ヘッドホン出力とライン入力(4)
このままだと「作って終わり」なので測定してみることにした。
<測定方法>
・スイープジェネレータ
PCのWaveGeneを使用
http://www.ne.jp/asahi/fa/efu/soft/wg/wg.html
注意)
PC内蔵のサウンドボードはひどく2台やったが、いまいち。結局、一番まともっぽいオーディオテクニカのUSBオーディオを使った。(ATC-USBA3)
http://www.audio-technica.co.jp/products/pc/atc-usba3/atc-usba3.html
これはLineOutもついている。但しレベルは小さい。
・測定
PCのWaveSpectraを使用。
http://www.ne.jp/asahi/fa/efu/soft/ws/ws.html
無料のプログラムに感謝。
<測定結果>
ループバックさせたのが以下。
本当は20Hzから20KHzまでフラットなはずが、500Hzあたりから減衰するように見えている。
原因というかスイープ時間が短いと高域は落ちて出てくる。
これは作者のページにも書いてあって、
・リニアスイープにする(デフォルトはログスイープ)
・スイープ時間を長くする
・FFTの窓関数を矩形にする(?)
とすれば良い。
やってみたら随分改善したが時間がかかるので今回はこのままってことで。
なのでこの波形はオーディオテクニカのせいではないので念のため。
とにかくこれが(フラットではないにしろ)系のリファレンスであり、正しく出ればこういう波形になるということになる。
A)トランスによる昇圧の結果
ループバックさせたのが以下。
これだと低域まで減衰している。(TT)
せっかくエコなのだがオーディオとしてはいまいち。
まあST79A自体が低音部分は減衰するような特性ではあった。
B)OPアンプによる昇圧の結果
ループバックさせたのが以下。
これはさすがに、ほぼ同じ出力になる。優秀というか当然というか。
結局はオーディオ向きなのは後者しかない。
話は変わるが、マイクアンプで
2石マイクアンプキット(プリアンプキット)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-04102/
というのが秋月で売っている。(@700)
改造すればこれも片電源のアンプにできそうだ。
上のように無理して-12Vを作ることもない。無理すれば+5V単一でも動く。
倍率が高すぎるが、これも調整できそうだ。
オーディオっぽくないが、部品を交換すれば使えそう。
それもそうだが
大容量出力可変安定化電源キット LM338T使用 最大5A
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-00096/
ってのがあって、1.5Vを作れそうだ。
つまりこれで携帯プレヤーの据え置き化をはかるのもいいかもしれない。
話が発散したが、とどのつまりST79Aの昇圧は測定的にはいまひとつ。
ただ聞いてみて好みであれば不自然ではない。