¥1000で作るニアフィールドスピーカ(22)
一応コンポ程度の音にはなったのでひとまず完成ということにしてデータを整理。
【白蝶】
(ロングダクト)バスレフ型 1.5”スピーカー
・サブウーハーなし:120Hz-
・サブウーハーあり:75Hz-
単独ではわからないので
【Olasonic】
http://blog.goo.ne.jp/nekoski/e/1664ebc0717605ff6da79935b72023e8
より引用
*感想
2.1chで漸く低音が上回った。
この人も述べておられるがこの特性では、100Hz以下は難しいような。
ダラ下がりなのでバスブーストできるが、そうやっても80Hzは苦しいと思う。
しかし、2chだけでこれは立派といえる。
卵型のせいか定在波によるディップなどがなく、すごく素直な特性をしていて白蝶とは大違い。
【Bose M2】
http://nike.cocolog-nifty.com/blog/cat1325873/index.html
より引用。(ホワイトノイズ測定)
*感想
2.1chで漸く低音が互角?
2”の2chだとして驚異的かも。おまけにロー上がりなので低音の量感はあると思う。
角型のせいか定在波によるディップは多めであるが白蝶よりはまともにも思える。
どちらもそう悪くないと思うが...
Olasonicは1万だからまあいいとして
BoseのM2は安い方の輸入品でも3万はする。
同じBoseでCompanion2があって、これはパッシブラジエータではないみたいだが格好(設置面積)は似ていて1万前後。特性も似ているのかもしれないが、「低音が強い」というレビューが多いようだ。ここらが現実的なのか。
自作の2.1chは多分¥3000-4000ぐらいはかかるし、部品の送料を入れるとAmazonのように無料でもないし、こういうやり方で音質が上回るのか?は難しいものがあると思う。(制限が多すぎて自由に選べないし、形状も木材では難しいものが...。)改造の手間も考えると、上のようなもの(1万前後)を買っても結果的な金額では大差ないかも。
ただ自作すると、やはり市販では得られない楽しさがあって、それはそれですごく魅力的でもある。改良も楽しいし。
白蝶は1.5”の非力なスピーカー(¥280)にしては健闘したような気もするし。
ニアフィールドはどうしてもスケール感がない。またサイズ制約により設計制約もある。なので割りきって1万前後で買えばいいように思う。
中高音であるがタイムドメインのものは寄生振動がないせいか結構クリアー。ただ低音は出ないというか想像通りというか。
で、2.1chでもサテライトをタイムドメインにすると面白い。以前Ozakiのサテライトにタイムドメイン(エクリプス)をつないでいたが自分が思う周波数バランスとしてはこれが一番だった。(タイムドメイン型のサブウーハーもあるが)
構成はもっと高くなってしまうが、以下のスピーカーをパッシブにして2.1ch(アンプはそこそこ普通として)のサテライトにつなぐと結果としてはもっと良いかもしれない。