赤外リモコンリピーター(5)
赤外リモコンリピーターのまとめ。
方式を考えるといろいろ考えられるが一長一短があって実用的になるとやはり赤外リモコンリピーターになるのか?
案1)リモコンの到達距離をのばす(ビーム化)
リモコンの出力でもこれを光学系でビーム化する。
例えば懐中電灯の凹面鏡などを利用して到達距離を伸ばす。
通常は4-5mであるが8m程度はいけるかもしれない。やってみるとやらくシビアになってずれると反応しない。
何気なくリモコンをもって操作できるわけではなくなり、リモコンを固定するようなものがなと使えない。
利点としては後付でできるし電気を使わない。
案2)リモコンの到達距離をのばす(出力Up)
リモコンの出力Upする。出力は赤外LEDなので
・LEDを高輝度タイプにする
・LEDの電流をUpする
・LEDの個数を増やす
などがある。外付け回路(や電池)も必要になるが規模は大きくない。
やったことはないが、電池の持ちを考えなくていいのならパルス点灯で100mAはOKかもしれない。
どの程度のびるか定かではないが距離を倍にするなら4倍つければいいのかもしれない。つまり4個で10mとか。実験している人もいたがページをメモするのを忘れた。
これだと向ける方向ぐらいで10mは届くかもしれない。電池は消耗するだろう。
案3)リピーター(出力をのばす)
受光を伸ばすのはみたことがないが、これはノイズとか設置上の問題だろう。
・簡易型
簡易型が一旦検出した信号でそのまま再び変調して出力する。
利点は回路が簡単になり解読も要らないので機種依存製が少ない。パルス幅はともかくパルス周期は変動しないと思われる。
信号は劣化するとは思われるが、実用的にはシンプルで安定していると思われる。
一般的には出力からの信号を電気的に線材で長くするが100mぐらいまで届くとの話もある。大掛かりにはなるが安全にも思う。
やってみて感じたのはやはり「信号劣化」の問題で、受信までを普通に使うのなら、送信は機器の直前ぐらいがいい。離れても光は届くし動作もすることが多いが2度信号劣化することになるのでやめたほうが良い。送信部を機器から3mぐらい離すと方向にシビアになり動作も不安定になった。
後、機器とLEDを離す距離が大きく、リモコンとそのLEDがある程度の範囲だとリピータ回路は「リモコンの直接光」以外に「自分が発光した光」までもひらうので誤動作の原因にもなる。くっつけるのが安全確実。
・再送型
一旦、信号を解読し、それを新たな信号列として送信する。原理的には複雑になるができないことはない。高いものはそうしているのかもしれない。
ただ「リモコンの光」と「自分が出した光」を両方受けてしまうとやはり誤動作の原因となる。
どちらにしても「強い光」「発光を機器から離す」のは誤動作の原因になりやすいのでやめた方がいい。
購入するか自作するかは人にもよるが、原価そのものはそうかからない。各部品送料やケースも考えるとさほど大差ないかもしれない。
個人的なお勧めは「赤外リモコンリピーターの簡易型」でいいと思う。複数台をカバーできるように増設できるものもある。(RP-01は別売りオプションで可能)
結局は長いケーブルが面倒になると思うのでRP-01あたりはいいかもしれない。自分で延長してやるのならCypressでもいいかもしれないが。
やると快適そのものになってiPhoneもAndroidPadも使わなくなった。(^^)
電源投入もできるし...。
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