RaspberryPi(その14:xmbc2)
ちょっと感動したので他と比べてみた。
1)AV-LS700(IOデータ)
実は最近これは使っていない。ファームは現時点最新で(Ver.4.9.7)。
これ、1920*1080のRecBoxの動画再生がうまく行かない。全部でもなく短いとうまく行ったりする。
【ファイル共有】samba
1.ファイル共有の表示が遅い
特定のフォルダに入ると「しばらくお待ちください」が出て3分以上かかって表示される。しかし、そこはフォルダが3つでファイルが6つしかない。(ファイルサイズは大きい。)
そもそもsambaであれば、ファイル名を表示するだけだと思うが、これは遅すぎ。フォルダに入ったり出たりする都度3分待たされるのでとても操作できない。
2.「サーバがありません」になる
マスタブラウザのせいのようで同一ネットにPCが立ち上がっている必要がある。しかし、それならIPを入れさせても(覚えてくれても)いいのでとにかくPCを立ち上げない状態で再生したい。今はPCもHDMI出力があるので、ファイル共有でPCを立ち上げるのならそちらで見たほうが早い。
【ホームネットワーク】dlna
1.こちらは上の1や2の問題はないが、1080pの動画(m2ts)を選ぶと、「コンテンツの再生に失敗しました」となる。但し720*480などの動画では問題ないし、1920*1080でも短いものは再生する。また1080pでも「ファイル共有」では再生できるし、ネットワーク速度の問題ではないと思う。(codecはmpeg2+aac)。
つまりRecBoxにある1920*1080の動画を再生したい場合
・ファイル共有
PCを立ち上げて、フォルダ操作で延々かかって選べばできるが、フォルダ操作が長すぎてとても使えない。
・ホームネットワーク
contentsフォルダに入れて選ぶまでは早いが、再生できない。
となってとても使えるものではない。
それ以下の解像度であれば問題はないが、ファイル共有の表示速度っがあまりに遅くてそちらは使えないと言っても良い。
いくらなんでも、これはおかしいので質問を投げている。
リモコンが専用で電源も切れるし操作性はよい。ただ「しばらくお待ちください」が出るなどストレスは多い。起動は高速であるが、コンセントを抜くとそれなりに時間がかかるのでSleepしているのかも。
2)AndroidStick
これは、FullHDだと止まりまくる。720*480などのDVD画質であればスムーズに再生できる。sambaではなくdlnaだとまだましだが、それでも息継ぎがある。
まあ無線だしハード能力もあるのかもしれない。
エアーマウスだと操作性はいまいち。但し、YouTubeやGyaoが見えるし、日本語で検索ができる。
起動は高速ではない。ソフトで遊べるのはいい。
3)RaspberryPi XMBC
FullHDでもある程度まともに再生できる。操作性もサクサクに近い動きをする。
この価格ではかなりまともである。
というか正直、この価格帯でなら一番良いと思う。
YouTubeはPlugInで使えるが、もっさりしているのと日本語検索ができない。(入力はキーパッドが出てくる)
ニコニコ動画も再生できるらしいが、Winのxmbcでは再生できたが、RaspberryPiだと凍ってしまう。ただ打ち切りはできる。
起動は高速ではない。
つまりは、ネットワークメディアプレヤーとしては(価格からして)かなり優秀。samba経由で再生しても比較的スムーズ。
ただ状況からすると、ギリギリにも思える。それでも凄い。
話は変わるが、Windowsのxmbcってのがあって、これは安定してFullHDが再生できる。これもMediaCenterのリモコンで操作できる。(Androidでもできる)これは起動が一番遅いかもしれないが安定度というか再生は抜群である。
とどのつまりRaspberryPiのxmbcは結構いいし、再生できる種類も多い。
電源は切れないまでもシャットダウンのコマンドは出せる。
いいことだらけだが、YouTubeの日本語検索はできないし、Gyao!などには対応していない。(誰かがPluInを作れば別だけど。)
単純なネットワークメディアプレヤーとしてはお勧めなのだが、ギリギリのような気がするので誰でもOKかどうかはわからない。NASの速度とネット速度も影響する。
個人的に言えば以下の順序。(価格は無視して)
1位)Windows版xmbc
再生は一番安定している。xmbc以外でGyao!もYoutube日本語検索もできる。電源も切れる。
ただしリモコンというかBlueToothのキーボード・マウスになったりする。WindowsMediaCenterのリモコンも使えるが、日本語検索は無理。
2位)RaspberryPi版xmbc
小さくて省電力なのがいい。リモコンもホームに戻せるので(Win版はPluginでもうまく行かなかった)Winよりやや使いやすい。価格からすればすごい。割り切れば、下手なものをネットワークメディアプレヤーに仕立てるより遥かにいい。
3位)AndroidStick
操作性はともかくいろいろなものが扱える。FullHDだけは途切れるが他は大丈夫。これはdlnaでもそうなる。YouTubeもGyao!も見える。
dlnaと言えばスマホもそんな感じでdlnaだと止まらないが、sambaでは息継ぎができてスムーズではない。dlnaの方が高速なのかしら?
今のスマホだと、dlnaに限ればFullHDでもなんとか止まらずに再生できる。なのでHDMI出力のタブレットでもいいのかもしれない。ただ操作性はいまいちだと思う。
4位)AV-LS700
FullHD以外は見えるが、対応ファイルが少なく、そういう意味ではxmbcのほうが多い分よい。例えばflvなどは再生できない。起動などや操作性はある程度はいいが、他にできるのはアクトビラ・ツタヤTVなので使わない人には意味がないかもしれない。できれば制限の少ないsambaで使いたいのだが、表示の遅さは致命的。そもそもファイル名の表示がなんで遅いのか理解できない。
というのでAV-LS700はお蔵入りになりそうだ。(TT)
価格からしてもRaspberryPi版xmbcに負けて欲しくないが、負けていると思う。
DLNAではなくsamabaでも止まらない。
AV-LS700もsambaでもっとファイル表示が速ければ再生種だけは負けるがいい勝負をしたと思う。(FullHDの再生は安定感もある)しかし、もう1つマスタブラウザの話もあって、それでも最下位かもしれない。
YouTubeといえばxmbcはAirPlayサーバになる。
なのでiPhoneでYouTubeを再生して飛ばすと、xmbcで見えたりする。
これはいいが、Gyao!は飛ばしてもすぐに切断されて再生できない。(TT)
まあ、全部満足するようなものは無理なのかも。
それでもRaspberryPiのxmbcはIOデータのAV-LS700よりは遥かに実用的で良い。
FullHDを見ないのであれば、この限りではないが、「フォルダ表示速度が遅い」「PCの立ち上げが必要」なのは致命的。
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