バイアンプ
自作のいいところは「自分の好みの音」にできるところだろう。
市販品でもいいのだが、聞く音楽も違えば設置環境も違う。好みだって千差万別。
市販品だと改造には限度がある。高いものに交換していけばよくなるか?といえばデータはともかく、音はなかなか好みにならないような。
自作しても不満は残るわけで解決するのが楽しみともいえる。
自作といえば、「スピーカ」「アンプ」「入力」があるが...
・スピーカ
ユニットを作るというのもあるが、これは結構面倒そう。
エンクロージャはできそうだが、変更は大変そう。(面白いとは思う。)
組み方でも、一般的にはフルレンジ1発が多い。ユニットの組み合わせやネットワーク設計などが面倒だし、それがうまく行かないことが多々あるのだろう。
・アンプ
これもいろいろ手出しした。低音をあげたいのならバスブースタをつければそれなりに出る。
最近のアンプは優秀で周波数特性などもよほどのものでない限りはいいように感じる。但し、ドライブ能力はいろいろあると思う。
D級は一般的に能力が高く感じる。音がシャープでクリアに聞こえる。
アナログ系は大容量のものは電流余裕がありシャープ&クリアな印象がある。
それを除けば、スピーカユニットとのバランスというのが一番大事に思う。つまりはスピーカはそんなに簡単に変更できない。しかし、低音とか周波数特性なら自作アンプで比較的簡単に変えられる。なので似たような雰囲気を出すことはできる。但しスピーカで限界はあって小口径は小口径の音になる。
・入力
一般的には手出しできない印象。選ぶしかないが、トランスポートにしてDACなら自作の余地はある。とは言ってもチップを選ぶだけみたいになる。クロック系はいろいろ工夫しているので改善の余地はあるのだろう。
CDよりメモリのWAVデータの再生がいいとおもうのだが、どこも不思議とmp3までになっている。(メモリ容量のせいだとは思う。)まあmp3でもスピーカに比べたら影響は小さいほうに思う。(サンプリングをあげた場合)
前置きが長くなったが、フルレンジでバスブースト以外の道としてバイアンプがある。
結局は2.1chと同じである。
STA540SAは4ch入っていて、前にそれで4chにしたのを思い出す。
このときマスターボリュームから直接中高音の入力をとった。そのため低音を一杯にしても能率によっては中高音に負けてしまった。(^^!
OPアンプを入れたこともあるが、複雑になだけなので、手っ取り早く中高音をマスターボリュームの出力からさらに分圧してみた。
早速改造。外すのが面倒だったりする。
この前、コンデンサを入れないでブリッジ接続したらスピーカを壊したようだ。
まずはジャンクスピーカというか、PCスピーカを2セットつないだ。
マスターの半分しか中高音に入らないのでさずがに低音とはバランスできる。
いつも思うが、最初に聞くと「聞いたことがない音」になるので贔屓目になる。
ましてや自作だと余計にそうもなるが、こういう改造だとそこはそうでもない。
・良い点
バランスがとりやすい。(スピーカにあわせやすい。)
・悪い点
音質がクリアではない。(透明感がない)
STA540SAがそんな感じを受ける。周波数特性は悪くないのに不思議。
7Wは出るはずだが1Wに満たなくても放熱板が熱かったりする。
まあこのスピーカでは高音質は望むべくもないが、それでも入力の差異がわかったりする。
iPODやトランス昇圧はさっぱり...。(TT)
RCのフィルタだけでここまでというのはいいようにも思うけど。
まあアンプは完成ってことで。
(後日、電流帰還アンプと聞き比べると、やはり負ける。まとまりというか自然さとうか。悪くはないけど、倉庫入り。)