ニアフィールドスピーカとアンプ(2)
とどのつまりは、アンプの補正だけでM3みたいになるのか?ということになる。
勿論
・エンクロージャ形状・方式
・ユニット
が音色に影響があるのは当然であるが、その前にこの形態で周波数特性がどうなるか?である。
大雑把には小型スピーカさえあれば実験はできる。
元々ニアフィールドだし、小音量でいいし、Weber-Fechnerの法則ではないがラウドネスなどで聞かないとメリハリが出ないような気もする。
スピーカ口径も小さいが距離も近いので、ヘッドホンがもっと小さいもので良いように近いと有利に働く部分もある。
どうせ机で聞くなら離れたら散々でもいいような。
で2”のバスレフを持ち出して実験してみた。
バスブースト前提なので、スピーカはストロークが大きくないと歪みが出るかもしれない。ただ大音量は前提ではないのでそこは有利になる。
グライコでやると250Hz以下を+12dBほどしてやると、まあ普通に聞ける程度になった。
BOSEのM3などはもっといいのかもしれないが、机の上で小音量で聞く分には大きな差はないような気がする。重たい音は難しい。
試しに、電流帰還アンプでやると解像度が増すような感じ。
5cmだとfo=200Hz程度にあがるので、ここが強調されるためブーストは100Hz以下程度でも聞ける。ただ、電流帰還だと高音がシャリシャリした感じになるので好き嫌いが出るかもしれない。
試してはいないがBBEでも似たような効果が得られるかもしれない。
BBEは圧縮補正用とあるが、ラウドネスっぽい音になるようだ。
まあ程度問題だろうが、小口径&小型エンクロージャの欠点をアンプで補う...以上には補正するかもしれない。
グライコで実験した分には
・スピーカ口径は手持ちの1”でやったら散々だったので2”は欲しい
3”は大きくて遠慮したい
・エンクロージャは大きくしたいのは山々だが、できても1Lぐらいがせいぜい。
それ以上は大きすぎて(圧迫感もあり)机に置きたくない。
・低音は出ない(多分100-150Hzぐらいがフラット)が、まあ我慢できないほどではない。
・バスブーストで全体的にバランスはとれるが、スケール感はない
あまりあげると透明感もなくぼやける。低音の切れがない。
メタルコーンで無理やりやれば上がるかもしれない。
・近傍で聞くため音量はさほど要らない
あげると、やかましいので出力は要らない。
で使えないほどではなかった。
クリエイティブのもバランスはまあまあだが、それよりは多少解像度がある。
ただ当たり前だが大型のようなスケール感はまるでない。
で実際に回路を組んでみた。
が...秋月電子のD級アンプに誤って12V(本来5V)をかけてしまった。(TT)
当然ながら一瞬で破壊してしまった。(TT)(TT)
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