Lepaiでニアフィールド(3)
中をあけて回路を調べると、中のオペアンプを使う方法は改造量が大きいことがわかった。
まだ初版の方が改造しやすい感じ。トーンコントロールは外せばいいわけで。
まあそうは言ってもトーンコントロールはスイッチでOffできるので、結局は低音ブースターを作成すればいいのはわかった。
特性も200-250Hz以下を+12dBほどしてやればそれなりになる。
秋月のは壊してしまったが、自作のプリアンプが転がっているのでそれを改造して外付けで実験してみた。
よければ中に組み込むのも出来そうだし。
低音はボリュームで可変した。
見えにくいけどLeapiの下のあるのがそうで、一応ケースに入っている。
サイズが似たようなものだし黒なのでこのまんまでもいいかも。
で音であるが、バランスは確かに通常のものと似ている。
ただ
・2”は2”で低音はすごく軽い
まず出ているのは出ているのでそこで多少は感動するが、重さが無いので「なるほどね」っていう感じ。
・スケール感がない
そこらでこんじんまりという感じでこれはしょうがないか。
そもそも50cmと近く音量も小さいので、そうなってしまうというか。
中高音はそれなりなので、ボーカルとか主体に聞くのであれば悪くはないが、そういうスピーカなら結構あると思う。
「素」よりはかなり良くなったが、L-aboxなどから見ると物足りないことはなはだしい。やはり置き方を考えてブックシェルフにしたほうがいいのか。でもそれならL-aboxでいいじゃないかとも思う。半端はよくない。でかいか・小さいかそういうものだろう。
まとめると...
・2”程度でニアフィールドを作成すると当然のように低音が不足する
・Lepaiのトーンコントロールでは救済できない
・自前で補正すればバランスは補正できる
但し限度があり
重い音はしない。とにかく軽い。
低音に透明感がない。無理した感じ。あまり出すと安物のスピーカみたいに歪みっぽくなり無いほうがいい。
・宿命かもしれないがスケール感がない。
こじんまり鳴っているという感じ。良く「小人の演奏会」みたいに書いてあるのをみかけるが、悪い意味でそんな感じで、普通のコンサートを離れて聞いているという感じがしない。
多分50cmで小音量なので部屋の反射も何もなく、直接音だけだからに思う。BOSEによればコンサートの音の90%は間接音(反射音)らしい。
そこらじゅうに反射させればそれなりかもしれないが、でかくなるし大音量はいやだ。
多分、
・エンクロージャも工夫すればよくなるが、サイズは大きくしたくない。とすればそんなに劇的には変わらないだろう。
ドローンコーンにしてもバスレフくささは抜けるが(っていうかこのサイズだとそう感じない)劇的に共振周波数が下がるとは思えない。
・ユニットは検討の余地があると思う。1つはメタルコーンのように重くて能率の悪い素材であれば、f0は下げられる。
またストロークの大きなものであればブーストしても歪みっぽくはならないだろう。
と思う。
候補としては
AuraのNSW2-326-8A がXMAX(ストロ-ク)が12mm(でかい)。
f0が200Hzと高めだけど、このあたりか。
TangBandのW2-800SLは160HzだけどXMAXは1mmと小さくブーストすると歪みそう。
今の状態だとアンプはこの程度であまり動かないほうがよさそう。
なんか、これだと考える。
AuraのNSW2-326-8AもいいがSP01で安売りしてたのも売り切れだし...。
今のところ
現在聞いている
クリエイティブスピーカ<2”+ブースタ+Lapei
ではあるが、小音量だと劇的ってほどでもない。
Auraの2”をつけても劇的ってほどでもないのかも。
モニタスピーカと思えばそんなものなのかもしれないが、間接音というか部屋の反射が盛大にないと、なんか物足りないというか。
ベッドサイトでお休み前に聞くとか、それとなくPCの音楽を楽しむ分にはいいといえばいいが、それならクリエイティブのでもいいのかも。
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