空を見上げて
トップページ » 電子工作 » 放射能検出器Kit(5)

放射能検出器Kit(5)

放射能検出器の自作のまとめ。

<作ったものの内容>
1)aitendoの基板
http://www.aitendo.co.jp/product/3436
放射線モニターきっと[RM-LM3900-KIT]
販売価格: 900円 (税込)
2)S6775(浜松ホトニクス)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-04806/
Si PINフォトダイオードS6775
1個 ¥500(税込)*4個
3)その他
9V電池やスナップ、iPhone用4pinコネクタなど。
・iPhone
 GeigaerBot乃至はPocketGeiger(Proは有料)

<回路図>
1.ICの電源を9Vにする(5Vでも動作はするが設計意図と違うような)
2.iPhone用に出力を出す
 iPhoneの保護と、ソフトによって電圧センスが違うのでVRにしてあるが、固定抵抗でもよい。
3.LEDのみ配線
 後段のアンプ(コンパレータ)は使用していないが、LEDはついていた方がいいのでそこは配線した。ブザーは省略(やかましいので。)

・修正回路図

<製作のポイント>
とにかく「センサはしっかりシールドすること」に尽きる。
絶縁テープを巻いて、アルミテープをしっかり巻く。
隙間から光が入らないようにする。
・シールドはGNDに落とすこと
・線は短くシールド線を使うこと
とにかく、そのあたりは気を使って組むこと。
それ以外はそう難しくないと思うがとにかくシビア。
例えばフォトダイオードの接続部分はノイズ減というか離さないとうまくない。
入力部分はとにかくノイズに十分配慮しないとこれでも厳しい。

<測定>
オシロがあるといいがもってないのなら、iPhoneのAudio Scopeというのが¥85で、これでもマイク端子は測定できる(が機能は低い)
ないよりは良い程度。

<校正>
と言ってもすることは「出力レベル」ぐらい。
何か放射線を出すもの(「マントル」「トルマリン」など)をもっていれば反応で「壊れてない」ことはわかる。
正しいというか公式的な数値は
http://atmc.jp/
でわかる。0.05uSv/hが正しいとすると6cpmが正しい模様。
ただ
http://ascii.jp/elem/000/000/060/60433/index-4.html
にあるように13cpmという話もあるし、どうも測定しているとそいういう感じになる。
換算式で1uSv/h=120cpmというのが相場らしいが、ポケットガイガーではここも設定できる。
測定の時間帯というより測定時間によるようで0.1uSv/h-0.05uSv/h程度までいろいろ出たりする。(^^!
測定時間はかけたほうがよく20分程度の値で見るのがよさそう。そうやると13cpm程度になることが多い。(0.1uSv/h)公式の倍だけど。


http://www.ustream.tv/discovery/live/all?q=%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%BF
を見るとそんなにおかしくもないのかも。
公式の値とあわないのも気になるが。

<結論>
これでも¥3500程度になるし、部品の手配が複数のお店になるため、送料を考えるとあっさり¥3500はオーバーする。
またFriskには入るほど小さくはならない。
ダイオードは少なくしていけば、感度は悪くなるが安くはなる。
ただ見ていると、このあたりでもきつそうな感じだ。

感度はそれなりではないかと思うが、これをやるのならPocketGeiger(¥3500)を買った方が多分完成度は高いと思う。(コンパクトになる。)
半完成なので工作の楽しみも味わえる。ケースはないがFriskでいいのならお手軽だし。

その後、PD638Cを5個使って自作回路でやってみたがノイズが多くて挫折。
やはりフォトダイオードは大面積がよさそう。
ここが安定でないと余計な苦労があるだけで、いいことがない。

by   at 09:00
コメント

コメントはありません

コメントを書く




保存しますか?


(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)


Please enter the security code you see here