空を見上げて
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波動方式もどきスピーカ(4)

もう出来てしまった。
乾いてないけど。

サンダーで磨いてニスでも塗ればそれなりに通用するように思う。
やはり合板でないものはいい感じ。
木のにおいがまたたまらない。(^^)

乾いたら反ってくるかもしれないが。乾燥に弱いし。
でも、これってスピーカに見えないかも。
これを枕にしたら良い夢が見られそうに思う。(^^)

で早速試聴!!
ううむ。これが波動スピーカなのか。もどきだが。
まず、予想通り低音はあまりしない。
オリジナルはφ200mmだが、これは70mm角だ。(^^!
製作した容積が小さすぎる。でも設置は小さい。(当たり前)
考えるとオリジナルはJSPの容積に匹敵するかも。

音は歯切れが良いというよりはやさしい感じの音で疲れない感じがする。
刺激が少ないというか、迫力がないというか。透明というのもちょっと違う。
音は定位には少し乏しくなるが、無指向性らしく、音が充満するような気分にはなる。
個人的には聞き込むスピーカというよりBGMをかけておくとかそういうのに向いていると思う。
なので音楽も癒し系(ボサノバとか)はいい感じに思う。

まあそこまでで止めると考察もないので私見ながら。
この方式であるが、例えば左LのスピーカにはRの背面の音がかかる。
つまりL-kRの音がLから出てきているのではないだろうか?
右は同じくR-kLの音になる。
この式は「ナチュラルサウンド復元法」というか「マトリクスサラウンド」の式になる。
つまり人間が聞く場合には、L+Rの音から重複成分の一部を除去していることになる。
だから定位が言いかと言えばそうでもないのだが、不思議と奥行きがあるような音だ。
やはり1種のサラウンド効果なのではないかと思う。どちらかと言えば「ナチュラルサウンド復元法」に似た効果があるように感じる。

後、柔らかく感じるのは横向きのなせる業もあるように思う。片方を正面に向けるとそれなりに刺激度合いが増す。
そういう意味では、BGMで癒し系をかけるには良い感じだと思う。

何より一番いいのは、設置の自由度が高いことだ。
しかし横向きだと棚に入れるにしてもかなり横をとらないとまずそうだ。(TT)
天井からつるすのがいいのかもしれない。
FF70EGを買おうか迷っている。(^^!

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波動方式もどきスピーカ(3)

スピーカをつけた側板を固定する。


接着だと乾くのに時間がかかるのでいろいろ片付けたり...。
分解していたTEACHの残骸が見える。プラスチックのプアなもの。
アンプもプアなのだがBassスイッチがあったりする。


乾く時間にターミナルなど。


同じくバスレフダクトを背面に。
これ16φであるが長さ4cmなので余ったものを接着して16φの穴をあけた。
厚さ19mmあるのでだいたい。

なんとなく、恐ろしいまでの速さで製作が進む。
構造も単純だし、加工そのものが多くないし。

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波動方式もどきスピーカ(2)

設計らしい設計もなく、いきなり製作する。

まずは長手のものを切断する。1本だけ長い。

今回は全て木工ボンド接着でやってみた。

スピーカをオーダーする前に手持ちのをつけてみることにした。
TEACのPC用スピーカから外した。メーカはTAKAMICIとある。2Wらしい。
ところがこの直径が8cmある。(TT)
7cmの前提なので寸法が足りないので周囲をヤスリで削った。

いかにもチープな感じのスピーカなのだが。

側面に穴を開けてスピーカを取り付ける。
スピーカは取り付け穴もなく金具で固定するものだった。(TT)

なんとなく音が不安になるが、今より悪くはないと思って進めることにする。

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波動方式もどきスピーカ(1)

JSPのスピーカはそこそこいいのだが、どうも置き場所に困る。
またスピーカ間隔をとって、それなりの位置で聞く必要がある。(当たり前と言えばそうなのだが)

もう少し他を犠牲にしてでも設置の良いのもはないかと思案していると「波動方式スピーカ」が目に留まった。
これはエムズシステムさんのやつで寺垣さんのやつではない。(^^!
原理というか、
・円筒形の筒の左右にスピーカをつける
・ダクトは2種あって「スピーカと同じ面」か「エンクロージャの中心」につける
 なのでバスレフの1種らしい
・どうもエンクロージャそのものを共鳴させるのか?
ということで他にも「独自の」とかあるので秘密はあるのかもしれない。

定位は無指向性に近いとあるので小音量のBGMには向いているように思える。

とは言えまったく何も考えずに作るのもまずかろうというので少しだけ。

1.工作を簡単にするのに2×1材(180cm)1本でやる
 エンクロージャを共鳴させるのは至難なのでせめて合板を避ける。
 コストダウンかも。(なんせ1本@180だった。)
2.スピーカもFosterのFF70EGあたりで設計する。
 これはコイズミ無線で1本@1200.江川三郎氏が太鼓判とある。(^^)

これをやると、エンクロージャ容積はあまりとれず、fo=160Hzぐらいになってしまう。
元々、そう低音を出す構造でもないようだが、オリジナルエンクロージャを見ると結構容積がある。
JSPの8cm程度はあるんじゃないだろうか?
とは言え、これでは大きくなるので、無理やり小さいのにしてしまう。
頭の中では2.1chも視野に入れる。(^^!
またはスワンのように首だけが波動型というのも面白いかも。
ダクトはfo=68Hz程度で16φの4cm程度のダクトになる。
しかもこの計算は全エンクロージャの話で、ここに2つスピーカがつくことになる。

逆計算であるが、2×1材(180cm)1本とすると
・39cm*3本+41cm*1本
・11cm*2本
になる。実際は183cmあるので少し余るが。

設計と言ってもこれで終わりというお手軽さ。(^^!

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オーディオ入力(25)

JSPのスピーカであるが、置き場所に困って結局本来どおりExeModeにつけた。

さしてエージングしないうちに低音が出始めた。
今度は低音が大きくてバランスが危ない。
人間って贅沢なものだ。

しょうがないのでExeModeの低音ブースト回路を外した。
なので今は「スピーカエンクロージャをJSP方式に」しただけの改造まで戻った。
バランスは確かによくなった。

ただやはり何かが物足りない感じがする。
今度はやはりアンプではないかと思う。なんだか再生周波数が不足している印象をうける。
もっともmp3でそうなっているのだが、同じmp3でも違うシステムではもっと良い印象だ。
なので多分
・入力部分に不足がある

・アンプに問題がある
か、両方かである。
まずCDがあるので聞いてみた。
SDやUSBよりはましだが、差異はある。
AUXiinで聞いても差異がある。
というのでまずはアンプに問題がありそうだ。ただ改造するのなら作った方が早い。(^^!

しょうがないので試聴位置をいろいろ変えていた。
しかし結果は散々な目にあった。(TT)
・USBメモリが壊れた
・スピーカがTVなどとこすって紙が盛大にはがれた。(そのままにしてある。)
そうなるとフラシボーではないが、ますます落ち込んで音まで悪く聞こえてきた。(TT)

結果的にはやはり自然な位置置くことにした。
ただ耳には自然でも部屋のレイアウトにとってはおかしい。(TT)
そこたらを動かしたが収まりは悪い...がよしとする。

壊れたUSBであるが、認識はするのだが容量=0でメディアなしに見える。
好きな曲を集めたものだが、また作るのも面倒なので復旧できないかやってみるが全然ダメ。
物理フォーマットでHPとBuffalloでNG。その他のツールでも回復しなかった。(TT)

捨てる前に記念写真。(TT)

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JSP方式スピーカ(10)

そういうえば吸音材の効果であるが、やはりスッキリしてきている。
元々のびのびしているのがよさそうなので、あまり多く入れないほうがよさそうに思う。
音はスッキリするだろうが、やせてきてしまうと思う。

このJSP方式であるが、考えると普通のバスレフではないかと思う。
設計方針であるが
・容積を大きくする
つまり、foを下げる。推薦容積よりかなり大きくする。
・ポートの開口面積を大きくする
つまりポート4本。これは低音の量感をあげるためと思われる。
普通に考えると開口面積を小さくすれば同じ長さでfoは低いほうになるが量感が下がる。
・こうやるとポートが長くなるがそのため奥行きを長くする
foの計算でさほど長くない場合もあるが。
という風に見える。

もう1つは
・スピーカとダクトを寄せる
これは点音源を狙ったものなのか?
というのもある。ただ説明中には「必ずしも同じ平面でなくても良い」とある。
聞いた感じはやはりこの方がまとまりが良い。

なので例えば8cmのスピーカでも通常より容積が大きい。特に奥行きが凄く長い。
容積が少なくて済むスピーカであれば、確かに普通サイズぐらいにはできそうであるが、それだと逆にバランスを崩しそうに思う。思うに推奨容量の3倍ぐらいがいいのだろう。
ポートは30φ*4を使ったが、25φ*4で計算すればよいように思う。

試してみたいのは例えば16cmのエンクロージャに8cmをつけてこのようにポートを配置したら似たような結果が出るように思う。
欠点と言えばとにかく奥行きかもしれない。本棚にもおけない(前にはみ出る)のでブックシェルフでもない。オーディオルームならいいのだろうが。
多少大きくても16cmサイズならまだなんとかなりそうな気がする。

とにかく面白いエンクロージャを体験させてもらって嬉しかった。(^^)
なんとなくパーティクルとかMDFはやはり人工っぽい。
今度作るなら2×4のパイン材を2重化してエンクロージャにすると無塗装でも格好いいように思う。
(人によると思うが)

そういえば8cmで2×4のトールボーイを作りたかったが本(「つくって鳴らすDIYスピーカー」 )で紹介されたのを知る。
ううむ。同じことを考える人はいるものだ。
写真を見つけた。

音は容量からして低音はともかく
・木のぬくもりがいい!!
・トールボーイだが設置面積が少ない。
・例えばBGMには最高のスピーカに思える。(素直な感じだし。)
と思う。
なんか足は大きくしたほうが安定なような。
2×4は工作しやすいし、木のぬくもりがあるので好きだ。(^^)


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JSP方式スピーカ(9)

紆余曲折の末完成する。

あまりに精度良く作ったせいか、貼り付けた用紙の厚みでバッフルが入らなかった。(TT)
かなづちで入れると、木目シートが破れてしまった。(TT)
今もそのままになっているが、これ0.2mmぐらいだと思う。
空気は漏れないようにかなり気を使ったのが裏目に...。(TT)


これが完成なのだが、ExeModeのカバーが目立つ。(^^!
スピーカのセンターキャップの保護用みたいなものなのだが、音にはよくないだろう。

もとのスピーカサイズがこれだけだったことを考えると正面だけでも倍になっている。
さらに奥行きが凄い!!

正面から一見すると昭和初期のラジオにも見える。(^^!
下はダクトでダイアルではないのだが。

カバーを外すとこんな感じ。

ちょっとテカリがきついし、ダクトの段差とか、カバーの受けゴムで凹凸がひどく見える。
実際にもひどく、ツヤで余計目立つ。油絵風の芸術作品風。(TT)
カバーすると半分は見えない。(^^!

試しに補色で墨汁を塗ったらこれがいい感じだ。
落ち着いた黒でツヤも少ない。やはりこういうのの方が良かったと後悔する。

今度やる場合は
・クリアニス(ウレタン系)で軽く塗装し
・木目用紙を貼り
・バッフルは墨汁で仕上げる
と和風でいいのかも。

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JSP方式スピーカ(8)

塗装というか貼付が終わったので組み上げる。

前までは吸音材がなかった。
ちょっと音の濁りみたいなものがあったので少し入れてみる。

まずは後面。

内部の周囲にも。

バッフル裏も入れたいのだが面積がないので割愛。

塗装以外の改造はこれだけなので、音がどう変わるのか楽しみだ。

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JSP方式スピーカ(7)

気をとりなして考え直す。

やはり木目シートにする。
ダイソーで2枚買って来た。
塗装してあるので、今度は簡単に貼れるだろう。
早速1台貼ってみる。(オーク柄)


このシートはどうもビニールみたいだ。なのでツヤがある。ツヤはないほうがいいのだが。
まあまた買ってくれば張替えできるが。
両面テープというかはがせば貼れるので塗装よりはるかに楽だ。
これならハサミとカッターなので図工に近い。
と甘く見ていたら木口処理でミスしてしまった。(TT)
まじめにらないと。

これだとバッフルは黒がよさそうなので、急遽黒に塗りなおし。
黒はエナメルスプレー!!なんか手持ちの関係でバラバラだ。

アイボリー3度+エナメルで超厚化粧になった。

ExeModeのスピーカカバーの枠は、なんかアクリル塗料が割れて来た。(TT)
化学反応だろうか?厚化粧はよくないし。
そもそもここもツヤ消しがほしいのだが。(何を今更!!)

まあ、前に比べたら割とオーディオっぽくなった気がする。

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JSP方式スピーカ(6)

バッフル板はアイボリーにする。


横にあるのはExeModeのスピーカカバーの枠。
ケースは捨ててしまったが、これは利用しようと思って捨てなかった。
というかネットが金属なので燃えないゴミで出せなかったというか。

同じく3度ぐらい塗った。

でもってあわせてみるとどうも安っぽい。
って元々安いのだからどうでもよさそうなものではあるが。

なまじツヤがあるので、子供の積み木っていうかなんかそういう雰囲気がある。
カラーボックスにも負けそうな感じもする。
見ているうちに悲観にくれてくる。(TT)


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JSP方式スピーカ(5)

JSP方式であるが聞いているとなかなか心地よい。
特に容積が広いせいか「のびのびしている」感じがいい。

このままの外観ではあまりなので、塗装することを考える。
ただ塗料も高いので、自宅のDIYのあまりのペンキにする。
アイボリーとこげ茶があるので、バッフルはアイボリーに、それ以外はこげ茶にすることにする。
パーティクルは木口などの目が粗く、化粧用のシートが通用しない。
両面テープも厚手の専用でないと剥がれてくる。(TT)

なので何はともあれ塗装するのはいいと思う。

まずは全体をサンダーで磨く。

1mm未満の誤差も出ているので平らになるようする。
パーティクルの木口もやっておく。
パーティクルは1面だけはわりちツヤがあり、そちらが外側になっているのだが。

やっているとやはり少しは滑らかになったように思う。

代わり映えしないが、木屑がある分滑らかというか。

でもって、こげ茶を塗った。これはアクリル系の塗料。

ううむ。いまいちか。

2度塗りして3度塗りする。

ピアノ光沢からは程遠いし、なんだか色も安っぽい。(TT)
光沢はあるのだがつや消しの方がよさそうな気がする。

それにしてもパーティクルの木口は盛大に塗料を吸い込む。(^^!
3度塗ってもまだ平らにはならない。磨いてもなかなか。

気をとりなおしてバッフルの塗装にかかることにして乾かしておく。

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オーディオ入力(24)

ExeModeの改造も終わり、スピーカもJSP方式にしたが、元のスピーカはやはりExeMode。

そこで、改造型ExeMaodeを聞いてみる。
1)アンプは低音ブースト回路をつける
2)スピーカエンクロージャはJSP方式に変える

2)で外形はかなり大きくなる。

素晴らしい!!
まあ普通のコンポ程度の音になった。
最初のラジオ風の音からは想像できないほど変わった。(^^v

影響度合いから言えば
JSP方式のスピーカ>バスブースト回路
みたいな感じで、どちらも明確に変貌するが、音への影響はJSPの方が大きく感じた。
もっともバスブースト回路は中高音を抑えているだけだ。
JSP方式で行くなら、案外バランスもよくバスブースト回路は要らないかもしれない。
スイッチをつけるべきだったのか。まあ出すぎでもないが低音は強くなった。ちょっともやついているが。
ただ元々ついているバスブーストスイッチを切るとやはり情けない。
これはこれでいいのだろう。

つまり回路*JSP方式の相乗効果となり、かなりしっかりと低音が出る。
そもそも10mm厚のパーティクルボードが振動しているのがわかる。強度不足なのか。(TT)
JSPスピーカはFostexかTagnbandかDIYAudioでも入れたかったが、作り直したほうがいいのか。
場合によってはf0=100Hzってのは高すぎるのでダクトは20φ*10cmぐらいにしないといけない。
30φの中に埋めればいいのだが。

とどのつまり音としては満足で、最初からこの程度であればよかったと思う。
難点を言えばスピーカが大きいことで設置は前のようにはいかない。従ってこういう聞き方だと設置場所がない。(今考える問題ではないが。)

このユニット&ダクトの面は今のサイドの方が普通のスピーカっぽいのだが。
それだと設置面積が下がるのでまだいい。でも性能は出るのやら。
普通っぽくなるのを嫌っただけなのか不明。

それでも、ためしに上に向けたり、下に向けたりするとやはり面白くない。耳に向けないとちゃんとした感じにならない。上に向けて、開口部を耳に向けるのが一番設置面積は少ないがちょっと置き方が難しい。
いずれにしてもJSP方式はかなりよいのだが、
・容積が大きい
・奥行きが大きい(サイドにもってこられないか)
という感じ。
スピーカは2”(5cm)程度のもので作れば、小さくできるがf0は200Hzだし。
でも卓上型はそういうの+バスブースト回路で十分なような...。


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JSP方式スピーカ(4)

さていよいよスピーカを取り付ける。

前面からつけると8cmのバッフルをつけると穴が出るので後ろからつける。
それに美観が良いスピーカでもないし。(^^!
穴を気にするほどの美観でもないのだが。

つけてみると、そうおかしくもない。
馬子にも衣装っていうか。(意味不明だが)
元々のスピーカと並べてみる。
美観は負けるのだろう...。まあ手作りの贔屓目で互角かな?

乱暴にもこのまま聞いてみる。
「おーーー」結構音は変わる。良い方向だ。
安物コンポのスピーカとは思えない。(目を閉じた場合だけど。)
低音は、周波数は低くないようだが量感がある。
ためしにターミナル側をあけるとそれなりに低い音が出てる。
ダクトからも低音が聞こえるが、吸音材を入れていないせいか、ちょっとくせが出ている。
少なくとも
・元のExeModeのエンクロージャ
・それを改造したナチュラルダクトエンクロージャ
よりははるかに良い。
ただし両者よりはるかにでかい!!

比較も終わったので2つ組み上げてみる。

ちゃんとステレオで鳴る。当然なのだが、音は統一されて違和感がなくなった。
ダクトで吸音材を調整すればかなりよくなりそうな予感もする。
そもそもエージングしてないし。

試聴位置は床だと音白くないのでヴェロダインの上に載せる。
今度はタイムドメインが高すぎ。(TT)
まじめに聞けるようになった。

でもって、他との比較。
・ヴェロダインとの比較
 低音の量感・質感ともにヴェロダインが上回っている。
 ただこのやり方でかなり近づいているのは事実だし、スピーカが安物で口径はともかく低音向きともいえないような状況を考えると立派に思える。
・タイムドメイン(エクリプス)との比較
 低音の量感はJSPが上で質感はタイムドメインに思える。タイムドメイン(エクリプス)はさほど低音は出ない。ただ解像度は良い。
 透明感はタイムドメインが上。但しタイムドメインの試聴位置がピンポイントに対して、これは普通に聞けるし、定位も悪くない。
 これも、スピーカが安物でろくにチューニングもしてない状況を考えると立派に思える。

・全般的な印象
 のびのびと鳴っているような感じがする。
 低音の量感はすごく豊かに感じるが、重低音という感じではない。これはチューニングのせいもある。
 バランス的には良いと思う。低音の解像度はあまり高くない感じがする。(吸音材などを入れてみないとわからないが。)
 スピーカをもっとよいものにすればタイムドメイン(エクリプス)とヴェロダインの中間ぐらいになるような気がする。
 透明感を求める場合:タイムドメイン(エクリプス)
 量感&質感を求める場合:ヴェロダイン
 JSP方式はその中間ぐらいになるように思う。

 この安物スピーカでも結構聞ける音がするのは素晴らしい。(同じような自作の人で@300のをつけていたが。多分チューニングでそこそこ聞けるようになると思う。)
 工作は面倒ではあるが、そう難しいというわけではないし、自作派にもいいように思う。
その前に外装を塗装するのかどうか悩ましい。
気に入っているのだが、置き場が問題かも。(TT)

このやり方でスピーカに手持ちがあれば、@2000程度で自作可能かも。

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JSP方式スピーカ(3)

JSP方式の製作のエンクロージャ部の仕上げ(塗装なし)。

次は前面バッフルにダクトをつける。
かなりきつめに作ったのでヤスリで穴を広げて、入るところでハンマーで入れた。
パーティクルボードは案外もろく、力任せにやると割れてくる。(^^!

そういう作業を8個のダクト分行うと完成する。
まあかなり手が疲れた。
実は端材なのでバッフルももう2枚あるが、ダクトをつけるのが...。(ダクトももう8本あるが)
穴位置もシビアで、これまた微妙にすれている。
おまけにバッフル取り付け穴を間違えてあけた部分がある。(TT)
ま、いいか。

この段階でさらに1日乾かしておく。

今日使ったのは、ないような...。(^^)

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JSP方式スピーカ(2)

JSP方式の製作の続き。

側板の筒ができたので、今度は前後を作成する。

まずは簡単な後ろから。
なんのことはないターミナルを止めただけ。
こうやって眺めると、こちらが前面の方が一般的スピーカのフォルムに思える。

側面であるが、ネジが見えないようにした。
最初はダボも考えたが、穴が浅いので結局は座ぐりして、ボンドを入れて木くずをつめた。
左から「埋めたもの」「ボンドのみ」「ネジ部分」。なんだかタコ焼き風の作業。

で大物が前面である。
まず取り付けるスピーカに迷った。最初は実験だし、そもそもパーティクルボードに高級感がない。(TT)
そこでExeModeのものをつけることにしたが、これは10cmの2wayである。
まあ付かないことはない。8cmの箱につけていいのか?とは思うが。
そこで穴をあけるのだが、ここはコメリでも無理なので「自在錐」というのを買って来た。(@5000ぐらい)
便利なのだが、かなりパワフルなドリルがいる。
こんな感じ。

かなり危険な作業に思う。
はじめて使ったが印象として
・30φ程度なら楽勝で綺麗にあけられる。
・90φ程度になると最初に大きな抵抗がある。
・パワフルなドリルが必要。連続して空けるとドリルから煙が出てきた。触ると熱くてやけどする。(^^!
・つまりは空ける板もそれだけの力がかかるので頑丈に固定しておかないと危険。(飛んでくる)
・それもあって軽く当てて進める。(無理に圧力をかけると余計危険)
というので慣れればどうってことはないにしても、最初は戸惑った。

もし、すごくいい音がしたら、この穴を2×4の端材をバッフルに入れれば8cmもつけられる。

ううむ。ちょっと苦しいか。

ここで使ったのは
・自在錐(これが一番高かったりする)工具なので除く。糸ノコでもできるだろうし。
・ターミナル(線材)
ぐらい。

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JSP方式スピーカ(1)

ナチュラルダクトが思うような結果にならなかったので、違う方式を模索する。
JSP方式はここにある。
原理はこのHPを読んでもらうとして、低音をかなり増強できるようだ。
・容積を広くとる
・ダクトを4本(以上)にする
ことが必要でユニットちダクトは同じ平面でなくても良いようだ。
考えるとバスレフで開口面積を広く(4倍?)して量感を増すのかと思ったらそう単純でもない。
開口面積をあげるとダクトも長くなるがそんなに長いダクトでもない。
ただ、容積はかなり重要に思う。
この容積に入れて、しっかりしたエンクロージャにするだけでも結構良いと思う。

この容積だがかなり大きくなる。
まあそれがいいのだが、一番小さいのがいい。
と思って探すとここの下あたりに8cm用の自作図面がある。
これを、有難く使わせてもらうことにする。
元々のダクトは30φの7cmで100Hzの設定のようだ。
最初は無難な選択に思う。系を小さくして長さを伸ばせば低い側にずれるのだが、量感は減るだろう。
まずはこのまま作ってみることにする。

材料はMDFにしたかったのだが、棚の補強に使ったパーティクルボードが大量に余っているのでこれを使うことにする。(塗装を考えるとやめたほうが良かったのか。)
パーティクルボードは強度はいいのだが水というか湿気に弱い。MDFほど表面が滑らかではないので最近はMDFだが、その昔はスピーカに用いられていた。
今は上に化粧板を張って棚とかキッチンとかに使われている。
今回は棚の補強用で厚さは10mmのもの。180cm*90cmなら買っても@1000しないと思う。

面倒なのと精度もあるので、コメリでカットをお願いした。1カット¥30。
塩ビパイプも1カット¥30だった。数が多いのでついでにやってもらった。
これが材料一式で、端材は補強に使うようにもらってきた。
工作を何度もやった人でない限りは切ってもらったほうが良いと思う。
ただコメリでは10φ以上の穴あけはやっていなかった。

まずは箱から作り始めるのだが、補強から作る。

どこかのHPにあったが「ネジはずれる」という。
今回はイヤほど感じた。確かに微妙にずれてしまう。工作が早いのはいいが、正確に切ってあるなら接着でやったほうが精度よく組みあがると思う。
特にこの補強部分は結構精度的に必要で、これで全部決まるような。

付け終わったら側板をつけていく。側板もネジで止めた。

こんな感じで組み上げる。ネジは側板の横から止める。
ここでもずれる。1mm以下なのだが本当に微妙にずれてしまう。(TT)
ただガッシリさせるために盛大にボンドを塗っている。どうもボンドは染み出てくる感じ。(^^!

それを2つ作る。筒状態になっている。

こんな感じ。
なんだか微妙なずれが気になるが、つとめて気にしないようにする。(TT)
ここで一旦1日乾かしておいた。

ここまでに使ったのは
・カット代
・ボンド
・塩ビパイプ(30φ):¥660で2m
・木ネジ
ぐらい。

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オーディオ入力(23)

改造が終わったので組み立ててみる。

すると液晶が出ない。(TT)
また分解して組み立ててみる。
...そういうようなことを数回繰り返していたらちゃんと動いた。(^^!
なんとも不思議。

そもそも改造そのものより分解の方がはるかに面倒だった。
良く組み立てていると感心する。
今回の場合、結果的にはチューナーボードというか一番はずれやすいものだけ外せば改造できるので、最初からわかっていれば、もっと短時間で済むと思う。
部品もハンダ面につけても(高さがある程度なら)そのままとめられる。

なのでせっかく組みあがったが、もう1度チューナーボードを外し、ブーストの効果だけは実験した。
当然ながら低音は増強される(というか中高音が下がるというか)

でちゃんと組み上げる。

・片側はオリジナルのものを改造し吸音材+パイプダクトを入れたもの
・もう片側はナチュラルダクトに改造したもの
である。

で聞いてみると、低音と中高音のバランスは、まともになった。(^^v

そしてナチュラルダクトからは驚くべき低音が...ということは全くなかった。(TT)
数日放置したのでホットボンドなどは乾いたはずだし。
エージングをかねて、しばらくは鳴らしておいた。

話は脱線するが、この状態で聞くと、ナチュラルダクトより改造版の方が音が大きいので定位が狂う。
ナチュラルダクトのほうは元々中音が引っ込むような印象だが、改造版は中音も元気がいいので、改造前後で差異がはっきりわかる。
フィルタ定数からして「重低音」にはならないものの、それこそナチュラルな感じがする。(元々、そんな低音は出てないような気がするし。)

改造前は中音だけが飛び抜けているような感じで、明るいというより「軽い」「耳障り」みたいな音(例えて言えばラジオ風の音)だったが、これなら少し「しっとり」して聞こえる。
ただCDR-291のファンのために言うと、「そういう音が好き」という場合もあると思う。

というか、自分にとっては、このあたりで「普通の低・中高音バランス」という印象。
端的に言えば「ラジオの音」から「オーディオっぽい音」になった感じがする。
抵抗を減らして、コンデンサを増やせば、低音がより強調されるが、まあこのあたりでいいような。
物事、適度というものがあると思うし。
クリアとか歯切れを求めるのは無理だろうし。

今はこれにビクターのスピーカをつけて聞いている。
これだと少しオーディオに近づくように思う。

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オーディオ入力(22)

改造の方法は2通りあって

・YD6409を違うアンプにしてしまう
 電源は9Vみたいなのでそこで動くアンプなら通用するだろう。
 但し出力の片側はGNDでないといけない。(そこも変えればどうでもいいが)
・YD6409の特性を変える
 具体的には低音ブースター

が考えられる。
このアンプはLowのカットオフ周波数も設定できて、30Hz付近なのでそこはいいようだ。
ゲインも絞れば20KHzまではリニアになる。低音が100uなのでレスポンスが低域で遅れるようだが、倍にしてもたいして改善しなさそうだし、そもそも今の音ではそれどころではないし。
それを言えば、オーディオ部品ってのが搭載されていないし。(TT)

まあ、今回はお手軽なほうから試してみることにする。

というのでYD6406に低音ブースター(というかハイパスフィルタというか)を入れる。
つまり
・10Kと0.33uを直列にしたものを作成し
・YD6406内部の10Kと並列になるように入れる
 裏から

 横から

これで完成!!
 まあやることがわかればお手軽には違いない。

by   at 09:00  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)