イコライザ(2)
9バンドのイコライザの感想であるが...
1.スピーカの補正はできるか?
結論からすると「程度問題」というありきたりの答えになった。(^^!
このイコライザは+12dBできる。
なので例えば、同じアンプで「低音を+12dBした8cmのJSPスピーカ」と「何もしない16cmのヴェロダイン」の比較ができる。
まあこのぐらい極端にやると、確かに音は似てくる。(元々そうなのだが。)
逆に言えば、JSPは成分として50Hz程度を含んでいることになり、これは優秀にも思う。
個人的には低音は「何もしないヴェロダイン」が好きなのだが、中高音は「8cmのJSP」が気に入っている。
ただ、こうやってもバランスは確かに似てくるが、音はやはり違うし、質感も違う。
後は「我慢できるか?」みたいな話だと思う。12-13cmのJSPならあっさりOKかもしれない。
そういえばHPに「10cm以上を推奨」とあったような。8cmではこれでも「善戦」の部類だと思う。
(他の8cmはこんなに低音は出ないし。)
2.mp3は補正できるか?
これも興味はあるが、元々mp3は128Kbpsだと16KHz以上はバッサリ切られている。
なのでそこらを動かしてもあまり...と思ったが、その付近を動かすとややメリハリは出てくる。
ただ、どうあがいたところで、一旦非可逆圧縮したものは元に戻るはずもなく、「好みになる」とか「聞きやすい」というのがあるに過ぎない気がする。
3.プリアンプとして使えるか?
このイコライザの説明書にもあったが、なるべく0dB以下が良いと記載されている。
やってみると増幅はできるし、音も悪くはないが、透明感は乏しく感じる。
実際のところ例えば、LiniInとメディアプレヤーのヘッドホン端子では音圧が違うので、これをかませるというのは良かったりすると思ったのだが。
機種によるかもしれないが、これはやらないほうがよさそうである。(試す価値はあるが。)
いろいろ遊んでいると、「この曲はこんなのもいい」みたいなものもあるにはあるが、総合的にいえば
・何もしないのが一番自然
・ただスピーカで伸びていないと思われる低域だけを補えばよいぐらい
・段階は急変させるのではなく、なだらかなほうが自然
みたいな至ってありきたりの結論になった。(^^!
このままでは「ただ遊んだだけ」であるが、得られたのは自分の好みのレベルである。
今度はそれをアンプに反映して、イコライザを外すことを考えることにする。
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