Tabo-xの特性
さて特性であるが
まずは比較のためabo-x。
で、これがTabo-x。
ユニットは全く同じ松下のT10P45A6である。
-3dbまでをフラットと定義すれば、abo-xの60Hzに対して、T-abo-xは40Hz!!
以上はaboさんが測定したデータであるが、当方の部屋で測定したもの。
やはり40Hzまで出ている。
aboさんとはメールでデータのやりとりをしている。
外乱の影響の少ないスピーカ・ダクトはデータは一致するが、試聴位置はお互いの部屋が違うので一致しない。ただaboさんの測定距離で当方の試聴環境と似たデータ位置があってそこでお互いのデータを比べている。
つまり、「誰でも再現する」と思う。
40Hzというのは、自作エンクロージャとしてはかなり優秀。
ヴェロダインも出るのだが背面ダクトで設置のせいか、ロー上がり(つまり低音が出過ぎ)になっている。
これはダクトが前面にあるため設置影響が少なく、フラットに近い。
「地を這うような重低音」みたいな話はあるが、そういうことよりもまずは「フラットなもの」を聴いたほうが良い。その上で好みで足りなければバスブーストすればいいように思う。
40Hzまでフラットであれば、まず不足を感じないと思う。音バランスも十分に良い。(T10P45A6だとツイータを足したいが)
共振以下が急激に落ちるバスレフなどだと物足りなくなりバスブーストしたりするが、ここまでフラットだと必然性がない。バスブーストもやりすぎると歪っぽくなってしまう。
これだけフラットだと、いろいろな言葉より測定結果の方が雄弁に思う。
10cm1発でここまで出たエンクロージャははじめてだったので感動。
JSPやバックロードも試したが、(容積もあってか)80Hz程度がせいぜいでなかなかそれ以下にならなかった。低音も軽い。
音色の話はあるにしても、まずはフラットな状態で音楽を聴くのがいい。それだけで聞こえ方が全然違う。
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