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2.1chアンプを作る(6)

気になっていたのでSTA540の周波数特性を測定してみた。

出力の特性。

低域は減衰している。
わかりにくいが高域も減衰している。オシロで見るとわかる。
-3dbは30KHzになる。ちょっといまいち。

ちなみにサブウーハ側。

低域はまとも。
というかこれでまともになるのなら上は結合コンデンサが小さすぎなのかも。
RCフィルタなので切れがよくない。
グラフとは全然違ったりする。(^^!

まあこれだけでは、何で音が悪いのか?は端的いはわからない。
一般レベルはあると思われる。
思うに、透明感というのは立ち上がり特性みたいなもので、高い周波数は20KHzどころか40KHz以上はほしいところ。
つまり「瞬発力」なのでアナログでは特に
・パワフルなアンプ(&電源)が必要
 大きなWが好まれる理由
 但しD級はこの限りではない
・周波数特性が40KHz以上はのびていること。
 ポール(-3db)からすると100KHz以上が望ましい
ということだに思う。
人間は確かに20KHz以上は聞こえないが、瞬発的な音は「感じる」ことができるし、「キレ」を感じているように思う。
勿論、スピーカもそういうものがいいし、制動が良いものが望ましいが、そういうタイプはえてして効率が悪くドライブ能力が必要。

まあ改造してもそれなりだと思うが、それよりはあっさりアンプを変えたほうがいいかもしれない。

元々、アンプたるもの(好き嫌いはおいておいて)周波数特性も全部リファレンス機ができてもよさそうなものだが、案外そうでもない。
1Hzから40KHzまでフラットなアンプってのは、現代の技術で作れそうな気はするのだが、どうもそうでもないようだ。

それはそうとしてD級アンプなら、上の条件はクリアするものが多いように思う。
つまりはアナログではなくスイッチなので瞬発力に優れる。高音も(元々が高周波でスイッチするので)得意だ。
電源も瞬発力に見合う分は必要になる。(または大きなコンデンサか。)

D級と言っても最終段はLPFがあるのが普通なので、そこで制限はつくがアナログアンプよりはパフォーマンスはよさそうだ。
経験からすると透明感はあると思う。

by   at 09:00