Niftyの速度(2)
Niftyに調査を依頼してもう10日が過ぎた。
いくらなんでもおかしいのでサポートに電話するとメールを出したとのこと。これが届いていなかった。
待つこと数時間。(ここもおかしいが)届いたのは再び機器調査から...。
担当も替わったという。以下の文面を送った。
再三申し上げますが
(A) : パソコン-NTT地域IP網間の速度
は出ております。なのでそちらに問い合わせいたしております。またその状況から機器設定やNTTに問題があるとは思えません。
そちらも何度も聞かれたり記載していますが、それをいくらやっても時間の浪費ではないかと思います。
相手を疑うよりむしろ現在一番疑わしいのは貴社が運営している
(B) : NTT地域IP網-FUJITSU網間の速度
(C) : FUJITSU網-インターネット網間での速度
です。それらは開示されておりませんが、当然貴社では把握されているとい思います。
まずはその開示をお願いいたします。
そこが遅ければいくら調査しても無意味ですし、改善予定がないのならプロバイダを変更するしか対応策はないものと思います。
今まで散々説明したので、当然、そちらの調査結果が伺えると思って待っていましたが、来たのは再び機器調査からはじまるものでがっかりしました。まったく前進していないという感じで「ユーザ設定が悪い」というスタンスがありありと感じられます。
測定データは「Niftyが異常」ということを示していますので、まずはそれを認識していただきたいと思います。
またNTTのようにspeed.rbbtoday.comという速度測定サイトがありますが、その測定は他社より2桁低くがっかりさせるのに十分で「異常」の認識はさらに強くなっています。
自分が悪いとは思わないようだ。(NTTもそうだった。)調査をお願いしたのに10日間何1つ調べず、送ってきたのは定型の質問フォームのみ。
測定の抜粋。
PCはマシンの使用状態でXPのSP3で測定。やや遅いPCだがGイーサ対応。
■インターネット経路上の速度測定について
・「speed.rbbtoday.com」での計測結果(セキュリティソフト停止時(*5)
1回目
gigaspeed.rbbtoday.comでの計測結果
計測日時: 2013/08/15(Thu) 16:52:10
下り速度: 165.40Kbps
上り速度: 162.32Kbps
2回目
gigaspeed.rbbtoday.comでの計測結果
計測日時: 2013/08/15(Thu) 16:54:59
下り速度: 196.36Kbps
上り速度: 157.79Kbps
・「speed.rbbtoday.com」での計測結果(セキュリティソフト有効時)(*5)
1回目
gigaspeed.rbbtoday.comでの計測結果
計測日時: 2013/08/15(Thu) 16:57:04
下り速度: 228.86Kbps
上り速度: 193.76Kbps
2回目
gigaspeed.rbbtoday.comでの計測結果
計測日時: 2013/08/15(Thu) 16:58:13
下り速度: 220.43Kbps
上り速度: 161.76Kbps
*なんと、1Mbpsも出ていない。このサイトは桁が2桁ほど小さい。もしこれが正しいとすればもっと悲惨。これで20Mbpsも出れば他のサイトだとNTTの速度程度に出るように思う。
ちなみにいつも計測しているのは公開数の多いRadish。他のサイトもほぼ同様の結果。
Radish東京
下り回線
速度 20.02Mbps (2.502MByte/sec)
測定品質 77.0
上り回線
速度 32.36Mbps (4.045MByte/sec)
測定品質 94.0
Radish大阪
下り回線
速度 10.37Mbps (1.296MByte/sec)
測定品質 83.7
上り回線
速度 20.40Mbps (2.550MByte/sec)
測定品質 98.5
またこの時のNTTの速度測定は431Mbps(下り)でした。
定量値もどうもまともとは言えない。もっとも測定サイトなので気にしていないが、どうも人騒がせなサイトで校正というか他サイトとの比較はやったのだろうか?
それはともかく、最後に「公開」ができるが、「NTT西日本の回線の評価」になっている。このあたりも責任の所在がおかしい。「NTT西日本の回線の評価」はいいが「@niftyの回線の評価」が悪いわけで、これでは、「NTT西日本の回線」が(例え@niftyが専用線を借りているとは言え)悪いように見える。「NTT西日本の回線」は別の測定でちゃんと出ている。何度も測定したが速度は安定して低かった。やはりこういうのは公開しておくべきと思って公開した。
他にも ■ipconfigというのがあって、何を目的としているのか全然わからないものもあった。
1つだけ役立ちそうなものにtracerouteがあった。
tracert speed.rbbtoday.com
で測定できる。
■tracerouteの結果
対象サイト名:speed.rbbtoday.com
結果 :
Tracing route to speed.rbbtoday.com [211.14.31.73]
over a maximum of 30 hops:
1 <1 ms <1 ms <1 ms ntt.setup [192.168.24.1]
2 4 ms 3 ms 3 ms 133.160.161.145
3 4 ms 3 ms 3 ms 133.160.161.146
4 3 ms 3 ms 3 ms 133.160.127.101
5 8 ms 11 ms 8 ms 133.160.111.37
6 15 ms 16 ms 22 ms 133.160.103.117
7 16 ms 16 ms 15 ms 133.160.109.213
8 15 ms 15 ms 15 ms 133.160.100.1
9 16 ms 16 ms 15 ms 133.160.100.50
10 16 ms 16 ms 16 ms as9607-2.ix.jpix.ad.jp [210.171.224.205]
11 16 ms 16 ms 16 ms TenGigabitEthernet1-2.core02.colo01.bbtower.ad.jp [211.14.3.214]
12 18 ms 17 ms 18 ms ge-0-1-3.edge0304.colo01.bbtower.ad.jp [124.147.0.174]
13 16 ms 16 ms 16 ms user.ge-0-0-10.edge0304.colo01.bbtower.ad.jp [211.14.30.245]
14 16 ms 16 ms 17 ms 211.14.31.73
Trace complete.
*4-5と5-6の遅延がひどい。9まではIPから多分ISP(@nifty)の回線と思われ、やはり原因は@niftyにあるものと思われる。これと、Niftyの速度測定が1Mも出ていないことから、どう考えても@niftyの原因だ。
回答しておいたが、どのような返事が来るのだろうか?なんとなく「異常はありません」と言われるような気がする。どこが異常がないのだろうか?
@niftyでの原因調査を依頼しているのに、いつまでたってもユーザを疑うというか、担当が替わる都度そこからはじまる。またユーザ調査はあれこれさせるが、自己調査はしないし質問したデータの公開もない。
おまけでその対応をしていると変な件に次々遭遇する。
・Niftyの親IDから子IDにメールが転送できない
・tracert speed.rbbtoday.comの速度が他のサイトと2桁ぐらい異なる
...
会員サポートなのにこれはちょっとひどすぎるような気がする。
http://www.pc-fukuoka.net/2011/10/nifty.html
にもあるが特定地域でひどく遅いようだ。福岡なら都会の部類だし、ここも金沢に近い。これで違約金って違約金ビジネスしているのかと思いたくなる。違約金どころか今までの慰謝料を払うべき筋合いだと思う。劣悪な環境に同額料金の負担を長期間行ってきた。@Niftyを推奨プロバイダにしているNTTも同罪だと思う。「早くなる」という甘言で乗り換えたが結局「同じ」という結果。
総務省になるのだろうか?プロバイダにはちゃんと、速度公表を義務付けしないといけないのではないか?こういう詐欺まがいのビジネスの横行をどう思っているのだろうか?ビジネスに不利だからという理由で隠蔽されているようだが、これでは被害は後を絶たないだろう。速度差で価格差を設けるのが筋というものではないかと。
NTTもそうだったが、「開発元への改善要求」みたいな話にするのにかなり時間がかかる。「自分は正しい」「ユーザが間違っている」が前提でろくに中身を読んでいないのではないか?
今回も時間が長引いているわりに全く@nifty側の調査は行われておらず、相変わらず「ユーザの機器調査」が主体になっている。「NTT地域IP網までは出ています」と何度主張しても理解できないようだ。自分の中身を調べることはしないのだろうか?
そういう意味では結果はともかく再現実験をやってくれたIOデータはまだ真摯な印象を持っている。
コメントはありません