカ、なんだかデザイン重視になっているが、ちゃんとした構造にすればそこそこの音はするように思う。
・構造的にしっかりした筐体
・容積の確保とバスレフポートの正しい設計
・吸音材などの適当な配置
で、まあスピーカの価格はおいておいてコンポスピーカぐらいにはなるかもしれない。
それでもアンプはやはりいただけない。
設置が決まっていないのだからイコライザぐらいはほしいもの。
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