NASトランスポート(17)
玄箱のCDトランスポート(?)続き。
玄箱がPS AUDIO のPWTもどきにならないか?というお話。
なんのことはない、玄箱でUSBのCD(DVD)を再生してUSBオーディオから出力するという...。
PCだと簡単なのだが...。
まず玄箱でUSBのCDドライブを認識させる。
USBなので認識はするが、そのままではマウントできない。(^^!
まずカーネルをリコンパイルしてsr_modを組み込む。
SCSI系のCDドライブ系にチェックを入れてconfigしてmakeする。
何度か失敗するが、なんとか認識する。
modprobe sr_mod
で必要なモジュールをロードする。
/dev/sr0になった。
ここで
mount -r -t iso9660 /dev/sr0 /mnt/cd
みたいにしてデータCDが読めれば成功している。
が...音楽CDはマウントできない。
っていうかそういうCD再生ソフトを使う。とは言ってもAlsaplayerはそれができる。
Alsaplayerの場合、/dev/cdromが対象になるので、/dev/sr0のシンボリックリンクを貼るか、configで/dev/sr0を指定する必要があるが、やるのはそれだけでOK。
入力のPlugInにCDDAが必要。
コマンドラインで単純に
alsaplayer -i text -o oss CD.cdda
とやると再生するらしいが、曲名をCDDBサーバからとってくるらしく、サーバ接続でこけて音が出ない。(TT)
このへんはよくわからないのだが、freedb.orgにポート888でコネクションに行ってこけているみたいに見える。8880にしたりしてみるが、現象は変わらない。80はhttpの場合らしく、これでもNG。
別のサーバを指定してみたが事態は同じ。
結局CDDBはあきらめ。
設定でCDDBを読まないようにできるのだが、そうするとセグメンテーションフォルトで落ちる。(TT)
このあたりがどうも不思議である。
これはalsaplayerのCDDAのPlugInの話なのだが、どうも回避方法がわからない。
最新版でもmakeしたら案外...とも思うが、同じかもしれないし。
なのでWebを探し回ったら、
alsaplayer -i text -o oss CD.cdda
以外にも、いろいろな指定が見つかって...
どんどん試していたら
alsaplayer -i text -o oss Track01.cdda
みたいな指定があり、試してみたらこれで音が出た!!(^^v
なんか1曲づつ指定するのもどうかとは思ったが、ないよりははるかにいい。
CDのトラックの数がわからないので試しに
alsaplayer -i text -o oss Track99.cdda
とやるとセグメンテーションフォルト。(^^!
まあ、適当に1から発行して、落ちたら1に戻るようなものを組んでやればなんとか動くことは動きそう。
ログインのフォルダに.alsaplayerの隠しフォルダがあり、そこにconfがあるので、-i text(デフォルトはgtk)や-o oss(デフォルトはalsa)などは変更できるので省略もできる。
意味があるかどうかは別にして、これでCDのデータをUSBオーディオに出すことは可能。
USBオーディオからはTI(BB)のものなどでI2Sで出すことはできる。(SPDIFも可能)
かくて玄箱は...
・NAS内部のデータ再生(wav&mp3)
・ネットラジオの再生(mp3)
・USBメモリの再生(wav&mp3)
・CDの再生(CDDA)
ができるようになった。多芸と言えば多芸かも。
さらに
・DLNAサーバ(gmediaserver)
iPODTouchで中身が聞ける
・iTunesサーバ(mt-daapd)
PCで中身が聞ける
になっていて本家のSambaとあわせれば結構立派なメディアサーバともいえる。
できればDLNAクライアントがあって、他のDLNAサーバの音楽も演奏すると面白いのだが、ネットラジオでもそこそこだし、またサーバをたてるほどでもないし...。
ただ現実としては
・USB
玄箱では面倒で聞かない。USBを使うぐらいならNASに転送しておいて再生したほうが手間が要らない。
・CD
これも面倒で聞かない。PCでwavなりに変換するか、玄箱でcddda2wavで変換するかして入れたほうが探す手間もなく有難い。
という感じでNAS再生とネットラジオぐらいでいいようにも思う。
リモコンとLCDは重宝しているが、最大の欠点は起動と切断が遅いことと、それなりに電気を食うことだろう。ファンも回るし...。でもPCよりは「小さい」「安い」というのはある。
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