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プロバイダトラブル総務省回答

かれこれ1年ほど前になるが通信速度でいろいろあった。
【経緯】
フレッツ隼に変更したが、一向に早くならない。
調べると、NTTの基地局までは早くなったが、結局その後のプロバイダがボトルネックで速度が出ない。
では「どのプロバイダがいいのか?」であるが、
・プロバイダは地域別速度を公表していない
 測定サイトを見て選ぶしかないが情報が少ない
・契約すると電気通信事業法で速度が出なくてもクーリングオフできない
・一定期間の契約を義務にしているプロバイダがあり法外な違約金をとる
(逆に言えば違約金目当てとも言え悪質)
・自分で試そうにも試用期間がない。試せば時間も¥もかかる。
というので制度がおかしいように思い始めた。

どうも意見書を出せるらしいので出してみた。その後、通信局から電話があったものの、音沙汰がなかった。
しかし、今日になって総務省から回答が来た。文書なのが偉いところ。
せっかくなのでそのままを掲載。
総務省の回答
おまけでAcrobatでOCRしておいた。
要旨は
・ICTサーピ、ス安心・安全研究会がありこのような検討を行っている。
平成26年9月にICTサービス安心・安全研究会報告書(案)が議論され
初期契約解除ルールについては、「契約の内容やサービスの品質について納得できるまでの契約初期の聞には、契約の拘束力から離脱する道を用意することが適当である。これが初期契約解除ルールであり、販売形態によらずに導入することが適当である」との指摘がなされております。
という項目があった。(つまり速度が出ないなら初期段階なら契約をやめられる)
・当省としては、こうした研究会での提言を踏まえ、必要な制度整備を行ってまいります。

なので、研究会でその内容を議論していて、(指摘から1年後の)9月に報告書案ができて、その内容を見てから整備を検討する...と読める。
つまりいつそうなるのか...はわからない。(TT)
もっとも速度というのも問題で、「どう測定するのか?」「何をもって出ないというのか?」はある。
これは最後のページに

「インターネットのサービス品質計測等の在り方に関する研究会」においては、利用者が適切な情報に基づきインターネット接続サーピスの契約を行うことが可能な環境を整備するため、実効速度(利用者が実際に利用できる通信速度)等のサービス品質計測等の在り方や必要な方策を検討し、平成26年4月にモパイルの実効速度等のサービス品質の計測手法等について同研究会第一次報告書が取りまとめられました。
今後は同報告書にて取りまとめられた計測手法について国が実証実験を実施し、検証及び検討を行っていく予定です。

とある。つまり、4月に測定方法が決まったので(半年たった)今から測定してみる(「予定」とあるので)とある。モパイルの実効速度とあるのは、やはりスマホの実効速度だろう。「使える」速度は「つながる」とは別物ということだろう。この方が切実かもしれない。

なんだか、「今やってるけど、速度測定とか初期契約解除の検討が始まったばかり。今後検討。」みたいな回答だった。(かと言って対策として変な天下り団体は作らないで欲しいが)
なんだか時期的には、固定回線だと既に遅いような気がするが健全なプロバイダばかりになって欲しいものだ。(これから...ではあるが。)

こういう意見に対してちゃんと文書で回答が来るのはある意味民主主義を感じる。(内容が満足というわけではないが、取り組んでいる姿勢はわかる。)
総務大臣の名前で来たので、一応政府の回答ということで。

他にも「高度利用者向け緊急地震速報の一般開放」とか沢山ありそうな...。
https://ds.data.jma.go.jp/opinion.php/index.php
なのかしら?そのままボツにされそうな...。

by   at 09:00
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